床の傷・凹みを防ぎたい!ベッドや冷蔵庫の下に敷くものは?

新築住宅や賃貸へ引っ越す時、重たい家具を置いて床を凹ませたり、傷をつけてしまわないか心配ですよね。

賃貸の場合、自分の不注意でつけた床の傷は、補修費用として敷金から引かれることがほとんどです。
敷金を多く返還してもらうために、新築の場合は綺麗な床を保つために、傷は未然に防ぎたいですよね。

この記事では、床を保護するために、ベッドや冷蔵庫の下に敷くものをご紹介します。
また、床に出来てしまった傷を、自分で簡単に補修する方法もお教えしますよ!

冷蔵庫の下に敷くものは?まずはフローリングの質を確認

床がクッションフロアだと柔らかく、触り心地が良いので、歩いていても気持ちが良いものです。
しかし、そこに家具や家電を置いて気になるのは、重さでクッションフロアがへこまないかです。

重い家電の冷蔵庫の下がクッションフロアだと確実にへこむことでしょう。
そのため、クッショフロアであれば重い家具や家電の下には、ベニア板を敷くことが大切です。

家具と同じくらいのベニア板を用意すれば、家具の重さを広い範囲で分散できるので、クッションフロアがへこむことを防げます。

フローリングであれば、クッションフロアよりへこみに強いと言えますが、それでもへこみ対策をするべきです。

クッションフロアの場合は、家具の下にベニア板という硬い素材を用いましたが、フローリングの場合は柔らかい素材を用いると効果的です。
自由に大きさを変更できるコルクマットやゴム素材の緩衝材を敷けば、へこみ対策になります。

また、それらの素材だとフローリングに傷が付き難くなるのでへこみ対策だけでなく傷対策にもなります。

冷蔵庫の下に敷くものは?床の傷・凹み防止グッズ

冷蔵庫の下に敷くものは、ホームセンターやネットショッピングで様々な種類を見つけられます。

チェアマットは、その名前の通り椅子の下に敷くもので、外国産の商品が多く販売されており、透明の保護シートになっているものもあります。

チェアマットはフローリングに使えますし、畳にも使えて汎用性が高いです。
そのため、椅子だけでなく冷蔵庫の下に敷いても効果を発揮してくれます。

それから、床へこみ防止カーペットは適度な大きさのカーペットで、ベッド・机・テーブルなど足がついている家具の下に敷くものです。

カーペットが重さを分散してくれるのでへこみを防止できます。

また、傷へこみ防止ゴムマットというものもあります。
防振効果もあるので、重くて振動のある冷蔵庫の下に敷くと、より効果が実感できると思います。

グッズ選択のポイントとしては、硬い床には柔らかいグッズを使って、柔らかい床には硬い素材を使うことです。

そのようなグッズを使って、床へこみを防止しましょう。

防音対策!冷蔵庫の下に敷くもの

冷蔵庫には、モーターが使われているので振動が気になることがあります。

冷蔵庫の年数や配置場所にもよるのですが、夜寝ていて冷蔵庫のモーター音が気になることもあります。

そのため、マンションなどに住んでいる人は隣に音が響いていないか心配になることもあくくらいです。

冷蔵庫の上に電子レンジを置いている人は、電子レンジが動作する振動が加わってより大きな音になってしまうので注意しましょう。

音を軽減する工夫としては、冷蔵庫内のコンプレッサーを支えているゴムクッションを180度回転させることで音が軽減することがあります。

次は冷蔵庫の配置です。

冷蔵庫が壁に近すぎる場合は、通気が悪くなって、冷蔵庫の冷やす機能が十分に発揮されず、コンプレッサーが余計に働いてしまいます。
冷蔵庫の周囲はできるだけ広めに空間を保つようにしましょう。

また、冷蔵庫の下がフローリングのような硬い床材だと、余計に音が伝わりやすくなってしまいます。
そのため冷蔵庫の下に防音用のグッズを敷きましょう。

おすすめなのは、防振用のゴムシートを敷くことです。
10cm角が4枚セットになっているタイプがあるので、それを冷蔵庫の足に敷くことで、音が響かなくなって静かになります。

ベッドの脚による床の傷・凹み防止!何を敷く?

冷蔵庫は重い家電なので、冷蔵庫の下に何かを敷いて床のへこみを防ぐのですが、他の重い家具の下にも何かを敷くべきでしょう。

例えば、ベッドも重い家具です。
人が乗りますし、その乗り降りで振動したりずれたりするので、床を傷つけやすい家具でもあります。

床がフローリングであるなら何か敷くべきです。
たとえばコルクマットが良いです。

100円均一に売っているシール式のマットもおすすめです。

他の敷物だと、ラグマットが良いでしょう。
しかし、ラグマットは毛が長いのでベッドの下を掃除し難くなるのが難点です。

それでも、ルンバのようなロボット掃除機なら自動的にきれいにしてくれます。

また、最近のベッドにはチェストのような収納付きのものがあって、床面と密着しているタイプのベッドがあります。

その場合は重さが分散されることで傷が付き難いのですが、固定していないと引きずって傷を作ってしまうことがあります。
そのようなことがあるため、やはり何か敷いておくべきでしょう。

できれば、ゴム製の敷きマットで固定してしまうのが良いです。

床の傷を自分で補修する方法

冷蔵庫の下やベッドの下に敷くものがないと床に傷がついてしまいます。

また、フローリングだと机や椅子などでも簡単に傷がついてしまうので、床に傷をつけた経験がある人も多いことでしょう。

そのようなフローリングの傷は自分で直すこともできます。
ホームセンターなどで販売しているフローリング補修キットを購入してきましょう。

補修キットなら、へこみ、傷、えぐれのある木材を修復できます。
補修キットの使い方としては、まずは色を作りましょう。

補修キットには、いくつかのクレヨンが用意されていますが、床にあった色がないのなら自分で作るしかありません。

スプーンを用意して、数種類のクレヨンを乗せてからライターであぶりましょう。
それでクレヨンが混ざるので、床に近い色を作れます。

色を合わせてから補修液を傷やへこみに塗っていきましょう。
その際に押し付けるようなことはせず、傷にそっと乗せることが大切です。

塗ってから1分くらいで固まってくるのですが、実際に冷えて固まったことを確認してください。

あとは、補修キットについていたヘラを使って表面の盛り上がりを取って、仕上げに水を含んだタオルや雑巾で軽く磨けば修復完了です。

クッションフロアの補修方法

マンションやアパートでは、クョションフロアタイプのフローリングがありますが、クッションフロアだと冷蔵庫の下に敷くものがないと傷がついてしまいます。

クッションフロアの傷がついてしまって、それを修復するのなら、まずはホームセンターに行って同じ模様のクッションフロアを購入していきましょう。

家に帰ってきてからは、傷がついてしまった部分を切り取って、埃やゴミを取り除きます。

そして、新しく買ってきたクッションフロアを切り取った形にカットして、はめ込んでしまいましょう。
それでだいたいの傷は修復できるのですが、もう一工夫、つなぎ目の処理をしましょう。

シームシーラー液を隙間に注入してください。
それでつなぎ目が目立たなくなくなります。

このような工程でクッションフロアに焦げ後がついてしまった場合でも同様に修復できます。

しかしながら、慣れない人が自分で修復することで失敗して、さらにひどい状態になることもあります。
もし、賃貸に住んでいて大きなへこみを作ってしまったなら、大家さんや管理会社に連絡して専門業者に修理を頼んだほうが確実です。

まずはフローリングの質を確認

長時間、家具を置くことで出来る床の凹みは、なかなか直りません。

重たい家具を置く前には、まずフローリングの質を確認して、凹み防止の対処をする必要があります。
硬い床には柔らかい素材で、柔らかい床には硬い素材で対処しましょう。

もし賃貸の床に大きな傷や凹みを作ってしまったら、自分で補修しようとせず、すぐに管理会社や大家さんに連絡してくださいね。