新居に引っ越した時に迷うのが、冷蔵庫の置き方ですよね。
直置きか。
何かマットを敷いた方がいいのか。
迷うところかと思います。
冷蔵庫の下にマットを敷くにしても、どんなマットを敷けばいいのか、悩むところですよね。
今回は、冷蔵庫のマットを床に敷く理由や、マットの効果をご紹介します。
冷蔵庫を置く床にマット敷くべき理由
新居に引っ越して家具家電を配置する際、多くの方が退去時のことを考え、どうしたら傷がつかないかを考えるものだと思います。
例えば、ある程度のものであれば、「壁に画鋲やピンを刺さないようにする」、「ソファの足にカバーをつける」など、このように対処していくことかと思います。
そして、家具家電の中でも忘れてはならないのが、冷蔵庫です。
冷蔵庫はまず重量が他の家具よりも重い上、日々使う割に動かさないため、凹みなどがつきやすい家具の一つです。
特に、賃貸などは凹みがついてしまうと、床の張替え代などを請求されてしまいます。
意外に、この張替え代が痛手になってしまい、引っ越しの予算をオーバーしてしまったという声もよく聞きます。
引っ越しの時に、余分な費用がかかってしまわないよう、冷蔵庫を置く床には、マットを敷くなど何らかの対処が必要なのです。
では実際、どうすれば冷蔵庫を置く床を保護できるのでしょうか?
実は、意外に簡単な方法で、冷蔵庫を置く床を保護することは可能なのです。
冷蔵庫を置く床を保護するには?
冷蔵庫を置く床を保護する最も効果的な方法は、冷蔵庫用のマットを敷くことです。
冷蔵庫は、長期的に使う家電の一つですよね。
「冷蔵庫を5年以上動かさずに使用していたが、引っ越しの際に動かしたらその傷や凹みに驚いた。」という声もあります。
頻繁に移動させる家電でもありませんので、引っ越ししてきて、家具の移動をする際に冷蔵庫用のマットを敷いておくことをおすすめします。
また、防菌、防水など様々な効果が施されているため、冷蔵庫を衛生的に保つためにも、床に敷いておいて損はありません。
この冷蔵庫用のマットは、引っ越し業者から購入することが可能です。
また、現在では、市販の冷蔵庫用のマットが多数販売されているため、ご自身の冷蔵庫のサイズや、形にあったものを選ぶことができます。
冷蔵庫用のマットの価格は、市販されているもので3000円~5000円程度です。
マットの質や、性能によって、価格が異なっているようです。
冷蔵庫用のマットを敷いておらず、思わぬ故障の原因となったり、次の引っ越しで、床の張替え費用を請求されたりすることを考えれば、冷蔵庫用のマットを敷いておく価値は十分にあるかと思います。
一方で、引っ越しの費用がかさみ、冷蔵庫用のマットを引っ越しの際に買うのは気が引けるという方は、冷蔵庫用のマットとして代用できるものがありますので、次の章でご紹介します。
更に手軽に床を保護するには
マットを敷くことで、冷蔵庫を置く床は保護できることがわかりました。
一方で、引っ越しは思っている以上に費用がかさむため、マットを購入するのは少し辛い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方は、冷蔵庫用のマット以外でも、冷蔵庫を置く床を保護することは可能です。
冷蔵庫用のマットの代用として、タイルカーペットが挙げられます。
タイルカーペットとは、使用するサイズに合わせてカットできるカーペットのことです。
このタイルカーペット、冷蔵庫に敷くにはメリットがたくさんあるのです。
まず、このタイルカーペットは、女性の力でも簡単にカッターなどで切ることが可能なため、ご自身の冷蔵庫の大きさに合わせて加工することができます。
サイズに合わせられるので、余計に幅を取ることはありません。
また、「冷蔵庫の下を除いてみたら以外に汚れていた」という経験をお持ちの方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
多くのタイルカーペットは、洗濯が可能なため、定期的にカーペットを洗うことで、見えづらい冷蔵庫の下を清潔に保つことができます。
さらに、防音効果があるため、冷蔵庫特有の稼働音を防ぐことができます。
実は、冷蔵庫の稼働音は、意外に床を伝って響いているものなのです。
ベッドではなく、お布団に寝ている方は、稼働音が気になるという方も多いのではないでしょうか。
賃貸で上階に住んでいる方や、赤ちゃんのいるご家庭などにとって、タイルカーペットは最適なマットの代用品になります。
そして、最後のメリットは、値段が安いということですね。
先程ご紹介したマットに比べ、タイルカーペットは40cm四方のサイズで350円程度と、比較的安い価格で販売されています。
また、更に値段を浮かせたいという方は、冷蔵庫の足の部分の大きさにカットして、使用するといった方法もあります。
自分で加工ができる、洗濯が可能、防音効果、比較的低価格なタイルカーペットは、冷蔵庫を置く床を保護するマットとして、十分に代用できる代物だと言えるでしょう。
冷蔵庫用のマットには抗菌効果や防炎効果がある
冷蔵庫用のマットには、床を傷を付けない役割の他に、様々な効果があるのです。
例えば、多くの冷蔵庫用マットには、抗菌効果や、望遠効果が施されています。
多くの方が冷蔵庫の中、例えば、野菜室などの抗菌には、関心があるかと思います。
しかし、冷蔵庫を置いた床部分の抗菌を気にかけていらっしゃる方は、どれくらいいらっしゃるでしょうか?
実は、冷蔵庫を置いた床部分も、冷蔵庫の稼働で暖かくなりやすく、菌が繁殖しやすい場所の一つなのです。
また、冷蔵庫は、想像以上に電力を消費します。
冷蔵庫は、最も多くの電力を消費している家電とも言われているくらいです。
つまり、冷蔵庫は他の家電に比べて、火事の原因になりやすいのです。
現在、市販されている冷蔵庫用マットは、そうした火事の原因になりやすい火種を防ぐために、防炎効果が施されています。
もちろん冷蔵庫本体をまめに手入れする必要がありますが、冷蔵庫用のマットを使用すれば、少しは火事の原因を防ぐことできるのです。
冷蔵庫を清潔に保つ抗菌効果、そして、万が一の火事に備えた防炎効果、どちらも長年使う冷蔵庫のマットに重要な役割を果たしています。
床にマットを敷くことで防水や防カビの効果も
冷蔵庫用のマットの効果は床を保護する役割、抗菌効果、防炎効果だけではありません。
冷蔵庫用のマットには、防水や、カビ防止の効果があります。
冷蔵庫の下が、知らないうちに濡れている、といった経験はありませんか。
冷蔵庫の中には、冷蔵庫で発生した水分を受け取る、ドレンパンという受け取り皿が入っています。
しかし、このドレンパンが割れていたりすると、水分を蒸発させることができずに、外に放出されてしまいます。
これが、冷蔵庫の下が知らないうちに濡れている原因のひとつです。
外に放出された水分が、冷蔵庫の下に溜まっていると、カビが映えてしまう原因にもなりますよね。
こういったケースを想定して、現在市販されている冷蔵庫用マットには、防水効果や防カビ効果が施されています。
ドレンパンから水が漏れていることに気づかず、そのまま放置していると、冷蔵庫の下がカビだらけになっているということもありえます。
そのために、冷蔵庫用のマットに施されている防水効果や、防カビ効果は、冷蔵庫の衛生を守るために必須の効果だと言えます。
冷蔵庫用のマットとして代用できるもの
冷蔵庫用のマットの代用品として、タイルカーペットをご紹介しましたが、実は、他にも代用できるものがあります。
例えば、ベニヤ板や、アルミ板などが考えられます。
通常ベニヤ板やアルミ板などは、ホームセンターで市販しており、加工サービスがあれば、好きな大きさ・形に加工してもらうことができます。
さらに、ベニヤ板やアルミ板は、低価格で購入することが可能です。
例えば、ベニヤ板は、大手ホームセンターでも、建築用資材として500円程度で販売しています。
冷蔵庫を置く床が傷つかないよう保護するという意味では、十分冷蔵庫用のマットの代用品として使用できます。
しかし、ベニヤ板やアルミ板は、特に冷蔵庫用のものでない限り、抗菌や防炎、防水といった効果はありません。
冷蔵庫を最も衛生的に使用する、そして、万が一の火事などに備えるためには、やはり冷蔵庫用のマットを使用することをおすすめします。
冷蔵庫を置く床にマットを敷くメリットと代用品
冷蔵庫を置く床にマットを敷く理由として、5つの効果が挙げられました。
床を保護する効果に加え、防菌効果、防炎効果、防水効果、防カビ効果です。
どの効果も冷蔵庫を長期的に使っていく上で、非常に重要な役割を果たしています。
また、代用品として、タイルカーペットや、ベニヤ板、アルミ板などがあげられます。
それぞれの代用品に、メリットやデメリットがありますので、ご自身の冷蔵庫に最適な代物を選びましょう。