引っ越しの時がおすすめ!冷蔵庫の下にマットを敷いて防水

引っ越しの際、冷蔵庫の下に敷く防水マットを勧められたことはありませんか?
冷蔵庫には、水漏れのトラブルがつきものです。

しかし、重い冷蔵庫を動かす機会はめったにありません。
部屋を出る時に初めて、水漏れしていたことに気が付く、なんてこともあるでしょう。

そこで、この記事では、冷蔵庫の下に敷く防水マットについてご紹介します。

冷蔵庫の下に防水マットが必要な理由

引っ越しした際に勧められることもある、洗濯機や冷蔵庫の下に敷く防水マットですが、なぜ必要なのでしょうか。

フローリングの床は一見、丈夫そうに見えますが、実は傷やへこみができやすい素材です。

また、湿気が多い場所では、カビが生えたりして傷みやすいこともあります。
それなら、防水性と耐久性に優れたマットを敷いて傷や汚れを防いだらいいのでは、という訳です。

引っ越しで借りていたお部屋の荷物を全て運び出すと、こんなに汚れていたのかと驚かされます。

特に、キッチンの冷蔵庫があった場所は、ひどい状態になっていることも多いです。
水分を含んだ埃が床にこびりついており、そこにカビが生えている、なんてこともあります。

さらに、フローリングの床には、重い冷蔵庫の足の形のへこみがしっかりできています。

こんな光景を見ると、何か敷いておけばよかった、と思いますよね。
こうしたことについて考えると、今は使っていないとしても、興味を持った方は多いのではないでしょうか。

冷蔵庫用の防水マットはどこで売ってる?

冷蔵庫用の防水マットですが、ホームセンターでそのようなマットを見かけることはめったにありません。
どうやら、一般的には売られていない商品のようです。

実は、引っ越し業者の1社、アート引越センターが独占販売している商品なのです。

この冷蔵庫用の防水マットは、アート引越センターが運営するショッピングサイトで検索すれば、誰でも購入できます。

引っ越し前に申し込めば、当日作業員が持ってきてくれますね。

さらに、Amazonなどのインターネットショップでも購入できるので、興味があれば検索してみてください。

大きさは72cmx72cmのスタンダートタイプと、60cmx55cmの少し小さめのタイプがあります。
一般家庭で使われている冷蔵庫なら、スタンダートタイプで十分です。

5mmほどの薄さですが丈夫な素材を使っているので、重い冷蔵庫の下に敷いても破れたりはしません。

冷蔵庫は狭いキッチンに設置されたら、次の引っ越しまで動かすのは大変です。
ですから、引っ越しに合わせて冷蔵庫用の防水マットを敷くのがおすすめです。

冷蔵庫の床は湿気が多い!

冷蔵庫の下に防水マットが防水マットが必要なのは、水を使うことが多いキッチンにあるから、という理由だけではありません。

冷蔵庫を長く使っていると、その下はいつも湿っていることがあるのです。
それが、ひどい汚れやカビの原因です。

引っ越しの際、前の日から冷蔵庫を止めて水抜きしてください、と依頼されますよね。

そして、いざ冷蔵庫を動かそうとすると下から水が出てくるので、あわてて雑巾を用意した経験があるかもしれません。

冷蔵庫は、普通に稼働している状態でも、水が溜まっているのです。

なぜなら、最近の冷蔵庫には必ず霜取り機能が付いているからです。
これは、扉を開け閉めする際に、温かい外気に含まれる水分が霜になるのを防ぐ機能です。

温かい外気が庫内に入り、その空気が冷やされる際、空気に含まれていた水分が冷凍庫の壁に付着することがあります。

これがひどくなると氷で扉が開かなくなるかもしれません。
そうならないように、冷蔵庫内の水分を排出する機能が付いているのです。

霜取り機能で冷蔵庫内から排出した水分は、冷蔵庫の底にある受皿に溜まります。
これは、たいていは冷蔵庫の発生する熱で徐々に乾燥するので、普通に使っている分には問題ありません。

しかし、これにより冷蔵庫の底は、常に湿気が多い状態になっているのです。

防水マットがあれば安心!埃によるトラブル

冷蔵庫を長く使っていると、どんな場合に水漏れするのでしょうか。

キッチンで狭い場所に押し込められた冷蔵庫の周りには、埃が溜まっていることがあります。
そんな埃が、冷蔵庫の底にある霜取り機能の排水の受け皿に、入ってしまうことがあるのです。

そして、それが溜まっていくと、受け皿の水分を蒸発させる機能が働かなくなります。
冷蔵庫の底にある排水の受け皿から水が蒸発しないと、水漏れし、床を濡らしてしまいます。

霜取り機能が動作する度に少しづつ濡れていくので、外から見ただけではわからないかもしれません。

しかし、引っ越しなどで冷蔵庫を動かすと、溢れた水で傷んだフローリングの床が現れます。

冷蔵庫は、長く使う家電製品ですが、トラブルが発生してもなかなか気が付かないで過ごしてしまいます。
そして、気が付いた時には、床板が腐っていた、という恐ろしい事態になってしまいます。

もし、比較的長く使っている冷蔵庫を引っ越し先でも使う場合は、水漏れのトラブルがありうると思ってください。

そして、そんなトラブルを防ぐのに、防水マットが有効です。

冷蔵庫の水漏れがひどい場合は修理を

停電があったり、冷凍庫のドアを開けっぱなしにしてしまうと、冷凍庫内の霜が一気に溶けて、水漏れする可能性もあります。

そうでなくても、製氷機が壊れていたり、冷蔵庫のパッキンが割れて外気が入りやすくなっていたりすると、通常より霜ができやすくなります。

それが溶けて水が増えると、水漏れの原因になるのです。

また、霜取りでできた水を蒸発させる仕組みが故障することもあります。
もし、冷蔵庫の周囲にまで水が漏れ出していたら、冷蔵庫の故障かもしれません。

こんな状態が続くと防水マットを敷いていても効果はありません。
マットの外まで流れ出てしまいます。

そんな時は、冷蔵庫の修理が必要です。

特に、霜取りでできた水を蒸発させる仕組みでは、水の受け皿から水を吸い出すパイプが使われています。
このパイプにも、埃が詰まったりすると水が蒸発しなくなり、水漏れの原因になります。

この場合は簡単な修理で直るので、おかしいなと思ったら修理の相談をしてみましょう。

冷蔵庫だけでなく、キッチンをキズつけないように注意しよう

新築のアパートや賃貸マンションなら、キッチンはフローリングの床がほとんどです。

また、見かけは古くても内装を改装したアパートのキッチンもきれいなフローリングだったりします。
大事に使って、出る時にトラブルにならないようにしたいものですね。

100円ショップでも売っている、キッチンで使うテーブルや椅子の足に履かせるキズ防止グッズや、キズができたら修復するグッズも、ホームセンターなどで購入できますので参考にしてください。

しかし、床をいくらきれいに掃除していても、冷蔵庫の下がカビで真っ黒だったりすると、ガッカリしますよね。

それだけで、修復の費用が請求されるかもしれません。

さらに、冷蔵庫を動かす機会があると、床を傷つけることがあります。
無理に引きずったりすると、フローリングが無残な状態になってしまうかもしれません。

そんなことにならないためにも、冷蔵庫の下にも気を配ってみませんか。

くどいようですが、防水マットを敷けば、冷蔵庫の水漏れがあっても床を汚すことはありません。
ご存じなかった方は、ぜひお試しください。

冷蔵庫の下に防水マットを敷いて安心

最近の冷蔵庫は壁ぎりぎりに設置しても安全に使えるタイプがほとんどです。

狭いキッチンの角ぎりぎりに設置すると、本当に、めったなことでは動かせないですよね。
冷蔵庫の下の湿気や水漏れでジメジメしていても気が付きにくいものです。

ですので、引っ越しなどで冷蔵庫を設置する際に、防水マットを敷いてみることをおすすめします。
出る時に冷蔵庫を動かしたらガッカリ、なんてことにならずに済みますよ。