ほとんどの人は、毎日お世話になっている冷蔵庫があるのは当たり前で、無意識になっていることが多いようです。
そんな冷蔵庫も、たまには整理整頓を兼ねて、コーディネートしてあげましょう。
さまざまなマットを上手に使い、開けるのが楽しみになるような、アート感あふれる空間にしてみてはいかがですか?
冷蔵庫の中にマットを敷いてみよう!
私たちは冷蔵庫に、毎日さまざまな食品を出し入れします。
ケチャップ・マヨネーズなどの調味料の液だれや、無造作にしまわれる牛乳や残り物の汁などがこぼれ、拭き取らずにそのままにしておくと、汚れになってしまいますよね。
冷蔵庫にしまう時に、お皿やびんの底を拭き取る習慣がついていれば問題はなさそうですが、その汚れを長い間そのままにしておくと、変色してカビの原因になります。
また、食べかけのお菓子などのクズがこぼれた液体に混じってしまうと、それが乾燥して後々、掃除が面倒になってしまいます。
それを無くすためにも、冷蔵庫の中に好きな色・好きな柄のマットを敷けば、「あまり汚したくないな…」とか「ちょっときれいにしておこうかな…」という気持ちになって、無造作に食べ物を冷蔵庫の中に置くことも無くなるかもしれませんね。
また、風水でも、冷蔵庫の中をきれいにすることで、金運がアップするといわれています。
今までの冷蔵庫の中を整理整頓して、アート感溢れる室内にするだけで金運もアップするなら、ぜひ、実行してみましょう。
マットでアートな冷蔵室に変身!
では、冷蔵庫に敷くマットはどんなものがいいのでしょうか。
市販で売られている、冷蔵庫専用マットには消臭・抗菌効果の優れたものがあります。
大きさも自由にカットできるようになっていて、厚みのある「マット」タイプのものなら、洗って再利用できるものもあるようです。
反対に、「シート」タイプの薄手のものは使い捨てタイプが多いのですが、何回か使うことができる経済的な、やや厚みのあるマットの方がおすすめです。
なぜなら、厚みがあるマットの方が自由に折り曲げができて、ズレやよじれが無いので敷いた時にフィットしやすいからです。
また、100円ショップで売られている網目の細かいキッチン用の、滑り止めシートを使ってもいいでしょう。
そして、同じく100円ショップにあるランチマットも利用することができます。
これは、薄手で表面がつるつるしているので、冷蔵庫の一番下の棚やドアポケットの壁に貼ると、跳びはね汚れ防止になります。
ランチマットは無地のものは少なく、どちらかといえばアメリカン・アート風な絵柄が多いので、冷蔵庫の中をポップなイメージにしてくれます。
そして、カットする場合は、元のとおりに角は丸く切ってアート感を残します。
しかし、冷蔵庫の棚の部分に使う時には、プラスチック板の棚を外し、カッターで棚のサイズに合わせて切りましょう。
棚は角に汚れが溜まりやすいので、正確に切ったほうがいいでしょう。
これらのマットの他に、食器棚シート・新聞紙・サランラップもマットとして利用できます。
食器棚シートは、かわいい模様のデザインで消臭・抗菌効果があるものが揃っています。
もし、サランラップを利用するなら、サランラップに遊び心を出した落書き風な絵を書いても楽しいですね。
どれを敷くにしても、マットを敷く場所はあらかじめ水拭きをして、きれいにしてから敷くようにしましょう。
野菜室ではマットが大活躍!
では、冷蔵室の次に開けることが多い野菜室には、どのようなマットが合うのでしょうか?
野菜室は、気が付かない間に野菜くずのごみがぽろぽろとこぼれて、汚れるのが早い場所です。
特に、隅に落ちている野菜くずは腐りやすく、その臭いできれいにするテンションも下がりがちです。
もし、市販の野菜室専用のものなら、活性炭入りの、野菜の鮮度を保ってくれるマットがおすすめです。
まず、このマットを敷いておけば、お掃除が簡単です。
そのままパタパタと叩き、野菜くずを落としたら、マットをサッと水拭きすれば、お掃除は完了です。
このことも面倒だと思う人には、新聞紙をマットとして使ってもいいでしょう。
その理由は、新聞紙には適度な湿気や臭いを吸収してくれる作用があるので、野菜室には最適だからです。
また、その日に読み終えた新聞を使えば、敷いた時の日付もわかりますし、英字新聞にすればアートな雰囲気を出すことができます。
その他にも、お店でもらったカラフルなアート感がある紙袋を活用すれば、殺風景だった冷蔵庫の野菜室も小さな八百屋さんに変身します。
両者共に、「汚れてきたな…」と感じたら、そのまま丸めてポイっとするだけなので、これならズボラな人でも簡単に取り換えができますね。
冷蔵庫の上にマットを使えばアート感が満載!
今度は、冷蔵庫の外観に目を向けてみましょう。
冷蔵庫のあるキッチンで使うものは、冷蔵庫に入れておく食料品や鍋などの調理器具だけではありません。
買い置きの缶詰や、便利なサランナップなどのストックを置くスペースを冷蔵庫の上に作っておくと便利です。
しかし、一般的な冷蔵庫は、上面と背面から熱を放出して冷蔵庫の中を冷やしているので、直接冷蔵庫の上に物を置くのはあまりよくありません。
そこで、放熱スペースを確保するために、市販のラックや棚を置いて隙間を空けるようにしましょう。
ラックの上に通気性のよい布製のマットを敷き、その上にラタンなどの通気性のよいかごを配置すれば、おしゃれな収納スペースができあがります。
そして、布製のマットを敷くと、ラックとかごの傾きを防ぐことができます。
また、かごを使えば中身も剥き出しにならず、冷蔵庫の上から物を下す時にも便利です。
さらに、かごにグラフィティ・アートをまねして、スプレーやフェルトペンなどで、絵や文字を書いて飾ってもいいでしょう。
他にも、収納スペースだけでなく観葉植物などを置くのもおすすめです。
冷蔵庫の下にもマットを使ってアートに!
冷蔵庫の下にもマットを敷いてみてもいいかもしれません。
冷蔵庫は重量が重く、めったに移動させることもないので、床にへこみが生じやすくなります。
頻繁に冷蔵庫を移動することは無いので、なにかのきっかけで数年後に移動をしたら、傷やへこみが生じていたなんてことも多々あるようです。
特に、賃貸に住んでるなら退去時に、床の張替え費用を請求されてしまいがちです。
引越し時に、余計な費用がかかってしまわないように、冷蔵庫の下にもマットを敷いて対策をしておきましょう。
冷蔵庫の下に敷くマットは、家電量販店やホームセンターなどで販売しています。
他に、最近では引越し業者からも購入することができるようです。
マットの質や性能によって異なりますが、市販のもので3000円から5000円程度で購入することができます。
また、専用の冷蔵庫用のマットでなくても、タイルカーペットでも床を保護することができます。
アート感のある華やかな色や絵柄のマットを選べば、センスのある空間に早変わりします。
毎日の心がけでもイメージチェンジできる冷蔵庫
きれいにマットを敷いて、まるでアートのような冷蔵庫に変身させても、状態を継続させなければ努力も水の泡です。
冷蔵庫に物をしまう時は、冷凍室よりも冷蔵室に余裕を持たせるようにしましょう。
実は、冷凍室より冷蔵室に空きスペースを持たせると、電気代がお得になるのです。
なぜなら、冷蔵庫は冷たい風で冷蔵室の中を冷やします。
いろいろな物を入れすぎると冷たい風が循環しにくくなり、大量の電気が必要となってくるわけです。
一方、冷凍庫はそもそも、中に入っているものが凍っているので、空間があると冷蔵庫の温度を上げようとします。
このようなことから、冷蔵室の中は余裕を、冷凍庫の中は扉がきちんとしまる程度に満タンにしておくといいようです。
そして、冷蔵庫の中身はグルーピング(使うものをまとめておくこと)をしておきましょう。
残り少ない食材や、ストックがいつでもわかるので「あるのに買う」という無駄がなくなって、節約効果も上がります。
さらに、あるものを使って献立を考えることが上手になり、料理の腕が上がるかもしれません。
このように、マットを敷き、意識を変えてみるだけで、さまざまな効果が期待できるようになります。
冷蔵庫もおしゃれにしてあげましょう!
ちょっとしたアイデアだけで日々、無頓着になりがちな冷蔵庫の中を清潔できれいな空間にすることは簡単なことなのです。
お好みのマットを自分でアレンジして、楽しんでみましょう。
冷蔵庫はその家の人だけの空間です。
我が家風オリジナルアートで、コーディネートしてみてはいかがでしょうか。