床の傷や凹みを防ぐためにベッドや冷蔵庫の下に敷くものは?

自宅に大型家具を置く際、床に傷や凹みができないか心配になりませんか。
特に賃貸の場合は、傷や凹みを作ってしまうと、補修費用を請求されることもあるので、気をつかいますよね。

そこで今回は、床の傷・凹みの防止にベッドや冷蔵庫の下に敷くものをご紹介します!

また、床にできてしまった傷や凹みを、お金をかけずに目立たなくする方法もお教えします。

床の傷や凹み防止!ベッドや冷蔵庫の下に敷くもの①

床の傷を防ぐ際にベッドの下や冷蔵庫の下に敷くのは、カーペットや板、ダンボールなどが多いと思います。

しかし、その3つよりもおすすめなのが傷防止シートです。

これを貼ることで日常的に発生しやすい家具による床の傷や脚元の傷、生活音も防止することができます。
最近では100均でも販売されていて、手軽に入手することができるのですぐに対策ができます。

フェルトタイプのものは傷防止シートの中でも、手軽に買うことができるので、人気が高いです。

クッション性のある材料を使用し、貼るだけで床の傷を防止することができるのと、家具による生活音も軽減できます。

また、このタイプのものは家具だけではなく雑貨や家電などにもおすすめできます。
丸型から四角型など家具の大きさに合わせたものや、自由にカットして貼るものが存在します。

コルクタイプのものはフェルトタイプと違い厚いので、ガード感が強いということが特徴です。
厚みがあり加工しにくい素材なので、使い勝手はあまりよくないですが、テレビ台や収納棚などの重いものにはおすすめです。

また、家具を並べた時に段差がないように綺麗に並べたい時には、重ねて使用し高さを調整することもできます。

コルクタイプは、日常的に動かす椅子などに向いています。

床の傷や凹み防止!ベッドや冷蔵庫の下に敷くもの②

ゴムシートタイプのものは、ピアノやマッサージ機、冷蔵庫の下に敷くと役に立ちます。
少し厚手のゴム状のタイルカーペットをカットし、家具や家電の下に敷くことで役割を発揮します。

1枚では床の傷が気になる場合は、重ねて使うこともできます。
特に重たいものによる凹み予防におすすめです。

傷防止シートには種類が様々あり、素材も異なります。
対策を行う際は、サイズや重量を考え用途にあったものを選ぶことが大切です。

また、これらは使っていくうちに剥がれたりすることもあるので、定期的に点検をすることをおすすめします。
掃除や模様替え、引越しのときなどに上手く使えば綺麗なままの家で過ごすことができます。

最後にコツをまとめると、フェルトタイプは軽くて動かさなくていい本棚やラックに向いています。

冷蔵庫の下に敷くとモーター音が軽減!?

冷蔵庫は、使っている年月やメーカー、置くところなどによってモーター音が大きく響いてしまうことがあります。
特に夜は静かなので響きやすく、アパートに住んでいるとお隣さんに迷惑がかかっていないか不安になったりするという人もいるくらいです。

床に冷蔵庫を置いておくと響いてしまうことがよくありますが、冷蔵庫の上に電子レンジなどを置いていても、それぞれの振動数が同じ場合に共鳴して大きく響くことがあると言われています。

そのため、近くにはあまり他の電化製品を置かないようにしましょう。
その他に中でモーター部分を支えているゴムのクッションを、半回転させることで軽減されることもあります。

また、壁に近すぎる場合は、通気が悪くなるので冷えにくくなり、余計にコンプレッサーが作動してしまいがちです。
そのため、周囲はできるだけ余裕を持って置くようにと言われています。

また、あまりにもひどい場合には、故障しているとも考えられます。
保障期間内であればメーカーに相談してみるのもいいでしょう。

このモーター音の対策法として、ホームセンターには防音グッズも売っているのを使うのもいいでしょう。
一番おすすめなのはやはり冷蔵庫の下に敷くようになっているゴムシートです。

大きいものや小さいものが数枚入っているものもあるので、置いているところによって用意してみてください。
これを敷けば響くことがなくなり、静かになります。

注意!冷蔵庫下のサビ跡や壁紙の電気焼け

冷蔵庫の下には、サビがたまりやすいものです。
放置してしまうと床にこびりついてしまいます。

これを取り除くことは家庭では困難なので、費用がかかり負担になることがあります。
最低でも年に1回は動かして掃除をするようにしましょう。

普段から冷蔵庫の下を掃除することを習慣にしておきたいものです。
それが難しいようなら、冷蔵庫の下に敷くシートを入れておくのもひとつの手でしょう。

また、引越しの際に冷蔵庫を動かすと壁紙が黒ずんで電気やけを起こしていることに気がつくこともあるかと思います。
モーターの後ろの壁紙は熱で焼けて、電気汚れというものができてしまいがちなのです。
残念ながらこれは拭いても綺麗にはなりません。

しかし、この電気汚れを防ぐことはできます。

まず、壁にピッタリとはつけずに必ず10センチ以上は離して置くようにします。
それと壁との間の下のほうに薄いベニア板やダンボールを入れておくと、より防げます。
壁に貼り付けておく必要はなく、ただ入れておけばいいので簡単でしょう。

ベッドによる床の傷を防ぐには?

ベッドフレームにマットレスと人の体重が加わると、かなりの重さが脚にかかります。

もし、床が木製だった場合、脚の跡や傷は避けることができないでしょう。
そこでベッドによる傷の予防策についてご紹介します。

まず1つ目は、脚の下にスポンジを切り抜いて貼っておく方法です。

100均にもそういう家具で、傷が付かないようにするシール式のマットが売られています。
貼り付けるだけの簡単作業なので、すぐにでも防止することが可能です。

2つ目は、ラグマットやコルクマットを敷いておく方法です。
ラグマットのように毛が長い場合、ベッドの下のほこりなどが掃除しにくくなってしまいます。
しかし、こういう時は今流行のルンバのようなお掃除ロボットを使えば、簡単に掃除ができます。

また、ホテルなどでは、タイルカーペットが敷き詰められていて綺麗に保護されているのを見たことがあるかと思います。
床面と密着しているものの場合は、それほど傷はつきにくいです。
そのため、あとは引きずらないように固定しておくことで、最小限に抑えることができるでしょう。

冷蔵庫の下に敷くような、ゴム製のマットみたいなものもあると思いますので、それで固定することもできます。

床の傷や凹みを目立たなくする方法

傷防止シートなどを冷蔵庫の下に敷くのを忘れていて、動かしてしまった時などに床に浅い傷が付いてしまうことがあると思います。

そんな時の対処法として、紅茶のティーパックで擦ると傷を隠してくれます。
意外だと思われるかもしれませんが、結構目立たなくなる方法なのでせび試してみてください。

飲み終わったあとのもので十分であり、紅茶に含まれるタンニンが付着し、綺麗なあめ色を付けることができます。
色によっては、合わない床もあるので、まずは端のほうで試してみてください。

次に凹みを修復する方法には、吸水させる方法があります。
これは丸太をそのまま切り出したものや、小さな木材をくっつけて作られた集成材に効果を発揮します。

木は水分を含むと膨張するという性質があるのでこれを利用し、凹みを膨張させるという方法です。

手順は、凹んでしまった部分に水をかけて吸い込ませるだけです。
この時、吸水しやすいように先に凹んだ部分に、画びょうなどで穴を数箇所開けておくとより早く膨張します。

また、アイロンの蒸気で膨張させるという方法もあります。
吸水させる方法も結構傷がふさがりますが、さらにパワーアップした方法です。

スチームアイロンで凹んだ部分にスチームを当てると目立たなくなります。
熱と蒸気によって、木は膨張しやすくなりますが、この時焦げてしまわないように当て布をして作業をしてください。

傷防止シートを活用しよう

冷蔵庫やピアノなどの重量がある家具を置く場合は、ゴムタイプの傷防止シートを敷くことをおすすめします。
1枚よりも重ねて使うと、より効果的です。

また、なかなか気付きにくい冷蔵庫下のサビ跡は、こびりつくと取りにくくなってしまいます。
普段から細い棒に布を巻き付けて冷蔵庫下の掃除をするようにしましょう。

傷や凹みを目立たなくする方法は、簡単にできてお金もかからないので、ぜひ試してみてくださいね。