冷蔵庫やベッドなどの大型家具。
近距離に引っ越しするから、仲間を集めて自分達で運びたい!費用を抑えたい!とお考えの方も多いのではないでしょうか?
業者に頼まずに引っ越しを検討されている方、ぜひ読んでみてください!
ベッドは自力で運べるのか、気になりませんか?
冷蔵庫の引っ越し準備や、運搬方法、搬入の際の注意点もまとめました。
引っ越し2日前までの冷蔵庫の準備
引っ越しは、終わったら気分転換にもなり、楽しい気持ちになりますが、引っ越しの作業をするとなると大変です。
引っ越しをするには、準備は何をしたらいいのでしょうか。
引っ越し作業は、エネルギーがいる大変な作業ですが、事前の準備をしっかりと行うことで手間を省いたり、新生活のスタートをスムーズに進めることができます。
冷蔵庫内の食材の処理、電源はいつ切ってどんなタイミングで入れるのか、などなど冷蔵庫を引っ越すときに気を付ける点をまとめます。
まず、少なくとも2日前までには中身を空にすることを始めましょう。
そのために1週間前には計画を立てうまく中身が無くなるように献立を考えていくことが良いです。
直前に無くなるのに時間がかかる食材は買うのを控え、できるだけ食材が残らないようにします。
近距離での引っ越しでしたらクーラーボックスや大きめの発泡スチロールなどでも移動は可能なので、その中に入る分の量に減らしましょう。
移動に時間がかかる遠距離の引っ越しでは、室温でも痛まない調味料などを除いて食材などを全部食べ切ることが理想です。
しかし、傷みやすい調味料などの場合使い切るのは難しいですし、使い切るための献立を考えつつ、どうしても余った場合は捨てることも仕方ありません。
食べ物を廃棄するのはもったいないですが、暑い時期などは食材が傷みやすく食中毒の原因にもなるため思い切って廃棄するのも大切です。
引っ越し前日!冷蔵庫の最終準備
前日にまでにしたい冷蔵庫の準備をまとめました。
1.前日まで冷蔵庫内すべての食材や調味料を処分して空にしておきましょう。
どうしても残ったものは近距離の引っ越しの場合、クーラーボックスなど温度を一定に保てる容器に入れて移動しましょう。
その際、ビンなどは割れないように緩衝材や布などで梱包してから入れ、保冷材などもあればより安心です。
2.中を掃除します。
普段しっかり掃除することは少ないと思いますが、電源を抜くと温度はすぐに上がりますので、周りにこびりついた調味料などから臭いがする場合があります。
また、害虫の卵なども残っているケースもあり、気持ちよく使うためにきれいにふき取りましょう。
調味料のこびりつきは、スポンジでこすり落とすか、食器洗い洗剤などを使ってふき取るといいでしょう。
最後に水拭きと空拭きをしっかりして庫内は終了です。
取り外せるパーツ類や棚は薄めた食器用漂白剤か消毒用エタノールをしみこませた布で拭きます
3.水抜き。
電源を切ると冷凍庫内の霜や氷が溶けて水が出てきます。
水漏れの原因になりますので注意です。
霜が溶けるには、電源を切ってから半日以上かかるので可能であれば前日の朝くらいには電源を切りその後は放置します。
冷蔵庫の下のトレイに水が溜まっているので捨てます。
トレイがない場合は、必ず説明書を確認しましょう。
自動製氷機能のある冷蔵庫では24時間前に製氷機能を停止しておく必要があります。
近距離への引っ越し!冷蔵庫を自分で運んでみよう!
冷蔵庫を運ぶポイントは?
冷蔵庫は大きく重たい、そしてデリケートな家電です。
近距離だからと自分たちで引っ越しを行う場合、運び方を知らないとケガをしたり壊したりする恐れもあります。
まずは引っ越し先の設置場所をゴールにして運ぶルートを考えます。
そして、忘れてならない養生ですが、正面の傷を予防するためエアキャップで2重に梱包します。
さらにその上からダンボールを当て、底と天井部分もダンボールを当てておきます。
その上からホームセンターで売っている巻きダンボールで巻きます。
マジックで正面やでっぱりなどの印をつけておくとさらに良いです。
毛布などで巻く人もいますが、滑りやすいので注意が必要です。
もしも他で巻くなら、養生専用のジャバラマットがおすすめです。
また、本体だけでなく、運搬ルート上にある階段、手すり、壁などに傷をつけないためにもしっかりと養生しましょう。
引っ越し業者に頼まず自分で運ぶ場合は、縦のまま運ぶようにしましょう(階段の移動中は斜めにするので例外です)。
冷蔵庫を寝かせた状態で置いた場合、冷却サイクルの液体、気体、潤滑油が混ざってしまい故障の原因になることもあります。
また、自分で手配した車で横に寝かせて運ぶ場合は壊れることもあり、結果的に専門業者に頼んだほうが安く済むことがあります。
冷蔵庫の搬入や設置に関する注意点
近距離だからと自分で冷蔵庫を搬入する人もいると思いますが、ここでは自分でやるとき注意点のご説明をしていきます。
冷蔵庫を引っ越し先に運び入れるためには本体に10㎝プラスした高さと幅が必要です。
その前に玄関やドアの取っ手、エレベーターの入り口、階段の踊り場の面積や幅によっては、冷蔵庫が通れない場合があります。
当日になって通らないなどとなっては大変ですから、不安な場合は自分では行わずに引っ越し業者に依頼をした方がおすすめです。
引越し業者に依頼したときにも注意点があります。
吊り搬入の場合は、事前に見積もりや相談が必要となります。
これは2階以上の部屋で玄関からの搬入が困難な場合、クレーンなどで搬入しますが、追加料金がかかります。
中には、見積もり時に黙っている人もいるようですが、当日になってからでは手配や冷蔵庫の保管、再配達等の対応に時間もお金もかかりますので事前の相談は必ずしましょう。
手順よく搬入できたら冷蔵庫を設置します。
最近の製品は、すぐに電源を入れても故障はしませんが、不安な場合は説明書やメーカーに確認しましょう。
わからない場合は、24時間以上経過してから電源を入れるといいでしょう。
設置する場所は、事前に床が水平で丈夫であること、軋みなど無く直射日光が当たらない場所であることを確認しておくことも大切です。
近距離だからベッドや冷蔵庫は自分で運びたい!できる!?
単身者の引っ越しではベッドや冷蔵庫以外に大きな荷物がない場合、「引っ越し代を節約したいので自分で運びたい」と思うこともあるでしょう。
近距離だからと思い、自分でやってみるものの結局トラブルになりかえって高くついたという話もよく聞きます。
ベッドのサイズも色々ですが、一人暮らしのサイズであれば軽トラやバンにも載せられます。
レンタカーを使っての運搬もできなくはないですが、しっかりと荷台に結び付けておかないと輸送中の揺れで傷だらけになります。
ベッドは、車に積むまでと積んだ後が面倒で、部屋の中を移動するのも大変です。
床を引きずって移動することもできますが、床やベッドに傷がつきます。
そもそもベッドは分解してからでないと、玄関から出たり入れたりすることができないケースが多いです。
実際に引っ越し業者もそうしてます。
低層階ならクレーンで運搬する場合もあります。
どうにか玄関を抜けても階段やエレベーターがあるので、そこで運搬中に傷をつけてしまうことがたくさんあります。
近距離への引っ越しでも、ベッドはなるべく処分しよう
現実的にはベッドや冷蔵庫のような大きいものの運搬や搬入は引っ越し業者さんにお願いするしかありません。
そのため、一般的には引っ越し前に売却したり、捨てたりすることが一番でしょう。
どうしても必要なら引っ越し後に買い替えるのがおすすめです。
もし、買い取ってもらえるのであれば、荷物の量が減らせる上、多少なりとも売却代金が手元に入ります。
業者に頼むにせよ、自分で引っ越しするにせよ、ベッドが処分できればラッキーです。
売る場合は、リサイクル業者が頭に浮かびますが、大手の引っ越し業者も不用品買取サービスを行っているところがあります。
買い取りができなくてもお手ごろな価格で処分してくれます。
引っ越しの日取りが決まっていて、ベッドの処分が必要であれば、なるべく早めに買い取りや処分を含めた見積もりをお願いしましょう。
引っ越し業者の見積もりで思った以上に高い金額であれば、自治体のゴミ回収を利用するのも一つの方法です。
自治体の回収料金は引っ越し業者の金額より安く済むケースが多いです。
しかし、引き取りに時間がかかることも多く、直前では間に合わないこともあります。
問い合わせはお早めにしましょう。
自力で運ぶ際は怪我や破損が無いように!
上手な扱い方や運び方に気をつければ、冷蔵庫やベッドも自力で引っ越しが可能です。
特に冷蔵庫はとても大きくて重いので、運ぶ際にはくれぐれも怪我には注意してください!
節約のためにも何とか業者を利用せずに引っ越したい!と思いがちですが、あまり無理はしないようにしましょう。
心配なら引っ越し業者に依頼することが1番です。