幅の広い大きなベッドは、スペースをとってしまうため、寝室のインテリアにお困り方も多いでしょう。
しかし、「ただ眠るだけの空間」と割り切ってしまうのは、なんだかもったいないですよね。
そこで今回は、ベッド周りを中心とした、寝室のインテリアコーディネートをご紹介します。
自分に合いそうなスタイルを見つけて、ぜひ参考にしてみてください。
ベッド周りをお洒落に!インテリアコーディネートのポイントは?
眠ることが目的の寝室は、来客が訪れることが少ないため、そのインテリアにも手を抜きがちな傾向にあります。
しかし、リラックスできる、やすらぎの空間を演出することで、毎日がもっと快適になるはずです。
そこでまずは、寝室のインテリアコーディネートのポイントから学んでいきましょう。
〇色彩を意識する
寝室には、心理状態に影響を与えない色彩が適しています。
例えば、興奮する作用がある「レッド」などの激しいカラーや、憂鬱になりそうな「ブルー」などの色彩は避けたいものです。
そのため、「ホワイト」「ベージュ」「ブラウン」「グレー」などの、落ち着いた色味がおすすめです。
〇照明にこだわる
快適な睡眠をとって、気持ちよく目覚めるためには、照明の明るさや設置場所にも目をつけましょう。
備えつけのシーリングライトでは、眩しすぎることがあるので、ゆったりとした空気感を演出する「間接照明」を取り入れてください。
また、ベッド周りに、柔らかな光の「テーブルライト」を設置すれば、入眠前の読書がはかどりますね。
やってはいけない寝室インテリアとは?
次に、やってはいけない、NGな寝室インテリアの特徴をご紹介します。
寝室を快適な空間に仕上げるため、以下の点に気をつけていきましょう。
●圧迫感がある
リラックス効果を重視する寝室には、ある程度の「ゆとり」が必要です。
もしも、大きなベッドを置きたいのならば、大きさに見合った広さの部屋を寝室にしてください。
また、狭い寝室であれば、窓の近くにベッドを配置して、できるだけ開放感を演出してみましょう。
●カーテンにこだわりがない
寝室の印象を左右するのは、面積の広いカーテンです。
ベッドカバーと同系色で統一すれば、まとまりのある素敵な空間になります。
また、デザインだけではなく、快適な睡眠のためには、「遮光性」や「防音性」にも注目したいものです。
●収納が少ない
脱ぎっ放しの洋服や、収まりきらない持ち物で散らかっていると、ゆったりとした気分にはなれません。
とくに、寝室を衣裳部屋と兼用している方は、注意が必要です。
スペースに余裕がなく、収納が難しいときには、次章を参考にしてください。
ベッド周りを有効活用する方法です。
「収納」を増やすために!ベッド周りの空間を利用
大きなベッドで、寝室の床面積が埋まってしまった場合には、ベッド周りの壁を活用して「収納スペース」を増やしていきましょう。
そこで、ご紹介するのは「ウォールキャビネット」です。
ウォールキャビネットとは、壁面に設置する収納家具のことで、戸棚を意味することもあります。
狭い寝室においては、ベッド頭上の空間を利用するといいでしょう。
奥行のあるキャビネットを設置すれば、かなりの収納スペースを確保することができます。
また、寝室の角を利用して、L字型にシェルフを取りつければ、本やDVDなどの収納に便利です。
高さを調整すれば、上下に何段かスペースを設けることも可能なので、より壁面を有効活用できるよう工夫してみましょう。
さらに、ベッド周りの床面にまだ少し余裕があるときは、スリムな「ナイトテーブル」を設置するのもいいですね。
引き出しがあるタイプや、スマートフォンの充電に便利な、コンセントつきのタイプが人気です。
気になる方は、インテリアショップやネット通販で探してみてください。
ベッド周りをチェンジ!寝室のインテリアは「ファブリック」が決め手!
前述したように、ベッドカバーやカーテンなどのファブリックは、寝室インテリアの印象を左右するキーポイントとなります。
そこでまず、ファブリックの「素材感」に着目してみましょう。
ラグやクッションに、ふわふわした柔らかい素材である「ムートン」や「ニット」を多用すれば、寝室も温かみのある雰囲気になりますね。
また、「コットン」や「リネン」をチョイスすれば、ナチュラルな印象になります。
一方で、「サテン」などの艶がある素材を用いれば、クールで都会的な寝室を演出できるでしょう。
そして、ファブリックの「柄」もポイントです。
コーディネートのアクセントとして、目を引くようなインパクトのある柄物ファブリックを1点使いしてみましょう。
そうすることで、空間に締りが出てお洒落になります。
さらに、「ファブリックパネル」を取り入れるのもおすすめです。
ベッド周りの壁に、小さなパネルをランダムにレイアウトすれば、海外風の魅力的な寝室になります。
こうした方法で、お気に入りのテイストに合わせて、あなたなりの個性を演出してみましょう。
男性におすすめ!スタイリッシュな寝室インテリアコーディネート
ここからは、寝室のインテリアコーディネート例をご紹介していきます。
男性におすすめなのは、シックな「スタイリッシュテイスト」です。
カラーリングは、「グレー×ホワイト」のモノトーンを基調にし、空間を広く見せていきます。
無彩色でモダンな雰囲気を醸し出し、落ち着ける寝室をイメージしてください。
まず、ベッドは、無機質なイメージの「パイプフレーム」が好ましいでしょう。
そして、ファブリックの色味をグレーで統一します。
このとき、壁紙をグレーにするのならば、ファブリックはホワイトに変更してください。
全てのカラーを統一してしまうと、コーディネートにメリハリがなくなってしまいます。
そして、ベッド周りには、背の高い「スタンドライト」を設置します。
もしも、床面のスペースに余裕があるときは、同じライトをもう1つ用意し、ベッドの左右にシンメトリーに配置してみましょう。
そうすることで、海外のホテルのような、洗練された雰囲気を演出することができますよ。
さらに、壁面にお気に入りのポスターや、フォトフレームをレイアウトすれば、よりスタイリッシュな寝室に仕上がるでしょう。
女性におすすめ!ロマンティックな寝室インテリアコーディネート
続いてご紹介するのは、女性におすすめな「ロマンティックテイスト」です。
海外のお洒落な映画に出てくるような、エレガントでありながらもフェミニンな要素を含んだ、可愛らしい寝室を目指します。
カラーリングは、「ホワイト」を基調にして、清潔感をアピールしましょう。
まず、ベッド周りのポイントとなるのは、自分だけのプリンセス空間を演出できる「天蓋」です。
天井から吊り下げられるタイプであれば、簡単に設置することができます。
また、もともと天蓋つきのベッドも販売されているので、寝室の広さや自分の好みに合わせて選んでみてください。
そして、女性らしいデザインの「ドレッサー」を配置して、寝室インテリアにアクセントをつけます。
ドレッサーは、機能性も重視して選ぶことで、毎日の身支度が楽しくなります。
チェストなどの家具は、ゆるやかな曲線がきれいな「猫脚」で統一すると、空間にまとまりが出るでしょう。
また、「ホワイトで統一されたインテリアでは物足りない!」という方は、サブカラーとして「パステルカラー」を取り入れてみましょう。
王道のパステルピンクは、よりインテリアの可愛らしさを引き立てますし、パステルグリーンをチョイスすれば、ヘルシーで爽やかな印象になりますよ。
寝室のインテリアにもこだわりを!
今回は、寝室のインテリアコーディネートについてお話ししました。
寝室のインテリアにこだわりを持って、バランスよくコーディネートすることで、睡眠の質にも変化があるかもしれません。
ご自分の好みのテイストで、納得のいくインテリアになるといいですね。
ゆとりある癒し空間を目指し、ぜひ寝室を模様替えしてみてください。