あなたはベッド派ですか、それともお布団派ですか?
今回は、「お布団派だけど、洋室のような素敵なインテリアにしたい!」という方に向けて、お部屋作りのノウハウについて、様々な秘策をご紹介していきます。
ただ眠るだけのお部屋は卒業して、1日の疲れが吹き飛ぶような素敵な空間を手にしましょう。
お布団をベッドのように見せる工夫
洋室といえば、やはりベッドですよね。
素敵な洋室風インテリアを叶えるために、まずは、お布団をベッド風にしてみましょう。
ここで必須アイテムとなるのが、「すのこ」です。
すのこを使うことで、床との境目ができます。
また、同時に高さが出ることによって、ベッドのような使い方ができます。
このようにすることで、洋風な部屋に見せることができます。
そして、さらに洋風にするために、すのこの上にマットレスを置き、その上にお布団を重ねてみましょう。
高さが出ることで、まるでベッドのように生まれ変わります。
また、すのこに使われる天然の木材が室内にプラスされることで、温かみも生まれ、洋室空間にグッと近づきます。
ナチュラルでシンプルなすのこの木材は洋室との相性も良く、機能面からいっても、通気性が良いので湿気対策にもなり、万能アイテムなのです。
ベッドのような高さとすのこ特有の素材感が、お布団を洋風にするための第一歩になります。
洋室風インテリア!お布団カバーファブリックが決め手!
寝室に限らず、お部屋の印象を決定づけるものがファブリックです。
カーテンやソファ、ベッドカバー、クッションなどの小物類まで、ファブリックが占める面積は大きいですよね。
そのため、色使いや素材、またはトーンの配分などで、お部屋の印象を大きく変えることができます。
特に、洋室とは対照的なお布団そのもののファブリックを見直しましょう。
それこそが、洋室風インテリアの完成を加速させる大きなポイントなのです。
では、まず敷布団や掛け布団のカバーをベーシックな色合いでまとめましょう。
よりおしゃれな雰囲気にするためにも、色だけでなく素材にも意識を向けてみて下さい。
色を選ぶ際は、お部屋のテーマや季節に合わせて選んでいきましょう。
たとえば、ナチュラルな雰囲気にしたいのであれば、アイボリーやホワイトなどの淡いトーンが合います。
また、最近人気の男前インテリアには、濃いネイビーなど、深みのある発色のものがおすすめです。
さらに、よりおしゃれな雰囲気にするためにも、色だけでなく素材にも意識を向けてみましょう。
たとえば、リネン素材は風合いも良く、使い込むほど味わいが増しますし、インテリアをおしゃれに、かつ、上質に見せてくれます。
また、男性ならカジュアルなデニム素材もおすすめです。
さらに洋室の雰囲気に!大きな面積のファブリックの選び方
続いては、お布団以外のファブリックについて見ていきましょう。
大きな面積を占める場所というと、カーテンやラグなどがこれに当たりますね。
そこで、おすすめしたいものが、ブラインドカーテンです。
特に木製のブラインドカーテンは、すのこと同じく天然木の質感が、洋室のお部屋のインテリアによく合います。
大きな面積であるカーテンを洋風にすることで、お布団のあるお部屋でも、全体の雰囲気が洋風に感じられるのです。
そして同じく、ラグにも注目してみましょう。
寝室は眠るだけなので、インテリアにもあまり関心を持つ人は少ないかもしれません。
ましてや、ラグなど機能的な面で言えば必要ないのかもしれません。
ですが、ラグを敷くことでお部屋のインテリアに厚みが増します。
お布団周り、窓付近、のように点在していた洋風アイテムが、ラグを敷くことでそれぞれを繋いでくれるので、一つ一つが浮くことなく、お部屋全体に洋風のアイテムが馴染んでいきます。
おしゃれインテリアの洋室にはクッションがいっぱい!?
上記のように大きな面積を意識することで、洋室ベースの空間が少しずつ出来上がってきましたね。
ここからは、小さな面積、小物類を使った洋室インテリアを考えていきましょう。
まずは、お布団周りです。
お布団というと枕は一つですが、海外の素敵な洋室にあるベッドには、たくさんの枕やクッションがセンス良く並べられています。
ベッドもインテリアの一つとして考えて、「飾る」といった発想を持ってみましょう。
枕は実際に使うものとは別に複数用意します。
クッションも同じく効果的に演出できますので、いくつか用意しましょう。
その際に、いろんな形や素材、柄のものを用意しましょう。
次に、初心者の方にもチャレンジしやすい置き方をご紹介します。
奥から大きいサイズのものを置いていきます。
一番手前には小さいサイズのもの、さらに俵型など、クッションに変化をつけインパクトを出していくと良いですね。
形だけでなく柄を強調する方法もおすすめです。
無地のもの、柄のものをうまくバランス良く置いていくと、全体がセンス良くまとまります。
このように、クッションをたくさん並べていくことで、ボリューム感や立体感が生まれ、お布団が海外の洋室ベッドのように、美しい場所に生まれ変わります。
小物で洋室感アップ!さりげない置き方
続いては、その他の小物で洋室の雰囲気をよりグレードアップしていきましょう。
「お気に入りの本をお布団に持ち込んで、リラックスしながら読書にふける」、そんな時間はとても幸せな時間ですよね。
本と言えば本棚ですが、眠る側には、安全上、背の高い本棚は好ましくありません。
そして、眠くなればサッと手を伸ばして本を置ける、そういった環境がベストです。
そこで、本棚は頭から切り離し、お布団サイドに本をさりげなく積んでみてはいかがでしょうか。
無造作に積まれた本は、まるでオブジェのように洋風な雰囲気を演出してくれます。
また、簡単なサイドテーブルにもなるので、時計やコーヒーカップなども置けますね。
他には、アートや大きめのポスターカードを、壁ではなく床に直置きして立てかける方法もおすすめです。
また、寝室に限らずですが、グリーンは洋室インテリアにもとても有効です。
朝日のよく当たる場所に置いておけば、目覚めの瞬間もハッピーな気分になりますよね。
海外のお部屋インテリアは、動線を意識しながらも、さりげなくおしゃれに見せるのがとても上手ですので、参考にしてみると良いですね。
光の効果でお布団も洋室インテリアに馴染む!
最後にご紹介する小物は、照明です。
寝室では、心身ともに眠る準備をゆっくりしながら、過ごしていたいですよね。
そのために重要なのが、照明の明るさや色です。
スムーズに入眠するためには、メラトニンの分泌を抑制しないように光を調節すると良い、と言われています。
寝室の照明には、色をオレンジ色にし、明るさはそれほど必要ではなく、最終的には月あかり程度が理想的だそうです。
このような暖色の光や、優しい明るさは、洋室の温かみのある雰囲気にとてもよく合います。
また、お布団周りに飾られた本やアートなどの小物に、柔らかい暖色の光が照らされ、インテリアに奥行きが生まれます。
お部屋全体の照明が難しい方は、枕元に小さな間接照明を置いてみることで、同じような効果が得られます。
また、照明器具にもこだわってみましょう。
洋風シルエットの照明器具はそれだけで、洋室のアクセントになってくれますが、そこから漏れ出る光でさえも、洋風なオーラを放っています。
そんな光がお部屋全体を包み込んでくれることで、お布団の寝室でも違和感なく、洋室の雰囲気を楽しむことができるのです。
悩んだ時の洋室の心得
お布団は、洋室とは対照的なアイテムなので、洋風インテリアに仕上げていく中で迷うことも、多々あると思います。
海外の寝室を見ていて思うことは、過ごし方を頭にしっかり入れて快適さを追求しながらも、同時に、「美しく飾る」といったマインドが当たり前のようにある、ということです。
お布団を真っ白なキャンバスだと思って、「美しく飾る」。
そういった意識と共に、お部屋に、まるで絵を描く気分になって進めていくと、自然と素敵な洋室が仕上がっていくのではないでしょうか。