赤ちゃんのための寝具の選び方!6つポイントを押さえよう!

筋肉や骨格が未発達で身体が繊細な赤ちゃんにとって、寝具は発育に影響を与える重要なアイテムです。

そこで今回は、赤ちゃん用寝具の選び方のコツや種類を解説します。

季節ごとの寝具の選び方などもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

赤ちゃん用寝具の敷布団の選び方!程良い固さがおすすめ

冒頭でもお伝えしたように、生まれて間もない赤ちゃんは骨格や筋肉も未発達のため、寝ている際に体を支える寝具は、発育に影響を与えます。

特に敷布団は、赤ちゃんの寝姿勢を支える寝具なので選び方には、よりこだわりたいところです。

その敷布団の選び方ですが、赤ちゃんは体が柔らかく繊細なことから、「柔らかい敷布団が良いのでは?」と思っている方もいるかと思います。

しかし、柔らかすぎる敷布団は、赤ちゃんの体が沈み込んでしまい、寝姿勢をしっかりと支えるには不向きです。

赤ちゃんの体圧が部分的に集中してしまい、身体へ負担をかけてしまう恐れもあります。

また、弾力性のある敷布団も赤ちゃんが沈み込んでしまうので、あまりおすすめできません。

さらに、生まれて間もない赤ちゃんは、自力で寝返りを打つことが困難であるため、弾力性のある敷布団を使用すると、うつ伏せになった際に沈み込んで呼吸困難になる恐れもあります。

これらの問題点を考慮すると、赤ちゃんにはしっかりとした固さがあり、沈み込まない敷布団が向いています。

低反発よりも高反発タイプの敷布団を選ぶと良いでしょう。

赤ちゃん用寝具の掛け布団の選び方!素材や重さで選ぶ

続いて、赤ちゃん用寝具の掛け布団の選び方をご紹介します。

掛け布団も敷布団と同様、赤ちゃんの負担にならないものを選ぶことが重要です。

羊毛布団や中綿がぎっしり入った重みのある掛け布団は、圧迫感があり熱や汗を放出しにくいので、あまりおすすめできません。

また、重い掛け布団は赤ちゃんの顔にかかった際に呼吸がしづらくなる恐れもあるので、使用には注意が必要です。

それらの問題点を考慮すると、赤ちゃんには軽い羽毛布団や綿布団が向いています。

羽毛布団は軽く、保湿性と放出性に優れており赤ちゃんが寝汗をかいても蒸れにくいという特徴があります。

特に、原料の羽毛に付着したゴミや汚れなどを徹底洗浄している羽毛布団は、ダニが発生しにくく、ほこりも立ちにくいので、身体が繊細な赤ちゃんが使用するのに向いています。

また、綿布団は湿気を吸収すると温度が上昇するという特徴があります。

その点では寒い冬の使用におすすめで、体温調節が苦手な赤ちゃんに最適と言えます。

特に、オーガニックコットンという、3年間農薬不使用の農地で栽培された綿は、ふっくらとしており高品質でおすすめです。

赤ちゃん用寝具の枕の選び方!枕を使い始める時期って?

赤ちゃん用寝具を選ぶ際に、枕は必要かと悩む方がいるかと思います。

実は、生まれたばかりの赤ちゃんは、背骨が丸まったC字カーブになっており、首に大人のようなS字カーブがないため、骨格上は枕が必要ないとされています。

ただ、頭の形や寝ている際の吐き戻しが気になり枕を使用したい場合には、赤ちゃんの首が座り始める生後3ヵ月くらいの時期から使用を開始しましょう。

使用する枕の選び方にはいくつか注意点があります。

まず、枕の厚さですが、高さのある枕を使用すると赤ちゃんの首を圧迫してしまう恐れがあるので、薄いものを選ぶようにしましょう。

また、弾力がありふかふかとした枕は、赤ちゃんがうつ伏せになった際に呼吸が確保できなくなる恐れがあります。

一見、使い心地が良さそうですが、思わぬ問題が隠れているので選ばないよう気を付けましょう。

加えて、枕の素材は肌に優しい綿タイプを選ぶと良いです。

綿は、吸湿性と放出性に優れているので、赤ちゃんが寝汗をたくさんかいても快適に使用することができます。

また、洗えるタイプの枕を選ぶと、お手入れが簡単で清潔に使い続けることができます。

赤ちゃん用枕の目的に合わせた選び方!絶壁を防ぐのは?

3章では、赤ちゃん用寝具の枕の厚みや素材について解説しましたが、この章では、目的に合わせた赤ちゃん用枕の選び方をご紹介します。

まず最初に、赤ちゃんの頭の形を考えた枕の選び方をご紹介しましょう。

生まれてから数か月の赤ちゃんは、骨格が未発達で寝返りも上手に打てないことから、寝ている際の頭の向きによって、頭の形が変わることがあります。

そこで、赤ちゃんの絶壁防止のために選ばれているのが、ドーナツ型の枕です。

文字通りドーナツのような、円形で中央に穴が空いている枕になります。

枕の穴の部分に赤ちゃんの頭が乗ることで、後頭部がつぶれることなく絶壁を防ぐことが期待できます。

ドーナツ型枕の中には、高さを調節できたり向き癖の偏りを効果的に防ぐことができるものもあります。

また、絶壁防止以外にも赤ちゃんの吐き戻し防止の効果のある枕もあります。

緩やかな傾斜が付いていることで、吐き戻しを防ぐタイプのものが多いので、気になる方はそちらもチェックしてみましょう。

赤ちゃん用寝具の季節に合った選び方!

赤ちゃんは体温調節が苦手なので、季節ごとに適した寝具を選ぶことが大切です。

まず、春に使用する赤ちゃん用寝具ですが、敷布団と薄手の掛け布団、そして肌掛けや毛布があると良いですね。

肌掛けや毛布の選び方ですが、こちらも肌が敏感な赤ちゃんのために素材にこだわりたいです。

肌掛けは、吸湿性に優れたパイル生地のタオルケットがおすすめです。

また、毛布は、肌に優しく春先にちょうど良い薄手の綿毛布を選ぶと良いでしょう。

続いて夏ですが、赤ちゃんは汗腺が未発達なことから、体温が上がりやすく下がりやすいという特徴があります。

そのため、暑い夏には冷房で体温が下がりすぎたり、熱がこもって体温が上がるのを防ぐために、タオルケットや薄手の毛布で、適度な体温を保つ必要があります。

前述した薄手の綿毛布があれば、タオルケットをパイル生地のバスタオルなどで代用するのも良いでしょう。

続いて秋ですが、厚手の掛け布団と薄手の掛け布団を用意し、気温によって使い分けると良いです。

冬にも、薄手と厚手の掛布団を2枚用意し、気温に合わせて「タオルケットや綿毛布」などと、組み合わせを変えるのが良いです。

赤ちゃん用寝具カバーの選び方!デザインより素材

最後にお伝えするのは、赤ちゃん用寝具カバーの選び方です。

赤ちゃん用の寝具カバーは、動物柄や花柄などの可愛らしいデザインが多く、見た目で選ぶ方もいるかと思います。

しかし、寝具カバーは赤ちゃんの肌に直接触れるものなので、デザインよりも素材で選んだ方が良いです。

ポリエステルの寝具カバーは安価でお手入れがしやすいですが、肌が繊細な赤ちゃんには負担になってしまう恐れがあります。

そこで、赤ちゃん用の寝具カバーの素材でおすすめなのが、オーガニックコットンです。

特にオーガニックコットンのガーゼが重なっている寝具カバーは、肌に優しいだけでなく、吸湿性や放出性に優れています。

また、熱がこもりにくく蒸れにくいので、1年を通して快適に使うことができます。

赤ちゃん用寝具は機能性を重視した選び方がおすすめ!

これまで、赤ちゃん用寝具の選び方についてご紹介してきましたが、参考になりましたか?

赤ちゃん用寝具は、デザインが可愛いものが数多く取り揃えられていますが、身体が未発達で繊細な赤ちゃんが使うものなので、機能性を重視して選んだ方が良いですね。

ご紹介してきた選び方を参考に、赤ちゃんが快適に使うことができる寝具を購入してみてください。