100均で売られている様々なもの、いろんなものがありますよね。
季節の変わり目に使う、お布団を収納できる真空パックは便利ですが、100均のものはなんだか頼りない気がしていませんか?
しかし、100均のものでも、使い方によって長持ちします。
ここではそんな100均で売られているお布団用の真空パックについて、メリットや注意点、使い方などをお話ししましょう。
お布団用の真空パック!その利便性について
お布団は毎日使うものですが、掛け布団や毛布はオフシーズンになると洗濯して片付けますよね。
そのまま押し入れにしまってしまうと、ダニが発生したり虫食いの被害に遭うこともあります。
また、押し入れは湿気が溜まりやすく、そのままお布団をしまって放置するとカビの発生する原因にもなります。
そこでおすすめしたいのが、真空パックで圧縮して保存する方法です。
圧縮袋とも呼ばれています。
お布団を真空パックにすることで、空気を遮断し、カビの発生を抑えることができます。
さらに、真空状態にすることでダニの発生を抑え、害虫からお布団を守ることができます。
真空にすると他にもメリットがあります。
まず、従来のお布団より収納スペースを少なくすることができます。
様々なメリットがある圧縮袋ですが、ホームセンターなど一般的なお店で購入するのが通常ですが、100均でも売られていることを知っていますか?
100均のものといえば一度使ったら次は使えないような、弱いイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
100均のお布団用の真空パックについてお教えしましょう。
100均のお布団用の真空パックにはどんなものがある?
大体のものが手軽に買えるのが100均ですが、お布団用の真空パックも例外ではありません。
お布団用の真空パック・圧縮袋には主に二種類あります。
それは、チャック式とバルブ式です。
簡単にご説明しますと掃除機のノズル分だけ開けた状態で空気を抜いた後、チャックを閉めるものと、バルブ式でチャックを完全に閉めたあと、バルブに掃除機を当て空気を抜くものです。
チャック式のものは他にもチャックを閉め、そこからぐるぐる巻いて圧縮をする衣類用のものもあります。
そして、チャック式は100円で購入できますが、バルブ式は少し金額が高いものもあります。
しかし、一般のお店で買うよりは、はるかに安く購入することができます。
チャック式は空気を抜いたあと、掃除機のノズルを抜きチャックを閉めるのですが、このときどうしても少し空気が入ってしまいます。
その点、バルブ式は掃除機で空気を抜いたあと、空気が入らないようにバルブを閉めるだけなので非常に簡単に真空パックを作ることができます。
では、100均のお布団用真空パックにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
100均のお布団用真空パック、メリットとデメリット
100均の真空パックには二つの種類があることがわかりましたが、メリットとデメリットが存在します。
大きなメリットとして、やはり低価格で購入できることでしょう。
大きさによっては、二枚入っていたりとお得です。
また、破れてしまっても買い替えが容易にできるのもメリットの一つです。
デメリットはサイズの種類があまりないことです。
最大でも、毛布一枚が入るものに限られるため、大きなお布団では入らないことがあります。
必ずサイズを確認して購入しましょう。
そして、デメリットのもう一つがビニールが薄く、耐久性が低いということです。
詰め込みすぎ、圧縮しすぎ、引っ掛けてしまうなど、理由は様々ですがあまり丈夫なものではありません。
しかし、ちゃんとした使い方をすればデメリットをなくすことができます。
では、どうすれば100均のお布団用真空パックを長持ちさせることができるのでしょうか。
100均でも長持ちする?お布団用の真空パックの使い方
あまり丈夫でないイメージのある100均のお布団用真空パックですが、上手に使えば長い間使うことができます。
ここではその使い方をお話ししましょう。
まず、詰めすぎないことが大切です。
これは100均のものに限らず、また衣類用でも同じなのですが、詰めすぎることによってあまり空気を抜くことができず、また圧縮の途中でビニールが限界を迎えて破けてしまうことがあります。
そして次に、チャックの部分を濡れたタオルで拭くことです。
チャック部分にホコリなどついていると、圧縮した後もそこから空気が入りやすくなってしまいます。
濡れたタオルで拭くことで、ホコリをつきにくくするだけでなく、チャック同士の密着具合を良くします。
それから空気を抜き圧縮をしていくのですが、ここに一番重要なポイントがあります。
「お布団を圧縮し収納」と考えると、どうしてもぺったんこでカチカチするまで圧縮するイメージがありますが、これはやってはいけません。
完全に圧縮してしまうと、袋の表面が張りつめてしまい、少しの衝撃で破れてしまいます。
また、お布団にもダメージが出てしまうこともあります。
空気を抜く際に、厚みが圧縮前の全体の1/3程度になるくらいに抑えます。
手で押して弾力があるくらいが理想です。
空気を抜き、圧縮したお布団は優しく扱いましょう。
ぶつけたり、引きずったりするとビニールが破れてしまいます。
収納する際には取扱いに十分注意しましょう。
真空パックに入れてはいけないお布団がある?
お布団には様々な種類がありますが、すべてのお布団が真空パックに入れて良いとはいえません。
実は圧縮してはいけないお布団があります。
それは羽毛布団です。
羽毛布団はフェザーとダウンという二種類の羽根を使用していますが、羽毛布団の特性としてある軽くて暖か、というのはこの二種類の羽根が空気を含むことで発揮します。
しかし、圧縮して空気を抜いてしまうとこの羽根がしぼんでしまい、元に戻らないことがあります。
また、圧縮してしまうことで内側から羽根がカバーを傷つけ、そこから羽根が出てきてしまいます。
そのため、羽毛布団は100均の真空パックではなく、羽毛布団専用の保護袋に入れましょう。
どうしても圧縮したい場合は、軽く空気を抜く程度に抑えます。
間違っても他のお布団のように圧縮してはいけません。
折角の羽毛布団が台無しになってしまいます。
羽毛布団を長持ちさせるためにも、大切なポイントとなるので注意しましょう。
お布団を真空パックに入れる前にするべきこととは
お布団はそのシーズンを終えるごとに真空パックに入れて保存するのが良いのですが、使ったお布団をそのまま入れてしまっていませんか?
いくら空気を抜いてしまうとはいえ、使ったお布団をそのまま片付けるのは衛生的にも良くありません。
そこでお布団をしまう前に、ぜひやっておきたいことをお話しします。
まず、お布団を十分乾燥させましょう。
布団用乾燥機を使うと、ダニを死滅させることができます。
そのあと、十分に掃除機を掛けます。
ダニはアレルギーの元となるイメージがありますよね。
実は、アレルギーの元になるのは生きているダニではなく、死がいやフンがアレルギーの元となります。
掃除機で十分に死がいやフンを吸い取りましょう。
また、天日干しにして布団叩きで叩くことをされている方もいらっしゃると思いますが、これはアレルゲンとなる死がいやフンをバラまくことになるのでおすすめはしません。
正しい方法でお手入れをしたあと、真空パックに入れる際には、除湿剤を一緒に入れましょう。
お布団用の除湿剤・除湿シートは100均にも売っています。
こうすることで保存中のお布団が湿気ってカビが生えるのを防いでくれます。
上手に使って長持ちさせよう
いかがでしたか?
100均のお布団用の真空パックについて、使い方や注意点についてお話ししましたが、ちょっとしたコツで、あまり長持ちしないと思われがちな100均の商品も、長く使えることがわかりました。
安いからといって使い捨てではなく、上手な使い方をして快適な生活を送りましょう。