ホテルに泊まったときに、シーツがピンとしたシワひとつない綺麗なベッドを見ると気分がいいですよね。
ホテルのようにベッドメイクするのは、難しそうに感じますが、実はコツさえ覚えれば、簡単に再現出来るかもしれません。
今回は、お家でも出来そうなベッドメイクについてご紹介します。
基本的なベッドメイクからはじめてみよう!
ホテルのベッドメイクは、やり方さえ分かれば簡単です。
ここでは基本的なベッドメイクについてご紹介します。
はじめに、マットレスの上に汗を吸収するベッドパットを敷きます。
その上からマットレスをくるんでメイクするメイキングシーツを掛けます。
メイキングシーツの掛け方は、シーツを広げて、シーツとベッドのセンターを合わせます。
マットレスとボトムの間にシーツを挟み、マットレスをくるみます。
くるんだ四隅を綺麗に折ります。
これで、マットレスのメイクは完了です。
次に、上に掛けるベッドカバーですが、羽毛ベッドカバーの場合をご紹介します。
羽毛インナーをカバーの中にセットします。
カバーの中の紐とお布団の紐を結びます。
そして、寝ている間にお布団が落ちないように、足下の部分をマットレスの下に挟みこみます。
また、枕も綺麗にしてあげると、更に整った印象になります。
枕カバーに枕を入れます。
枕の空気を抜くように押さえます。
このようにして、枕カバーを整えたら、出来上がりです。
ホテルで最近主流になってきたデュべスタイルとは?
ホテルのベッドメイクで、最近主流になってきている「デュべタイプのベッドメイクの方法」をお伝えしていきます。
デュべとは、フランス語で羽毛布団を表す単語で、羽毛布団を使ったベッドメイクの事をデュべスタイルと呼びます。
そして、お布団の形状は、一般の家庭にあるお布団と違い、ベッドカバーのサイドに垂れがついています。
その垂れをベッドのマットに挟みこみます。
さらに、デュべカバーは、足下方向に口が開き、長さが長いので、マットレスの下に巻きこんで、メイキングします。
また、ホテルのベッドメイク方法は、デュベスタイルの他にボックススタイルという昔からある方法もあります。
このボックススタイルは、シーツの端をベッドカバーとともにマットレスに挟みこむものです。
就寝するときは、挟み込んだ部分を引き出し、シーツとシーツの間に体を入れるスタイルとなっていました。
そのため、寝にくいという声があったのです。
このことから最近では、ボックスタイプより、デュべスタイルの方が寝やすく人気という声もあります。
普段のベッドメイクにちょっとアレンジ
ベッドメイクに慣れてきて、ちょっとアレンジを加えたい場合は、ベッドスローを掛けてみましょう。
ベッドスローは、ベッドの上の足下に掛ける細長い布の事です。
ベッドスローは、ホームセンターや、生地を販売しているお店で、簡単に購入する事が出来ます。
また、色や素材も様々なものが販売されているので、模様替え用にいくつか持っていると、気分によって簡単にベッドルームの印象を変える事が出来ます。
この布を掛けるだけで、高級感が出て、一気にベッドルームの雰囲気が変わります。
ちなみに、ホテルでベッドスローを使う理由は、単なる飾りだけの役割だけではありません。
欧米では、靴を履いたままベッドに寝転がっても汚れないように、ベッドスローが掛けられている事も多いです。
このことから、ベッドスローは、別名フットスローとも呼ばれています。
ちなみに、ベッドスローは、足下に置いて擦れたり、毛玉が出来やすいです。
ベッドスローが汚れていたら、ベッド全体が汚れた印象になってしまうので、清潔に保つようにしましょう。
ホテルのベッドメイクが窮屈?
ベッドに入る際に、「どこに足を入れたらいいのか分からない」という方は多いのではないでしょうか。
ホテルのベッドは、シワが寄りにくくするために、シーツやお布団をマットの下に挟みこんでしまいます。
しかし、いざ寝ようと思ってベッドに入っても、足下が窮屈だとリラックス出来ないですよね。
また、ベッドシーツやお布団は、しっかりマットレスの下に挟み込まれているので、出すのも一苦労です。
こういったベッドメイクのスタイルは、窮屈という声もあるので、最近はマットの下に挟み込まないホテルもあるようです。
家で、ベッドメイクをする際は、足下を挟みこまず、ベッドメイクしてもいいかもしれませんね。
また、ホテルに宿泊して、シーツやお布団がマットの下に挟みこまれていて、窮屈な場合は、寝る前にお布団をマットの下から出して寝ている方も多いようです。
ホテルのベッドに枕がいっぱい?
ホテルに宿泊した際に、1人で寝るシングルベッドなのに、1つのベッドに枕が2、3個置いてあったという経験はないでしょうか。
枕が沢山置いてあると、見た目は良いですが、寝るときに頭上が狭くなって邪魔ですよね。
しかし、何個も置いてある枕は、実は「固さが全て違うもの」が置いてある事が多いようです。
試しに触ってみると、柔らかいものからちょっと固めの枕まで様々です。
枕の固さの好みが選べるように、柔らかい枕から固めの枕まで置いてあるようで、宿泊した際は、どの枕が自分にあっているか試してみましょう。
また、枕をいくつか置いておく事で、枕の高さを調節出来るので、いくつかの枕を置いているという意味もあるようです。
家でベッドメイクをする際は、その必要はないので、高級感を出したいときなどは、枕を2個並べてみると印象が変わるかもしれません。
そして、ビジネスホテルでは、テンピュール枕を用意しているところも多いようです。
もし、熟睡出来ない場合は、フロントに聞いてみたら、貸し出ししてくれるところもあるかもしれません。
ホテルのマットレスの種類も様々
最後は、ベッドメイクについてではなく、マットレスについてご紹介します。
ホテルのベッドのマットレスは、大きく分類して、ボンネルタイプと、ポケットコイルタイプの2種類あるようです。
昔は、ボンネルタイプのベッドを使うホテルが多かったようですが、最近では、ポケットコイルタイプのベッドを使うホテルが主流になってきたようです。
ボンネルタイプのベッドは、コイルが全て連結されています。
このタイプのベッドは、耐久性が高く、長く使う事が出来ますが、寝たときにUの字に沈むので、お尻や肩に負担がかかりやすいです。
また、ボンネルタイプは寝たときに硬く感じるので、腰が痛い方は、安定して寝る事が出来ておすすめです。
それに対して、ポケットコイルタイプのベッドは、コイルが連結されておらず、一つ一つが袋に入って独立しています。
ポケットコイルタイプのベッドは、ボンネルタイプのベッドに比べて耐久性は劣るものの、体を点で支えてくれるので、体への負担が少ないのが特徴です。
このタイプのベッドは、柔らかく感じるので、ふんわりしたベッドが好きな方や、体重が軽めの方におすすめです。
そして、ポケットコイルはバネを500本以上使っているので、200本くらいのバネで出来ているボンネルコイルより、1万円くらい高いものが多いようです。
色々試して自分に合ったベッドメイクを取り入れよう
ご紹介したように、ホテルのようなベッドメイクは、難しく見えて、自宅でやってみると簡単に出来るものが多いです。
また、ベッドスローのようなアレンジや、枕を足すだけでも、寝室がゴージャスな雰囲気になります。
色々なベッドメイクを試してみて、自分に合った寝室を作ってみてはいかがでしょうか。