高校生になったら考える賢いインテリア術!狭いお部屋の場合

高校生にもなると、お部屋のレイアウトやインテリアなどに気を配るようになる方が多いのではないでしょうか。

子供の頃は、親が用意してくれた家具で過ごしている方が大半でしょうが、大きくなるにつれて趣味や嗜好は変わってきますよね。

また、高校生になると、お小遣いやアルバイトなどして、手に入るお金も多くなり、少し高価な家具でも自分で購入することが出来るかもしれません。

今回は、高校生のお部屋はどのようなお部屋にすると過ごしやすいのか、また、小さなお部屋の有効な活用法などをご紹介します。

お部屋の模様替えを考えている方は、ぜひご参考にしてみてくださいね。

高校生のお部屋はどれくらいの広さ?

高校生のお部屋は、どれくらいの広さだと使い勝手が良いのでしょうか。

お部屋の広さに関しては、自分で選べるわけではありません。
住宅の都合や、ご兄弟の数によっては、一つのお部屋が使えない場合もあるでしょう。

一般的な高校生のお部屋は、4,5畳~8畳くらいが多く見られ、兄弟姉妹で8畳~14畳を一緒に使っているという方もいます。

大きければ大きいだけお部屋の使い方は自由が利きますが、小さいお部屋も捨てたものではありません。

お部屋が小さければ、余計なものを増やさずに整理整頓が上手になったり、お掃除が楽だというメリットがあります。

また、冷暖房は小さいお部屋の方が効率良く使えるので節約も出来ますね。

つまり、大きいお部屋でも小さいお部屋でも、使い方次第で心地良く快適なお部屋をつくることは可能なのです。

次の項では、小さなお部屋を上手に使うための方法を見ていきましょう。

小さなお部屋を上手に使おう!

小さなお部屋を効率良く使うためには、家具の選び方が大切です。

背の高い家具を、四方にぎっしり並べてしまうと圧迫感でお部屋は狭く感じます。

しかし、家具の数を多く置けない小さなお部屋で、背の低い家具ばかりを選ぶと、収納が足りなくなることもあるでしょう。

そのため、お部屋の形にも気を配る必要があります。

長方形のお部屋は、正方形のお部屋よりも空間が狭く感じます。
ですから、コの字に家具を置いてしまうと、ますます狭く感じます。

そうしたときは、L字型か、あるいは一辺の壁だけに沿って家具を配置し、縦に長く空間をとると視線が奥に伸びて、広く感じることがあります。

また、家具のサイズは大きめのものは3つまでにするのが望ましいでしょう。

・ベッド、学習机、本棚あるいは収納棚
・ベッド、収納棚、テレビ(テレビ台)
・ソファ、低いテーブル、収納棚(寝具はお布団)

このように、組み合わせはそれぞれ違いますが、大きな家具を3つに抑えて、他は壁を利用した見せる収納や、クローゼットの中を上手に使って整理するようにします。

高校生ともなると、洋服やカバンなど、ものが格段に増えていることでしょう。
クローゼットが付いていないお部屋の場合には、大きな家具は4つに増やさないと難しいかもしれませんね。

また、ベッドもソファも両方欲しいという方はソファベッドを使用したり、本棚と収納棚が欲しいという方は、クローゼットにしまえるワゴン式本棚などを選ぶとお部屋は広く使えます。

こうしてみると、お部屋の中で必要性が高く、特に大きなスペースを占めるのはベッドと学習机でしょうか。

次項からは、ベッドと学習机について考えていきます。

高校生の小さなお部屋にベッドは必要?

限られたスペースの中、ベッドの占める割合はとても大きいですよね。
しまう場所さえあれば、ベッドではなくお布団にするのも一つの手段です。

しかし、洋室のクローゼットだと、お布団をしまうのには難しい、ということもあるでしょう。

また、高校生だと、お布団を自分で出し入れするようになるかもしれませんので、ベッドの方が使い勝手が良い、と感じる方も多いのではないでしょうか。

そのような場合に、ロフトベッドが活躍します。

ロフトベッドは種類が豊富で、ベッドの下が収納になっているものや、机になっているもの、洋服を掛けられるハンガーパイプが付いているものなど様々です。

また、高さも梯子三段くらいの低いものから、収納をたくさん付けた天井近くにベッドがあるものまで数種類あります。

以前はロフトベッドと言えば梯子で上がるものが主流でしたが、今は安定感のある、階段がサイドに付いている物があり、安全性に優れていると言えるでしょう。

しかし、ロフトベッドは腰を掛けたり、ちょっとした時に寝転んだりすることが出来ないため、不便、と感じる方もいるかもしれませんね。

お部屋にソファがあれば別でしょうが、ベッドとソファの両方を置くのはスペース的に難しいことでしょう。

そんな方には、ベッドの上に収納が付いているものをおすすめします。

収納の中に堀りこんだ形のベッドや、上にパイプの小さな棚が付いているものもあり、ロフトベッドには及びませんが、少しでも収納を増やしたい方にはおすすめです。

一体型の家具だと、インテリアとしても統一感があって素敵ですよね。

ベッドをスペースをとるものと思うのではなく、お部屋のインテリアの中心として見てみると、使い勝手の良い方法を探せますよ。

高校生の小さなお部屋に学習机は必要?

お部屋でベッドの次に場所をとるのは学習机でしょうか。

先ほどご紹介したロフトベッドには、机が付いているものがありましたが、収納タイプのベッドの場合は、別に机を用意することになりますね。

そもそも、高校生のお部屋に学習机は必要なのでしょうか?

わざわざ机を用意しなくても、折り畳み式の低いテーブルを使ったり、リビングで勉強したりする方もいるかもしれません。

しかし、それでも、あえて学習机はお部屋に置いた方が良いとおすすめします。

もちろん、形は学習机でなくても構いません。
机と椅子だけでも良いですし、少しの収納があれば、なおのこと良いですね。

高校生になると、テスト勉強や受験勉強など、机に向かう回数が増えます。

子供の頃はリビングで、親に教えてもらいながら勉強をするのも良いのですが、高校生にもなって、親と話しながら勉強をするのは、逆に気が散りますよね。

また、勉強机が無いと、学校のものや勉強の道具をしまう場所がわかりにくくなりますし、低いテーブルを使う場合は足のしびれや疲れで集中出来ないこともあるでしょう。

なので、学生の内は、学習机となるものをお部屋に置いた方が、お部屋自体の使い勝手も良いと考えられます。

小さなお部屋で役立つインテリア

さて、ベッドや机などの大きな家具を見てきましたが、小さなお部屋で高校生が使いやすい家具や雑貨と言えば、どのようなものがあるでしょうか。

まずは、突っ張り棒を使った収納が便利です。

突っ張り棒にS字フックをかけて、マフラーやストールを掛けたり、ハンガーを掛けたり、のれんを使って目隠しにも使えます。

また、横ではなく上下に突っ張るタイプの、壁一面を収納に使えるラックもあります。

賽の目や横縞になっているため、フックを好きなところに引っ掛けて、カバンや帽子、小さなカゴを設置して小物を入れることも出来ます。

壁を利用した収納は、小さなお部屋のスペースを最大限に活用出来ますよ。

また、特におすすめしたいのは、間仕切り収納のシェルフです。

「狭いお部屋に間仕切り?」

そう首をかしげる方もいるかもしれませんが、広く見せるコツではなく、狭いからこその快適さというのを挙げてみます。

例えばお部屋の奥、窓際にベッドを配置したとします。

ベッドのすぐ手前にシェルフを置いて、寝る空間とそれ以外の空間に分けてみると、勉強する時には気が散らずに、眠る時はぐっすりと落ち着くものです。

特に、ベッド側は狭く仕切られたことで冬場は温かみも感じることが出来ます。
お部屋の扉が見えないことも、落ち着く一因かもしれません。

両側収納になっているものならば、ベッド側は本棚として活用して、手前は雑貨などを飾るのも良いでしょう。

それでも、圧迫感を感じるという方は、上下が抜けているタイプのものもありますし、全体をくり抜いた棚タイプのものもあります。

収納も増えるので、とても使い勝手の良いアイテムです。

理想のお部屋づくりとは

ここまで家具の配置や便利な家具を見てきましたが、理想のお部屋をつくるのに大切なものとは何でしょうか?

家具を減らしたり、便利グッズを使うのも良いのですが、やはり、お部屋づくりを楽しく出来ることが一番ではないでしょうか?

「小さなお部屋だから何をしても狭い」
「お部屋は広いけど使い勝手が悪いし、日当たりも良くないし」

このように、不満をもって配置換えをすると、どのようにお部屋を変えても、やはり、気に入らないお部屋になってしまいます。

最初から絶対に満足するお部屋を持つ方は少ないと思います。
けれども、自分で楽しんで、満足するお部屋に変えることは出来るのです。

広いお部屋を持っているならば、空間を生かして好きなものを揃える喜びを、小さなお部屋ならば、どう配置したら機能的なお部屋に出来るか考えることを、楽しめるのではないでしょうか。

高校生になると、幼い頃よりも自分のお部屋で過ごす時間が増えることでしょう。

長い時間過ごすお部屋ですから、自分が大好きだと思えるような、心地良い空間をつくることが出来ると良いですね。

たったひとつのお部屋づくりを楽しもう

今回ご紹介している例はほんの一部なので、お部屋づくりを楽しむ方法は、まだまだたくさんあります。

最近は、100円ショップなどでも、お部屋を彩る可愛い雑貨が置かれています。
安価な材料で、自分だけの小物入れや壁掛けなどをつくってみるのも夢があって良いですよね。

自分だけの理想のお部屋をつくるために、ぜひ、いろいろとチャレンジしてみてくださいね。