北欧の独特な色使い、パリの洗練された雰囲気、アメリカのごちゃごちゃしているように見えておしゃれなお部屋...。
海外のインテリアって、憧れますよね。
住宅事情が違うから、ということで諦めていませんか?
ちょっとした工夫で、海外風のお部屋作りは可能なんです。
今回は、憧れの海外のインテリア画像をお手本にして、素敵なベッドルームの作り方をご紹介します。
ベッドルームを整える!インターネットの画像などを参考に
「まるで、洋書に出てくるような海外のおしゃれなインテリアの真似をしたい」と思っても、今一つ決まらない、という方が多いようです。
そもそも、どうしたらおしゃれなインテリアになるのか、よくわからないというのが本当のところなのではないでしょうか?
とりわけ、ベッドルームは、寝具やパジャマで乱雑になりやすい場所ともいえます。
あまり人目にも触れないので、どんどん散らかってしまうものです。
ですが、一日のうちの3分の1は寝室で過ごします。
そして、目から入ってくる印象というのは、私たちの精神状態に、思いのほか影響を与えているものなのです。
ベッドルームを、おしゃれで自分らしく、清潔に整えることは、とても意味のあることだといえますよ。
まずは、ネットの画像でもインテリアの洋書でもいいので、自分が好きだと思うベッドルームを探してみましょう。
海外のベッドルームが素敵に見えるわけ
海外のおしゃれなべッドルームの画像を見ていると、日本のベッドルームとは雰囲気が全然違うと感じることがあります。
広さが違う、ということだけではないようです。
海外のベッドルームでも狭いお部屋はいくらでもあります。
それなのに、なんだか違うと思ってしまうのです。
ファブリックや家具がおしゃれだからでしょうか?
確かに、それも関係があるのですが、実は一番の違いは、天井の高さにあるのです。
天井が高いと、採りいれた光の反射具合が、ぜんぜん違ってきます。
天井が低い部屋は、どうしてもチープな印象が出てしまうのです。
海外のベッドルームの天井が高い理由は、もちろん住んでいる人間の身長が高いからでしょう。
日本では、注文住宅で好きなように家を設計できるのであれば、この問題を解決できるかもしれません。
そうでないなら、天井が低いというハンデキャップはどうしようもないことなのです。
今ある環境を工夫して、自分好みでおしゃれなベッドルーム作りをしてみましょう。
おしゃれな海外風のベッドルームづくり!「色」の統一感
お部屋に入ったときに、まず、ぱっと目に入ってくるのは「色」ですよね。
おしゃれなお部屋作りに効果があるのは、「色」なんです。
たとえば、とても高価なオブジェを置いたとしても、部屋の中の色がバラバラにされているのであれば、おしゃれには見えません。
もちろん、あえていろいろな色合わせをし、カラフルなインテリアでおしゃれなベッドルームを作ることもできます。
でも、それで成功するのは、色彩感覚に長けた、インテリア上級者といえます。
まずは、自分がどういう色が好きなのかを考えて、メインの色を決めてみましょう。
そして、サブの色を2色か3色、多くても4色くらいで構成されたインテリアスタイルを目指してみましょう。
色彩感覚に少し自信がある方は合計3色、もし自信がないのであれば、合計2色のほうがアレンジしやすいと思います。
また、色を決めるときも、海外の画像やインテリア雑誌、洋書などが参考になります。
これから家を新築したり、リフォームできる方は、壁と天井とフロアーの色を自由に決められますが、既存の部屋の模様替えの場合は、そうはいきません。
今ある壁や天井、フロアーが一番面積が広くなるので、その一番面積が広い箇所の色をメインにするのがいいですね。
次に面積が広いのは、ベッドカバーになります。
壁や天井、フロアーの色は変えられないとしても、ここは自由に自分の好きな色、もしくは部屋の雰囲気に似合う色を持ってきて、統一感を出しましょう。
新しくチェストや椅子を購入するときも、この色のことを考えなくてはいけません。
いくらデザインが好きなものがあっても、自分が決めた色以外のものは購入しないようにするのが成功への近道です。
ここで、疑問が湧いてくるのではないでしょうか?
たとえば、「壁や天井、フロアーと、クローゼットなどの色が既に3色以上で構成されている場合、自分の好きな色はどうすればいいのか?」ということです。
その場合は、潔く今ある色の中の一色でベッドカバーや小物類の色を決めていきましょう。
海外のベッドルーム作りで大切なのはスタイルの統一感
色の次は、スタイルの統一感です。
「北欧スタイルのように、どこか温かみのあるベッドルームにしたい」、「シャープにモノトーンで統一させて、モダンスタイルを極めたい」など自分の好きなスタイルはどういったタイプなのか考えてみましょう。
このときも、さまざまな海外のベッドルームの画像などが、役に立ちます。
そして、色を統一させるときと同じように、スタイルの統一感にも気をつけます。
ただ、インテリアの上級者であれば、スタイルに統一感を持たせる、ということも難しくないかもしれませんが、そうでなければ、「いったい何を持って統一感というのか?」ということになってしまうかもしれませんね。
そういった場合は、お気に入りの画像を参考にするだけでなく、徹底的に真似をしてみる、というのも一つのアイデアです。
同じ家具や寝具を購入するというのではなく、もちろん違うメーカーのものを購入する事になるのですが、なんとなくでもいいのです。
徹底的に似たようなテイストのものを探してみましょう。
画像を見て一目ぼれしても衝動買いはやめよう!
資金がたくさんあればいくらでも、海外のようなおしゃれなベッドルーム作りに没頭できますよね。
買った家具や寝具がイメージに合わなくても、また買い直すことも可能です。
ただ、そうでない方や、できるだけ低予算でリフォームや模様替えをしたい、と思っている方も多いと思います。
そんな方は、ただ「かわいい」とか「素敵だ」という理由だけで、インテリアを購入しないようにしましょう。
ビクビクしながらお買い物をするのも楽しくないですが、何も考えずに衝動買いだけはやめましょう。
洋服や靴と違って、インテリアに関する物は、急に売り切れになってしまうということが少ないですから、じっくり考えてからでも間に合うことがほとんどです。
画像で見て、気にいったからといて、すぐに同じものを注文するのではなく、一呼吸置くといいですね。
また、いくら低予算で抑えたいからといって、あまりにチープな物に飛びつかないようにしましょう。
今は、100均でもかわいいものをたくさん買えます。
ただ、長く使うことになるインテリアアイテムは、あまりチープさが前面にでると、部屋全体にチープな雰囲気が漂ってしまうものです。
ですから、何もかもチープな物で揃えてしまわないようにしたいですね。
インテリア作りは、すぐに完成させられるものではありません。
自分が理想とするスタイルをイメージして、ある程度の期間、温めることも大切です。
海外のインテリアの画像で気付くこと~生活感を出さないコツ
海外のインテリアの画像や写真を見て天井の高さ以外で気付くことは、パソコンやテレビのコードが見当たらない、ということです。
ですが、これは、日本のおしゃれなインテリア画像を見ても同じです。
おしゃれなインテリアの写真を撮る、という時点で、そういった生活感を感じさせるものはすべて排除されているのですから当然といえば当然です。
それに引き換え、自分のベッドルームの生活感にがっかりすることはありません。
ただ、そのままではやはり、海外のインテリアのようにおしゃれなベッドルーム作りはできないので、ひとつずつクリアしていくことが大切です。
コンセントはできるだけ見えないような工夫をするだけで、ずいぶん生活感を消すことができます。
また、部屋にある物が増えれば増えるほど、色の統一感が失われ、生活感が溢れてきます。
余計な物を持たずシンプルな生活を心がけるというのも、海外のおしゃれなインテリアに近づくコツでもあります。
海外のようなおしゃれなベッドムール作りにこだわろう
海外のインテリアのようにしたいという方は、インターネットで自分の理想とする画像を見たり、海外のインテリア雑誌などを参考にしてみましょう。
色とスタイルの統一感を基本にしながら、自分の理想のベッドルームになるよう、気長につくりあげて行きたいですね。