これはオススメ!いいことだらけの勉強机の蛍光灯をled化

みなさんは勉強机の照明には、明るければ明るいほど文字が見えやすく勉強の効率があがると思い込んでいませんか?

日本人は高度成長期と共に、家庭の中の光は「明るい」事が当たり前になってきてしまったのです。

そんな日本人の当たり前をこれからの時代に合った、勉強机の蛍光灯をled化すれば家庭内の「良いこと」を増やせるはずです。

想定外だった!?勉強机の蛍光灯がled化するなんて!

自宅の勉強机の照明器具で、多く使われているのは蛍光灯が多いです。

その理由は、日本の高度成長期を支える家庭の光が明るいのは、当たり前という考えが浸透していたからです。

また、その当時の日本の住宅事情の居間は「家族の憩いの場」、「寝室」、「子供の勉強する場所」となっていて、万能性があると考えられていた蛍光灯が使用されていました。

このような住宅事情があり、蛍光灯が一般的になったのです。

このことから、その当時は「子供部屋の確保」と「勉強をするための勉強机を置くこと」は、現在では一般的なもののが、その当時はなかったと言えます。

そして、この当時には、まさか省エネ効果の高い照明が出現し、世の中のled化が進んでくるとは考えてもみなかったことです。

もし、勉強机の照明が昔ながらの白熱電球であったら交換は早めにしましょう。

価格はリーズナブル、温かみのある色なので舞台照明などに多く使われていますが、エネルギーのほとんどが熱になって放出されてしまい、勉強をする環境にはあまりむいていないのです。

また、消費電力が多い白熱電球は寿命が短く「非省エネ照明」ということで製造中止になっているメーカーが多数あります。

まだ、白熱電球を使用しているようなら、交換を検討してみてください。

蛍光灯の良いところ・悪いところ

勉強机の蛍光灯をledに交換することを考えている方もいると思います。

それでは、蛍光灯の特徴とledの特徴をご存知でしょうか。

ただ、漠然と交換するのではなく、まずはちゃんとそれぞれの良い点と悪い点を知っておきましょう。

まずは、蛍光灯の仕組みを簡単にご説明します。

蛍光灯は、周りのガラス管の中にアルコンガスと微量の水銀が入っており、内側には蛍光体が塗られています。

このガラス管の中で電子と原子の衝突で放出された紫外線が、蛍光体に当たることによって可視光線を発生します。

それでは、この蛍光灯の良い点、悪い点についてご紹介しましょう。

●良い点

・比較的に値段が安い
・照明器具の価格も手頃である
・白熱電球に比べて寿命も長く、平均的な日常生活であれば約1年間の使用が可能

●悪い点

・寒さに弱い
・寒い冬などは明るくなるのに時間がかかる
・虫が寄ってくる

このような特徴があります・

昔は、この蛍光灯の特徴から「蛍光灯のような人」という言葉が、昭和の時代に「反応の遅い人」の例えになっていたこともありました。

また、虫が寄ってくる理由は、虫には紫外線を頼る習性があり、蛍光灯からは紫外線が放出されているからです。

そのため、最近ではコンビニなどの照明のled化が進んでおり、虫を引き寄せないようにしています。

勉強机の照明に虫が寄ってきたら、気が散って勉強に集中できないかもしれません。

このように虫が寄ってきてしまうということなら、照明をled化してみるもの良いでしょう。

ledの良いところ・悪いところ

次はledの特徴です。

ledとは、どのようなものかと言いますと、発光ダイオートを利用した照明です。
このled化することによって省エネできることで知られています。

それでは、ledの良し悪しについてもご説明していきましょう。

●良い点

・消費電力が少なくて熱を持たない
・5年から10年は使用できる程の寿命の長さ
・紫外線や赤外線は含まれていない
・熱くない

●悪い点

・購入コストが高い
・熱に弱い

このような特徴があります。

ledのもう1つの良い点としては、美術館などでled化をすると美術品が劣化しないとも言われています。

このような特徴から用途は幅広く、家庭の勉強机や室内のメイン照明、スポットライト、街灯などに使われているのです。

led自体は、防弾ガラスにも採用されている強度の高いポリカーボネイトでできているため、割れても粉々に飛び散ることはなく、本体もアルミ製で安全なので食品を取り扱う工場などにも使われているようです。

また、悪い点で挙げた「購入コストが高い」ことですが、最近ではledの歩みが進んでいるのに伴い、蛍光灯に比べて価格の差が大きかったledの照明器具も少しづつ価格が低下してきています。

ただし、「熱に弱い」という特徴もあるため、浴室などに設置すると、熱に弱いために破損する恐れがあり、使う場所を選択しなければなりません。

このような点に気を付ければとても有効な照明のため、今は家庭だけでなく、店舗や工場などのさまざまな場所で、led化はさらに進んでいく傾向にあります。

勉強机の蛍光灯をled化する前に知っておきたいこと

蛍光灯とledの良い点、悪い点が分かったうえで、ledに交換したいと思った方もいるでしょう。

しかし、勉強机の蛍光灯をled化する前に、蛍光灯・ledには3種類の色の種類があることを頭の中に入れておくことが大切です。

●「昼白色」

日中の太陽光に似ていて目に優しい白っぽいナチュラルな色です。
いきいきした自然な明るさが特徴で、洋服選びの時やメイクをするシュチュエーションにむいています。

●「電球色」

暖かみのある、オレンジ系統の色です。
リラックス効果があり、料理がおいしく見える色なので、寝室やダイニングに適した色です。

●「昼光色」

寒色系の青白い色です。
すっきりクールなイメージで、覚醒作用があり、視認性が高く文字もはっきりと見えます。
そのため、勉強での読み書きや裁縫など細かく神経を集中させる作業にむいている色です。

蛍光灯は用途に合った色の蛍光灯を取り付けなければなりませんが、led照明にはこの色の他にも寒色・暖色などの種類があり、好みやその時の気分、使い勝手で選ぶことができます。

また、今の蛍光灯のワット数に見合ったルーメン値を選ぶこともできて、オールマイティーに対応することができるのです。

勉強机には、昼光色が良いですね。

勉強机の蛍光灯をled化することでどんな効果があるのか?

勉強机の蛍光灯をled化して得られる効果は、寿命の長さや虫の寄せ付けなさ、だけはありません。

勉強部屋は頭寒足熱と言われています。
これは、頭部は冷やし、足元は温かくすることが勉強の効率を上げるということです。

逆に頭を温めてしまうと脳への血液量は減り、ぼーっとして眠気を誘う要因になったり、夏の暑い時期には冷房の妨げになりかねません。

そこを、勉強机の蛍光灯をled化することで、ちらつきがなく、文字が鮮明に見えます。

当初は多重影が問題視されたこともありましたが、今ではこの多重影がなくなった商品も、新しく販売されています。

また、明るすぎないので目が疲れにくいなどの理由から集中力がつき、勉強モードに入ることができます。
学習環境は快適になり、勉強机の照明としては理想的なのです。

また、ledの消費電力は、今までの直管蛍光灯に比べると約半分以下になります。

電気効率は倍以上なので、勉強机の蛍光灯をled化した一ヵ所分だけでも50%から70%以上の節約につながります。

つまり、家全体の電気量を少なくすれば家庭内の光熱費削減になるのです。

さらには地球にやさしく、CO2排出量も削減できて毎日がエコ生活に変化し、気持ちまで明るくなります。

絞り込みやすい、勉強机のled照明

勉強机の照明の種類についても知っておきましょう。

勉強机の照明は、やはり学習環境に合ったものを選ぶことが大事です。

かさ(シェード)は、まっすぐのストレートタイプのものを選び、幅は勉強机の天板全体を照らすことができる幅なら明るいところと暗いところの差がなく、目への負担が軽減されるのでおすすめです。

led照明には、パワーledと多灯式ledがあります。

パワーledは、名前のとおりに出力が大きく明るいledを1から3個くらい使用しており、費用対効果に優れています。

多灯式は、目への負担を軽減し勉強机前面を照らすことができる、数十個の出力が小さくledをドット状に並べたのものです。

勉強机の照明には、多灯式が適しています。

できれば、光の強さを調整できる調光機能や、光の色を変更できる調色機能がついたものが便利です。

調色機能を上手に使い、勉強開始時には覚醒作用のある昼白色を、集中して勉強したいときには昼光色、勉強に疲れてきたらリラックス効果のある電球色に替えるなどして、勉強しやすい環境づくりができます。

上記のポイントを掴んで、勉強机の蛍光灯をled化して、快適に学べる環境を手にしてみてはいかがでしょうか。

現代日本を支えていくのはled?

勉強机の蛍光灯をledに変えることをきっかけに、家族全員で家の中の照明を見直しすると同時に、2016年4月から始まっている電力自由化で電気会社が選べるようになっています。

そのため、電力会社や電気料金プランの見直しをすることもおすすめです。

子供の勉強がはかどるだけではなく、電気代も節約できるアイテムがledといっても過言ではないかもしれません。