蛍光灯が点滅する!ledに変えるときに気を付けるべき事

蛍光灯が点滅していると、とても気になりますね。

早く取り換えたくなりますが、「これを機にledに変えようかな」と思う方もいらっしゃると思います。

ここでは、蛍光灯やledが点滅する原因や、点滅がもたらす影響、蛍光灯からled照明に変えるときの注意点や工事の必要の有無などについてまとめました。

蛍光灯が点滅する!その原因は?

蛍光灯が点滅すると、とても気になりますね。
目が悪くなってしまいそうで心配にもなります。

それでは、蛍光灯が点滅する原因について、蛍光灯、点灯管、照明器具の3つに分けてご説明します。

【蛍光灯】

蛍光灯の使用可能時間は、約6,000~12,000時間といわれていて、1日に8時間使ったとした場合、2年~4年程もつことになります。

使用可能時間の限界を迎えると、蛍光灯をつけても何となく暗くなってきます。
また、蛍光灯の両端部分が黒くなってきて、最終的には点滅するようになってきます。

【点灯管(グロー球)】

点灯管にも寿命があり、切れてくると点滅します。

交換するタイミングとしては、蛍光灯を2回交換するごとに1回交換するといいでしょう。

蛍光灯に異常がないのに点滅が止まらないという場合は、点灯管の寿命を疑いましょう。

【照明器具】

蛍光灯や点灯管を新しく交換しても点滅してしまうことがあります。
そのときは、照明器具に原因がある可能性があります。

照明器具は、だいたい8~10年で寿命を迎えるとされています。
そこで、10年を超えたら買い換えを検討してみてはいかがでしょうか。

また、点滅する原因は、蛍光灯、点灯管、照明器具の寿命が主な原因です。

寿命を迎えて買い換えをする際に、最近ではledのものを購入する方が多くいます。

点滅する蛍光灯をつけたまま使用し続けると・・・

点滅している蛍光灯の下で生活を続けると、目に悪い影響を与えてしまうことは知られています。
それだけではなく、頭痛や不眠の原因になってしまう可能性もあるようです。

また、健康面だけではなく、経済面にも影響が出てしまいます。

このように寿命が来ると点滅する蛍光灯は、発光時にたくさんの電気を必要とします。

蛍光灯には、両側にフィラメントがあります。
発光の際、フィラメントを加熱して、もう片方のフィラメントに電子を飛ばしています。

この時に大きな電力が必要となり、点灯した後はそれほどの電力を必要としません。

点滅を繰り返しているということは、消灯・発光を繰り返し行っているということになるため、非常に大きな電力がかかってしまいます。

そのため、正常に点灯しているときに比べて電気代が3割程高くなってしまうともいわれています。

また、発光時の大きな電圧が、点灯管や照明器具にまで負担をかけてしまい、寿命を短くしてしまうことも考えられます。

このように、点滅する蛍光灯をそのまま使い続けると、健康面や経済面に影響が出てきます。

新しいものに交換するか、照明器具も年数が経っているのであればled照明に切り替えてみるのもいいかもしれませんね。

蛍光灯をled蛍光管に変えるときは、照明器具全体を変えるほうがベター

蛍光灯を買い換える際に、led蛍光管に変えたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その際、費用を抑えるためにも、照明器具はそのままにして、電球のみを変えたいと思う方もいるでしょう。

しかし、これはあまりおすすめできない方法です。

特に、10年以上使用している照明器具に取り付け、そこからさらに長期間使用することは危険を伴います。

照明器具の内部にある安定器が劣化してしまうと、発熱の恐れがあり、最悪のケースとして火災事故が発生する可能性もあります。

このようなことが起こりうるため、蛍光灯をled蛍光管に交換するよりも、安全のため照明器具自体も新しいものに買い替えることをおすすめします。

照明器具ごと購入するメリットとして、リモコン操作ができる、明るさを段階的に選べる、昼光色・昼白色を選べ色の強さも選べる、などが挙げられます。

さらに嬉しいのは電気代の節約になるということです。

また、点滅する蛍光灯を交換するという手間もなくなりますので、いいことづくめですね。

点滅する蛍光灯からled照明に変更!工事は必要?

点滅する蛍光灯を新しいものに買い換えようと考えたとき、「蛍光灯からled照明に変更するときには、工事は必要になるの?」とう疑問が出てきます。

答えは、工事が不要な直管型のledと、工事が必要なledの2種類があるため、工事が必要な場合と不要な場合があるということになります。

【工事が不要な「直管led」】

工事が不要で、蛍光灯と付け替えればいいだけのled蛍光管は、比較的安価ですが、その分寿命が短いことが多いようです。

中に電源を制御する電子回路があり、これは発熱し壊れやすくなっています。
(ledは40度以上が続くと、寿命が短くなってしまいます。)

また、回路が組み込まれているので重量もあり、器具によっては落ちてしまうこともあります。

さらに家庭用の蛍光灯用機器に直管ledを使うと、火災を引き起こす原因になってしまう場合もあります。

【工事費はかかっても、結果的にお得】

ledの設置工事を行う(照明器具ごと変える)方法は、直接電源と繋ぐことになります。

こうすると回路が不要になるため、熱が発生しなくなり、火災を引き起こすことも少なります。

また、自治体によりますが、ledの工事をすると補助金がもらえるというところもあります。
工事費がかかるとなると高い費用を想像していまいますが、長い目でみると、かなりお得になりえます。

led照明の点滅の原因は?

led照明にも点滅が起きてしまうことがあります。

原因は何点か考えられますが、主な理由としては、①寿命を迎えた②整流器の性能が原因などが挙げられます。

【led照明が寿命になって点滅する】

いつも正常に点灯していたled照明が点滅し始めたときは、led照明の寿命が原因となっていることが考えられます。

一般的に、led照明は蛍光灯に比べると寿命が長く、数万時間という寿命といわれています。

しかし、led照明を構成する回路や材料などが劣化してしまうと、光源自体は問題がなくても、寿命を終えることになってしまいます。

特に、熱による材料の劣化が寿命を短くする原因になっています。

【整流器の性能が原因で点滅する】

まだ新しいled照明の場合でも、点滅が起きてしまうことがあります。
この場合は、寿命ということは考えにくく、整流器の性能が原因になってしまう場合があります。

ledは直流電流を流す必要があるため、交流を直流に変える整流器が必要になります。

この整流器の精度が低かったり、性能に問題があったりすると、点滅が起こる原因になります。

ledの点滅で健康被害の可能性も・・・

蛍光灯からledにすれば、電気代が安くなるうえに、使用年数も長いなど、うれしいメリットがたくさんあります。

しかし、その反面、健康被害の可能性も指摘されています。

ledは、電流の流れが一方向に流れて発光しています。

そのため、そのまま交流をつなぐとONとOFFが繰り返され、点滅が生じます。

それを整流器で直流に変換していますが、整流器の精度が低いものの場合、ledが点滅する原因になってしまいます。

このちらつきは、1秒間に100回以上という点滅なので目で見ることはできません。
しかし、この目に見えない点滅が眼精疲労や体調不良の原因となっているともいわれています。

今現在販売されているled蛍光管にも、この精度の低い整流器を使ったものがあるようです。

「もしかしてうちのled蛍光管も・・・?」と心配になった方のために、自分で確認できる方法をご紹介します。

led蛍光管を携帯電話のカメラで写します。
そこに、「縞模様」が見えたら、それは制度の低い整流器を使ったled蛍光管ということになります。

その下では、お子さんの宿題や読書などを控えたほうがいいかもしれませんね。

蛍光灯が点滅した時が換え時!ledに変えるときは確認が大事

蛍光灯の点滅するのは、蛍光灯・点灯管の寿命や照明器具の使用年数などが原因となっています。

点滅したままの蛍光灯を使い続けると、健康面や経済面に影響が出てきますので、早めに交換が必要になります。

照明器具を買い換える際、せっかくなのでled照明に変えようと考える方もいらっしゃいます。
その際は、工事が必要になる場合がありますので、購入店などでよく確認することが大切です。

また、led照明でも点滅が起きることがあります。原因は、寿命や整流器の性能などが考えられます。

整流器の性能が低いものを使用していると、健康被害の可能性も指摘されていることから、心配な場合は購入の際によく確認することをおすすめします。

エコで明るいled照明を、安心して利用していただきたいですね