普段、何気なく使っている家のスイッチですが、種類も豊富で、便利な機能を合わせ持つタイプも多いですよね。
今回は、壁埋め込み型のスイッチが不調になり、緊急に交換しなければならなくなった時の交換方法をご紹介します。
また、ぶつかったりして開いてしまった壁穴の補修方法と費用の相場、リビングや寝室に適した壁紙の色についてもまとめました。
是非、参考にして下さい!
家でよく使用されるスイッチの種類とは?
スイッチにはいろんな機能を持ったものがあり、それらをうまく組み合わせるのが住みやすい家を作るコツです。
そこで、スイッチの種類をいくつかあげたいと思います。
●コスモシリーズ
壁に穴を開けて設置するタイプで、日本の新築住宅で最も一般的に使われています。
スイッチといえばコスモシリーズと言うくらい使用率が高いです。
●パイロットスイッチ
スイッチが入っているときには赤、消えているときは緑に点灯するスイッチです。
消し忘れ防止に役立つスイッチでしょう。
●ほたるスイッチ
他に、暗闇の中でもほんのりと光ってスイッチの場所を教えてくれるスイッチです。
真夜中にトイレに起きたときなどに便利です。
ものによっては、パイロットスイッチとしての機能を兼ね備えたものもあります。
●調光器付きスイッチ
照明の明るさを変える機能の付いたスイッチです。
その時の状況や気分に合わせて部屋の明るさを調節することが出来ます。
ただし、どんな照明でも可能というわけではなく、照明器具の方も調光に対応していなければならないので注意して下さい。
壁埋め込み型スイッチの交換方法
日本では、スイッチの規格が定められており、メーカー問わず同じように工事をすることが出来ます。
しかし、電気工事をするためには電気工事士の資格、もしくは資格を持つ人の監督が必要になります。
そのため、誰でも交換が出来るというわけではありません。
また、スイッチの交換に限らず電気関連の工事をする場合は、必ずブレーカーを落として行わなければなりません。
もし、資格をお持ちで作業をする際は、知っているかとは思いますがブレーカーをしっかり落としましょう。
それでは、どのように壁に埋め込まれているスイッチが交換されるかをご説明します。
まずは、マイナスドライバーを当ててプレートを外します。
中にステーがあるので、プラスドライバーを使って上下両方のステーを外します。
次に、ベースが出てくるので、マイナスドライバーでツメを押さえてカバーを外し、ネジを外してベースを取り外します。
スイッチを裏返して上側の穴にマイナスドライバーを差し込むと電線を引き抜くことが出来ます。
スイッチの脇の溝にマイナスドライバーを当て、ベースを外側に広げるように力をかけ、スイッチをベースから外します。
スイッチの裏にあるゲージに合わせて電線の被覆を剥いたら、止まるまで押し込みます。
電線部分が見えていないことを確認したら終了です。
壁埋め込み型スイッチを交換したら壁穴も修理
スイッチを交換した後の壁の穴をパテで埋めて新しい壁紙を張るなどの修理をするのもいいですが、周りの壁紙と色やデザインが合わずにみっともないということもしばしばです。
そこで、思い切ってリフォームのつもりで部屋の壁紙全体を張り替えましょう。
部屋の雰囲気も一気に変わって気分も一新することでしょう。
壁紙がもう市販されていない特殊なものの場合は、業者に相談する必要も出てきます。
また、穴の大きさによっては石膏ボードごと張り替えということもありますが、大抵の場合はグラスファイバー製のメッシュを当てて、穴をふさぐことで用が足ります。
また、腕に自信があるという方は、パテや紙やすり、木工用ボンド、接着剤がセットになった修理キットが市販されていますので、自分でやってみるのもいいでしょう。
壁紙の張り替えに自信がない方は、業者に依頼しましょう。
プロですから、きれいに仕上げてくれます。
特に客室など仕上がりや見栄えが大事な場所を修理するときは、穴の大きさなどもよく考えてどうするか決めるようにして下さい。
壁穴修理にかかる費用相場と費用を抑えるポイントは?
スイッチの交換をして穴が空くこと以外にも、何か拍子で壁に穴を空けてしまうこともあるでしょう。
そこで、ここでは壁の穴の修理費用についてご説明していきます。
一般的な壁穴の修復費用の相場は、一般的に1.5万から3万円程度です。
クロスの張り替えは20平米で1.8万から3万円ほどです。
当然ですが壁穴を修理する場合、大きければ大きいほど、また深ければ深いほど費用も高くなります。
施工方法や仕上げの方法でも違いが出てきます。
壁紙の張り替えも、穴の周りだけに張る場合と、部屋の壁全部を張り替える場合では違いが出てきます。
ですから、出来るだけ費用を抑えたいなら、小さい穴であれば、修理キットを買ってきて自分で修理するという手もあります。
業者に依頼するときも、穴の修理だけをやってもらい、壁紙は自分で貼るという方法もあります。
その分費用を浮かすことが出来ます。
他に昔使った壁紙が残っている場合は、それを使えば購入費用を抑えることが出来ます。
また、特にこだわりがなければ、業者に倉庫で眠ってる余剰在庫のような壁紙がないか聞いてみましょう。
安く分けてくれる可能性があるかもしれません。
相手にとっても有り難いでしょう。
壁穴修理で壁紙の張り替えになった時に選ぶべきリビングに適した色は?
スイッチ交換した壁穴や何か拍子出来た壁穴がふさがったら、壁紙の交換になるでしょう。
そこで、リビングに適した壁紙の色を選ぶコツをご説明していきます。
壁紙の色を選ぶコツは、シンプルでテーブルやソファなどの家具やステレオなどの家電とマッチする色を選ぶことです。
柄も無地や地柄などが無難です。
リビングは、人が集まる場所ですから、どんな色や柄にしたら部屋の中のものとマッチして、ゆったりとくつろげる空間になるかということを意識して下さい。
白系統の色にすると、空間が広く感じやすく、開放感が出ます。
家具や家電が濃いめの色で床がフローリングという場合、ベージュ系にすると落ち着いた雰囲気を出せます。
北向きだったり、窓の具合で光があまり入らないリビングの場合は、部屋の中が暗くなりがちなので、なるべく白系統の明るい色を選んだ方が良いでしょう。
逆に部屋の中が明るすぎる場合は、ベージュやクリーム色の少し濃いめの壁紙が良いでしょう。
白だと光の反射でまぶしいくらいになってしまうことがあります。
こうしたことを参考に居心地の良いリビングにして下さい。
快眠できる寝室の壁紙の色は?
寝室の壁紙選びで最優先すべきは、もちろん落ち着いた色で良く眠れるようなものを選ぶことです。
白系の壁紙は清潔感がありますが、少し色味が混じった白が良いでしょう。
木目を模した壁紙も暖かみがあっておすすめです。
青系の色は、睡眠に良いと言われています。
また、緑なら部屋の雰囲気を明るくすることが出来ます。
白以外を考えるなら、こうしたリラックス効果のある色を検討してみて下さい。
また、天井は壁と比べて多少暗い色にしましょう。
明るい色だと寝付きが悪くなってしまいます。
模様があるのも考えものです。
模様が何かの形に見えてきたという経験を持つ人は結構いるのではないでしょうか。
濃い色の壁紙は、部屋に圧迫感をもたらします。
壁紙の色は、インテリアに合わせるのが鉄則ですが、家具の色が濃い場合は、同系統の薄い色にするとうまく行きます。
スイッチ交換の穴の修理の際に、壁紙交換をするのであれば、良い機会と思って快適な部屋作りを楽しんで下さい。
スイッチの交換は安全に無理をしないように
スイッチの交換方法をご紹介しましたが、スイッチの交換を自分で行うのは、感電の危険もあるので、電気工事店又は電気店に依頼するのが一番安全です。
どうしても自分で交換する時は、安全には十分に気をつけて下さい。
また、壁穴の補修で壁紙を交換することになった時は、今回ご紹介したようなリビングや寝室に適した色を使ってみてはいかがでしょうか。