照明は自分好みの部屋を演出する上で欠かせないものです。
それぞれの照明の色はインテリアとして部屋を上質なものに演出するほかに、過ごす人の心身の状態に影響することもわかってきました。
睡眠にも影響する電気照明は何色を選ぶといいのか?それぞれの色の特徴をまとめてみました。
照明の色がもたらす影響。部屋の電気を選ぶ時は??
部屋の電気を選ぶ方法についてご紹介していきます。
照明にはたくさんの色がありますよね。
リビング、寝室、ベッドサイドの照明など、色を使い分ける方も多いと思います。
今回は照明の色にどのような効果があるかご説明します。
まず青っぽい白。
この色はとても明るく、目から入ってくる光の刺激が強いと言えます。なので、脳が興奮状態になります。集中力が高くなる為、勉強時や仕事場に向いています。
次に間接照明などに使われるオレンジ。
この色は、目から入ってくる刺激が少なく副交感神経を刺激する為、リラックスしたい時に向いています。食事や寝る前の読書の時間などに使用すると良いと思います。
特に寝る前というのは、目から入ってくる刺激が少ない方が良いのでオレンジ色の電球色の方が良いと言えます。
最後は、スタンダードな白色。
小売店や学校、住宅の部屋など、色々な所で使われています。色が入っていない為、洋服や髪のカラーリングなど、色を選ぶ時に向いています。
寝る部屋の電気の色はオレンジがおすすめ
寝室の電気の色はオレンジ色がオススメです。
その理由について説明していきます。
寝室を真っ暗にして眠れる方は問題無いのですが、何かしら明かりが欲しい方は多いと思います。
その場合、部屋で蛍光灯の電気をつけたままでは、睡眠の質が落ちてしまうのです。
では、どの程度の明かりならいいのでしょうか
それは30ルクス程度と言われており、一般的なロウソクの明かり程度です。
蛍光灯の電気に付いているオレンジ色の豆電球も、だいたい30ルクスぐらいです。
仰向けに寝転んだ時に、直接目に入ってくる位置にあると、睡眠前ではその明かりですら脳が刺激を受ける為、良くありません。
その場合は、明かりが直接視界上に入ってこない場所に寝具を移動するか、別の間接照明を使用する事をオススメします。
特に間接照明は、電球の光をソフトに見せるので、光の刺激が少ないのです。
さらにオレンジ色は、リラックス作用を期待出来ます。
以上の事から、寝室にはオレンジ色の電球を使用した間接照明が向いていると言えます。
寝る部屋の電気はリラックスできるオレンジ色の間接照明
間接照明とは、必要な場所に直接光を当てて照らすのではなく、いったん壁や天井などに光を当て、反射した明かりで部屋全体を照らす照明の事です。
反射する事により、光が柔らかくなりリラックスしやすく、雰囲気も出やすいと言われています。
JISが発表している部屋での活動に必要な照度は、リビングでは30~75ルクス、寝室では10~30ルクスとされています。
しかし、一般的な部屋での電気は150~200ルクスなのです。
本来リラックスする為の明かりは、想像以上に暗いことが分かります。
壁や天井に施工されている間接照明ですが、賃貸物件などでは、備え付けられていない限り難しいですよね。
その場合は、床置きタイプがオススメです。
床置きタイプなら、コンセントさえあれば好きな場所に配置出来、模様替えや引越しの際にも便利です。
さらに、色やデザインも豊富なので、部屋のインテリアに合わせた物が見つかると思います。
リラックス効果を求めるなら電気の色はオレンジがオススメです。
寝る部屋に間接照明を置くときのポイント
間接照明を部屋に置くときのポイントについてご紹介していきます。
先程もご説明しましたが間接照明は通常の電気とは違い、いったん光を壁や天井に反射させて照らす為、光が柔らかくリラックス効果があります。
使用方法は様々ですが、テレビの後ろやテーブルの下など光源が直接目に入らないところに設置するといいでしょう。
水槽やお気に入りの絵をライトアップしたり、観葉植物の後ろに置くなどがオススメです。
陰影によって落ち着いた雰囲気のあるお部屋に早変わりします。
その他、カーテンレールにそって設置したり、ベッドの下に設置するなど、アイデア次第で色々な光と陰を楽しめます。
明るい部屋に慣れていると、始めは暗すぎると感じるかもしれませんが、すぐに慣れリラックス効果が実感出来ると思います。
間接照明の明るさにもよりますが、勉強や仕事、お化粧をする時などには暗いというときは、部屋によって使い分けたり、必要な時は蛍光灯の電気を使用するなど、使い分けると便利です。
照明を間接照明に変えるだけで、一気に部屋の雰囲気が落ち着くので、本当にオススメです。
オレンジ色の間接照明を使って部屋をおしゃれにみせる!
間接照明を使いこなしておしゃれにみせる方法をご紹介します。。
間接照明を取り入れる事によって、通常の蛍光灯の電気を使っている時より、落ち着いた雰囲気が出ます。
天井や壁を照らす事により圧迫感が減り、部屋が広く感じます。
落ち着いた雰囲気にするなら上向きのスタンド型の照明などがむいています。
また、人間の目は暗い所よりも明るい所を見ようとします。
スポットライトで壁に飾った絵や写真をライトアップする事により、視線が集中する為、見せたくない部分をカバーする事が出来ます。
他に、壁の前に観葉植物などを置き、下から照明を当てる事によって影が広がる為、部屋に立体感を出す事も出来ます。
また、入り口から遠い所を一箇所だけ強調して照らす事により、部屋全体に奥行きが生まれます。
その他には、光源を色の付いたキャンドルホルダーに入れたり、フィルムや障子紙などで包むなどの方法もあります。
光も色々な色を使用する事で、雰囲気が一気にかわるので、色々なお部屋が楽しめます。
ハロウィンやクリスマスなどのパーティー使用としても雰囲気がかなり出ると思います。
寝る部屋の電気照明は付けたまま?それとも消して寝る?
寝室の電気を付けたままにしているとあまりよく寝つけません。
人の体内時計は、光による影響が強いと言われています。
明るくなったので朝だと思い、暗くなったので夜だと思うのです。
ですから、明るい部屋で寝るというのは、体のメカニズムに反しているのです。
そのため、就寝時は真っ暗なのがベストなのですが、少しの明かりはつけて置きたい方は10ルクス程度がいいとされています。
これを超えると、睡眠を誘発するメラトニンというホルモンが分泌されにくくなるのです。
一般的な豆電球はその程度の明るさなのですが、直接視線の上に入ると全く意味がなくなってしまいます。
目を閉じても、まぶたの向こうが薄っすら明るいのが分かると思います。
これではダメなので、天井の豆電球とは別に間接照明のような小さめの電気を用意するといいでしょう。
光源が直接目に入らないよう、ベッドの足元に置いたり、壁際に設置し衝立を置くなどの工夫が必要です。
また、同じ照度でも色が重要で必ずオレンジ色を選んでください。
白や青っぽい白では、脳への刺激が強すぎる為です。
寝る部屋はオレンジの照明がいい
快適な睡眠をとるなら絶対オレンジ色の電球色がオススメです!
眠る直前まで強い光を浴びると、睡眠の質に関係するメラトニンというホルモンの分泌が出にくいというデータがあります。
つまり、眠る直前には柔らかい光の中で過ごせば、メラトニンがスムーズに分泌され、深い眠りから睡眠の質がよくなります。
そのためオレンジ色の照明が睡眠の質を上げるのには適しているのです。
あまり寝つけない人は、寝室の電気の色はオレンジにすると寝やすくなるかもしれませんよ。