低反発ウレタンは洗濯不可?丁寧なお手入れで快適生活を!

押すと、ゆっくり沈み込みゆっくり元通りの形に戻る、独特の形状で人気の低反発ウレタン。
今では、色んな製品に使われている素材です。

でも、その独特の形状から、「低反発ウレタンって普通に洗濯していいの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

実は、低反発ウレタンは洗濯不可です。

しかし、洗濯に代わるお手入れ法があります。

低反発ウレタンのお手入れにお悩みの方、ぜひ参考にして下さい。

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低反発ウレタンってどんなもの?

その独特な触り心地で人気の低反発ウレタン。
洗濯ができないという弱点があるものの、これはそもそもどういうものなんでしょうか?

もともとは、NASAが、ロケット発射時の衝撃や、飛行中の宇宙飛行士への負担を軽くするために開発したものです。

その技術を応用して作られ、色んな商品に使われるようになったのが低反発ウレタンです。

その特徴としては、次の4つが挙げられます。

①復元性

押すとゆっくり凹み、その後ゆっくりと元に戻る独特の感触。

②感温性

低反発ウレタンは、温度が高いと柔らかくなり、温度が低いと固くなるという性質を持ちます。

③衝撃吸収性

例えば、上からゴルフボールを落とした場合、他の素材に比べ、低反発ウレタンでは跳ね上がりの高さが低くなります。

これは、低反発ウレタンが衝撃を吸収しやすいためです。

④体圧分散性

これは、体重を均等に分散し、吸収してくれる性質のことです。

例えば、人間は仰向けで寝た場合、頭(8%)、背中(33%)、腰(44%)、脚(15%)の割合で体圧がかかっています。

低反発ウレタンの場合、体圧をこの4ヶ所で支えるのではなく、体全体の面で支えるため、体への負担を軽減させるという性質があります。

⑤水気と紫外線に弱い

ウレタンという物質は、水気と紫外線に弱いという特徴があります。
水分を吸ってしまうと、ウレタンが自身の重さに耐えきれなくなり、ボロボロと崩れてしまいます。

また、紫外線に当ててしまっても、ウレタン素材がボロボロになってしまいます。

低反発ウレタンにはどういう商品がある?

では、低反発ウレタンはどういう商品に使われているのでしょうか?

①低反発マットレス

一般の方によく知られているものとして挙げられるのが、低反発ウレタンを使ったマットレスです。

有名なものとしては、NASAから唯一認定されているテンピュール社のマットレスや、ショップジャパンの「トゥルースリーパー」などが有名です。

②低反発枕

マットレスと同じく人気が高いのが、低反発枕です。

これは、有名メーカーのものから安いものまで、いろんなところで販売されています。

上記でもご紹介した衝撃吸収性のおかげで、頭への負担を軽減してくれますが、洗濯ができないという難点があります。

③低反発クッション

クッションにも、低反発ウレタンは多く使われています。

体圧分散性が高いことから、オフィスで使ったり、車を運転する時に使ったりと、いろんなシーンで使われています。

④チャイルドシートやジュニアシート、ベビーカーシート

子どもの命を守るチャイルドシートやジュニアシート、そして普段使いのベビーカーにも低反発ウレタンは使われています。

衝撃吸収性や体圧分散性で、子どもたちが安全で快適にお出かけを楽しめるよう作られています。

その他、精密機器緩衝材や宇宙飛行士用のクッション、床ずれ予防用の製品など、幅広く使われています。

低反発ウレタンにはどんなメリット・デメリットがある?

低反発ウレタンは幅広く使われ、多くの人から支持を集めている素材ですが、使っている人にとってはどんな効果があるのでしょうか?

メリット・デメリットを見ていきましょう。

【メリット】

①マットレスの場合、復元性という独特の性質により、まるで包み込まれるような寝心地を味わえる。

②体圧分散性により、体への負担が軽減する。

特に、腰痛で悩まれている方は、低反発マットレスを使用すると腰痛が軽減したという方もいる。

③低反発マットレスの場合、その人の体にぴったりと変化してくれるため、熱を逃がしにくくなる。

そのため、保温性に優れ、低反発マットレスをお使いの方は、冬場はお布団を1枚少なくしても大丈夫という方もいる。

④体圧分散性があるため、低反発マットレスの場合、不要な寝返りが減り、熟睡できるようになる方もいる。

チャイルドシートやクッションの場合、お尻が痛くなりにくく、長時間のお出かけなどにもよい。

【デメリット】

①低反発ウレタンは水に弱いため、洗濯ができない。

②日光に弱いため、天日干しができない。

そのため、ダニの発生などの心配がある。

③通気性が低く、汗を吸収しづらいため、むれやすい。

そのため、あせもやカビの心配がある。

④もともと低反発ウレタンは素材が柔らかいため、耐久性が低い。

以上のように、低反発ウレタンにはメリットもデメリットもあります。

購入される場合は、よく検討されることをおすすめします。

洗濯できない低反発ウレタン、どんな汚れが付いている?

上記のメリット・デメリットのところでご紹介したように、低反発ウレタンは水気に弱いため、洗濯ができません。

また、紫外線にも弱いため、天日干しもできません。

特に、マットレスや枕の場合は毎日使うものなので、汚れが気になりますよね。

また、チャイルドシートやジュニアシートも子どもが使うものなので、食べこぼしや泥汚れなども気になるところです。

では、これら低反発ウレタンには、どんな汚れが付いているんでしょうか?

①寝汗や皮脂の汚れ

マットレスや枕を使っていると気になるのが、寝汗や皮脂の汚れです。

人間は1晩のうちに、コップ1〜2杯の汗をかくと言われています。

特に、低反発ウレタンのマットレスや枕の場合、保温性がよいため、場合によっては、通常よりも多くの汗をかいているかもしれません。

毎晩かいている汗はマットレスや枕の中に染み込み、そのままにしてしまうと、汗じみになってしまいます。

②フケ、ほこり、ダニなどの汚れ

これらは、マットレスや枕の表面に付いた汚れです。

そして、その中でも厄介なのが、ダニの汚れです。
そのままにしておくと、体中を噛まれたり、アレルギーの原因になったりもします。

③おねしょの汚れ

小さいお子さんがいらっしゃるご家庭にはつきものの汚れ、おねしょ。
防水シーツをしていても、マットレスに付いている場合もあります。

また、チャイルドシートに乗っている時に、「オムツの隙間から漏れてしまった!」ということもよくあること。

汚れだけでなく、臭いもあるのでとても困る汚れです。

④食べ物や飲み物の汚れ

子どもは、食べ物や飲み物をよくこぼすものです。

チャイルドシートに乗っている時にこぼしたり、ベビーカーでお出かけしている時にこぼしたりしてしまいます。

そのままにしておくと、シミやダニの原因となってしまいます。

⑤泥汚れや砂汚れ

これも、小さい子どもさんがいらっしゃるご家庭では、よく悩んでしまう汚れの1つです。

ベビーカーやチャイルドシートに乗る時に靴が当たって汚れたり、乗っている時に動いて汚れたりと様々です。

洗濯できない低反発ウレタン、どのようにお手入れする?

水気に弱く、洗濯できない低反発ウレタンですが、様々な原因で汚れが付いてしまいます。
それでは、どのようにお手入れすればよいのでしょうか?

《湿気や寝汗など、水気のある汚れ》

基本的に水洗いはできないので、風通しのよい日陰で陰干しすることで対処します。

「日陰で干せるようなところはない」という方は、室内の壁に立てかけるようにして干して下さい。
その際、扇風機などで風を送るのもおすすめです。

《フケ、ホコリ、ダニなどの汚れ》

表面に付いている汚れなので、掃除機を念入りにかけたり、クリーナーでダニの死骸を除去したりするのがおすすめです。

ただ、生きているダニは掃除機やクリーナーではほとんど取れません。
生きているダニを退治する方法としては天日干しがありますが、低反発マットレスのため、それもできません。

そこでおすすめなのが、ダニ取りマットです。
シーツの下などに敷くだけというお手軽さです。

ぜひ、試してみて下さい。

《おねしょの汚れ》

おねしょをされると臭いもきついので、洗ってしまいたくなるものです。
しかし、水洗いができません。

そこで、おすすめの方法がこちらです。

①まずは、クエン酸水(水500CCにクエン酸大さじ1を溶かしたもの)、乾いたタオルを3枚ほど用意します。

②おねしょをした場所に乾いたタオルを当てて、おしっこの水気を取ります。

③クエン酸水をタオルに含ませて固く絞り、おねしょをした場所をトントンと優しく叩いて、さらにおしっこの水気を取ります。

④乾いたタオルをおねしょの場所に当てて、十分に水気を取ります。

⑤臭いが気になる場合は、ファブリーズなど消臭スプレーを吹きかけます。

ただ、あまりかけすぎるとウレタンが劣化してしまうので、量に注意して下さい。

《シミになった汚れ》

寝汗や皮脂の汚れ、食べこぼしや飲み物の汚れがシミになってしまった場合もあります。
そういう時は、水に濡らして固く絞ったタオルで、シミになったところをトントンと優しく叩いて下さい。

もし、それでも取れない時は、30〜40℃のぬるま湯に中性洗剤を入れ、20倍に薄めた洗剤液を作ります。

そこにタオルを入れて、固く絞り、シミになったところをトントンと叩いて汚れを落として下さい。

低反発ウレタンは洗濯できないということで、色んなお手入れ方法を見てきましたが、中には洗濯できるものもあります。

特に、ベビーカーシートなどは手洗いOKなものが多数売られています。

それぞれ商品に合わせたお手入れ方法で、できるだけ快適に使えるようにして下さい。

洗濯できない低反発ウレタン、清潔に使い続けるためには?

低反発マットレスは、洗濯ができなかったり、天日干しができなかったりと、汚れた場合のお手入れがとても大変です。

そのため、できるだけ汚れないように気をつけたいものです。

では、日頃からどのようなことに気を付けておけばよいのでしょうか?

①週に1度は陰干し

通気性が低いため、できるだけ週に1度くらいのペースで陰干しをしたほうがおすすめです。
湿気がこもり、カビやシミになってしまうと、洗濯ができないのでその後が大変です。

陰干しで、湿気がこもらないように注意しましょう。

②カバーなどはこまめに洗濯

マットレスのシーツ、枕のシーツ、そしてチャイルドシートやベビーカーのカバーなどは、こまめに洗うようにしましょう。

汚れが低反発マットレスにまで染み込まないようにすることが重要です。

③こまめに除菌消臭

ずっと使い続けると、雑菌や臭いが気になるものです。
できるだけこまめに、ファブリーズなどの除菌消臭スプレーを使うようにしましょう。

④低反発ウレタンの位置を変更

例えば、マットレスの場合、ずっと同じ位置で使い続けると、負荷が重い腰の部分がへたってきてしまいます。
へたりを極力なくすようにするために、マットレスの位置を上下・裏表と位置を変更して下さい。

人気の低反発ウレタンを使いこなそう!

低反発ウレタンのお手入れ方法などをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

低反発ウレタンにも、洗濯ができなかったり、天日干しできなかったりとデメリットがあります。

しかし、衝撃を吸収してくれたり、体圧を分散させてくれたりと、メリットもたくさんあるため、たくさんの商品があり、日常生活でも多く取り入れられているものです。

適切で丁寧なお手入れ方法で、ぜひ低反発ウレタンを長持ちさせ、日常生活で使いこなしましょう。