天井の電球を交換しよう!寝室照明は明るさと色が重要!?

電球が切れてしまった!

このように電球が切れてしまった際に、消費電力の低いLEDに交換される方も多いのではないでしょうか?

そこで、天井の電球を交換するときに注意してもらいたいポイントが、いくつかあります。

今回は、白熱電球からLED交換時の注意点をご紹介していきましょう。

また、電球を使って、よりよい寝室にするためのポイントも一緒にご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

天井の電球をLEDに交換するときの注意点

天井の照明の電球が切れてしまった時に、LEDに交換する人も多いと思います。

そこで従来の電球と同じ口金を使えるLEDは、消費電力を大幅に減らすことができます。
白熱電球60W型相当の明るさのLED電球の消費電力は100Wくらいなので、白熱電球からLEDに交換すると、80%以上の消費電力の削減ができます。

それでは、実際に電球からLEDに交換する時の注意点をご紹介します。

まず、白熱電球からLED電球に交換する時には、口金の確認をします。
これは今までの電球交換にもいえることですが、口金のサイズが合わないと取り付けることができません。

照明用の電球の口金には「E26」と「E17」があり、この数字は口金の直径のことで、E26なら直径26mm、E17なら直径17mmの口金ということです。

また、照明器具に対応する口金サイズが書いてあるシールが貼ってあることもありますが、判断しずらい時は、定規で直径を測る方法もあります。

照明器具によっては、LED電球が使えない場合もあり、それは電球の光を強めたり、弱めたりする機能がある場合です。

照明器具に調光器が付いている場合は、多くのLED電球は使えませんので、購入する時に、パッケージに調光器対応と書いてあるものを選んで購入しましょう。

天井電球をLEDに交換する時は、明るさと光の広がり方に注意

いろいろな明るさのLED電球が販売されていますが、今使用しているLEDではない電球と同じ明るさのLED電球が欲しい場合、消費電力を確認すればいいのでしょうか。

白熱電球の消費電力は、ワット(w)で表せられます。
このワットが電気の明るさだといえるでしょう。

しかし、ここで注意したいことは、白熱電球ではなく、LED電球の場合です。
LED電球は、ワットが明るさを表すわけではないのです。

LED電球は、ルーメン(lm)で明るさを表します。
LEDは、ルーメンの数値が高いほど明るくなります。

また、LEDには「電球の何ワット(W)に相当します」と書かれていますが、これは消費電力のことですので、実際のLEDの明るさはルーメンを基準にしたほうがよいといえるのです。

もう一つの注意点は、LED照明器具やランプの中には、下方向が明るいタイプと全方向が明るいタイプがあります。
下方向が明るいものは、天井の照明器具の真下は明るく感じても、部屋全体は前より暗く感じることがありります。

LEDのルーメンを確認しても、光のタイプを間違えて交換してしまうと、予想よりも暗かったり、期待外れになることもあります。
LED照明器具やランプを選ぶ時には、そのようなことがないように注意しましょう。

また、光のタイプは「全方向タイプ」、「光が広がるタイプ」、「下方向タイプ」などと書かれている製品も多いので、その中から選びましょう。
このように、光のタイプを選べるのもLEDの特徴です。

電球をLEDに交換する時、注目するのは光の色!

LED電球の色には3種類あり、部屋によって使い分けができます。
それでは、それぞれの部屋には何色がよいのでしょうか。

白熱電球やLED電球には光の色の種類があります。
LED電球の色は、オレンジ系の温かみのある電球色、白い光の昼白色、自然の光のような昼光色、などがあります。

電球色は、昔からある白熱電球の、オレンジ色っぽい温かみのある穏やかな感じで、リラックスしたりくつろぎたいリビングや寝室に向いています。
寝室には、特にこのオレンジ色がよいです。

昼白色は、白い光で太陽光に似たナチュラルな明るさで、リビングやダイニングなど人が集まる場所に向いています。

昼光色は、昼白色よりも青みが少しあるクールな感じの色で、集中することが大切な仕事場や勉強部屋によいです。

色の効果は、上記のような違いがありますが、好みや部屋のイメージなどによって選んでもよいでしょう。
照明は、ただ天井から明るくするだけではなく、色にも種類があり、選ぶこともできるので、LEDの電球に交換する場合には、部屋別に色を使い分けるのがおすすめです。

次は寝室の電球についてご紹介します。

寝室天井の照明にはぜひ電球色に交換を!

寝室の天井の照明を交換する時には、オレンジ色の電球色がおすすめです。
それでは、オレンジ色の電球色がなぜ寝室によいのでしょうか。

照明の色は、睡眠に影響するといわれていて、人には体内時計があり、24時間のリズムがあります。
そのおかげで昼間は活動して、夜には眠るというふうに、生活のリズムがとれるのです。

また、体内時計は、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を調節しています。
朝の光を浴びることで、メラトニンの分泌が止まると、体が目覚めて活動できます。

朝、目が覚めてから14~16時間くらい経つとまたメラトニンの分泌が始まり、少しずつ高まっていって眠いと感じます。
このように、光によってメラトニンの分泌がコントロールされています。

そのため、寝室の照明は非常に重要で、睡眠の質を左右します。
質のよい眠りに導くのは、白熱電球や電球色のオレンジ色の暖色系の光です。

暖色系の光は、心と体をリラックスさせる効果があり、睡眠にはとても向いている色とされています。
また、ホテルのようにうす暗い間接照明のようにして、リラックスできる雰囲気を作り、眠りにつくのもよいてしょう。

眠りを誘うのは、ちょっと暗いかなと思うくらいの明るさがよいです。

睡眠以外にオレンジ色の電球が与える効果とは!?

寝室に向いているオレンジ色の照明ですが、他にはどのような効果があるのでしょう。

リラックスしたい時には、オレンジ色の照明がよいとされていますが、実は他にも食事の時にもよい色とされているのです。

ここでは、リラックスすることができる理由と食事の時に美味しく見える理由についてご紹介しましょう。

まずはリラックスを与える理由です。
色温度が低く夕日をイメージさせるオレンジ色の照明には、心身をリラックスさせてやすらぎを与えてくれるのです。

このことから電球色のオレンジ色は、寝室で使用するだけではなく、落ち着いてくつろぎたいリビングの照明にも向いているといえるのです。

今リビングが電球色ではない場合、オレンジ色の電球色に交換すると、リラックスしてくつろげる場所になる可能性があるでしょう。
また、天井のシーリングライトだけではなく、スタンド式の照明を置くと、雰囲気のある素敵な部屋に演出することもできます。

また、人の古代の記憶からある暖色は、メラトニンをつくってリラックスさせて睡眠を促します。
暖色は、足元のたき火の炎を連想させるので疲れを癒して安心させます。

そのようなことから、寝室などは、天井の照明だけではなく、下から照らすような間接照明もよいのです。

次は、オレンジ色の照明が食事を美味しく見せる理由です。
オレンジ色の温かみのある電球色は、料理が美味しそうに見えたり。カトラリーやグラスもよりきらめいているように見せます。

集光性がある光源なら陰影がより強くなるので、テーブルセッティングもドラマチックに演出することができます。
特に、食材の赤い色を引き立てるので、赤があざやかになって食欲もそそります。

このようなことからオレンジ色の照明は、食欲も刺激するのです。

寝室の電球は色だけでなく、天井からの明るさにも注意!

寝室の照明を電球色に交換すると、リラックスできる効果があり、色が睡眠にも影響することがわかりました。

しかし、寝室の疑問があります。
それは、寝室の明るさはどのくらいがよいのか、という疑問です。

睡眠に影響する明るさは、10ルクス以上を超えると、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌に支障が出るといわれます。

しかし、10ルクスとはどのくらいの明るさなのでしょうか。
豆電球が9~10ルクスですので、寝室に豆電球を一つ付けると、それ以上明るくできないぐらいの明るさです。

寝室には、他の電化製品の明かりもあると考えると、寝室として明るすぎる状態ということになります。

また、豆電球だけならよいというわけではなく、仰向けに寝た状態で豆電球の明かりが視界に入ると、実際の明るさの何倍にも明るく感じてしまいます。

豆電球の真下に顔が来るように寝た状態で目を閉じると、豆電球の明かりがうっすらとわかることもあるので、メラトニンの分泌に影響があります。

そのため、豆電球を使う場合には、天井照明器具の豆電球ではなく、豆電球つきの電気スタンドを床に置き、ついたてで隠して間接照明のようにするとよいでしょう。

睡眠には直接照明を見ないということが大切なのです。

寝室照明に重要なのは明るさと色!

LED照明に交換する時の注意ポイントをご紹介しました。

LED電球には、主に3種類の色がありますが、部屋によって使い分けるとよいでしょう。
寝室にはオレンジ色の電球色にすることと、明るさに注意することで、より快眠できる寝室に繋がります。