二段ベッドを購入したら敷布団、マットレスどちらをひけばいいの??
どちらを選べばいいのか分からない方に、今回は二段ベッドに関する説明をご紹介していきます。
実は二段ベッドは湿気がたまりやすくカビが生えやすいのです。
またカビが生えてしまった対処法もご紹介します。
二段ベッドの最適なお布団やマットレスの選び方
二段ベッドに使用するマットレスやお布団はどんなものを選べば良いのでしょうか。
芯が入っていなければ身体が沈みすぎてしまいますし、厚みが足りないと床の感触が直接伝わってきて、寝心地が良くありません。睡眠はとても大事ですから、寝具に対する妥協はしない方がいいでしょう。
二段ベッドの床の大きさはおよそ98×196cmであることが多いですが、普通の敷布団は100×210cmであることがほとんどです。そのため二段ベッドにしっくり来るように作られたものを使いましょう。
眠っている間は、自分でも気が付かないうちに大量の汗をかいています。子供だとそれが顕著です。汗を吸い取りやすく、乾くのがはやい素材で出来ているものや、埃が立ちにくいタイプを使えば熟睡しやすくなりますよ。
綿布団は汗を良く吸ってくれますし、天然素材なので肌が弱い人でも安心して使えます。やや重いので、敷布団に最適です。ポリエステルは埃が出にくく、軽いので上掛けに向いています。羊毛は保温性が高いため、寒い日にぴったりでしょう。
用途に合わせて、いろんな素材を試してみるといいですよ。
二段ベッドは実は湿気がたまりやすい!?
二段ベッドをしばらく使っていると、何故か下段のお布団だけが湿気を吸い込んで濡れていることが多く見られます。中にはカビが生えてしまうこともあるようです。これは一体どういうことなのでしょうか。
二段ベッドの下段は、上と比べて湿気が逃げにくく、床との温度差によって結露が発生します。またこれに加えて、次のような条件が重なるとお布団が湿ってしまうようです。
・床材がすのこのような形状になっていない
・マットレスを使わないで、直接お布団を敷いている
・床がフローリングである
・お布団をたまにしか干さない
そして人が寝ている間にかいた汗も、全てお布団に染み込んでいきます。つまりお布団には水分が大量に溜まるのです。
これが上段ならお布団の下に空間が出来ているため、全部ではありませんが、それでもそこそこの量の湿気が逃げていきます。しかし下段はそのような余裕がないので、湿気がその場にとどまってしまうのです。
床材がすのこのようになっていないタイプだと、被害は上段にも及びます。くれぐれも注意して下さい。
二段ベッドの湿気対策にはお布団ではなくマットレスを!!
二段ベッドの下段から湿気を逃がすには、まずマットレスを使うようにしましょう。マットレスは吸い込んだ湿気を外へと逃がす仕組みになっているので、下段だけでもマットレスにすることをおすすめします。
そしてお布団は天気が良い限り、毎日干すようにしましょう。お布団に溜まった湿気を追い出すと同時に、ベッドそのものとフローリングの間にこもった湿気を取り除くことにも繋がります。
湿気に関する問題は、二段ベッドだけのことではありません。
床にお布団を直接敷いていても、カビが生える確率は高いです。特に今まで畳に敷いていた人は、フローリングに移った途端にカビに悩まされることが多いようです。
湿気がそこまで酷くなさそうなら、ドライヤーや扇風機を使って、ベッドの下に風を送ってみるのも悪くありません。
気休めかもしれませんが、乾かすという点では良いアイデアかと思われます。
マットレスを買うなら、なるべく厚みがあるものを選びましょう。薄すぎると意味がないので、通気性が良さそうなものを探して下さい。
お布団やマットレスにカビが生えてしまったら!?
二段ベッドのお布団やマットレスにカビを見つけたら、カビの殺菌はもちろんですが、カビによって変わってしまった色を元に戻す作業も行わなければなりません。
とはいえ、強めの洗剤を使わなければほとんどの場合、色は戻せません。ですがそのような洗剤を使うと、マットが傷んでしまいます。それでも構わないというなら試してみて下さい。
カビを取り除くにはエタノールかオキシドールを使いましょう。それをカビが生えているところに付けたら、一時間ほど待ちます。そうしたらぬるま湯で濡らした雑巾で拭き取りましょう。軽く叩くように拭くのがコツです。
十分拭き取れたと思ったら、ドライヤーで乾かします。最後はベランダなど風通しの良い場所に陰干しすればオーケーです。
こびり付いた黒い斑点に関しては、塩素系の強力な洗剤が必要です。お風呂用のカビキラーは強すぎますし、衣類に使う漂白剤は逆に弱すぎます。適しているのはキッチン泡ハイターなどですね。これを付け、色が落ちるまで待ちましょう。
ただしマットレスの色も一緒に落ちるので、傷みが激しければすぐに洗い流しましょう。そして洗剤が残らないように、念入りに拭き取って下さい。
二段ベッドの床材にカビが生えてしまったら!?
二段ベッドの床材にカビを発見した場合、そんなに量が多くなければ、なるべく素材を傷めないようにエタノールなどで殺菌しましょう。お布団とマットレスはどかしておきます。
まずはエタノールを、木が軽く湿るまで吹き付けて下さい。そしてしばらくの間、放っておきます。
乾くと同時にカビも死ぬので、後は乾いた布などで拭いてしまいましょう。最後に、日光に当てて十分乾燥させたら作業終了です。
カビが大量に生えていた場合は、塩素系の漂白剤を使いましょう。身体に良くないので、作業中はこまめに換気をして下さい。
最初に紙やすりでカビを出来るだけ削り落とします。
床材の形が変わらない程度に、ほどほどでやめておきましょう。
それから5倍ほどの薄さにした漂白剤の中に、色や柄のないタオルを浸しておきます。
漂白剤が染み込んだら、絞ってカビが生えているところに被せましょう。
そのまま30分ほど待ち、時間になったら濡らした雑巾でしっかりと拭き取ります。
手を抜くとお布団やマットレスの色が変わってしまいます。後は日に当てて乾かすだけです。
一度でもカビが生えると、高確率で再び生えてきます。あくまでも一時的に取り除いただけで、環境を変えたわけではないため、再発の可能性も頭に入れておいて下さいね。
二段ベッドのカビ防止策
カビの胞子は空気に紛れ込んでおり、温度や湿度、塵や埃の溜まり具合などの条件下で、肉眼でも分かるほどのカビとして大量発生を起こします。
人間は一晩にコップ一杯分の汗をかくと言われており、それらは全てお布団やマットレスが吸い込んでいます。つまりカビにとっては絶好の住処と言えるのです。湿気も逃げにくいので、床板には高確率で生えることでしょう。
カビを防ぐには上述した条件を満たさないことが一番です。すぐに出来ることはやはり換気でしょう。
起きたらすぐに窓を開けて、ついでに二段ベッドの敷布団を畳み、フレームに引っ掛けて部屋干しを行うのも良い方法ですね。
晴れているなら外に干しましょう。太陽が最も高く昇る時間帯に、片面を2時間ほどかけて干すと良いですよ。
天気が悪くて窓を開けられないようなら、除湿器や空気清浄機、エアコンを使ってみて下さい。
二段ベッドの床をすのこのような種類にすると通気性が良くなります。板と板の間にスペースがあるので、そこから湿気が逃げてくれるのです。ベッドを置く時も、壁に密着させないで、5cmほど距離を取りましょう。
それから汚れがあったら早めに綺麗にしましょう。まる洗いが大変なら、布団専用クリーナーなどを使うといいですよ。
二段ベッドはこまめにお手入れを
二段ベッドは、湿気がたまりやすくカビが生えやすいです。
そこで、カビを防ぐためにも、ベッドの床材やお布団の素材選びやお手入れ方法を知っていれば、普段から掃除や換気をして予防することが出来ます。
カビの対策は予防が一番なので、普段からお手入れを欠かさず行いましょう。