忙しい日々の疲れを癒す「ベッドルーム」は、心が落ち着くインテリアコーディネートにしたいものです。
就寝前にはゆったりとリラックスした時間を過ごし、翌日へのモチベーションを上げていきましょう。
この記事では、安眠効果が期待できるベッドルームのつくり方についてお話しします。
それではまず、寝室に最適な「色」から解説していきましょう。
ベッドルームには落ち着きのある配色を!
安眠できるベッドルームに仕上げていくためには、色の使い方から学んでいく必要があります。
そこで、癒しや安らぎ、リラックス効果が期待できる色を見ていきましょう。
○ブルー
爽やかなブルーカラーは、空や海といった自然物を連想させます。
そのため、気持ちが落ち着く作用があるようです。
さらに、睡眠を促進する効果まで期待できるので、ベッドルームには最適なカラーと言えます。
○グリーン
同じくグリーンカラーからも、木や森、葉っぱといった自然物をイメージします。
そのため、安心感や癒し、リラックス効果が期待できるでしょう。
実際に、観葉植物をベッドルームに取り入れることもおすすめです。
○ブラウン
ベージュや木目調などのインテリアも含まれます。
茶系統の色味をベースにすることで、温もりや安心感を演出することができるでしょう。
これは、大地を連想させることが理由のようです。
次に、ベッドルームにはあまりおすすめすることができない色を見ていきます。
●レッド
鮮やかなレッドカラーは、交感神経を優位にさせてしまいます。
そんな状況では、なかなか質の良い眠りにつけませんから、なるべく多く使用しないようにしてください。
同様の理由から、彩度の高いビビットなピンクやオレンジなどにも注意しましょう。
心が落ち着くベッドルームインテリア①シンプルテイスト
ここからは、安眠効果が期待できるベッドルームのインテリアテイストをご紹介します。
まずはじめに取り上げるのは、「シンプルテイスト」です。
言葉だけではイメージしにくいかもしれませんが、とにかく無駄な物を排除していくことが求められます。
「快適な睡眠をとるためだけに存在するお部屋」といった印象ですね。
メインカラーにはホワイトや生成色、ベージュ、グレージュなどがおすすめで、色数を使い過ぎないことにも注意していきましょう。
家具や雑貨は必要最低限で抑えつつ、シンプルな構成でレイアウトします。
用意するインテリアアイテムは、柄物よりも飽きのこないデザインが適しています。
そのため、ベッドリネンの風合いや質感、素材感がポイントとなるのです。
洗いざらしのような肌触りのベッドリネンであれば、お部屋全体の空気感を心地の良いものにしてくれるでしょう。
これならきっと、睡眠の質も上がるはずです。
心が落ち着くベッドルームインテリア②北欧テイスト
続いてご紹介するインテリアテイストは、「北欧テイスト」です。
北欧テイストのアイテムは、自然の豊かさがテーマになっていることが多いため、心を落ち着かせる効果やリラックス効果も期待できるでしょう。
カーテンやベッドリネンには、植物柄やアニマルモチーフのテキスタイルが適しています。
さらに、ウッド調の家具が多いことも、おすすめする理由のひとつです。
ベッドのフレームには、ナチュラルなウッド素材を選んでみてください。
もちろんその他の家具も同様です。
ナイトテーブルやクローゼットまで、木材の色味を統一できると素敵な印象になります。
また、北欧テイストのお部屋は植物との相性が良いため、前述したように観葉植物などを飾ってみましょう。
例えば、ハンギングネットを使って鉢を吊るすと、よりナチュラルな空間へと仕上がります。
この場合、ツルがのびる「オリヅルラン」や「ワイヤープランツ」がおすすめです。
温かみのある優しい雰囲気のベッドルームで、眠りの質を高めましょう。
心が落ち着くベッドルームインテリア③西海岸テイスト
次にご紹介するインテリアテイストは、「西海岸テイスト」です。
そもそも西海岸テイストのインテリアは、アメリカ西海岸の雰囲気を表現しています。
海辺を連想させることから、高いリラックス効果が期待できるようです。
アクセントとしてブルーカラーを上手に取り入れながら、開放感のある爽やかなベッドルームに仕上げましょう。
西海岸テイストにおいては、デニム生地が好まれる傾向にあります。
カジュアルな雰囲気をお望みであれば、ぜひ積極的に使っていきましょう。
寝室の場合、ベッド下に敷くラグマットで取り入れるのがおすすめです。
もしくは、ベッドリネンをデニム生地風のプリントにする手もありますよ。
さらに、海を感じられる雑貨をレイアウトするのがおすすめです。
流木やロープ、シーガラス、貝殻を飾れば、より西海岸のテイスト感が増していくことでしょう。
また、壁には木材のフォトフレームを取り付け、お気に入りの写真やアートを入れてみてください。
すると、それだけで西海岸の気分に浸れます。
心が落ち着くベッドルームインテリア④アジアンテイスト
続いてご紹介するインテリアテイストは、「アジアンテイスト」です。
海外のホテルリゾートに訪れたかのような演出で、身も心も癒されていきましょう。
ベースカラーには、ブラウンなどのアースカラーが適しています。
モダンな印象にしたい場合は、差し色を極力控えてください。
家具やベッドフレームは、自然素材を編み込んだタイプのものがおすすめです。
アジアンテイストは、ラタンやアバカといった植物が使用されており、強度や耐久性に優れています。
また、ベッドの上部から布を垂らすだけで、天蓋のような演出ができます。
このひと手間でお部屋のテイスト感が増していくので、ぜひとも取り入れてみましょう。
透け感のある生地をチョイスすれば、圧迫感が和らぎます。
さらにリゾート感を演出したいときは、照明にこだわってください。
ベッドのサイドに間接照明を設置すると、ムーディーな雰囲気になります。
旅行気分を味わえるベッドルームで、就寝前のゆったりとしたひとときを過ごしましょう。
安眠するために控えたい行動とは?
これまで、安眠効果が期待できるベッドルームのインテリアづくりについてお話ししてきました。
最後になりますが、安眠するための予備知識として「睡眠の質を下げてしまう行動」を把握しておきましょう。
普段やってしまいがちなことばかりですから、きっと参考になるはずです。
<スマホをいじるのはNG!>
スマートフォンやパソコンなどの画面からは、ブルーライトが放たれています。
このブルーライトは、眼や脳への刺激が強いため、安眠の妨げとなってしまいます。
よって、ベッドルームにスマホを持ち込むことは避けたいですね。
<寝る直前に食事をするのはNG!>
体のために、消化にかかる時間を考慮してあげましょう。
体内の臓器に負担がかかっていると、深い眠りにつきにくくなってしまいます。
目安としては、就寝前の2~3時間程度、食べ物を食べない時間をつくるのが理想的です。
それでもお腹が減ってしまったときには、消化に良いものを食べてください。
<カフェインの摂り過ぎはNG!>
コーヒーやエナジードリンク、緑茶にはカフェインが多く含まれています。
カフェインには、覚醒作用や強心作用があるので注意が必要です。
「摂取するのはお昼まで!」というルールを決めてしまうのが良いかもしれません。
安眠効果が期待できるベッドルームに!
今回は、リラックス効果の高いベッドルームインテリアについてのお話が中心でした。
いくつかのインテリアテイストを取り上げましたが、それぞれに違った魅力がありましたね。
寝室を模様替えする際の参考となれば幸いです。
また、インテリアコーディネートが完璧であっても、睡眠の質を下げるような行動をとっていては意味がありません。
普段の生活習慣まで、きちんと見直していけると良いですね。