お布団は定期的に上げ下ろしすることがあり、また天日干ししている方も多く、しっかりと手入れをしている方は、カビで困ることは少ないかと思います。
しかし、ベッドやマットレスは、手入れをせずにそのままにしていることが多いですよね。
そんなベッドやマットレスで、気になるのがカビではないでしょうか。
今回は、ベッドやマットレスのカビ対策や除菌方法をお伝えします。
ベッドやマットレスを清潔に!カビ対策や除菌は大切
知らないうちに、「ベッドやマットレスにカビが生えていた」という方も多いのではないでしょうか。
ベッドやマットレスは、お布団と違って、普段そのままにしておくことが多いです。
そのため、お布団には比較的生えにくいカビも、ベッドやマットレスには、生えることが多いです。
気づかないうちに就寝中、カビを吸っていたことになります。
カビを発見したときには、そんなことを考えてしまいます。
寝ているときに、カビを吸っていたなんて考えると、気持ち悪いと感じるうえに、少々怖いことですよね。
今回は、そんなベッドやマットレスのカビ対策や、除菌方法についてご紹介していきます。
毎日使うものだからこそ、清潔な状態を保ち、健康的に過ごしましょう。
ちょっとしたことに気をつけるだけでも、カビ対策になったりします。
ベッドやマットレスのカビが気になる方は、しっかりとカビ対策や、除菌方法をマスターしましょう。
ベッドやマットレスのカビの原因は?
ベッドやマットレスのカビの原因についてご紹介していきます。
なぜ、ベッドやマットレスにカビが生えてしまうのでしょうか。
原因①:外気との温度差が大きい
特に、冬の季節は外の気温が低く、家の中だけが暖かくなるので、温度差により結露が発生します。
そのため、お布団の中もそんな状態にあるということになります。
つまり、ベッドやマットレスの中に湿気がこもりがちになってしまいます。
そして、湿度の高い状態のベッドやマットレスは、カビの発生や繁殖に最も適した環境となってしまうので、カビが生えるということです。
原因②:寝汗などが吸収される
今度は、気温が高くなる夏の季節に注意したい原因です。
寝ているときにかいた汗がベッドやマットレスに吸収されて、湿度が高い状態になります。
その状態で放置していると、カビが発生しやすくなります。
また、夏だけに限らず、寝汗の影響は一年中あるので、そのままにしておくと、気づいた頃にはカビが生えていたということになります。
除菌などをせずに放置していると、ベッドやマットレスの裏で大量のカビが発生していることがあるので注意が必要です。
ベッドやマットレスのカビを放置する危険性
ベッドやマットレスのカビをそのまま放置していると、身体には様々な悪影響があります。
カビの菌は、体内に入り込むと、炎症を引き起こすこともあります。
たとえ一晩であっても、寝ている間には、知らないうちに大量のカビの菌を吸い込んでいることになります。
通常は、それほど簡単に炎症を引き起こしたりはしませんが、抵抗力や免疫力が低下しているとき、風邪を引いているときなどは特に注意が必要になります。
また、子供や高齢者なども注意が必要です。
カビの菌が原因で、肺炎などの症状を発症することもあるので、カビをそのまま放置していると、非常に危険です。
その他にも、カビによるアレルギーを発症する可能性があります。
カビアレルギーは、花粉症よりもつらいと言われています。
花粉症の方には、そのつらさがよくわかるのではないでしょうか。
このように、カビをそのまま放置していると、様々な悪影響を及ぼします。
しっかりと、カビ対策や除菌をして、清潔なベッドやマットレスで眠りましょう。
効果的なカビ対策方法
定期的な除菌に加えて、効果的な対策方法をご紹介します。
上記の除菌方法と併用することで、より清潔なベッドやマットレスを保つことができます。
対策方法①:除湿、防湿シートの活用
マットレスの下に、除湿、防湿シートを敷くだけでも、大きな効果が期待できます。
しっかりと湿気を取り除くことができれば、カビの発生もかなり抑えることができます。
対策方法②:マットレスにシーツをかける
マットレスを直接使わずに、上にシーツをかけるようにしましょう。
寝汗などをシーツが吸収してくれるため、そのまま使うよりも湿気を取り除いてくれます。
また、シーツは定期的に取替え、常に清潔な状態を保ちましょう。
対策方法③:マットレスの向きを定期的に変える
マットレスの向きを定期的に変えることで、湿気が一箇所に集中するのを防ぎます。
湿気を分散させることにより、カビの発生を抑えたり、増殖スピードを遅らせる効果が期待できます。
上記の方法と併用すれば、効果はさらに期待できるでしょう。
これらは、同時にマットレスの寿命を延ばすことも期待できるので、大変おすすめです。
ベッドやマットレスのお手入れにはダニ対策や除菌も大切!
ここまでは、ベッドやマットレスのカビについてお伝えしてきましたが、お手入れとして気にしてほしいことは、カビ以外にもあります。
まずはダニです。
多くの方がご存知かと思いますが、寝具にはダニが繁殖しやすいです。
特に、ベッドやマットレスは、洗ったり干したりすることが少なく、お布団などと比べて、ダニも繁殖しやすいです。
そのまま放置していると、知らないうちに数え切れないほどのダニが、ベッドやマットレスで繁殖している可能性があります。
そして、ダニの死骸やフンはアレルゲンになるとも言われており、知らずに吸い込み続けると身体のかゆみや、くしゃみといったことを引き起こす可能性があります。
このダニの対策としては、定期的に立てかけて干すことです。
干すことによって、ダニの住みづらい環境を作ることで、繁殖を予防することもできます。
しかし、定期的に立てかけることは難しい、という方もいることでしょう。
そのような方には、布団乾燥機を使うことをおすすめします。
布団乾燥機を使うことで乾燥させ、繁殖予防ができるでしょう。
さらに、高熱にすることで、ダニを死滅させることができます。
このダニの死骸を掃除機で吸い取ることで、ダニ対策ができるでしょう。
できることなら、干すことと乾燥機・掃除機の併用ができると特に効果的です。
また、ダニの他にお手入れとして気にしたいのは、除菌です。
新品のマットレスの中には、抗菌加工などがされているものも少なくないです。
しかし、このようなマットレスでも、汗や体の菌が付着することで、菌が増殖することはありえます。
その菌は、放置することで増殖しつづけ、とても不衛生な状態になってしまうのです。
このことからも、ベッドやマットレスを清潔にするためにも除菌は大切なことと言えます。
ベッドやマットレスの除菌方法
では、ベッドやマットレスの除菌方法をご紹介していきます。
しっかりとマスターして、ベッドやマットレスのケアと行なっていきましょう。
ベッドやマットレスも、天日干しすることができれば一番なのですが、それは少し難しいので、もっと簡単にできる除菌方法をご紹介します。
まずは、掃除機をかけましょう。
掃除機をかけるだけでも、汚れや埃などを除去し、それが除菌にも繋がります。
掃除機をかけるときのポイントとしては、縦方向と横方向で掃除機をかけることです。
特に、縫い目やつなぎ目をしっかりと狙って、掃除機をかけていくのが重要です。
また、裏側も忘れずに掃除機をかけましょう。
目に見えるような、はっきりとしたカビには、アルコール除菌スプレーが効果的です。
アルコール除菌スプレーを吹き付けて、少し時間をおきます。
その後、やさしく拭き取ります。
それだけで、だいたいのカビは取れます。
ポイントとしては、少し湿るくらいに、アルコール除菌スプレーをかけることです。
カビを除去した後は、壁などに立てかけ、しっかりと乾燥させます。
そして、ベッドのフレームなども、拭くことを忘れないようにしましょう。
この時も、アルコール除菌スプレーをかけた雑巾で拭くのがいいでしょう。
定期的にこのような除菌を行なうことで、簡単に清潔な状態を保つことができます。
毎日使うものだからこそ、清潔にしよう!
ベッドやマットレスは、毎日欠かさず使うものになります。
清潔な寝具の方が誰でも気持ちいいですよね。
やっているのとやっていないのでは、大きく寝具の状態が変わります。
今現在、カビなどに困っている方もそうでない方も、是非寝具のケアを大切にしましょう。
今回ご紹介した、カビやダニの対策、除菌方法で清潔な状態を保ち、気持ちよく毎日を過ごしましょう。