飼い主にとって、ペット用品を選ぶことも楽しみのひとつですよね。
マカロン型の猫用のベッドをご存知ですか。
猫好きならば、ネット上で一度は見たことがあるかもしれませんね。
マカロン型のベッドから顔を出している姿がなんとも可愛らしく、大人気なのです。
今回は、可愛くて暖かい冬用の猫ベッドをご紹介します。
猫の健康維持のためにベッドは必要?
猫の名前の由来をご存知ですか。
「寝子」という説があるほど、猫はたくさん睡眠をとります。
なんと、1日に14時間ほど寝ているそうですよ。
のんびり過ごしている猫の姿を見ているだけでも癒されますね。
そして、その自由な暮らしぶりが少し羨ましくも感じます。
さて、一日の大半を寝て過ごす猫にとって、質の高い睡眠をとってもらうことは、愛猫の健康維持のためにも大切です。
そのために私達飼い主ができることは何でしょうか。
まずは落ち着けて、なおかつ快適で過ごせるベッドを用意してあげましょう。
猫は狭いところが好きな動物です。
ですから、マカロン型のベッドを好む猫は多いです。
野生の名残として、狭い場所に入っていれば敵に襲われずに安心できるという気持ちがあるのでしょうね。
そして、猫は人間よりも床に近い位置で生活しているので、特に冬場には寒さ対策が必要です。
ベッド選びはおろそかにしてはいけません。
猫のベッドはどんなものを用意したらいい?
では、猫に快適な睡眠をとってもらうためには、どんなベッドを用意したらいいのでしょうか。
お菓子のマカロン型のように、見た目に可愛いだけでは足りません。
そのポイントをご紹介します。
●柔らかい素材
猫は柔らかくて、温かみのあるものを好みます。
●安心感を感じる広さ
猫は、ふと気付くと狭い場所に入っていたり、寝ていることがありますよね。
狭い場所では天敵に発見される心配も少なく、もしも天敵に気づかれたとしても、入り口に頭があればすかさず逃げることができます。
ですから、マカロン型のように狭く、体を丸くした際に収まるサイズのものを好みます。
●手軽に清潔をキープできるもの
大事な愛猫のベッドがダニの温床になっては大変です。
掃除しやすく洗える素材を選びましょう。
●顎を乗せる場所があるもの
猫がよく行う体勢のひとつに、前足の上に顎を乗せて寝る場合があります。
とても可愛い寝姿ですよね。
前足の代わりに、ベッドの縁に顎を乗せる場所があると気に入ってもらえるでしょう。
寒さが苦手な猫にマカロンベッドはおすすめ
猫は元々寒さが苦手な動物です。
狭い場所は安心できるだけではなく、体温も伝わりやすいので暖かくなります。
ですから寒い冬には、特に狭い場所に入って暖をとる傾向にあります。
そこで、猫たちが寒い季節も暖かく快適に過ごせるように、冬用の猫ベッドをご紹介します。
●マカロン型のベッド
ペッツルートの「ニャンともマカロンなベッド」はマカロンの形がデザインされた猫ベッドです。
たくさんのカラーバリエーションがあります。
大きめのサイズもあるので、愛猫のサイズに合わせて選びましょう。
●寝袋タイプ
「抗菌防臭ふんわりカドルベッド」は寝袋タイプとなっています。
ふわふわの柔らかい素材で作られており、見るからに暖かそうです。
デザインは大きな巾着袋みたいで可愛いです。
嬉しい抗菌防臭加工もされています。
夏場はクルクルと畳んでしまっておけるので、収納場所にも困りません。
どちらの商品も電気を使用せずに猫の体温を逃がさないようにして暖める仕組みになっているので、暖め過ぎることもなく安心して使用できます。
デザインだけでなく、そういった面も大きな魅力ですね。
おすすめのマカロンベッド!どこに置くべき?
前項でご紹介したマカロンベッド以外にも、猫用のベッドは面白い形のものから実用性を兼ね備えたものまで、色々な種類があります。
最近ではテント型のオシャレなタイプも人気です。
それでは、どこに猫のベッドを置いたらいいのでしょうか。
●薄暗い場所
猫は、明るい場所や真っ暗な場所よりも、薄暗いくらいの場所を好みます。
猫も私達人間と同じで、あまり明るい場所では質の良い睡眠はとれません。
猫の寝仕草で、前足を使って目隠しをしているのを見たことがありませんか。
あのポーズは、周囲が明るいためにしているのです。
見ているぶんには可愛いのですが、可哀相なので、もう少し暗い場所に移動させてあげましょう。
また、さすがの猫も真っ暗な場所では目が見えません。
以上のような理由から、適度に光の入る薄暗い場所の方が、ベッド置場としては適しているのです。
●見通しが良い場所
猫には野生時代の名残があります。
猫の習性を妨げないような、見通しの良い場所に置いてあげましょう。
マカロン型が怖い!?猫がベッドに入らないのはなぜ?
せっかくオシャレで可愛いマカロン型のベッドを用意してあげても、困ったことに入ってくれない場合もあります。
飼い主さんからしたらガッカリですよね。
では、猫が入ってくれない理由は何でしょうか。
●怖いから
猫は警戒心が強い動物です。
ですから、初めて目にしたものには「これ何だろう…」と興味は持ちますが、すぐ近づこうとはしません。
周囲の様子を観察しながら少しずつ近づきます。
そして、やっと安全な物であると判断するのです。
猫も個々で性格が違います。
心配性で警戒心が強いタイプもいます。
そういった猫には、焦らずに根気よく、新しいベッドが安全であることを教えてあげましょう。
●ベッドの素材が嫌い
猫によって好みは違うと思いますが、ほとんどの猫はふわふわの素材を好みます。
ふわふわ素材の猫ベッドは母猫を連想させて、落ち着くのかもしれませんね。
寝床の床が固い時には、クッションや毛布などで柔らかくしてあげましょう。
●匂いに警戒している
実は、猫は生活の節々を自分の嗅覚で物事を判断しています。
猫の嗅覚は犬ほどではないにせよ、とても優れています。
ですから、ほかの猫が使用した後は警戒して入ろうとしないのです。
猫にベッドを使ってもらう方法
なんといっても猫は気まぐれです。
そこが大きな魅力でもあります。
せっかく人気のマカロン型のベッドを用意しても、使ってくれない場合もあります。
そうかと思えば、忘れた頃に突然お気に入りになることもあります。
振り回されたとしても、やっぱり猫の魅力にはかないません。
猫用ベッドも可愛いものがたくさんあるので、「早くそこに入った姿を見たい!」と思いますよね。
そこで最後に、猫にベッド使ってもらうための方法をご紹介します。
●オヤツをベッドの中であげる
大好物の食べ物には、人間も猫も弱いものですね。
オヤツ=猫ベッドでもらえると思い、ベッドを好きになってくれる可能性があります。
●リラックスできる匂いのするものを使う
猫自身の匂いのするものや、飼い主さんの匂いのするものをベッドに使ってみましょう。
そうすると、危険な場所ではないと判断しリラックスしてくれるはずです。
●ベッドのタイプを変更する
ベッドの形や素材にも猫の好みがあります。
思い切って違うタイプのものを試してみて、猫の好みに合わせることも方法のひとつです。
お気に入りのベッドを見つけてあげよう
マイペースな性格の子が多い猫。
どんなに可愛いベッドを用意したとしても、それを使ってくれるかは愛猫次第です。
ベッドを購入する前に、愛猫がどんな素材を好んでいるのかチェックしておきましょう。
お気に入りのベッドで幸せそうに寝ている姿を見て、飼い主さんも幸せな気持ちになってくださいね。