音楽には様々な効果があります。
野菜や家畜に音楽を聴かせていると、良い効果が得られるとも言われていますよね。
音の中には睡眠に役立つ効果があるものもあります。
それこそが「オルゴールの音色」なのです。
オルゴールの音色を利用して心身をリラックスさせ、良質な睡眠でゆっくり休みましょう。
ここでは、睡眠用の音楽としてオルゴールが効果的な理由をご紹介します。
思い出してみよう!オルゴールの音色
一日の疲れをとるには、やはり睡眠が効果的ですよね。
就寝前にゆっくりと落ち着いた気持ちにさせるために、リラクゼーションとして音楽を聴く人も多いでしょう。
みなさんは、どんな音楽を聴いていますか。
その時に聴く音楽の種類によって、睡眠効果をパワーアップさせることができることをご存知でしたか。
実は、オルゴールの音色は睡眠効果を高めることで注目されています。
オルゴールの音色は、子どもの頃に耳にしていた記憶があり、懐かしく感じます。
残念ながら最近は、オルゴールに触れる機会も、耳にする機会もほとんど無くなってしまいました。
みなさんが聴いたことのあるオルゴールの音色を思い出してみてください。
オルゴールの音色を聴くと、気持ちが落ち着いていませんでしたか。
なぜそのようなリラックス効果があるのでしょうか。
次項からは、オルゴールの音色に隠された真実について迫っていきたいと思います。
ゆっくり眠れる!?オルゴールの睡眠効果
オルゴールから流れる音色には、β波からα波へと脳波が移行する作用があります。
そのため、人間の脳が心地良いと感じ、ゆっくりとした気持ちになりリラックスできるのです。
人間の耳には聴こえない高周波や低周波の音域の音を含む音楽には、脳幹の血流を活発にさせる働きがあります。
脳幹の血流が悪化すると自律神経が乱れ、ホルモンの分泌量も減少してしまいます。
そうなってしまうと、健康的な生活に支障が出てしまいます。
オルゴールの音色は、重要な働きをする脳幹を刺激することができます。
脳幹が刺激されると血流が良くなったり、交感神経と副交感神経のバランスが整うようになります。
そして、だんだんと副交感神経の方が優位になります。
つまりそれは、心身がリラックス状態にあることを意味します。
心身がリラックスしていると、誰でも眠くなりますよね。
このようにオルゴールの音色には、リラックス状態→良い睡眠へと促すパワーがあるのです。
脳幹を音で刺激するために最適なアイテムが、オルゴールです。
睡眠用の音楽にオルゴールが適している理由
ここでは、睡眠用の音楽にオルゴールが適している理由についてお話ししますね。
睡眠用の音楽には様々なジャンルのものがあります。
例えば、川のせせらぎや鳥の鳴き声などの自然界の音だったり、静かでゆっくりとしたBGMなどです。
どんなに癒しの効果をうたわれていても、やはり自分が不快に思う音では質の良い睡眠は得られません。
聴いていて心地良く感じる音楽の選択をすることが、睡眠の質を良くするコツです。
ロック、ジャズ、R&B、レゲエ、カントリー、EDMなど、音楽は細かいジャンルにわけられます。
色々な種類の音楽の中でも、前述したように、特にオルゴールの音色には眠りを誘う効果があります。
そもそも私達が眠くなるには、心身共にリラックスできる副交感神経の働きが優位にならなければいけません。
精神的な安心感があり、肉体的にも緊張から解き放たれていないと、寝不足などで相当疲れていない限りは、睡眠体制に入ることは困難です。
音は耳から入って神経を通って脳に届きます。
オルゴールの音色は一見単調に聴こえるでしょう。
しかし、その音程やリズムが聴覚を安定させるキーポイントになっているのです。
歌詞が入っているような音楽を聴いてしまうと、音と歌詞を理解しようと脳がさらに活性化してしまい、質の良い深い睡眠をとることはできません。
そういった音楽は昼間に聴いて、就寝前はオルゴールの音楽を聴きましょう。
ゆっくり眠れるだけじゃない!オルゴールの身体への影響は計り知れない
人間は音によって脳が刺激され興奮状態になるものですが、オルゴールの音色を聴くとリラックスすることができます。
オルゴールの音色のように、脳幹を刺激して血流を活発にさせる高周波や低周波音は、街中ではほぼ感知することができません。
反対に、自然の多い場所ではそれらの音を聴くことができます。
だからこそ、ハイキングやキャンプが人気があるのでしょうね。
楽しさと同時に、リラックス効果も得ているのです。
オルゴールはわざわざ自然の多い場所に行かなくても、リラックスできる音の刺激を感じることができる、便利なアイテムなのです。
精神的な安定が得られるだけでなく、免疫力を高めてくれるなどの健康効果もあると言われています。
驚くことに、オルゴールの音色は病気の治療に役立つとして注目されているのです。
睡眠音楽の役割は、脳と体をリラックスさせてスムーズな眠りに導くことです。
オルゴールなどの睡眠音楽を聴く時のポイントは、
●オルゴールなどの音楽を聴きながら布団に入る
●何も考えないで気持ちをリラックスさせる
●30分~1時間で止まるようにセットしておく
この中で最も大きなポイントは、睡眠後に短い時間で音楽が止まるようにセットしておくことです。
いつまでも鳴らしていると、睡眠を妨げ、ゆっくりと眠ることができなくなるので気をつけてください。
オルゴール音楽を聴きながらの睡眠方法!おすすめな曲は?
ゆっくり眠った後は疲れもとれて、気持ちもリフレッシュできていますよね。
睡眠は疲れをとる以外にも、記憶力を向上させる、免疫力を上げる、ストレスを発散させるなどの沢山のメリットがあります。
ですから、質の良い睡眠をとることはとても大事なのです。
ここでは、オルゴール音楽を聴きながらの睡眠方法についてお話しします。
寝付きが悪い時にオルゴール音楽を聴きたいと思っても、実際にオルゴールを持っていない場合もありますよね。
そういう場合には、オルゴール音楽をまとめた睡眠用のCDがおすすめです。
CDには睡眠に適したオルゴール音楽が、1時間くらい収録されています。
また、スマホアプリでもオルゴール音楽が聴けます。
携帯さえあれば手軽に聴くことができるので便利ですよね。
睡眠に効果的とされている曲をいくつかご紹介します。
●クラシック
クラシックも色々あり、人によって好みも違います。
おすすめは「ジュピター」「G線上のアリア」「月の光」です。
楽器を沢山使ったクラシック音楽として聴いた場合と、オルゴールの音色で聴いた場合とでは、違った趣がありますよ。
●ディズニー
ディズニー音楽は大人も子どもも好きですよね。
おすすめは「星に願いを」です。
素敵な夢が見られるかもしれませんね。
睡眠の質を良くしてゆっくり眠りたい!オルゴール効果をさらに引き出すために
睡眠は人間の3大欲求の1つに数えられるほど、重要なものです。
毎日睡眠をとるなら、質が悪い眠りよりも良い眠りをとりたいものです。
睡眠の質を良くしてくれるオルゴール効果をさらに引き出すためには、押さえておきたいポイントがあります。
それは、睡眠環境を整えることです。
就寝する1時間くらい前になったら、寝室の電気を暗くしましょう。
テレビやスマホ、パソコンなどの使用もやめておくことが重要です。
特に、スマホやパソコンのバックライトとして使われている「LED」には、ブルーライトが多く含まれています。
ブルーライトはエネルギーが強く、眼精疲労を引き起こすと同時に覚醒効果があります。
ブルーライトが目に入ることで、睡眠を促すメラトニンという物質の生成が抑制されます。
そのため、寝る前にブルーライトを浴びると、目が冴えて眠れなくなってしまうのです。
また、入浴も2時間くらい前には済ませておきましょう。
入浴すると深部体温は一旦上昇しますが、その後の湯冷めで徐々に下がっていきます。
そして深部体温がスムーズに変化することによって、寝付きを良くしてくれるのです。
睡眠の質を良くしてゆっくり眠りたいのならば、睡眠環境を整えることも大切なのですね。
心身がリラックスした状態で眠りにつくことが睡眠の質を高める
仕事に追われる忙しい大人ほど、疎遠になりがちなオルゴールの音色。
しかし、オルゴールの音色は睡眠にとても効果的であることがおわかりいただけたと思います。
リラックスすると脳からはα波が出て、質の良い睡眠が得られます。
睡眠用の音楽として、さっそく今夜からオルゴールを使ってみましょう。