寝相が悪いと、寝ているうちにベッドから落ちてしまうことがありますよね。
ベッドから落ちると、目も覚めてしまい、何より、痛くてしばらく動けないこともあります。
ベッドから落ちるのは大人でも子供でも危険なので、早急に対策が必要です。
今回は、大人と子供それぞれについて、ベッドから落ちる原因やそれを防ぐ方法をお伝えします。
「ベッドで寝ると落ちる」という大人は多い?
「夜、きちんとベッドで寝たはずなのに、気づくとベッドから落ちている」という人はいませんか?
筆者は、ベッドで寝ていて寝返りを打った際に、そのままベッドから落ちてしまい、痛い思いをした経験があります。
そのせいで、夜中に目が覚めてしまうということが何度もあったので、それからはベッドに寝るのは潔く諦めて、床にそのままお布団を敷いて寝ています。
子供というイメージがありますが、筆者のように、ベッドから落ちる大人も多いのです。
大人が自分の寝ているベッドから落ちるのは、「寝相が悪い」ことが最大の理由です。
では、なぜ寝相が悪くなるのでしょうか。
それは、
・枕やマットレスなどの寝具が体に合っていない
・寝室の温度や湿度に問題がある
・パジャマではなく、Tシャツにスウェットなどで寝ている
などが原因だと考えられています。
なぜなら、寝具が合わなかったり暑かったりすると、寝苦しくなり、体が無意識に大きく動いてしまうからです。
また、パジャマのようにゆったりした服でないのも、うまく寝返りが打てない原因になります。
このような理由で寝相が悪くなり、大人でもベッドから落ちてしまう人がいるのです。
ベッドからは、子供も落ちる!
夜寝ていてベッドから落ちるのは、大人だけではありません。
子供も同じです。
特に、寝相が悪い子供だと、毎日のようにベッドから落ちることもあるでしょう。
子供のうちはまだ体も柔らかいので、それほど大きな怪我にはつながらないことも多いですが、やはり、落ちずに朝まで寝ていられるのが理想です。
また、子供が子供用のベッドから落ちるのと、大人用のべッドから落ちるのでは、その危険性に差が出てきます。
なぜなら、子供用のベッドと大人用のベッドでは、広さ(幅)だけでなく、その高さが違うからです。
そのため、大人と一緒に大人用のベッドに寝ている子供が、よくベッドの下や床に落ちるという場合には、早急に対策を取る必要があります。
もちろん、子供用のベッドでも、落ちるのであれば対策をしましょう。
子供でも大人でも、夜寝ていてベッドから落ちてしまうというのは、決して良いことではありません。
「子供がベッドから落ちることがある」と気づいていながら何も対策を取らずにいれば、いつか大きな怪我をするかもしれません。
では、寝ている時にベッドから落ちると、最悪の場合どんなことになるのかを、次の章で見ていきましょう。
ベッドから落ちると、どんな危険がある?
では、ベッドから落ちることで、どんな怪我をする可能性があるのかお伝えします。
大人にも子供にも考えられるのが、
・骨折
・打撲
などの怪我です。
これらはどちらも適切な処置をして、時間が経てば、その多くは自然に治るので心配はいりませんが、子供に比べて大人は怪我の治りが遅い傾向があるので、注意が必要です。
また、骨折や打撲だけで済めば良いですが、打ちどころが悪いと、最悪死んでしまうこともあるのが、ベッドからの転落で一番恐ろしいところです。
乳幼児や介護を受けている高齢者がいるご家庭で、ベッドから落ちないための対策が取られているのはこのためなのです。
こうした危険があるということを認識し、
「自分は大人だし、毎回何ともないから対策しなくても大丈夫」と思わずに、ベッドから落ちることを防ぐ対策を取りましょう。
ベッドから落ちる大人が取るべき対策は?
ここでは、ベッドから落ちることの多い大人が取るべき対策をお伝えします。
一番の対策は、べッドをやめてお布団を敷いて寝ることです。
筆者もこうして「ベッドから落ちる問題」を解消しました。
こうすれば、寝ている間にお布団からはみ出すことはありますが、間違っても落ちることはありません。
落ちなければ大きな怪我をすることもないので、寝相が悪くても安心です。
もちろん、あまりに寝相が悪くてお布団から大きくはみ出せば、寝室の壁に頭をぶつける可能性はありますが、それでも打ち付けるほどではないはずです。
しかし、「お布団よりもベッドで寝たい」という人や、「家族で寝ているのがベッドだからお布団には替えられない」という人もいますよね。
その場合には、寝具を自分に合ったものに替えたり、寝間着をゆったりしたものにするなどの対策を取りましょう。
寝室の気温や湿度なども、一度見直してみて下さい。
また、寝相が良ければ落ちないので、寝相を良くする行動(間接照明は明るすぎないものにする、寝る前のスマホは控えるなど)も試すと良いかもしれません。
それでも改善できなければ、ベッドガードを付けることも検討しましょう。
ベッドから落ちて怪我をするよりはマシなはずです。
子供がベッドから落ちるのを防ぐ方法
続いては、ベッドから子供が落ちるのを防ぐ方法のご紹介です。
子供も、お布団で寝かせられれば良いのですが、なかなかそうもいきませんよね。
子供がべッドから落ちるケースには、
・子供用のベッドから落ちる
・大人用のベッドから落ちる
の2つがあります。
それぞれについて見ていきましょう。
まず、子供用のベッドから落ちる場合ですが、これは、薄手の毛布などで温度を調節することです。
子供の場合は体温が高いので、大人がちょうど良いと感じる気温でも、子供は「暑い」と感じます。
暑いと寝苦しいので、それを紛らわすために寝ながらベッドの上で動き回り、落ちることに繋がります。
あまり暖かくしないようにすると効果的です。
また、少し大きめのベッドにすると、多少動いても落ちなくなります。
一方、大人用のベッドから落ちる場合には、
・大人と別に寝る
などの方法がありますね。
もちろん、これらの対策を取っても、べッドから落ちるのが改善されないこともあります。
その場合には、大人と同様に「ベッドガード」を付けるのが良いでしょう。
大人と子供、それぞれに合ったベッドガードの選び方
では最後に、ベッドからの転落を防ぐ「ベッドガード」の選び方をご紹介します。
ベッドガードは、ベッドから落ちることを防ぐためにベッドに取り付ける柵のことですが、多くの需要を受けて、各メーカーが様々な商品を作っています。
また、どんな目的で使うかによってもベッドガードの基準は異なります。
大人の方がベッドから落ちるのを防ぐ場合には、
・幅が100㎝程度、高さが40~50cmのものにする
のがおすすめです。
ベッドガードは、ベッドに合うサイズにするのが重要ですが、幅は100㎝程度でも、高さがあれば大人が落ちることを防ぐ効果は十分にあります。
また、高さが40~50㎝のものが良いのは、冬のことを考えてのことです。
冬は、マットレスの高さと冬のお布団の厚みに加え、5~10cm程度の余裕が必要なので、高さが40cm以上あるものを選びましょう。
そして、子供向けのベッドガードでは、
・子供用ベッドに合うサイズのもの
・安全性の高いもの(SGマークのあるものやメッシュ素材のもの)
を基準に選ぶと良いですよ。
ベッドから落ちる人は、対策を考えよう!
今回は、「寝ている間にベッドから落ちる」という大人に向けて、その原因や対処法をお伝えしました。
「子供がベッドからよく落ちて困っている」という保護者の方も、ぜひ参考にしていただければと思います。
ベッドからよく落ちるという人は、ご紹介したような怪我の危険を減らす対策を取ることをおすすめします。
怪我なく快適に眠れるようになると良いですね。