引越しなどで、新たにマットレスを新調した場合、中古マットレスをそのままゴミとして処分してしまっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、中古といっても業者によっては買取してもらえることもあります。
ここでは、中古マットレスでも買取ってもらえるためのポイントをお伝えしていきます。
中古ベッドは買取り困難!?
そもそも、中古ベッドにはリサイクル業界の中でも需要が少ないとされています。
そのため、リサイクルショップに中古マットレスを持ち運んでも買取りを拒否されることも少なくありません。
というのも、どうしても中古マットレスは清潔感がないと感じてしまうことが多く、まったくの赤の他人が使用したものを使いたいと思わないのが一般的な考えです。
ベッドは、1日の疲れを癒す場所でもあり、人生の3分の1の時間を過ごすともいわれるほど長い時間を共にするものです。
いくら安く買える中古品といっても、長く使うものですからそこは新品を購入したいと思うでしょう。
また、買取り側にもリスクが高いことが考えられます。
販売者側は、なるべく購入者が必要としている商品を仕入れたいと思います。
マットレスは場所を取りますし、売れるまでに置き続ける必要があり、そのため長い期間場所を占領してしまうことも考えられます。
そうなると、他の商品を置くスペースが限られ、商品の回転率が低下してしまいます。
このようなことから中古マットレスの買取りは難しいのであり、断られることもしばしばあります。
中古マットレスを買取りしてもらうには?
先ほどお伝えしたように、中古マットレスはリサイクル業界の中でも需要が少なく、なかなか買取ってもらえないこともあります。
ですが、中には中古マットレスの買取りに強い業者もいます。
中古のマットレスを買取ってもらうには、マットレス(家具)の買取り専門店を選びましょう。
マットレスなどの家具を専門として扱っている買取り業者は、大型家具を置けるほどの広い面積を確保していることがほとんどで、中古家具を買い求めるお客の集客力に長けています。
また、大手専門店の場合、販売店以外にも販売経路がある場合も多く、中古マットレスでも売れる確率が高くなるのです。
さらに、専門業者の場合、マットレスのクリーニングや補修作業なども行っているところもあり、買取ったマットレスをきれいな状態にして販売することで、さらに販売率を上げているという成果があります。
こういった買取り業者では、買取り強化期間という期間を設けているところもあります。
これは、お客側がマットレスを必要としている時期(引越しシーズンなど)に品揃えをよくして購入してもらう狙いがあります。
買取り強化期間は、お店のホームページなどで記載されていることもあるので、近くの専門店をチェックしてみましょう。
また、ブランドの有無も買取りに大きく左右します。
やはり有名メーカーのマットレスのほうが人気があり、買取り率もよくなります。
中古マットレスの買取り拒否されるときって?
マットレスの有名メーカーは、中古といっても人気があるので買取り業者でも高値で買取ってくれることもあります。
ただし、いくらブランドといっても状態の悪いマットレスは買取り対象外となります。
マットレスの寝心地を左右するスプリングやウレタンがへたれていたり、汚れやシミ、目立つ傷などがあると買取ってもらえないのが実態です。
また、タバコやペットのニオイなどが染みついてしまっているものも、買取り不可となる可能性は高いです。
もともと中古マットレスは需要が少ないものですから、このようなケースの場合は買取ってもらうのはほぼ不可能といってもよいでしょう。
また、ノーブランドの安いマットレスも買取りを拒否されることがほとんどです。
ノーブランド品は安い価格で手に入れることができる上、品質にも期待ができないものだからです。
買取り対象になりやすいマットレス
中古マットレスの中でも、買取り対象になりやすいマットレスがあります。
それは、以下のマットレスです。
・ブランド品
・新品未使用
先ほどもお伝えしたように、ブランド品は中古マットレスの中でも需要があります。
有名ブランドとしては、「フランスベッド・日本ベッド・シモンズ・サータ・シーリー」などがあり、これらのマットレスは寝心地がとてもよく非常に高価です。
そのため、「ブランドマットレスで寝たいけど値段が…」という方に需要が高くなっています。
ブランド名があるということは、それだけで品質に信頼がある証拠になりますから、買取ってもらう大きい要素となります。
また、新品未使用のマットレスは買取りの確率が非常に高くなります。
中古といっても、そこは未使用品になりますから、少しでも安くマットレスを購入したい方にとってはありがたい商品となります。
中古マットレスの需要が少ないのは、「他人が使ったもの」という理由でしたが、未使用であればいくらリサイクル品であっても抵抗なく購入することができます。
中古マットレスを少しでも高値で買取りしてもらう方法
少しでも、中古マットレスを高く買取りしてもらうためのポイントをお伝えします。
まず、マットレスはできるだけきれいな状態にしましょう。
買取りしてもらう際、いかにきれいかどうかが大きな査定ポイントとなります。
また、いくつかの買取り専門業者で見積もりを取るのもおすすめです。
中古ベッドといっても、誰でもなるべく高値で売りたいと思うはずです。
いくつかの買取り業者に査定してもらい、もっとも高額な値がついたところで買取ってもらいましょう。
最近では、インターネットを利用して、査定依頼ができる業者も増えています。
このような便利なサービスを利用するのもよいですね。
また、個人売買という手もあります。
メルカリやヤフオクなどの個人で売買するネットシステムは、仲介が入らないため高値で売れる傾向にあります。
ただし、マットレスはすぐに売れないこともあり、置き場所に困ることもあるので、場所や時間に余裕がある方は実践してみてもよいかもしれません。
買取りしてもらえなかった中古マットレスはどう処分する?
最後に、中古マットレスの処分方法についてご紹介していきます。
前にもお伝えしたように、マットレスは必ず買取りしてもらえるわけではありません。
そのため、買取ってもらえないマットレスはご自分で処分する必要があります。
ここでは、マットレスの処分方法についてご紹介していきます。
まず、マットレスを処分する方法はいくかあり、方法によって料金も異なります。
始めに、買い替えの際に販売店に処分をしてもらう方法です。
この方法はあくまでも処分サービスを行っている店舗でのみ対応できますが、もっとも手っ取り早い方法といえるでしょう。
また、販売店によっては処分にお金がかかることもあります。
費用は様々ですが、3000円程度で済む場合がほとんどのようです。
次に、地域のゴミ処理場に持ち込んで処分してもらう方法です。
ゴミ処理場に持ち込んで処分する方法は、処分方法の中でも最も安く行える方法です。
ただし、自分で処理場まで持ち運ぶ必要があり、マットレスの移動も自分で行い、マットレスを積める車もなければいけません。
最後に、不用品回収業者に処分を依頼する方法です。
不用品回収業者は、場所にもよりますが大体3000円程度で回収してもらえるでしょう。
また、家の中からマットレスを持ち運んでくれますので、力の少ない女性にも安心です。
中古マットレスは処分の前に買取りできるか検討を
いらなくなった中古マットレス、そのままゴミとして処分していませんか?
中古マットレスでも状態のよいものや、ブランド品であれば買取りしてもらえる可能性は高くなります。
まずは、処分する前に買取り業者に見積もりを取ってもらうとよいでしょう。
高く売るポイントとしては、「いくつかの業者に見積もりを出してもらう」「きれいな状態にする」ことです。
ぜひ、試してみてくださいね。