普段、寝具のカバーはどんなものをお使いですか。
好きなブランドや、気に入った柄など、こだわりを持って使っている人も多いのではないでしょうか。
カバーをひとつ変えるだけで部屋の雰囲気もガラッと変わりますよね。
それだけ寝具カバーとはインテリアのカギを握る重要なものなのです。
今回は寝具カバーの特徴と、贈り物にも最適な寝具カバーのおすすめブランドなどを合わせてご紹介していきます。
寝具カバーの重要性とは?
人は1日の約1/3をベッドや布団の中で過ごします。
好きな色や柄、ブランドのカバーをかけることで、部屋のインテリアの1部として考えている人も多いのではないでしょうか。
そんな寝具カバーですが、睡眠時において重要な役割があるのです。
掛け布団カバーや敷布団カバーの重要性をご説明します。
【汗や湿気の対策】
人は1晩寝ている間に、コップ1杯の汗をかくと言われています。
そのうち30%が掛け布団、70%が敷布団カバーへと吸収されてしまうのです。
通常、たくさん汗をかくと、その不快感から目を覚ましてしまうものです。
しかし寝具カバーが汗や湿気を吸収してくれるおかげで、快適に睡眠をとることができているのです。
【保温効果】
寝ている間は起きている状態よりも体温が下がっています。
低体温になると免疫が落ち、風邪などの病気にかかりやすくなってしまいます。
そのため、寝具カバーの「保温の手助け」はなくてはならないものなのです。
【清潔さを保つ】
汗や皮脂汚れが直接布団につくのを防ぎます。
布団は汚れたらそう簡単には洗えませんが、カバーならこまめに取り外して洗うことが可能です。
寝具カバーの選び方
寝具カバーを選ぶ基準は何でしょうか。
好きなブランドや、色や模様など、人それぞれの好みによることがほどんどでしょう。
ここでは寝具カバー選びのポイントをご紹介していきます。
【通気性のよいもの】
人が快適な睡眠をとるためには、平熱より1度~1.5度体温を下げるのがよいと言われています。
そのため、人は体温を下げようと寝ている間はコップ1杯ほどのたくさんの汗をかくのです。
汗をかくと布団の中に湿気が溜まり、外へ逃げてくれないと寝苦しくなってしまいます。
カビやにおいの原因にもなるので、通気性のよいカバーを選ぶようにしましょう。
【保温効果が高いもの】
通気性が高いことも大事ですが、乾燥や摩擦が強いと髪の毛や肌荒れの原因にもつながります。
直接肌が触れるものなので、適度な保湿力のあるカバーを選ぶことが大事です。
【肌触りのよいもの】
当たり前ですが、触って心地よいと感じる素材を選ぶことが重要です。
柄やプリントしてあるデザインも素敵ですが、手触りがごわごわしてしまう可能性があります。
柔らかく、ふんわりとした素材が肌にストレスがかからないのでおすすめです。
寝具カバーの生地は天然素材がおすすめ
ここでは寝具カバーに使用する素材と、その特性をご紹介していきます。
ぜひ、購入する際に参考にして下さい。
●コットン(綿)
寝具カバーとして、もっとも一般的な天然素材で、さまざまなブランドが使用しています。
手頃な値段ですが、生地がしっかりしており、吸水性がよいという特徴があります。
●リネン・ラミー(麻)
夏におすすめの素材で、吸湿性・通気性に優れた天然素材です。
汗をたくさんかいてもべたべたせず、虫やカビを近づけない効果があります。
麻の種類はリネンとラミーがあり、海外で出回っているものはリネン、日本含むアジア圏で生産されているのがラミーとなっています。
●シルク
オールシーズン使用できる、吸水性・通気性に優れた、滑らかでさらさらとした肌触りのよい素材です。
高級品のためお値段は張りますが、洗濯した後にすぐ乾く、速乾性が高いという嬉しい特徴があります。
●ガーゼ
実はガーゼとは「織り方」の名前で素材の名前ではありません。
一般的にはコットンが使用されることが多く、目の粗い平織りが特徴で、使い込んでいくほど肌馴染みがよくなっていきます。
●化学繊維
手頃な値段で購入できますが、天然素材でないため、髪の毛や肌に負担がかかってしまいます。
寝具は長時間眠るものなので、なるべく天然素材の購入をおすすめします。
お洒落な寝具カバーブランドのおすすめ
ここでは部屋のアクセントになるような、お洒落な寝具カバーのブランドをご紹介していきます。
●Sybilla(シビラ)
スペイン・マドリードのファッションブランドで、その土地をイメージさせるカラフルで陽気なデザインが特徴です。
派手なデザインに見えつつも、寝室ではシンプルに収まるデザインは圧巻です。
●Lancetti(ランチェッティ)
イタリアの有名なデザイナー、ピノ・ランチェッティが立ち上げたファッションブランドです。
ヨーロピアンなダマスク柄が柔らかい色で飾られているお洒落な寝具カバーで、お部屋のアクセントになるデザインです。
●BAILA(バイラ)
京都の大東寝具工業が生産している寝具カバーブランドです。
60番手の細め綿で仕上げているので手触りがよく、主張しすぎないペイズリー柄がコーディネートの要になります。
●Shabby(シャビー)
有名なカタログ通販の会社、ディノスのオリジナル寝具カバーです。
表面はヴィンテージ感のある加工を施した花柄で、裏面はストライプ柄になっているお洒落なデザインです。
贈り物に最適な寝具カバーブランド!
寝具カバーは贈り物としてもおすすめです。
ここでは特に女性に喜ばれるような、おしゃれでデザイン性に長けた寝具カバーブランドをご紹介していきます。
●Laura Ashley(ローラアシュレイ)
ロンドン発祥のブランドで、花柄やフェミニンでかわいらしいデザインで有名です。
高級感があり、イギリスの伝統的な花柄のデザインをあしらった寝具カバーには、うっとりさせられる女性も多いでしょう。
●marimekko(マリメッコ)
北欧、フィンランドの有名ブランドです。
インパクトあふれる花柄のデザインが目を引きます。
マリメッコの代名詞「ウニッコ」の他に「アナナス」「カイヴォ」「クルエンポルディ」など、柄にそれぞれ名前が付けられています。
●Cath Kidston(キャスキッドソン)
イギリスの人気デザイナー、キャス・キッドソンが手掛けたインテリアブランドです。
クラシカルでモダンなデザインが特徴で、同じ花柄でもローラアシュレイとは違ったポップなデザインの花柄になっています。
人気の高いリネン!寝具カバーのおすすめブランド
リネンは非常にファンの多い素材で、寝室をリネン素材一色でコーディネートしている人も多いと聞きます。
寝具カバーだけでなく、テーブルクロスやナプキンなどのテーブルリネンもまとめて揃える人もいるのです。
そんな人気の高いリネンの、おすすめブランドをご紹介していきます。
●ZARAHOME(ザラホーム)
ザラホームはファッションブランドで有名なザラ(ZARA)から派生したインテリアブランドです。
現在は35か国以上で商品展開しており、毎シーズントレンドを取り入れた商品を発表しています。
豊富な品揃えで、ベッドリネンの全体の約70パーセントをザラホームが占めていると言われています。
高価格ですが、品質が良く、デザインがよいので海外でも人気の高いブランドになっています。
●LA Redoute(ラ・ルドゥート)
フランスの有名な通販会社で、ファッション関係だけでなく、ベッドリネンも豊富な種類を取り揃えています。
1990年から有名なデザイナーとコラボしたアイテムを、毎シーズンごとに発表しています。
奇抜で異文化をミックスしているデザインが特徴で、部屋のインテリアのアクセントになります。
寝具カバーは自分だけのお気に入りを見つけよう
人は人生の約1/3の時間を眠って過ごします。
そのため、快適な睡眠をとるためにも寝具カバーにはこだわりを持つことが大事です。
今回は寝具カバーの素材やブランドについてご紹介させていただきました。
少しでも参考にしていただき、素材やデザイン、さまざまな方向から見て、お気に入りの寝具カバーを見つけてください。