風水で寝具の柄は関係ある?寝室にふさわしいのはどんな柄?

風水では方角やお部屋の位置によって、開運を招くものや色が変わるのは有名ですよね。

しかし、色だけではなく、柄にも関係があることを知っている方は少ないのではないでしょうか?

今回は、1日の中でも特に長くリラックスして過ごす寝室にスポットを当ててみました。

寝室では、寝具をどのような柄にすると良い運気が舞い込んでくるのでしょうか?

じっくりとご紹介していきます。

風水において寝室は特に重要であると知ろう!

1日の疲れを癒して、明日への活力を養うための寝室。

風水では寝室が特に重要とされています。

寝室に入ってから眠るまでの間がそれほど長くなくても、眠っている時間を含めればとても長い時間を過ごしている場所と言えますよね。

また、人は眠っている間に「気」を吸収して、明日への力としています。

身体の中へ良い気を取り入れるためには、寝室を良い気で満たしておく必要があるのです。

それでは、そのために何をすれば良いのでしょうか?

そもそも寝室は静かな空間であるために、「陰」の気を持っています。

風水では陰陽のバランスが大切ですので、調和させるためには寝具やカーテンの色や柄をふさわしいものに変えると良いとされています。

特に柄は、陽の気を持っているものが多くあるので寝室で重要なアイテムになります。

ただし、陽のものを取り入れすぎると、陰の気に打ち勝ってしまい覚醒して眠れなくなるなんてことも考えられます。

そのバランスを上手くとるために、寝具を上手に使って風水でもインテリアとしても素敵な寝室を作るようにしてみましょう。

風水では柄にも深い意味がある?

実は風水と柄には大きな関係があります。

風水では方角や色が注目されがちですが、柄もしっかりと五行の気を持っているのです。

五行というのは、木・火・土・金・水という5つの要素のことですが、柄が気を持っているといってもあまりピンとはこないかもしれませんよね。

そこで、わかりやすくよくあるパターンのもので、寝具としても使いやすい柄をご紹介していきましょう。

例えば、縦のストライプは、まっすぐに伸びている様子から「木」の要素を持っています。

他にも花柄が木の要素を持ちますが、まっすぐでなくても植物が木の要素というのはわかりやすいかもしれませんね。

横のストライプだと、地面に横たわっている「土」と印象が似ていることから土の気となります。

さらにチェック柄の安定感も土に当てはまると言います。

「水」はわかりやすく、形のないものや流れる波模様などがありますし、亀や魚のモチーフなども水にあたります。

一方、水玉模様は「水」ではなく、硬貨や農作物の丸みを収穫として見ることから「金」の気となります。

「火」はひし形や星形のように尖った部分を持つことが多く、火のモチーフではないけれども猛々しい感じからなんとなく納得できますね。

こうして見ると、柄をわける時の定義のようなものはわかりやすく面白いものではないでしょうか。

寝室の方角で寝具の柄は変える?

先にも述べた通り、風水では方角も非常に重要とされています。

もちろん寝室そのものや寝具を置く位置なども重要なのですが、必ずしも良い方向へ寝室があるとは限りませんし、ベッドを置く場所なども限られてきます。

そうした場合には、寝具の色や柄を変えることで運気アップを図ることができます。

柄にも相性の良い方角があり、前述した五行の気が大きく関わってきます。

五行では、それぞれがそれぞれを生かす「相生」と、反対に相手を打ち負かす「相剋」の関係があります。

そのため、寝室の方角と「相生」の関係にするための柄を選ぶと、お互いが良い効果を発揮してくれることとなります。

言葉ではわかりにくいので、実際に例を出してみます。

南は「火」の気が強いため、「木」である縦ストライプを配置して火をより強く燃え上がらせることができます。

東は「木」の気が強いため、草木を育てる「水」の気である魚の柄などを配置してみます。

寝室の方角や位置に悩むよりも、こうして取り換えられる寝具などでもしっかりと運気を上げるためにできることがあります。

まずは、寝室・ベッドやお布団の位置をしっかりと把握しておきましょう。

寝具に使いたい!風水でおすすめの柄は?

それでは、寝具で使用するのはどの柄が良いのか、風水で特におすすめの柄を具体的に見ていきましょう。

前項で寝室の方角や重要性も述べましたが、同じ方角の方ばかりとは限りませんので、ここでは方角にとらわれない寝具と柄だけの相性で見ていきます。

眠っている時には「水」の気が強いということ、また陰の気が強いということを合わせてみると、間違いないのは「木」の気を持つグリーン系の縦ストライプやリーフ柄でしょう。

木ならば落ち着いた茶系の木の葉などもありますが、枯葉や枯れ木を連想するものは命がない=陰の気ととらえられます。

そのため、緑の若々しいリーフのような明るい陽の気を感じるものを選ぶようにしましょう。

また、やさしいピンクや明るめのベージュを使ったストライプやチェック、水玉なども良いですね。

明るい色が陽の気を高めてくれるので、落ち着いた柄と合わせるとやさしい空間となるでしょう。

しかし、注意したいのはあまり太いラインや大きなチェック・水玉柄を避けることです。

大柄なものは、運気の良い時と悪い時の差が大きくなるといいます。

また、派手な柄は陽の気が強すぎて、寝室のバランスが崩れてしまい不眠に繋がることも考えられます。

落ち着いた柄、おとなしめの柄を選ぶようにしてみましょう。

寝具だけじゃない!全体の調和を図ろう

寝具の柄でおすすめのものをご紹介しましたが、寝具だけを風水と合わせるわけではありません。

あくまでも寝室全体の調和が大切なため、寝具以外のものもしっかりと見ておきましょう。

寝室で寝具以外に柄物を使用するとすれば、まず思い浮かぶのはカーテンですよね。

もちろん家具でも柄物はありますが、カーテンは中でも色や柄が大きな範囲を占めているものと言えます。

全体の調和を図るために柄で陽の気を上げると言っても、カーテンと寝具の両方を柄にしてしまうと陽の気が強すぎてしまいます。

例えば、カーテンが落ち着いた無地のものならば寝具は明るめの色味と柄を選ぶ、カーテンが華やかな柄であれば、寝具を落ち着いた色味の無地にする、というように調整をしてみましょう。

バランスを取るためにも、柄×柄の組み合わせは良くありません。

また、インテリアとして考えても、様々な柄がお部屋に散っていては落ち着いた空間とは思えませんよね。

カーテンは中々頻繁に変えるものではありませんから、寝具とバランスを見ながら上手に選んでみるようにしましょう。

強く願うことがあるのなら

ここまで寝具に合う柄をご紹介してきました。

しかし、心の中に強い願いがある場合には、願いを叶える色や柄を選ぶことも大切です。

先ほどから繰り返し風水と柄の関係について触れてきましたが、金運や結婚運、仕事運などを求める場合にも色や柄は変わります。

もし、強く願うことが金運アップならば、白いシーツにお布団カバーを黄色やオレンジの水玉模様にしてみると良いかもしれません。

また、願いが夫婦円満だとすれば、色はやわらかいピンクで、恋愛運を高めるひつじのモチーフなどが合っているのではないでしょうか。

ひつじは、恋愛運を高めるとともに寝具でよく使用されるモチーフでもありますから、種類も豊富で可愛いものを選ぶことができそうです。

それにしても、寝室の方角、インテリア、相性の良い色や柄、さらに願い事まで関わってくると、簡単に寝具を選ぶことは難しいと思いませんか?

これらは、全てを守らなくてはいけないというわけではありません。

自分が落ち着いて眠れる柄であることが1番重要だと考えます。

ゆっくり眠ることはとても重要ですから、選んだいくつかの中から最も落ち着くものをピックアップしてみてくださいね。

振り回されずに快適に

風水をしっかりと考えて寝具を選びたいものですが、考えすぎると難しくて何を選べば良いのかわからなくなってしまいそうですよね。

寝室においてはゆっくり休むことがとても重要なので、色や柄を選ぶ時には「自分が好きな色であるか」「ゆっくり安らげる色であるか」ということも考えるようにしましょう。

方角や「気」が合っていても、自分が好まないものでは全く意味がありません。

何より自分が「これだ」と思える素敵な寝具を選んでみてくださいね。