いつも、私たちが知らないことや、昔からの知恵を教えてくれるおじいちゃんやおばあちゃん。
おじいちゃんやおばあちゃんに感謝の気持ちを伝える、敬老の日は毎年あります。
しかし、感謝の意を込めてプレゼントを贈るのに、どのようなものがいいのか悩んでしまいがちです。
そこで、日頃の疲れを取り、ゆっくり寝てもらえる寝具を贈ってみませんか?
ご存知でしたか?敬老の日の由来
毎年、「敬老の日」は9月の第3月曜日です。
1965年に制定されて毎年、9月15日は敬老の日として、国民の祝日になりました。
その後、祝日法改正に伴い2003年以降には現在のように、9月の第3月曜日に変更されています。
これは、ハッピーマンデー制度によるものなのです。
しかし、敬老の日の発端は、一斉に全国規模で始まったわけではなく、もともとは兵庫県から始まったといわれています。
お年寄りを大切にして、その知恵を借りて村づくりをしようと9月15日に敬老会を開催したのです。
その9月15日を「年寄りの日」と決められたそうで、その後1950年以降には全国に広がっていったそうです。
しかしながら、「年寄り」という言葉はその主旨に合わないとして、1965年に「老人の日」へと変わりました。
その後さらに、再度改称され「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」とされて、現在の「敬老の日」と呼ばれる国民の祝日となったのです。
そして、以前の「敬老の日」であった9月15日は老人福祉法で定められた「老人の日」、その9月15日から21日までは「老人週間」となっています。
このように長い由来の中で、今はお祝いの日である敬老の日に、ゆっくりと休んで長生きをしてもらえるように、おじいちゃんやおばあちゃんに寝具をプレゼントをしてみてはいかがでしょうか。
敬老の日のプレゼントにおすすめの寝具
人の一生の1/3もある睡眠時間に、使ってもらえる寝具は送られた側も贈った側も嬉しいものです。
寝具には、お布団・枕・毛布・タオルケット・パジャマ・ベッドなどたくさんあります。
誰でも、どれを選んでいいのか悩んでしまうでしょう。
私たちの睡眠の悩みは、歳を重ねるごとに多くなるようで、寝つきが悪くなったり、睡眠時間が短くなったりするとされています。
もしかしたら、毎日使っているお布団が1番合っていると思っていても実は、睡眠を妨げる原因になってしまっているかもしれません。
敬老の日である9月は、季節の変わり目です。
この時期は季節の変わり目として寒くなることも多いので、暖かく眠ってもらえるような寝具をおじいちゃんやおばあちゃんへ敬老の日のプレゼントとして選んでもいいかもしれません。
ご高齢の方は、運動量や新陳代謝量が少なくなるので、自力で体温維持をすることが困難になってきます。
肩まわりや、お布団と体の間に空間ができると、体の熱がすぐ奪われやすくなります。
特に寒い冬場は、保温性に優れた寝具を選んであげましょう。
掛け布団を贈る際は、使っている時にお布団の重さを感じず、お布団の上げ下げも楽で体に負担をかけない保温性の高い軽い羽毛布団がおすすめです。
敬老の日にプレゼントしたい寝具【マットレス】
マットレスを贈る際には、どのようなものを選ぶといいでしょうか。
一般的に、「ご高齢の方には、柔らかい低反発がよい」と思いがちですが、実は高反発の寝具の方がご高齢の方向きです。
その理由は、高反発の寝具は体が沈みにくいため、寝返りが打ちやすいからです。
ご高齢の方は若い人に比べて、筋力がないので寝返りを打つことが困難です。
そのため、もし寝ている間に、寝返りが打てないと血行が悪くなり、腰痛や無呼吸症候群にもなりかねません。
そして、高反発の寝具は低反発の寝具に比べると、比較的軽量なことがおすすめできる理由でもあります。
しかし、反対に自力で寝返りを打つことができないご高齢の方は、低反発の寝具が向いています。
低反発の寝具は、体全体を包んで体圧分散を助けてくれるので、床ずれができにくくなります。
このように体調によってもおすすめできるマットレスは異なるのです。
そのため、あらかじめプレゼントする際は、おじいちゃんやおばあちゃんに体調の具合などをなにげなく聞いてみましょう。
もし、腰痛を患っているのなら、腰痛を緩和してくれる寝具を選ぶこともできますし、また、好きな寝具やお気に入りのメーカーがあるかもしれません。
せっかくの敬老の日ですから、要望にも合わせたプレゼントにしたいですね。
敬老の日にプレゼントしたい寝具【枕】
なにげなく、敬老の日にプレゼントをしたいおじいちゃんやおばあちゃんに、寝具の要望を聞いた時、お布団は買い替えたばかりと言うこともあるでしょう。
その場合には、寝具には欠かせない枕を選んでもいいかもしれません。
枕は、寝返りの打ちやすい高反発のもので、ウレタンを何層にも重ねたものがおすすめです。
頭と首をバランスよく支えてくれて、頭が枕に沈み過ぎず且つ、浅すぎないので、寝ていても違和感がありません。
また、高さの微調整ができるものなら、低めか高めか、好みの高さに調節して使ってもらえることができます。
そして、横向きで寝る習慣のあるご高齢の方なら、いびきの防止や睡眠の質を高めると言われている、頭、肩、首、腕のポイントを、理想の形に保ってくれる枕でもいいでしょう。
寝具の話をした時に、「いびきが気になるんだ…」とお話されたおじいちゃんやおばあちゃんだったら、こちらの枕も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
これらの枕を、敬老の日にプレゼントするならば、枕カバーも忘れずに一緒に贈ってあげましょう。
敬老の日にプレゼントしたい寝具【パジャマ】
また、枕やお布団と同様に、あまり頻繁に買い替えることがない寝具のパジャマもおすすめです。
贈り物としてあげるのならば、普段おじいちゃんやおばあちゃんが、自分では買わないようなものにしてみてはいかがでしょうか。
ちょうど、敬老の日の9月頃からは、朝晩の冷え込みが始まります。
今までの、半袖から長袖の寝巻きに変わる時期です。
そして、ご高齢の方にプレゼントするパジャマの素材は、天然素材のものをおすすめします。
肌ざわりが柔らかくて、家庭でも洗濯できるものにします。
また、できればすっぽり頭から被るものではなく、暑さ調整や脱ぎ着のしやすい前開きのものを選ぶようにします。
そして、そで口やズボン裾、身頃はゆったりとしたものにしましょう。
もし、おじいちゃんやおばあちゃんが、介護が必要な状態である場合は、ご本人だけではなく、介護する人も使いやすさも考えて選ぶようにします。
最近では、介護用のパジャマにも、おしゃれなデザインや色合いのきれいなものが多く販売されています。
明るめの色や斬新なデザインのパジャマで、今まで着ていたものよりもおしゃれなイメージになるのなら、おじいちゃんやおばあちゃんの気持ちも、もっと明るくなってくれるかもしれません。
敬老の日にプレゼントしたい寝具に係わるアイテム
また、パジャマだけではなく、敬老の日以降に訪れる寒い冬に備えて、パジャマの上に着るベストや肩当てもおすすめです。
そのまま寝ることもできますし、寒い日の日中でも活用することができます。
比較的、安く購入できるので他の寝具と合わせてプレゼントしてもいいでしょう。
また、寝具以外に敬老の日にプレゼントをするなら、冷たいお布団と体を同時に温めてくれる湯たんぽもいいですね。
昔ながらの湯たんぽは、温度調節がしにくく、低温やけどをする可能性もあるので、湯たんぽカバーが必ず必要です。
しかし、最近ではレンジでチンして、繰り返し使える便利な湯たんぽもあります。
これなら、お湯を沸かす手間も省け、やけどをする心配もありません。
しかも、普通の湯たんぽとは違いジェルタイプなので、触った時のモチモチ感が専用カバーに入れても心地いいのです。
他にも寝る時だけに履く、専用靴下やネックウォーマーなどもいいかもしれません。
どれも、通販サイトでも購入することができ、敬老の日のプレゼントとして、ラッピングをしてくれるショップもあります。
改めて、日頃の感謝の気持ちを伝えよう!
人が生きていく上で大切な睡眠を、よりよいものにして欲しいからこそ、ご高齢の方には、心地よい寝具を使って欲しいものです。
だからこそ、事前のリサーチは忘れないようにしましょう。
その努力が報われ、日頃のあなたの感謝の集結された思いが伝わる、敬老の日にしたいものですね。