冷却する敷パッドでベッドを快適空間に!おすすめ商品は?

皆さんは眠る時に暑い場合は、どのような対策をとっていますか?

エアコンや扇風機は快適だけど、電気代は掛かるし冷えすぎて体調を崩してしまうこともありますよね。

そんな時に便利なのが、冷却する敷パッドです。

電気を使うわけではなく、繰り返し使用出来るのでコストがかかりません。

今回は、冷却敷パッドの種類やおすすめのタイプについてまとめました。

今年の夏は、ベッドに冷却敷パッドを敷いて快適に過ごしてみましょう。

冷却する敷パッドってどんな仕組みなの?

そもそも、冷却する敷パッドはどのような仕組みで冷たさを感じることが出来るのでしょうか?

冷却敷パッドは、メーカーによって様々な名前で呼ばれています。

名前に「涼感」や「冷感」、「クール」と付いているものは、ほとんどが冷却敷パッドですが、冷やす方法は全てが同じわけではありません。

大きく分けると、「ジェルタイプ」と「ソルトタイプ」、「接触冷感素材」の3つになるでしょう。

ジェルタイプというのは、文字通り冷却成分を含むジェルが内蔵されている敷パッドのことです。

寝転んだ時の熱を吸収し、体温を拡散することで放熱する仕組みとなっています。

ソルトタイプというのは、塩が氷の温度を下げることに着目した商品で、中に入っている塩の力で体温を吸収して、固まりながら熱を放出するようになっています。

こちらは、持続力が長いのが大きな特徴となります。

接触冷感というのは、敷パッドそのものの素材や生地がひんやりとしているもので、特に中に特別なものが入っているわけではありません。

主に通気性の良い麻や、吸湿性の良いテンセルやレーヨンなどが挙げられます。

接触冷感に関しては通常の敷パッドと同じサイズのものですが、ジェルタイプとソルトタイプはほとんどが敷パッドやベッドよりも小さめのサイズとなります。

ものによっては頭や上半身だけをひんやりさせる、コンパクトなものもあります。

冷却敷パッドはどこで購入するのが良い?

それでは、冷却敷パッドはどこで購入するのが一番おすすめなのでしょうか?

冷却敷パッドの市場は年々広がり、現在では寝具を扱っている、ほとんどの店舗で販売されています。

「ふとんの西川」のような寝具メーカーもちろん、大型総合スーパー、ニトリやカインズなどの家具店でも、夏になるとそれぞれのメーカーが、工夫をこらした冷却敷パッドをご紹介しています。

しかし、現在もっとも簡単に多くの商品を確認出来るのは、やはりネット通販でしょう。

ネット通販だと、同じ商品の中でも安価なサイトを選ぶことが出来ますし、何よりも、かさばる寝具を届けてもらえるのが大きなメリットです。

実際に、寝具の触り心地や、ひんやり感を試すことが出来ないのは難点と思われるかもしれませんが、冷却敷パッドに関してはひんやり感を試すことに、それ程、意味はないのかもしれません。

なぜなら、販売している店内は、夏になれば必ずエアコンをつけているのでひんやり感を実感しにくく、さらに冷却敷パッドは長時間寝転がらなければ、真価を問いにくいものだからです。

もちろん、どの店舗でもベッドにビニールが敷いてあって土足で試せるようになってはいますが、何時間も寝転んで試すことは、中々出来ませんよね。

素材や中身の厚み、ジェルやソルトタイプは中の溶剤の音が気になる方もいらっしゃるとは思いますので、そうした確認をするためならば、商品を試してみるのも良いでしょう。

たくさんの商品の情報をインターネットで検索して、気になるものは店舗に見に行く、というのもひとつの方法です。

その時は、しっかりと価格帯も確認して、店舗でも通販サイトでも、安価な方で購入するようにすると良いでしょう。

冷却敷パッドは洗濯機で洗濯して大丈夫?

さて、冷却敷パッドは自宅で洗濯をすることが出来るのでしょうか?

毎日使うもので、しかも夏のべたつく汗を吸収しているものなので、洗濯機で洗濯を出来ると一番簡単で衛生的にも安心ですよね。

現在、販売されている多くの敷パッドは、自宅の洗濯機で洗濯することが可能です。

しかし、ものによっては固く絞ったタオルで拭いたり、流水で表面を流すだけという商品もあります。

冷却敷パッドに限らず、寝具の洗濯をする時には、必ずそれぞれの洗濯表示を確認してから行うようにしましょう。

出来れば、購入する前に丸洗いが可能かどうか、確認しておくとより安心ですね。

また、洗濯機の使用が出来る商品でも、乾燥機に関しては使用が出来ない商品がほとんどです。

乾燥機は冷却成分に影響を与えてしまうことがありますので、洗濯が終わった冷却敷パッドは、干してしっかりと乾燥させるようにしましょう。

干す時には、天日干しよりも陰干しや部屋干しがおすすめです。

また、タオルで拭くだけの敷パッドでもベッドに置いたままにせず、こまめに上げておくようにしましょう。

ベッドパッドの代用で冷却敷パッドは使える?

ベッドで使用する寝具には、ベッドパッドと呼ばれるものと敷パッドと呼ばれるものがありますが、このふたつは同じ用途で使えるものなのでしょうか?

ベッドパッドというのは、形は敷パッドと似ていますが、肌に直接触れるものではありません。

そのため、ベッドパッドの代用として冷却敷パッドを使用することも、通常の敷パッドを使用することも出来ません。

ベッドパッドは、一般的には汗や皮脂などでベッドのマットレスが汚れることを防止するために敷かれるものですが、厚手のものは寝心地を変えたりするために使用することもあります。

一方、敷パッドは肌に直接触れるものであり、掛け布団以外の寝具の中では一番上に敷かれるものとなります。

冷却敷パッドに関しては、通常の敷パッドの代わりに使うこともありますが、ジェルタイプなどのコンパクトなものは、敷パッドの更に上に敷いて使用します。

つまり、ベッドでは下から順にフレーム、マットレス、ベッドパッド、敷カバーやシーツ、その上に敷パッド、冷却敷パッドということになります。

マットレスに直接敷パッドを使用する方もたくさんいらっしゃいますが、寝ている時の汗の量を考えると、フルセットで使用する方がマットレスの汚れを避けやすいと言えます。

特に、冷却敷パッドを使用する時には、エアコンを使用しないという方も多くいらっしゃるかと思いますので、夏は特にマットレスを覆えるシーツを使用すると安心ですね。

ベッドで使う冷却敷パッドの注意点は?

ベッドで冷却敷パッドを使用する時には、どんなことに注意をしたら良いでしょうか?

生地自体がひんやりとした触感である場合には、特に注意をすることはありません。

しかし、ジェルタイプやソルトタイプの冷却敷パッドを使用する場合には、冷えすぎないように注意をする必要があります。

特に、エアコンや扇風機を合わせて使用する場合には、最初は快適に過ごすことが出来ても、眠っているうちに身体が冷えて風邪をひいてしまうようなこともあるでしょう。

一度眠ったら朝まで目が覚めないという方は、夜中に寒くならないようにエアコンの温度設定を通常より高めにするなどの対策をした方が安心ですね。

一方で、冷却敷パッドを使用する時にエアコンなどを使用しない方は、熱中症や脱水症状にならないような注意が必要となります。

矛盾しているようですが、お部屋が暑すぎれば冷却敷パッドのひんやり効果も継続しにくいものです。

そのため、冷却敷パッドを使用しているからと安心して眠っていると、寝ている間に熱中症などの症状を起こすことも考えられます。

暑すぎても涼しすぎても注意は必要ということですが、ひとつの目安として温度が30℃を超えるような場合には、冷却敷パッドとエアコンなどの冷房器具を併用した方が良さそうですね。

ご自分の体調を見ながら、冷却敷パッドを使用するようにしましょう。

ベッドで快適に過ごせるおすすめの冷却敷パッドは?

最後に、ベッドで使用する冷却敷パッドのおすすめタイプをご紹介します。

まず、一番おすすめしたいのは生地自体が接触冷感となっている敷パッドです。

中でも、テンセルは肌触りが良い上に吸湿・放湿に優れているため、特におすすめしたい素材です。

ジェルタイプやソルトタイプの方がひんやり感は優れているのですが、先ほど述べたように冷えすぎてしまうことがありますので、あくまで素材のみのひんやり感でエアコンを併用する方が安心と言えます。

また、敷パッドに液剤やアイスソルトなどの成分があると、固まったり偏ったりすることで寝心地が少し損なわれる可能性もあるかもしれません。

また、日本の夏は湿気がとても多いため、生地のみの敷パッドの方が汗をかいた時もべたつくことがなく、快適な睡眠を取ることが出来るでしょう。

もちろん、ジェルタイプやソルトタイプも非常に優秀な商品がたくさんありますので、特に暑がりの方や、冷え性になりにくい男性には向いている商品と言えます。

直接、身体を冷やすことが身体に響きやすい女性や、自分で体温の管理をすることが難しいお子さんには接触冷感の敷パッドが安心と言えるでしょう。

ご自分のお部屋の冷房環境や、体質に合わせてより良い敷パッドを探してみてくださいね。

ベッドを快適空間にするために

近年の夏の暑さは、数十年前と比べて格段に厳しくなっています。

ただでさえ暑くて体調を崩しやすい中、大切な睡眠時間を妨げられては日常生活にも支障が出てしまうことでしょう。

せめて、一日の疲れを取る時間だけは快適に過ごして、翌日の活力を養いたいものです。

暑い夏に向けて、冷却敷パッドを検討してみてはいかがでしょうか?