「睡眠時無呼吸症」という病名を聞いたことのある人は多いと思いますが、どのような方法で改善されていくのか、ということまでははっきり分かる人は少ないのではないかと思います。
今回は、「睡眠時無呼吸症の改善方法とは?」、「おすすめマウスピースの値段ってどのくらい?」という疑問についてご紹介します。
睡眠時無呼吸症の原因って?
「睡眠時無呼吸症」という言葉を耳にしたことのある人は多いと思います。
生活習慣病など、少し肥満気味の人が発症することも多いようですが、実際はどのようなことが原因で起こるのでしょうか。
主な原因の1つ目は、やはり肥満です。
肥満になると喉の辺りなど、首周りに脂肪が溜まり過ぎてしまうため、就寝時に気道に負担がかかり、ふさがりやすくなってしまうのが原因です。
また、太るということは、実は舌も太ってしまう、ということになります。
通常、寝ているときは舌は喉の奥に下がりますので、太ってしまうことで、より気道が狭くなってしまうのです。
2つ目は、もともと気道が狭い場合です。
このようなタイプの人は、少し太っただけでも睡眠時無呼吸になる確率が上がってしまうため、普段の食生活から気をつけなければなりません。
もともと気道が狭い人は、実は小顔であることが多く、痩せ型の体系の人でも、少し太ってしまうだけで、睡眠時無呼吸症になる場合もあります。
3つ目は、鼻や喉に炎症が起きやすい場合です。
扁桃船の腫れ、花粉症やアレルギー体質などで鼻が詰まりやすい人も、睡眠時無呼吸症になりやすい傾向にあります。
季節的に鼻や喉の粘膜が腫れやすい人は、気をつけなければいけませんね。
睡眠時無呼吸症の改善の1つに、マウスピースを使用する方法があります。
最近は、マウスピースも安い値段のものもあり、ネット通販などでも簡単に購入することができるようになりました。
次では、マウスピースを使った改善方法について見ていきましょう。
睡眠時無呼吸症の改善にはマウスピース!値段で効き目は変わる?
睡眠時無呼吸症の改善法の1つに、マウスピースを使用するという方法があります。
首周りについた脂肪や、もともとの気道の狭さとマウスピースは一見かけ離れたものにも思えますが、実はちゃんとした理由があるのです。
マウスピースは、装着することで口が閉じられます。
口を閉じて、下顎を下げさせないことで、気道が開きやすくなります。
口を開けているということは、下顎を下げてしまうことなり、気道を狭くしてしまうことに繋がってしまいます。
それを防いでくれるのが、マウスピースなのです。
また、マウスピースは、上顎よりも下顎が前方に出るように固定されます。
下顎が前方に固定されることで、さらに気道の広さを保つことができます。
そして、マウスピースを使うことは、睡眠時無呼吸症の改善の他、いびきの改善にも役立ちます。
マウスピースの有効性は、睡眠時無呼吸症の中等度までは、大変効果が期待できるといわれています。
もし、自分でも疑わしいときや、家族からいわれたときは、早めの装着が望ましいといえるでしょう。
また、ネットでも安価な値段で購入できます。
よく購入されているマウスピースの値段では、1000円~4000円代のものが多く、自分に合う形のものなら、満足度も高い傾向にあります。
ですが、不安な場合は、歯科か病院で1度診察してもらうと良いでしょう。
歯科では自分専用のものを作ることになるので、値段も高いのですが、歯ぎしりが強い人などの場合は、割れてしまうこともありますので、様々なものと使い分けするのが良い方法といえます。
マウスピース以外の睡眠時無呼吸症の改善法
先ほど、マウスピースは中等度までには大変効果があるとお話しましたが、睡眠時無呼吸症が重度になってくると、マウスピースでは効果が期待できないことが多く、別の方法を用いて治療します。
CPAPという、マスクの使用による改善方法をご存知でしょうか。
鼻マスクから空気を送り込むことで、喉を広げるという方法です。
これは、1時間に20回以上の無呼吸がある重度の方には、大変おすすめの治療法といえます。
また、顎の形が原因の場合は、顎矯正術という方法で治すことも可能です。
喉や鼻の粘膜の炎症が酷くて睡眠時無呼吸症になる場合は、耳鼻科で手術が望ましい場合もあります。
いずれにしても、早めの受診が大事ですので、自覚症状があって、日中に眠気が激しい場合は、病院で医師に相談するようにしましょう。
重度の場合は、これらの治療に限らず、マウスピースとの併用治療になる場合もあります。
歯科でのマウスピースの値段ですが、保険適用の場合は1万円程で作ることができます。
また、保険適用外では、15万円前後することが殆どですので、どのような治療が最善か、よく考えて相談するようにしましょう。
ネット通販おすすめのマウスピースの値段紹介①
睡眠時無呼吸の症状やいびきを、「まずはネット通販の商品で試したい」という人に、おすすめマウスピースとその値段をネット通販からご紹介します。
【おすすめのマウスピースの値段紹介】
〇EMILEAD 舌用マウスピース
従来ではなかった体の内側から睡眠時の気道を確保し、呼吸をスムーズにしてくれます。
睡眠時の舌を前方へ維持することで、喉奥の気道を開き、呼吸を楽にします。
専用ケースがあるので、旅行や出張の際にも邪魔にならず、持ち運びが便利です。
商品重量:40.8 g
販売元:EMILEAD
ネット参考価格:1,680円
〇いびき防止マウスピース
睡眠時の気道が確保されて呼吸がスムーズとなり、良質な睡眠をとることができます。
いびきや無呼吸症候群が気になる方や大きい扁桃腺、長い軟口蓋や口蓋垂の方、肥満で首周りの脂肪が気になる方などにおすすめです。
睡眠中の呼吸が改善されることによって、頭痛や肩こりが改善され疲労を軽減します。
商品重量:13.6 g
販売元:SIMPSJAPAN
ネット参考価格:2,480円
〇睡眠時の騒音・歯ぎしり対策マウスピース Dr.スリーパー N-ms1
しっかりとした睡眠の為のマウスピースです。
違和感のないフィット感で、自然な呼吸のお手伝いし、歯ぎしり対策に最適です。
日本人の口に合うように開発しており、薄さとしっかりフィットする素材感がポイントです。
商品重量:99.8 g
販売元:Medicy(メディサイ)
ネット参考価格:2,000円
〇vicasu 歯ぎしり マウスピース
歯ぎしりは、放っておくと歯が欠けたり顎の痛み、肩こりや頭痛など、あらゆる二次障害を引き起こす可能性がありますので、早めの装着をおすすめします。
本製品は、独自の波型形状で患部をピンポイントでガードする専用マウスピースです。
絶妙なクッション性で歯の圧力を吸収、分散し、大切な歯や顎の負担を和らげて快適な睡眠をサポートします。
商品重量:18.1 g
販売元:vicasu(ビカス)
ネット参考価格:1,280円
ネット通販おすすめのマウスピースの値段紹介②
睡眠時無呼吸の症状やいびきは、鼻の症状から来ることもあります。
ネット通販から、おすすめマウスピースと、それ以外の鼻専用の改善器具の値段をご紹介します。
【おすすめのマウスピースの値段紹介】
〇いびきくん
上下の奥歯に装着するだけで、睡眠時の開口を防ぎ、鼻呼吸を導きます。
慢性的にいびきをかき、睡眠時無呼吸症候群の可能性がある方などにおすすめです。
商品重量:約4g
販売元:いびきくん
ネット参考価格: 3,970円
〇いびきを防ぐ一般医療機器:ナステント クラシック
鼻腔から上気道の空気の通り道を確保することで、いびきや無呼吸の解消をサポートします。
商品重量:4.54 g
販売元:セブン・ドリーマーズ
ネット参考価格:3,477円
〇2in1 いびき防止次世代ノーズピン
いびき防止ノーズピンを使うことで、鼻からの空気の通りがスムーズになり、いびきを軽減できます。
活性炭フィルターがクリアな空気を作り出し、睡眠の質を上げてくれます。
商品重量:31.8 g
販売元:AZUCK Optimal Health
ネット参考価格:1,480円
〇Woodyknows いびき、軽減、防止、快眠、鼻拡張器
呼吸補助のため、優しく効率的に鼻道を開き、いびきを軽減しスムーズな呼吸を実現します。
春の花粉の時期に鼻づまりで息苦しい方、いびきや睡眠時の無呼吸が気になる方、鼻通りにお悩みの方におすすめです。
商品重量:22.7g
販売元:WoodyKnows
ネット参考価格:1,620円
睡眠時無呼吸症に使うマウスピースのデメリットって?
睡眠時無呼吸症に使うマウスピースのデメリットってあるのでしょうか。
睡眠時無呼吸症には、大変メリットの多いマウスピースですが、実はデメリットもあります。
【マウスピースのデメリット】
〇歯科などでは値段が高い
自分の型に合ったものを作ってくれるので、装着感も快適なのですが、場合によっては保険適用外になるケースもありますので、事前の相談が必要です。
〇歯ぎしりで割れてしまうこともある
ものにもよりますが、マウスピースは意外と薄い素材でできていることも多いので、強い歯ぎしりの場合は、割れてしまう可能性があります。
歯ぎしりが日常的な場合は、他のものと併用して使うと良いかもしれません。
〇痛いこともある
型が合わないと痛みを感じる場合があります。
マウスピースには様々な種類があるので、あらかじめ調べてから購入しましょう。
睡眠時無呼吸に使用するマウスピースの値段比較
1 睡眠時無呼吸症に使用するマウスピースは歯科では1万円以上する
2 保険適用外の場合は、15万円以上することもある
3 ネット通販での人気のマウスピースは、1000円前後から4000円前後の値段で購入することができる
以上、「睡眠時無呼吸症の改善方法とは?」、「おすすめマウスピースの値段ってどのくらい?」についてご紹介してきました。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。