寝ている間に、お布団がずれることはありませんか。
冬の季節にずれてしまうと寒いですよね。
そして、最悪の場合、風邪をひいてしまうことにも繋がることもあります。
このお布団のずれに関しては、ちょっとした工夫をしたり、グッズを使うことで解消される悩みでもあります。
そこで、今回はどなたにでもできる、お布団がずれない方法や、そもそもどうしてお布団がずれてしまうのかということをまとめました。
お布団がずれる防止策
掛け布団がずれると寝ていても、なんだか温まらず不愉快に感じる事もあるでしょう。
このようなときは、夜中に目が覚めてしまったり、朝方、スースーする感じがして、眠りが浅くなりながら、数十分も時間が経過してしまうなど、快適な安眠生活の支障になることがあります。
ひどい場合は、風邪をひいてしまうことでしょう。
寝返りが激しい人や、寝相が悪い人は、特に掛け布団がずれて寒い、という悩みを抱えることが多いようです。
それでは、掛け布団がずれる原因は何でしょうか?
実は原因は、ひとつではないのです。
まず、先にお話しした通り、「寝相が悪い」という可能性があげられます。
また、他には「お布団と体のサイズが合っていない」、という場合もあります。
体が大きいのに、小さな掛け布団を使用している場合、普通に寝返りを打っただけでも、背中がむき出しになってしまうことがあります。
そのため、「お布団がずれて寒い!」と勘違いしてしまうこともあるのです。
この場合は、正確にいえば、お布団がずれているとはいえません。
お布団のサイズを見直すことを検討しましょう。
お布団と毛布をかける順番を逆にしてみよう
それでは、ここからは、ちょっとした工夫で掛け布団がずれない方法をご説明していきます。
掛け布団がずれる理由としては、掛け布団の内側に毛布を掛けるというものがあります。
一般的に毛布→掛け布団の順で掛けることが多いと思います。
しかし、毛布が体に直接触れている状態ですと、寝返りを打つときに体に沿ってついてきやすいです。
その点、お布団が体に触れている状態であれば、ツルツルと滑りがよいので、お布団の中で寝返りを打っても、お布団がずれることが少なくなります。
掛け布団がずれて寒い、というお悩みを持っている方は、掛け布団の上に毛布を敷いて寝てみましょう。
ただし、毛布を掛け布団の上にしてよいのは、羽毛布団や純羊毛布団などに限ります。
これら、動物性天燃素材は、保温性や放湿性に長けているので、体に密着させたほうが、温かいのです。
お布団がずれる対策法だけでなく、温かく眠るためにも、一番上に毛布、その下に羽毛布団、その下に体がくるような順番がよいのです。
お布団のずれがなくなり、温かく眠れるという一石二鳥になります。
ただ、毛布と違って、お布団のカバーは通常コットンなので、肌に当たったときに、ヒヤっとするのが難点といえます。
この対策としては、眠りにつく前に、暖かい部屋で、掛け布団をめくり上げて、お布団の内側を温めておくといいでしょう。
通常の綿のお布団や化繊のお布団の場合は、毛布を下にしたほうが保温性が増しますので、この方法は適切ではありません。
お布団がずれることを防止するグッズを使ってみよう
綿や化繊の掛け布団を使用している方で、お布団がずれて寒い場合は、ずれ防止のグッズを使ってみてはいかがでしょうか?
お布団のずれるのを防止するクリップが販売されています。
掛け布団と敷布団をクリップのようなもので留めるタイプのものです。
ズボンのずり落ちを防止する、サスペンダーのような感じのものが多いです。
または、大きい洗濯バサミで代用することもできます。
わざわざ、専用グッズを購入しなくても、これなら百円ショップでも購入することができます。
ただし、難点は、見た目が悪いということです。
美意識が強い人や、インテリアにこだわりがある人には向いていないかもしれません。
寒い夜に掛け布団がずれることを防止するグッズを使う
掛け布団のずれるのを防止グッズとして、ベッドサイドや足元の敷布団の下にはめ込んで、ガードするものがあります。
ベッドガードというような名前が付いていることが多いので、探してみましょう。
もちろん、ベッドでなくて、お布団で寝ている方も使用できます。
寝相が激しい人で、ベッドから体が落ちそうになったり、寒いという人にとっても、ありがたいグッズです。
ウッドやスチールなど、素材や色、デザインにこだわったものがたくさん出回っています。
ベッドガードには、小物入れが付いたもの、雑誌を入れるスペースのあるものなどがあり、インテリアや用途に応じて選べます。
ベビーベッドや子どもベッド用などもありますので、小さなお子さんが、ベッドから落ちる心配もありません。
寒い夜には着る毛布
毛布がずれることを防止するために、「着る毛布」というものも市販されています。
文字通り、毛布でできた、ゆったりした洋服のようなものを着て寝るのです。
これであれば、いくら寝返りを打とうが、体から毛布が離れることがなく、寒いということを防止することができます。
寝るときだけでなく、テレビを見る時や、勉強するときなどにも使用することができるので、暖房代の削減にもなるということで、一時、大ブームになりました。
着る毛布は、お布団がずれて寒い、という人の強い味方ですが、難点は脱ぎ着の面倒くささがあげられます。
面倒くささを解消するために、お風呂上がりに着てしまい、そのままお布団に入ろうと考える方もいるでしょう。
もし、このように使うのであれば衛生面から考えて、部屋着としての着る毛布と、就寝用の着る毛布は分けて使用することをおすすめします。
また、着る毛布は肩だけでなく、首までカバーしてくれるものもありますので、寝返りを打ち、たとえ掛け布団がずれ落ちても毛布はずれ落ちないので多少は安心です。
デザインや色、素材も様々なタイプが出ていますので、毛布というより部屋着といってもいいかもしれません。
お布団がずれて寒いけれど寝返りは必要!
最後に、あまりおすすめできない方法もご紹介します。
お布団がずれて寒いからと、毛布や掛け布団の上から、ゴムやひもでグルっとくるんで結んでしまう人も中にはいます。
これは、あまりおすすめはできません。
お布団がずれる原因はさまざまありますが、その根本は、人が寝ている間に寝返りを打つからです。
この寝返りを打つことは、実はとても大切なことなのです。
最近では、寝返りをあまり打たない人と、よく打つ人では、打たない人の方が腰痛に悩まされているという統計が出ているということがわかってきています。
そして、睡眠中、同じ姿勢を長時間続けると、血管や筋肉が圧迫されて血行不良に陥りやすくなります。
そのため、肩コリや腰痛を引き起こす原因にもなります。
お布団がずれることを嫌がるがために、ゴムやひもで結んでしまうと、寝返りの自由を阻害することにつながります。
また、他に電気毛布のスイッチを朝までONにしたまま眠るということも避けましょう。
人は、眠っている間は体の中の体温を下げるようにできています。
それなのに、電気毛布の電源を朝までつけていると、自然な体温調節を阻害してしまいます。
電気毛布を使用する場合は、眠る前にスイッチをONにして、お布団の中を温めるのみにして、眠るときにOFFにしましょう。
お布団がずれて寒い人の対策法
お布団がずれる原因はさまざまですが、根本は寝返りを打つことにあります。
ただ、寝返りは健康維持のために、とても大切なことです。
そのため、無理に寝返りを打つことを止めるはしないようにしましょう。
また、お布団がすれる際は、ずれ防止するグッズの使用や、お布団と毛布のかける順番を変えるなどの対策をしてみてください。
寒い冬のお布団のずれ防止をして、快適な睡眠生活をおくりましょう。