寒くなってくると、温かいこたつでぬくぬくとしたくなりませんか?
暖房器具は数多くありますが、エアコンや電気ストーブとは違い、こたつの持つ温かみというのは他に換えられないものですよね。
そんなこたつですが、今は「お布団のいらないこたつ」というものもあります。
こたつを自宅に置こうか考えている方や、こたつがお部屋に合わないと悩んでいる方は、選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか?
お布団のいらないこたつにはどんな種類がある?
こたつと言えば、お布団があって当然の製品、と思っている方も多いことでしょう。
形は正方形に長方形、円形のもので卓袱台の高さであるロータイプが一般的ですが、近年はテーブルの高さがあるハイタイプのこたつも人気がありますね。
しかし、どれでも当然のようにお布団はついています。
お布団のいらないこたつは「布団レスこたつ」と呼ばれていて、通常のヒーターとは違い、光ヒーターや遠赤外線ヒーターで足元を温める仕組みになっています。
そのため、つけたらすぐに温かくなるのが特徴です。
高さはお布団のあるこたつと同じように、ハイタイプとロータイプがあり、ハイタイプのヒーターは熱を真下に照射するのに対し、ロータイプは熱が横に広がります。
中には、高さを調節出来る昇降式のこたつもあり、温度調節もリモコンで行えるものがあります。
デザインや木材の質も種類が豊富で、様々なお部屋で使用出来るスタイリッシュなものがたくさんあります。
また、ハイタイプのものはセットだけではなく椅子なしでも購入出来ますので、好きな椅子を別に購入して合わせることが出来ます。
それでは、お布団のいらないこたつにはどのようなメリットがあるのか、見ていくことにしましょう。
お布団のいらないこたつのメリットとは?
お布団のいらないこたつのメリットとして、まず挙げられるのは、お布団をお洗濯・収納する必要のないことでしょう。
こたつのお布団は大きくて厚手なので、お洗濯をするのも干すのも一苦労ですよね。
シーズンが終われば収納場所にも困ります。
お布団は、敷いたままだと床のホコリをくっつけてしまいますので、お布団がないことはアレルギーの対策にもなります。
次に挙げられるのは、見た目がすっきりとしていて、置く場所を選ばないことでしょう。
お布団があるとどうしても場所を取りますし、ハイタイプだと圧迫感を与えることもあるでしょう。
お布団がないと反対側が透けて見えることで、お部屋も広く見えます。
また、小さいお子さんがいるご家庭では、こたつのお布団に足をとられて転倒するおそれや、こたつに潜ったままで脱水症状になってしまうような事故を防ぐことも出来ます。
さらに、こたつでありがちな、つい気持ち良くて眠ってしまうということも、お布団がなければ防げそうですよね。
このように、お布団のいらないこたつはメリットが多く安全面にも優れていることがわかりますね。
お布団のいらないこたつのデメリットとは?
メリットがたくさんあるお布団のいらないこたつですが、デメリットももちろんあります。
お布団がない分、当然と言えば当然ですが、通常のこたつよりも温かくない、人によっては寒く感じるということです。
こたつは暖房器具ですので、寒いのはデメリットの中でも特に大きく感じてしまいますが、あくまでも「通常のこたつと比較したら」ということですので、使い方に工夫をすると良いかもしれません。
他に特に大きなデメリットはないように思いますが、あえて挙げるのであれば「こたつという感じがしない」ということでしょうか。
やはりお布団がある印象が強くありますので、お布団がないだけで「こたつというよりヒーターかも」と感じる方は多いようです。
また、季節を選ばずに使用出来るメリットを、「季節のメリハリがない」というデメリットとして感じる方も少なくないようです。
洋服に衣替えがあるように、暖房器具もしまう時期がありますよね。
しかし、1年を通して同じ形で使用出来る分、季節感を感じられないのかもしれませんね。
それでも、たくさんのメリットに対して、デメリットは少ない商品であると考えます。
お布団のいらないこたつはどこで購入出来る?
それでは、お布団のいらないこたつはどこで購入出来るのでしょうか?
もちろん、家具を販売しているホームセンターなどで購入出来るのですが、ビッグカメラやヨドバシカメラのような大型電器店でも販売されています。
ただし、店舗では通常のこたつは置いていても、お布団のいらないこたつは置いていないという場合があります。
店舗に足を運ぶのであれば、事前にホームページや電話などで確認をしてみると良いですね。
もっとも確実なのは、通信販売です。
インターネットで検索をすると、通販最大手のサイトに関わらずどこでも見つけることが出来ます。
店舗で選ぶと、どうしても数が少ないため、好みのものを中々見つけることが出来ませんよね。
その点、通信販売であれば色や形にこだわって探すことが出来ますので、きっとお気に入りのひとつを見つけることが出来るでしょう。
ただ、ヒーターの感じを実感してから購入したい、と感じる方も多くいらっしゃいますよね。
そのような場合には、店舗に足を運び、気に入ったものと同じタイプのヒーターを採用している商品で試してみると良いかもしれません。
お布団のいらないこたつの価格帯は?
お布団のいらないこたつの価格はどれくらいなのでしょうか?
お布団ありのこたつと比べてしまうと、少々高価になります。
ロータイプのもので、20,000円前後からの金額がほとんどです。
ハイタイプのもので、4人掛けのテーブルでも35,000円以上が主流で、材質やデザインによっては10万円以上のものもあります。
通常のこたつが数千円から購入出来るのを考えると、どうしても高く感じてしまいますよね。
それでも、ただ温かさを求めるだけではなく、おしゃれで温かいダイニングテーブルや卓袱台を購入すると考えれば、決して高いものではないと言えます。
数千円で購入出来るこたつは、温かさ重視であればとても良い商品ですが、どうしてもおしゃれなお部屋には不向きになってしまいます。
インテリア性を求めるのであれば、多少金額が大きくなってしまっても、気にいった商品を購入する方が、お部屋に統一感が出て良いかもしれません。
お布団のいらないこたつはこうして使おう
ここまで、お布団のいらないこたつについてご紹介してきました。
最後に、お布団のいらないこたつをどう使用するかをご紹介します。
先ほどデメリットとして「温かくない」ということを述べましたが、通常のこたつではなく、ダイニングテーブルと置き換えてみるとどうでしょうか?
「エアコンをつけていてお部屋は温かいのに、食事中足元が寒くてしょうがない」
そんな経験をされた方はたくさんいらっしゃると思います。
しかし、そこでテーブルから温かい光や赤外線が照射されると一気に温かくなりますよね。
暖房器具として単体で使用するのではなく、「普段冷えやすいテーブルや卓袱台に座っていても寒くない」という感覚で使用すると、非常に満足のいくものになると考えます。
さらに、「暦の上ではまだ秋なのに、なんだか肌寒い」というような時、エアコンは早すぎるとしても、こたつならば気軽に使用出来るのではないでしょうか。
季節の変わり目は風邪をひきやすいものです。
また、足には内臓に関連のあるツボが多く集中しているため、足を温めることは身体全体を温めることに繋がります。
特に、冷え性になりやすい女性の方には、とても向いている商品なのではないでしょうか?
また、真冬になって、どうしても寒く感じる時には、薄手のお布団やひざ掛けをかけてみるのも良いかもしれません。
ただし、天板が一体型になっていてお布団などをはさみこめないものもありますので、事前にしっかりと確認しましょう。
使い方次第でとても便利!お布団のいらないコタツ
お布団のあるこたつも、ないこたつも、どちらもとても優れている商品です。
しかし、それぞれを比較してしまうと、悪いところがどうしても目についてしまったりしますよね。
単体でメリットを考えてみると、お布団のいらないこたつは非常に使い勝手の良いものです。
洋間の多いお家や、扉からの隙間風で悩まされているお家には、とてもお勧め出来る商品です。