「長年愛用しているベッドを転居する際に持って行きたい」、あるいは「ずっと使い続けたいけれどかなり古くなってしまったので、新しいベッドにしたい」といったときには、ベッドを解体する必要性出てきます。
このとき知っておきたいのが、解体するやり方です。
素人でも簡単にベッドを解体するやり方を知っておけば、ベッドを搬入、搬出する際に怖いものなしです。
今回はベッドをいかに簡単に解体するか、また解体した後についてもまとめました。
ベッドの解体のやり方を考える前に
ご家庭にある家具の中でも、家具の大きさにおいてトップクラスに位置するのが、ベッドです。
大型テレビ、冷蔵庫などの家電や大ぶりの洋服ダンスなどは、その大きさと重さに持ち運びに苦労はしますが、大人の男性が2人いれば移動が可能です。
しかし、ベッドを移動させるとなったら、どうでしょうか。
人が横たわる長さのベッド自体を、そのままの状態でお部屋から移動させるのは、難しいことは、用意に想像できるでしょう。
また、お部屋の入口には既定の幅があり、ベッドが組みあがっている状態では、縦にしても横にしても通りぬけが出来ないことが多いでしょう。
そこで考えたいのが、ベッドをお部屋の中であらかじめ解体して移動させる方法です。
ただし、ここで押さえておきたいのが、ベッドの解体のやり方です。
実は、ベッドの解体のやり方には順序があります。
解体する前に押さえておきたいことなどを頭に入れ、よく考えながら解体作業に進みましょう。
また、解体するときに注意する点などもありますので、次から徐々に述べていきます。
ベッドの解体のやり方次第で誰でも解体できる!
さて、実際にベッドを解体しなければならないときに、素人でできるのだろうかという疑問が出てきます。
例えば、家具屋さんで家具を購入した際には、購入した家具の搬入作業だけでなく、組み立ても一貫してやってくれるところが一般的です。
タンスや書棚、机だけでなく、あらゆる家具において作業員が組み立ててくれる便利なサービスです。
もちろん、ベッドも例外ではなく、搬入と組み立てをセットで行ってくれるので大変便利です。
そこで、新規に購入するのではなく、もし引っ越しする予定ができてしまった場合、引っ越し先に持って行きたいベッドはどうしたらよいでしょうか。
わざわざ作業員をお願いして、解体してもらうのがいいのでしょうか。
引っ越しやさんによっては、解体、搬出、搬入、組み立てを行ってくれるところもありますが、当然料金が発生します。
予算的に不都合な場合には、せめて解体、組み立ては自分でする方が安く済みます。
そこで、ベッドを解体するやり方を覚えましょう。
専門技術は一切必要ありません。
やり方次第で、女性であっても簡単にできるので、気軽にチャレンジしましょう。
マスターしておきたいベッドの解体のやり方とは
ベッドを解体するときのやり方として、最初にしておきたいことがあります。
ベッドを購入した際の取扱説明書が現存していたら、手元に置きましょう。
万が一紛失したり捨ててしまっていた場合は、組みあがっているベッドの状態を覚えておかなければなりません。
すなわち、どこがどういったビスで止められているか、付いているフレームの向き、補強プレートがどこに止められているかなど、詳細を覚えておかなければならないということです。
覚えきらないときには、スマホやデジカメを使って写真を撮っておいたり、自分で分かる見取り図を作成したりしておきましょう。
次に気を付けたいのが、外したビスの管理です。
ビニールに、同じ種類のビスや金具ごとに分けて保管するのがポイントです。
もし、違う種類も混ぜたままにしていると、組み立てる際に手間取る結果になりますので注意しましょう。
次に、フレームに注目しましょう。
右側のフレームか左側のフレームか、組み立てる際にわかるようにビニールひもなどで縛ってまとめる際には、メモ書きを挟んでおくとよいです。
ベッドのそれぞれのパーツの向きについても、わからなくならないように、紙に書いてセロハンテープで止めるなどして目印をつけるのも、組み立てる際に役立ちます。
ベッドを解体するやり方の手順をマスターしておけば、解体後の搬出や搬入、組み立てまで手際よくできますので覚えておきましょう。
してはいけないベッドの解体のやり方
これまでは、ベッドの解体のやり方についてポイントをご説明してきました。
ここでは、実際にベッドを解体する際にやってはいけないことや、注意したい点を述べていきます。
パイプベッドなど金属をフルに使ったベッドを解体する際に気を付けたいのが、長年使用しているための錆付きが起きている場合です。
特に、ベッドを組み上げるのに重要な役割を果たす存在のビスや、ビスが刺さる周辺が錆付いている場合には、工具で簡単に回せず外すことができない可能性があります。
こういうときに無理やり力を込めて工具を使って回そうとすると、工具を刺すビスの穴がつぶれてしまって動かず、外すことができなくなる恐れがあります。
錆付いてしまっているときには、無理にビスを外さずにそのまま搬出しましょう。
もし、搬出するのに不都合な場合には、錆取りスプレーをビスにかけ、じっくり時間をかけて回すことをおすすめします。
もう一点、解体するときに注意したいのが、フレームの管理はしっかり行うということです。
フレームはベッドのかなめに値する部分ですので、解体する際に決して曲がらないように慎重に外し、保管する必要があります。
外してから再度組み立てるまでの管理は、慎重に行いましょう。
解体しやすいベッドの選択肢
ベッドを解体するのに最適なのが、解体しやすいベッドです。
組み立てや解体するやり方が簡潔なことで、素人でも簡単に扱えるところが魅力です。
例えば、ベッドの頭側にライトが付いているものを選んだとします。
インテリア映えもするし、手元にライト用のサイドテーブルの必要がなく、新たにライトの購入もしなくて済む便利なものです。
しかし、製品によっては天板に付属しているライトの保存や配線に注意する必要があり、搬出する際には壊れないよう、保護材などで保護しなければなりません。
また、金属製のベッドの場合、搬出、搬入の際に塗料が剥げてしまい、見た目が悪くならないよう、これも保護材を巻くか、最新の注意を払って作業しなければなりません。
もし、新しく購入するなら、解体しやすく扱いやすいベッドを選びましょう。
簡易ベッドのように、ビスを多く外す手間がないようなベッドや、全くねじ止めがないタイプのものなどは、解体するのも組み立てるのもとても簡単にできるのでおすすめです。
ベッドの解体をした後はどうする?
今までは引っ越し先で組み立てて再利用する場合をメインに考えて、ベッドを解体するやり方をお話してきました。
しかし、ベッドを解体したらもう使わないといった場合もあるでしょう。
その場合は、廃棄処分するか、リサイクル品として業者に買い取ってもらうかする方法があります。
もちろん親しい方が使うというなら、そのまま譲るのも手ですが、あまり古いものになると、処分する方を選んだ方がよいです。
そこで、まず廃棄処分する方法を選んだとします。
当然一般ごみとしては出せませんので、地域のごみ出しの区分に従うことになります。
ゴミセンターに持ち込んだり、決められた場所に出す方法がありますが、必ず手数料が発生しますので、無料で処分することはできません。
一方、リサイクルにするといった場合には、状態がよければ業者が査定して、買い取ってくれる場合があります。
自分で解体して、きれいに保存しておけば、業者が引き取りに来るときに手間が省けますし、買い取り料金が少しお得になる場合があります。
業者にあらかじめ、相談してみましょう。
また、ベッドを処分するだけでは、処分のための料金が発生してしまう場合もあります。
もし、使える家電などで一緒に引き取ってもらいたいものがあれば、相談してみると処分する料金を負けてくれる業者もありますので、考慮に入れておきましょう。
処分するといった結果であっても、自分で解体して引き渡すのがベターです。
ベッドを解体するときにはやり方を押さえ、組み立てや処分まで考えよう
これまでベッドを解体するやり方について、見てきました。
ベッドを解体する前には、必ず手順を確認しておきましょう。
組み立てるときのことを考えて、どういった状態で組みあがっているか把握しておくことが大事です。
また、外したビスの種類は分けておき、フレームの向きが混乱しないように目印をつけてまとめましょう。
錆付いたビスは無理に回さず、そのまま搬出するか錆取りスプレーを使うなどして対処しましょう。
購入するベッドは解体しやすいものを選んだり、もし解体してから処分する際には、廃棄方法やリサイクルなども考えておきましょう。