新生活が始まり、ベッドを買い替えようかと考える方は多いのではないでしょうか。
せっかく買うなら、より長く使い続けたいですね。
すのこベッドはきしみが気になるという声も多いですが、一方で通気性はよくメリットもあります。
では、どのようにベッドを選ぶと後悔しないか、見ていきましょう。
ベッドからきしみ音がする理由とは?
自分が寝ているベッドからギシギシときしみ音がすると、「このまま使って大丈夫かな?」と不安に思ってしまいますね。
毎日使うからこそ、ストレスなく使いたいものです。
そもそも、何が原因できしみ音がするのでしょうか。
まず考えられるのは、ベッドフレームに原因がある場合です。
長年使っていると、フレーム同士のつなぎ目のネジがゆるんでしまい、そこからきしみ音がすることがあります。
ネジがゆるむと金属がこすれてしまうので、嫌な音がします。
また、フレームそのものにヒビが入っていると、ベッドに重さがかかるたびにきしみ音がなります。
次に、すのこに原因があることも考えられます。
すのこ板が薄かったり、隙間が多いものだとしなってしまうため、きしみ音がしてしまいます。
どれくらいの体重なら支えられるかという問題もありますので、すのこを選ぶ際は気を付けなければいけません。
フレームにもすのこにも問題がなければ、ベッドを置いている床が原因かもしれません。
同じ場所にベッドを置いていると、その場所にだけ負荷がかかり続けるため、結果として床のきしみにつながります。
たまに模様替えをして、ベッドを違う場所に置くとよいでしょう。
すのこベッドはメリットがあるって本当?
きしみ音の原因はある程度分かってきました。
すのこはきしみやすいというのも、もともとの素材が木でできているので、当たり前のような気もしますね。
ただ、すのこには通気性に優れているというメリットがあるのです。
お風呂場や押し入れの下にすのこを敷いてカビよけにするのは、昔からよく聞く話です。
板の間から空気が通りやすいため、湿気には強いのです。
人は寝ているときにコップ1杯分の汗をかくので、お布団の湿気を取り除いてくれます。
「せっかく買ったお布団にすぐカビが生えてしまった」なんてことは避けたいですよね。
特に夏場はすのこベッドが効果を発揮することでしょう。
また、腰痛の人はすのこベッドを使うと腰痛が軽減されることもあります。
すのこは木でできているため硬めですが、そのおかげで重さで体が沈みません。
寝ている態勢に無理がないので、腰に負担がかかりづらいのです。
腰痛に効果があるのかは個人差がありますが、腰痛で悩んでいる人は一度試す価値がありそうです。
すのこベッドはきしみ音がするほかにデメリットはないの?
さっそくすのこベッドを買おうと思った方は、念のため、デメリットを覚えておきましょう。
まず、最初にもご紹介しましたが、きしみ音の問題があります。
ベッド用マットレスを敷くとそれほど気にならないのですが、敷布団の場合は体重がすのこに伝わりやすく、きしみ音がなりやすいのです。
また、通気性がよいというメリットがある反面、冬場は寒いというデメリットもあります。
すのこの隙間から冷気が入り込み、温かさは逃げてしまいます。
そして、小さな子供がいるご家庭では、子供がすのこベッドの上で飛び跳ねたりしないように注意が必要です。
すのこが割れてしまっては、もう使い物になりません。
あとは寝心地の問題ですが、すのこは板の隙間があるため、敏感な方は寝た時に背中がボコボコするのが気になるかもしれません。
硬さについても、好みがあると思うので苦手だと感じる方もいるでしょう。
すのこの材質はどれが良い?
すのこは木でできていますが、材質に種類があります。
別にそこまで気にしなくても全部同じではないのかと思ってしまいますが、意外に違いがあるのです。
それでは、代表的な材質を見ていきましょう。
1つ目は桐です。
桐は大変軽いので、よく模様替えをしたり、引っ越しをしたりする方でも扱いやすいのが特徴です。
女性でも簡単に組み立てられます。
また、湿気に強く、桐タンスとしても使われることが多いのです。
2つ目は杉です。
杉の木は日本で手に入れやすいため、何といっても価格が安いのです。
杉も湿気に強いので、すのこベッドによく使われています。
3つ目は檜(ひのき)です。
檜は柔らかいので加工がしやすいのですが、強度もあります。
強度があるので、きしみ音がしづらいのです。
檜といえば、昔から檜風呂で有名ですが、水にも強くよい香りがするので、カビが生えづらく心地よい眠りにつけるでしょう。
4つ目はパイン材(松)です。
パイン材は柔らかく、ぬくもりがあります。
また、香りがよいのでリラックスして眠れます。
価格も桐や檜に比べると、お手頃です。
4種類の材質の中から、気に入ったものを選ぶと長く使えるでしょう。
すのこベッドの種類の特徴
すのこベッドには、折りたたみができるものと、ベッド型になっているものの2種類あるのはご存知でしょうか。
折りたたみ式は、言うまでもなく収納に便利です。
部屋がそれほど広くない方や、毎日お布団を畳んでしまう方は、折りたたみ式がおすすめです。
また、折りたたみ式は二つ折りにしてお布団を干しておくこともできます。
キャスター付きのものもあり、これはお布団を敷いたまま折りたためるので大変便利です。
ただし、よく動かすことで強度が落ちてしまうこともあるので注意が必要です。
一方でベッド型になっているタイプは、マットレスを引いて使うものと、お布団を敷いて使うものがあります。
マットレスを使う場合、体重を分散してくれるので、すのこに負担がかかりづらくなります。
ただ、マットレスの場合は使い始めても毎日敷きっぱなしの方が大半ではないでしょうか。
すのこが湿気に強いからといって、まったくカビが生えないわけではありません。
適度にマットレスをあげて、換気するようにしましょう。
次に、お布団を敷いて使う場合、体の重さがそのまま伝わるので、長く使うときしみ音がする原因になります。
お布団を敷いてすのこベッドを使いたい場合は、あらかじめお布団を敷いて使えるのか、表示などを見ておきましょう。
きしみ音が気にならない!おすすめのすのこベッド!
すのこベッドは各社で販売されています。
しょうがないことですが、どんなベッドでもきしみ音がしたり、長く使うほどガタが出てくるのものです。
ただ、きしみづらいベッドの特徴をとらえているベッドもあります。
それが「明日桐(あすきり)」のベッドです。
特徴の1つ目は、ベッドの脚が6本で作られていることです。
通常の4本脚だと、中心部分に支えがないためきしみ音がしやすくなります。
6本脚にすることで、きしみづらく、強度も通常の2倍ほどになっています。
2つ目は、板の隙間がほとんどないことがあげられます。
板の隙間が多いと、1本の板に大きな負荷がかかり、やはりきしみにつながります。
また、きしみづらいだけでなく、寝たときに背中にあたるボコボコも少なくて済み、ストレスなく眠れます。
3つ目は、ネジがつかわれていないことです。
きしみ音の原因に、ネジのゆるみがありますが、ネジを使わない方法で作り上げることで、きしみ音がする確率がグンと減ります。
今回は「明日桐」のベッドをご紹介しましたが、これ以外にもきしみづらい特徴をとらえて作られたベッドはありますので、ぜひ探してみてください。
きしみ音を気にせず快眠できるベッドを選ぼう!
ベッドを選ぶ時のポイントは頭に入りましたか?
同じように見えても、実はこんなに違いがあったんですね。
すのこベッドにはよいところも悪いところもありますが、せっかくなので、最終的には自分の気に入ったものを選びましょう。
これで今日からベッドのきしみを気にせず、快適な睡眠タイムをとれますね!