一人暮らしをする方にとって、「収納」は大きな問題の1つです。
決められたお部屋の大きさの中、できるだけ有効に使って収納スペースを確保したいですよね。
そこで「お部屋を広く使いたい!」という方におすすめしたいのが「ベッド収納」です。
ベッド下を収納スペースとして有効に活用でき、整理整頓もしやすくなります。
ここでは、収納ベッドを選ぶ際のポイントや、注意点などについてご紹介します。
一人暮らしに最適!収納ベッドには2種類ある①-チェストベッド
収納ベッドには、主に「チェストベッド」と「リフトアップベッド」の2つの種類があります。
どのような特徴があるのか、まずはチェストベッドから見ていきましょう。
【メリット】
引き出しの大きさや個数は、ベッドによりそれぞれ異なりますが、チェストベッドの収納では、大きすぎるものの収納には適していません。
小物や下着・タオルなどの小さめのものの収納に向いています。
一人暮らしのお部屋では、収納スペースの確保が難しいですが、クローゼットに洋服を収納する場合には、小物用は、チェストベッドに収納するのがおすすめです。
【デメリット】
引き出しに詰め込み過ぎてしまうと、重かったり引っかかったりして、引き出せなくなってしまうことがあります。
ベッドの下には埃がたまりますが、その掃除をするためには、引き出しを外す必要があります。
少々面倒ですが、ダニやカビを予防するためにも、定期的にお掃除が必要です。
引き出しを開けた時に必要なスペースを確保する必要があります。
狭いお部屋ですと、引き出しを充分に開けられないことがあります。
引き出しごとに分けられていると、片づけもしやすくなりますね。
一人暮らしに最適!収納ベッドには2種類ある②-リフトアップベッド
では次に、リストアップベッドの特徴について見ていきましょう。
リフトアップベッドとは、ベッドの床を持ち上げて、ベッドの下にできるスペースを収納に利用するタイプのベッドをいい、また「跳ね上げ式ベッド」とも呼ばれています。
【メリット】
ベッド下のスペースを広く使えるので、お布団・旅行用かばん・趣味のものなど大きいものでも収納することができます。
「持ち上げる」となると力が必要なイメージがありますが、リフトアップベッドの開閉はガス圧式であるものが多いので、女性でも無理なく扱うことができます。
また、ベッドの床の開閉は上に持ち上げるため、チェストベッドのように、引き出しを出す際のスペースを確保する必要がありません。
【デメリット】
ベッドの床を持ち上げる際は、マットレスも持ち上げるため、重いマットレスを使用することができません。
また、ベッドの開閉に必要なガス圧式のガスは、長年使用していると切れてしまいます。
切れると部品交換の必要があるため、販売店に依頼することになります。
大きなものを収納することができ、力をかけずに開閉ができるので、一人暮らしの女性でも安心して利用できますね。
一人暮らしのベッド選びのポイントは3つ
ベッドには色々な種類がありますが、一人暮らしに適したベッド選びには「収納」「高さ」「大きさ」という大きなポイントがあります。
そこで、一人暮らし用のベッド選びで押えておきたいポイント3つをご紹介します。
【十分な収納がある】
持ち物が多い方にとって「収納スペース」はとても大きな問題です。
ベッド下の収納スペースが充実していれば、その分お部屋を広く使うことができます。
【ベッドの高さ】
収納付きのベッドは、低めのフロアベッドに比べて、収納スペースがある分高さのあるものになります。
よく、一人暮らしの方は、お部屋の狭さから「ソファーを諦めてしまう」ということがありますが、高さのある収納付きベッドなら、ソファーとしても利用できるので一石二鳥です。
【ベッドのサイズ】
お部屋が狭いからといって、シングルベッドを選ばなければならないということはありません。
身長のある男性は、ロングサイズのベッドを選んでもいいでしょう。
たとえ大きめのベッドだとしても、収納ベッドを選べば、その分ベッド下に収納スペースを作ることができるので、お部屋を有効に使うことができます。
ベッド下収納の注意点
ベッド下はいうまでもなく、埃がたまりやすいです。
また、睡眠中にかいた汗がベッド下に湿気としてたまるので、これが毎日続くと収納部分がかなり湿気を帯びてきます。
この埃と湿気は、カビが生える大きな原因となっているので、こまめに掃除や除湿をする必要があります。
そのため、ベッド下収納は湿気に弱い本や写真などの収納には向きません。
また、お気に入りのおしゃれ着もカビが生えたら大変です。
湿気に弱いもの、大切なものはベッド下収納は避けておいた方がいいでしょう。
湿気対策として一番効果があるのは、空気の入れ替え、つまり「換気」です。
使う頻度の高いものを収納しておけば、引き出しを開けるたびに換気ができるので、湿気を追い出すのに効果的です。
また、除湿剤を入れておくと、より高い効果が得られます。
換気と除湿剤でダブルの湿気対策を取りましょう。
一人暮らしで毎日忙しくしていると、掃除をする時間がなかなか取れないという方もいらっしゃると思いますが、こまめに埃を取り除くことは、やはり大事なことですね。
ベッド下収納を最大限利用したい場合はロフトベッド
一人暮らしであっても荷物がたくさんあって、「普通の収納スペースでは収まりきらない!」という方は、「ロフトベッド」を検討してみてはいかがでしょうか?
ロフトベッドは高さがあるため、ベッド下のスペースを全部収納スペースにすることができます。
これなら、お部屋の空間を立体的に利用できるため、効率よく収納スペースを作れます。
また、ロフトベッドは床から離れているため、湿気を上手に逃がすことができ、仮にお布団を敷きっぱなしにしてしまってもカビが発生しにくいといわれています。
朝忙しくてベッドメイキングをする時間がない時でも、敷きっぱなしOKなのはうれしいですね。
さらに、ロフトベッドは荷物がたくさんある方だけでなく、「お部屋が狭いけれどデスクを置きたい」という方にもおすすめです。
ロフトベッドを購入する際は、天井までの高さを確認しておくことが大切です。
ベッド自体をお部屋に入れることができても、天井が近すぎてしまうと圧迫感があり、快適な睡眠が取りづらくなります。
また、揺れが気になるという場合もありますので、強度のあるしっかりしたものを選ぶようにしましょう。
収納ベッドに買い替えなくてもクリアケースで代用できる
収納ベッドを欲しいと思っても、今使っているベッドがまだ使える場合や、購入したいベッドが収納ベッドではない場合にはどうすればいいでしょうか?
まだ使えるベッドを処分するのはもったいないですし、買うのであれば気に入ったものを選びたいですよね。
収納が付いていないベッドで下にスペースがある場合は、ベッド下にクリアケースを置いて、ハンドメイドの収納スペースを作ってみてはいかがでしょうか?
クリアケースはふたをしっかりと閉めておけば、ある程度の湿気や埃を防ぐことができます。
収納するものによって、大きさや深さの異なったクリアケースが選べるので、自分のお部屋にマッチした収納スペースをカスタマイズすることができます。
1つ1つ取り出しが可能なのでお掃除がしやすく、一人暮らしにはうれしいですね。
もし、「クリアケースが見えてしまうのがイヤ」という場合は、大きい布で覆っておくのもいいですね。
また、大き目のシーツを使用して、クリアケースを隠すという方法もあります。
一人暮らしには、ベッド収納を有効活用してお部屋を広く使おう
ベッド収納には、「チェストベッド」と「リフトアップベッド」の2タイプがあります。
それぞれメリットとデメリットがありますので、自分のライフスタイルに合わせて選んでみて下さい。
また、大切なものを湿気や埃から守るためにも、湿気対策を忘れずに行うようにしましょう。
一人暮らしの限られた空間を、少しでも有効に使えるように、ぜひ収納ベッドを検討してみてはいかがでしょうか?