「ベッドマットレスに寝ているけれど、メンテナンスの正しいやり方が分からない!」
このような悩みを抱えた方も沢山いることでしょう。
そこで今回は、マットレスを干す前に行うべき掃除や干す際の手順方法など、マットレスのメンテナンスについて詳しく書き出しました。
この記事を読んで、ベッドマットレスのメンテナンス法を知りマットレスを長持ちさせましょう。
ベッドマットレスを干す前に掃除をするのがコツ
まずは、ベッドマットレスを干す前にベッド下の掃除をしましょう。
掃除を先にする事で、マットレスを持ち上げた際に、埃やチリや髪の毛などが床やフローリングに飛んでしまう事を防げます。
●マットレスのお掃除手順
①部屋の窓を開けてください。
掃除中に上がった、埃やチリが舞わないようにしっかりと換気しながら掃除をしていきましょう。
②マットレスを掃除します。
マットレスに付いている掛けカバーやベッドパットを外し、掃除機の先にお布団専用のノズルを付けて掃除します。
③マットレスの掛けカバーやベッドパットは洗濯機で洗濯してください。
仕上げに柔軟剤を入れるのがポイントです。
④マットレスの周りをチェックしてください。
マットレスが黒や黄色に変色していないかを確認します。
変色が見つかった場合は、汚れをしっかり落として綺麗にマットレスを干してください。
そこで、マットレスに汚れが付いている時の落とし方をご説明していきます。
まず、お湯とタオルとドライヤーを用意します。
次にお湯に重曹を溶かし、その中にタオルを入れて、絞ります。
汚れが発見された場所を、絞ったタオルで何度か拭き取っていきましょう。
出来ましたら、ドライヤーで軽く乾かして、窓を開けベッドマットレスを干します。
⑤ベッドマットレスの付近をチェックしてください。
ベッドマットレスの周りには、隙間が沢山あり、衣類の毛や糸が洋服を着替えた時などに入り込む事があるので、しっかりチェックし、掃除機を掛けてください。
ベッド板が外せる場合はマットレスを干す際に一緒に掃除しよう
一般的なベッドは、ベッド下がデッドスペースになっています。
つまり、空洞が出来ている状態ですね。
このデッドスペースを有効活用したのが、ベッド下に収納引き出しが付いているタイプです。
全面に収納引き出しが付いているタイプのベッドは、恐らくデッドスペースがないと思います。
しかし、収納スペースが半分であったり、収納引き出しが付いていないものは、マットレスを干すだけでなく、その空洞部分も掃除する必要があります。
ベッド板には、取り外しが可能なタイプもあります。
ここでは、取り外せるタイプの掃除方法をご紹介していきます。
●ベッド板が外せる場合の掃除手順
①ベッド板の部分は、コロコロを当てた後、軽く掃除機を当ててください。
ベッド板の部分に髪の毛が挟まりやすいので、コロコロと掃除機は重要です。
②ある程度、板部分の掃除が終わったら、板を外していきます。
埃やゴミが溜まっているので、全面にしっかりと掃除機を掛けてください。
フローリングは、タオルで床を拭き、床が乾いたら、ベッド板を閉じてください。
その際、湿ったままの状態で閉じてしまうと、埃やチリが付いてしまう可能性があるので、しっかりと乾かしておきましょう。
ベッドマットレスに飲料が零れてしまった時の干すまでの手順
ベッドの上でジュースなどを飲んでいて、ジュースが零れ、汚れてしまった経験をした事がある人もいるのではないでしょうか。
ここでは、ジュース等で汚れてしまったマットレスの干すまでの手順方法をお伝えしていきます。
●マットレスに飲料が零れた時に干すまでの手順
①マットレスに飲料が零れたら、まずぬるま湯に付けたタオルで、すぐに拭き取りましょう。
糖分や飲料水が残っていると、カビやダニがドンドン繁殖しまう事にもなるので、飲料水が零れてしまった時は念入りに拭き掃除をする事が重要です。
②二回目の拭き掃除には、中性洗剤と重曹、ホットタオルと100均の容器、そしてドライヤーを用意します。
中性洗剤と重曹を容器に入れ、混ぜ合わせます。
この時、容器は溶けない物を選ぶ事が重要です。
洗剤を容器に入れ、かき混ぜ馴染みましたら、飲料が零れてしまった所に付けていきます。
微かに泡が立つので、泡を利用し汚れを取りましょう。
その際、少し擦るように、滑らしながら取る事がポイントです。
③三回目はホットタオルで良く泡を吹き取っていきましょう。
泡が取りきれるまで、何度か泡の付いたタオルを洗ってください。
その後ドライヤーで拭き取った部分を乾かします。
この時、余りドライヤーをマットレスに近づけ過ぎると、焦げる恐れがありますので、注意してください。
乾いたら窓を開けベッドマットレスを干す作業をして終了です。
ベッドマットレスが干す事が出来ない時は?
ベッドマットレスをなかなか干す事が出来ない人もいらっしゃるかもしれません。
そんな方にも対処法がありますので、覚えておきましょう。
①まずは、マットレスを壁に立て掛ける。
マットレスは通気性を良くしてあげる事が大切になります。
掛けカバーやベッドパットなどに付いた体の汗や皮脂などは、蒸れたりダニのエサにもなります。
そうなると、カビやダニが繁殖してしまう可能性が高くなりますので、換気は非常に大切なのです。
②マットレスを干す事が出来なくても、掛けカバー周りの洗濯や掃除はこまめに行いましょう。
また、マットレスが干せないという事であれば扇風機をマットレスに当て、換気をしていく方法もあります。
その際、風が全面に当たるようにしてください。
③最後にファブリーズを軽く吹掛けましょう。
ファブリーズには、除菌効果があります。
ダニやカビの発生が気になる方は、ダニやカビが嫌がるお薬が入っているスプレーなども販売されていますので、そのような商品にも注目してみるのも一つです。
マットレスが干せない事で大量のダニやカビが出現してしまったら!?
掃除をするタイミングに気が付かず、もう既にダニやカビが沢山繁殖してしまった場合、自分の掃除だけでは取り除けない可能性もあります。
カビやダニの影響で、体が痒くなり、咳が出るなどの症状が現れている場合は、素直に業者に依頼しましょう。
業者に依頼する対象としては、ダニやカビの繁殖以外にも、マットレスが大き過ぎて自分で持ち上げ不可能な方にもおすすめです。
また、窓が小さく、マットレスを干す為に必要な容量がないなどの場合も、利用する事が出来ます。
そして、この業者のお値段は各業者により違い、ベッドマットの大きさや片面と両面でも料金が変わってきます。
気になる相場の料金ですが、
シングル8千円~1万円
ダブル9千円~1万5千円
セミダブル1万~1万7千円
クイーンキング1万3千円~2万
となります。
ダニが繁殖してしまった時は、専用の高圧洗浄機掃除器の使用や、ダニやカビなどの元をなくす薬をマットに掛けてくれる業者もありますので、慌てる心配がなく助かりますね。
ベッドマットレスをメンテナスしていても寿命は来る
ベッドマットレスを掃除したり干す事は、マットレスの寿命を延ばす事に繋がります。
しかし、大切に使っていても、マットレスの寿命はやってきます。
悲しい話ですが、大体10年を目途に交換と言われています。
ベッドマットレスの寿命と気が付くのは、マットレスがギシギシと、音を立て始めた時です。
普段から微かな音はするのですが、音が段々と大きくなったように感じる場合は、交換時期という事かもしれません。
この音は、寝返りをした時などに気が付きます。
マットレスの中に入っているコイルが痛んでしまうと、ギシギシ音の原因になります。
そのベッドが痛んだ状態で使用し続けていると、体に支障が出てくると言われています。
主に腰や背中など、筋肉や力が入る部分に痛みを感じる事もあります。
そのサインを見逃してしまうと、体の全体に痛みや怠さを伴います。
ですので、マットレスの寿命を感じたら素早く交換、またはマットレスの上に低反発のマットを置いてあげましょう。
ベッドマットレスを長持ちさせる為には
マットレスを干すのは2ヶ月に一度のペースで、またベッドパットやベッドシーツはこまめに洗濯してください。
マットレスの上で、強く跳ねたり、重力をかけない事も長持ちさせる秘訣です。
たまには、マットレスの向きを入れ替えてみると、長持ちさせる事が出来ます。
この方法を知り、ベッドマットレスのメンテナンスや干し方、ベッドマットレスの周りの掃除をして、皆様の大切なベッドマットレスが長く持つ事を願っております。