ベッドルームは、できるだけリラックスできる落ち着いた雰囲気にしたいですよね。
「自分の世界観で満たされる特別な空間にしたい!」と思う人も多いかもしれません。
居るだけで幸せな気分に満たされる、リラックスできるベッドルームを自分好みにアレンジしてみませんか?
今回は、ベッドルームのコーディネートについて、ご紹介します。
ベッドルームのコーディネート前に知っておきたい!聴覚環境
リラックスしている、と感じる時は、どんな空間にいるときでしょうか。
居心地が良いと感じる空間には、まず、騒音と感じる音がない、ということが条件になります。
人が長時間聞いてストレスを感じる音の大きさは、60デシベル以上と言われています。
これは、人が普通に話す声の大きさや、車が走る音くらいの大きさです。
自分が話したり、車を運転する場合はあまり気にならないのですが、静かな空間でリラックスしたいと思う人にとっては、かなりのストレスを感じる音の大きさになります。
「うるさい!」と感じる音のレベルは人によっても違いはありますが、長時間のストレスになるような騒音は、自律神経の乱れに繋がり、もしかしたら、睡眠障害にもなるかもしれません。
また、騒音によるストレスで、肌荒れや目の下のクマなどができてしまうこともあり、健康にも悪く、酷い時は老化現象が出る場合もありますので、女性にとってはかなりの問題です。
聴覚的には、50デシベル以下の静かな環境が、リラックスできる空間と言えるでしょう。
また、人は疲れている時ほど音に敏感になるものです。
自分だけのリラックスしたベッドルームをコーディネートする際には、ベッドの配置などにも考慮し、静かな環境であることを重要視しましょう。
例えば、マンションやアパートで隣室がにぎやかな場合は、ベッドを壁と離したり、遮音材を壁に付けるなど、工夫してみましょう。
好きな色を使いたい!ベッドルームコーディネートの視覚要素
一日の疲れを癒やしてくれるベッドルームは「自分の好きな色で統一したい!」という人も多いことでしょう。
色には、人の気分を変える効果があります。
自分が好む色には、どんな効果があるのでしょうか。
例えば、赤い色は、実際に体温が上がる効果がありますので、冷え性の方には合う色です。
食欲が増進したり、ポジティブにもなれる事があります。
ですが、イライラしたり、落ち着かなくなる、という特色もあるので、お部屋の広範囲にはご使用しないほうが良いでしょう。
また、黄色は、神経を刺激する色で、見ることにより集中できたり、テンションが上がったりする色とも感じます。
赤と同様、気分が高揚するので、メイン色にするよりは、北側の部屋や、暗くなりがちなトイレに使用するのが良いでしょう。
そして、緑は、自然の木々と同じ癒やしの色で、リラックス効果があります。
心を落ち着かせる効果のある緑は、ベッドルームの他、リビングや子供部屋にも向いている色と言えます。
また、落ち着いた気分を維持できるので、コミュニケーションが上手になったりする効果もあるようです。
さらに、青は、鎮静効果があります。
緑と同様にリラックス効果もあるので、ベッドルームには向いている色と言えるでしょう。
オレンジは、開放感、幸福感などが得られる色です。
消化や新陳代謝を良くする効果をねらって、キッチンやダイニングに取り入れる人もたくさんいますが、開放感や幸福感を得られる色なので、お布団などの寝具として選ぶ人も多いです。
他にもピンクは、癒やしの象徴とも言える色です。
しかも、若返り効果もあるとされているので、ベッドルームやバスルームにも向いています。
また、茶色は、自然の色に近く、精神状態を安定させる働きが期待でき、落ち着いた行動が取れるようになるとも言われています。
安心感のある茶色は、ベッドルームにも向いていますね。
最後に、白は、清潔感を感じられる色であると同時に、緊張感を持たせ、人を疲れさせる色とも言われています。
色の意味がわかると、コーディネートが楽しくなってきますね。
是非、参考にしてみてください。
ベッドルームに使う色の比率でコーディネートも上手くいく!
暖色系や寒色系など、好みは人それぞれですが、メインの色の他に、メイン色に合う色を2色ほど見つけておく事が、ベッドルームをコーディネートする上での大事なポイントになってきます。
大好きな色でも、お部屋のすべてを同じ色で統一してしまうと、メリハリがなく、しつこくなり、リラックス効果も薄れてしまいます。
では、ベッドルームをコーディネートする際は、どんな風に色の配分を考えたら良いのでしょうか。
まず、メインの色にしたい基調色は、お部屋全体の70%くらいになるように使いましょう。
70%といえば、ほぼ、お部屋の雰囲気が決まる割合ですね。
ご想像できるのは、床や壁、天井の色となりますが、一般的には白を基調とした壁や天井が多いので、その他のアイテムで70%を占めるよう工夫してみましょう。
次は、少し細かいですが、お部屋の25%の面積を占める協調色を決めます。
協調色は目に付きやすいアイテムを使いましょう。
例えば、ソファーカバーやテーブルクロス、家具などが良いでしょう。
最後は、ちょっとしたアクセントになる強調色を5%使いましょう。
配色比率は5%でも、全体を仕上げる大事なアクセントになる強調色は、協調色と対比的な色を使うことで、お部屋全体に引き締まった印象を与えます。
満足できるベッドルーム作りのために、配色にこだわってみてくださいね。
ベッドルームは香りにもこだわりたい!リラックス効果の高い香り
香水や消臭剤など、香りにもいろいろありますが、おすすめは、自然由来のアロマオイルです。
アロマは、リラックス効果が高く、特に、安眠作用のあるラベンダーは鎮静作用にも優れており、血圧や心拍を静めてくれる働きがあります。
その他に、ジャスミンやローズも、ストレスや緊張をほぐすなどのリラックス効果があります。
ジャスミンは、憂鬱な気分を取り去り、幸福感を満たす作用があります。
ローズは、イライラや更年期障害に効き目があるとされ、ホルモンバランスを高める作用が期待できます。
また、落ち込んだ時や落ち着かない時におすすめなのは、オレンジやライムの柑橘系です。
柑橘系のアロマオイルは、精神疲労の回復に効き目があるとされ、爽やかで前向きな気持ちにしてくれるかもしれません。
ぐっすりと良く眠りたい時には、カモミールローマン、サンダルウッド、ネロリなどがおすすめです。
カモミールローマンは、甘い香りで、安らぎをもたらします。
サンダルウッドもリラックス効果があるとされているアロマオイルです。
ネロリには催眠作用が期待でき、ストレスを減少させる効果もあるようです。
ベッドルームには、心や体の状態に合うアロマオイルを選んで、心地良く眠れるようにしましょう。
また、アロマオイルをコーディネートして、自分だけの香りを作って楽しんでみてはいかがでしょうか。
ベッドルーム作りはテーマを決めてからコーディネートしよう!
ベッドルームを作る時は、イメージしやすいように、テーマを決めてみましょう。
自分の好きな色、好きな香り、模様などから考えた時、理想のベッドルームはどんな雰囲気なのでしょうか。
ハワイなどの南国風でしょうか。
純和風、それとも北欧風でしょうか。
自分の理想に近いものを雑誌やブログから参考にすると、よりコーディネートしやすくなりますね。
例えば、ハワイのような南国風のベッドルームがテーマなら、開放感のある明るく爽やかなお部屋を想像します。
ハイビスカスやサーフボード、木を基調とした家具やベッド、サンダルウッドや甘い香りのアロマオイルなど、イメージも膨らんできますね。
では、純和風ではどうでしょう。
最近では、オシャレな畳もよく目にします。
わざわざ骨董店で和風のインテリアを買う人もいるようです。
火鉢に花を生けたり、灯籠をアレンジして花瓶にする人もいます。
古くて実用価値はなくなっても、本来とは違った使い方をすることで、新鮮な「和」を楽しむことができます。
さらに、北欧のインテリアもとても人気があり、オシャレな家具や、真似をしてみたいコーディネートはたくさんありますね。
シンプルに見えても、実はオシャレで機能的な家具や照明も多く、デザイナーの遊び心が満載で、使う人を飽きさせないデザインが多いのも特徴です。
北欧のデザインが好みの場合は、北欧風の素敵なベッドや椅子を購入してみてはいかがでしょうか。
ベッドルームのコーディネートに!リラックス効果の高い観葉植物
「観葉植物がお部屋にあるとなぜかリラックスする」という人は多いと思います。
観葉植物を見ることで、脳にアルファ波が増え、緊張がほぐれたり、人によっては、血圧も安定する場合があります。
また、観葉植物には、ホルムアルデヒドやトルエンなどの、室内の有害物質を吸着・分解する空気清浄効果や、室内の温度や湿度を調節する働きもあります。
生きた観葉植物は、もう単なるインテリアではなく、健康的になるための強い味方と言えますね。
その他、ベッドルームをコーディネートする際、シンプルにまとめ過ぎてしまった場合にも、存在感のある素敵なアクセントになってくれます。
では、ベッドルームには、どんな観葉植物が良いのでしょう。
最近は、パキラ、サンセベリア、モンステラミニマ、コーヒーの木など、卓上サイズの観葉植物の人気が高いようです。
また、インパクトと存在感が欲しい人には、全高1.6m以上のストレチアや、全高3mのフィカス・ベンジャミナなどが人気のある観葉植物となっています。
お手入れが楽な観葉植物も多いので、ご安心ください。
お好みの観葉植物を、ベッドルームに置いてみてはいかがでしょうか。
リラックスしたベッドルームづくりに必要な5つのコーディネート術
この記事の内容を要約すると、下記の通りです。
1 ベッドルームは、静かな環境を重要視しましょう。
2 メインの基調色と協調色、強調色を決めてからコーディネートを始めましょう。
3 好きな香りにもこだわってみましょう。
4 ベッドルームづくりは、自分の理想に近いものを参考にしてみましょう。
5 リラックス効果の高い観葉植物を置いてみましょう。
以上を参考にして、世界に1つだけの素敵なベッドルームを考えてみてくださいね!
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