低反発ウレタンフォームの特徴!手入れや洗濯は可能?

低反発ウレタンフォームは最近では色んな商品に使用されています。
例えばこんな商品があります。

・枕
・座布団
・マットレス
・ネックピロー

このような幅広い商品に活用されています。

今回はそんな低反発ウレタンフォームの人気の理由や、洗濯などの手入れの方法などをご紹介していきます。

ウレタンフォームの人気の秘密

なぜ低反発ウレタンフォームは幅広い商品に利用され、人気があるのでしょうか?
まず、その理由を見ていきましょう。

冒頭で取り上げた商品の例には共通点があります。
どこに共通点があるか、わかりましたか?

先程取り上げた商品の共通点は、

”どの商品も寝具”

という共通点があります。

この素材は、寝具にとても人気にある素材なのです。

ちなみにこの素材は、水に弱く洗濯などに少々難がある素材となっています。
なので、手入れに関しては洗濯も含め注意しながら行う必要があります。

それでは、人気の理由も合わせて低反発ウレタンフォームのご紹介をしていきます。

低反発ウレタンフォームが人気の理由には2つあります。

・肌触りが気持ち良い
・素材の反発が程良いため、様々な頭部にフィットする

このようなレビューが多いです。
そのため、低反発ウレタンフォームが幅広い寝具に利用されているのです。

また、上記の理由の内、「肌触りが良い」ということより、2番目の「反発が程良く、様々な頭部にフィットする」ということが多くの人気が得ている理由と言えます。

ただし、洗濯などの手入れ面では多少問題な部分もあるので、良い点と悪い点どちらも考慮して商品のご利用をしたほうが良いでしょう。

低反発ウレタンフォームの特徴

先程の続きになりますが2番目にご紹介したのは、「素材の反発が程良いため、様々な頭部にフィットする」ことについてもう少し詳しくご説明をしていきましょう。

低反発ウレタンフォームが色んな方の頭部にフィットするのには、ちゃんとした理由があります。

実際に商品を手に取った方はわかるかと思いますが、肌触りがサラサラしているのと、手で押した時のゆっくり深く沈むような感覚が感じられます。

素材名にもある通り低反発というワードが特徴的な名前となっています。
高反発だと固く、低反発だと柔らかいということです。

その中でも低反発ウレタンフォームはゆっくり深く沈むことで「色んな形に変形」し、「優しく押し返す」という特性があります。

その内、この押し返す力が重要な要素になります。

マットレスを例にしてみましょう。

人間の体は頭から足先までそれぞれ特有の形状となっています。
人によって大きさや重さも異なってきます。

ですが、低反発ウレタンフォームのような素材のマットレスの場合、素材ならではの反発で各部位を適度に吸収し、各身体の部位に負担が出ないようになります。

このために押す力が重要になってくるのです。

また、洗濯などの手入れに多少問題があるとご説明しましたが、この素材は水と日光に弱い素材となっています。

なので、洗濯や天日干しはおすすめできません。
もし、洗濯をしてしまうと素材の魅力である反発力を失ってしまう可能性があります。

低反発ウレタンフォームの枕を使用した感想

ここでは筆者が低反発ウレタンフォームの枕を使用したときの感想を書いていきます。

低反発ウレタンフォームの枕を使用する前は、ショッピングモールなどによく売られている羽毛が使われた一般的な枕を利用していました。

ですが、低反発ウレタンフォームを一度使ってからは、低反発ウレタンフォームの枕を愛用するようになり、羽毛枕は使わなくなりました。

筆者の場合の理由は、とても単純です。

日頃の仕事で、溜まっていく疲労が取れづらいというのが、私の睡眠における悩みでした。

デスクワークを主にしていたため、眼精疲労や腰痛など毎日感じるほどに疲れは溜まりっぱなしだったのです。

ところが低反発ウレタンフォームの枕を試しに使ってみたところ、朝起きるのが辛かったのが無くなり、スッキリと朝を迎えることができたのです。

その朝をきっかけに、羽毛枕から低反発ウレタンフォームの枕に変えようと決心しました。

その後、低反発ウレタンフォームの枕に切り替えたところ、日頃の悩みだった眼精疲労や腰痛などが軽減されたように感じます。

ですが、この症状の改善には個人差があると思うので、大きくは言えません。
しかし、筆者は改善されたのを感じることができました。

ちなみに悪い点をあげるとすると、何回か書いている洗濯などの手入れです。

洗濯ができない部分は、他の枕よりも少々面倒な部分と言えます。

もし、洗濯をしてしまうと、先程も書いたように反発力がなくなってしまうので、本当に注意が必要です。

洗濯ができない低反発ウレタンフォームの手入れ方法

それでは洗濯のできない低反発ウレタンフォームの手入れ方法をご紹介していきましょう。

まず、低反発ウレタンフォームでおこなってはいけない点をまとめます。

・水不可
・日光を当てない

この2つをしてしまうと、素材が劣化してしまい、素材の魅力である反発力が大幅に損なわれてしまいます。

それでは、手入れをどうすれば良いのかをご紹介していきます。

基本的に洗濯ができないので、市販でもある除菌スプレー使って手入れをしていきます。

もし、カバーをしているようなら洗濯してしまいましょう。

そして、本体である製品には、軽く除菌スプレー吹きかけてあげましょう。

スプレーをしたら、風通しの良い場所に置きます。

ここで重要なのが”陰干し”であることです。

何度も言うようですが、直射日光などを浴びてしまうと反発力が無くなってしまいます。
注意しましょう。

また、手入れの頻度は、一週間に一回もしくは、二週間に一回の頻度で行うのが良いでしょう。

マットレスも洗濯ができない?

先ほどは、低反発ウレタンフォームが洗濯できないための手入れ方法をご紹介しました。

また、一般的な寝具としては、マットレスも洗濯ができないのではないか、と思いの方もいるかと思いますので、簡単にご説明していきましょう。

マットレスには、様々なタイプがあります。
スプリングマットレスや高反発ファイバーマットレス、低反発ウレタンマットレスなどです。

そして、それぞれの素材で、洗濯方法や干し方が異なっていたりします。

この中では、当然低反発ウレタンフォームを使用しているマットレスは、洗濯できません。
ウレタンフォームのものは、先程の除菌スプレーで手入れしましょう。

また、スプリングマットレスは、専門業者であれば洗濯することが可能です。
もし、汚れがひどくなったら、思い切って専門業者に依頼しましょう。

ちょっとしたシミなどであれば、濡れ雑巾で拭くことで手入れができます。

他に高反発ファイバーマットレスタイプですが、このタイプは側生地を取り外すことができることが多いでしょう。

そのため、側生地は洗濯機で洗濯し、中のファイバー素材は水洗いで対応しましょう。
そして、ファイバー素材の場合は、中性洗剤を使用しても大丈夫とも言われています。

このようにマットレスは、洗濯できないのでは、と思っている方も多いと思いますが、素材によっては洗濯ができるのです。

寝具は洗濯などの手入れをこまめに!

低反発ウレタンフォームに限らず寝具に関してはこまめに手入れ、または洗濯をすることをおすすめします。

例えば、枕を例にしてご説明していきましょう。

枕には就寝中にかいた汗や髪の毛、フケといったものが付着しやすい環境にあります。
つまりは、ダニや菌などがとても住みやすい環境になってしまうのです。

マットレスも同様ですが、定期的な洗濯もしくは手入れを行わないと、寝具がダニやノミ、菌などが繁殖しやすい状態になってしまうのです。

枕であれば、丸洗い可能なものもあります。
丸洗いできるものに関しては、数日に一度の洗濯をしても良いでしょう。

また、もし洗うことができない素材なら、カバーをし、カバーだけは定期的に洗濯しましょう。
そして、枕は除菌スプレーをし、風通しの良いところで陰干しなどをすると良いでしょう。

このように素材毎に手入れの仕方が違いますが、こまめに手入れしてあげることが寝具にとっても、身体にとっても良いことです。

今まで、手入れをしていないという方は、この機会にこまめに手入れをしていきましょう。

低反発ウレタンフォームはデリケートな素材

低反発ウレタンフォームは、様々な素材の中でも特にデリケートな素材となっています。

そのため、こまめな手入れや洗濯は色んな寝具では必要ではありますが、取り扱いに関しては特に注意して行うことが重要です。

ちゃんとした知識を理解した上で利用するように心がけましょう。