海外映画などで良く見かけるベッドルームは、オシャレなイメージがありますよね。
ベッドシーツや壁紙の色、飾ってある小物類、何を見てもオシャレな雰囲気なので、取り入れてみたいという方も多いでしょう。
しかし、真似してみたものの、安眠出来なければ意味がありません。
色の持つ意味と、なぜ青系がオススメなのかを理解してから、素敵なお部屋に模様替えしましょう。
ベッドルームは何色が良い?
家の中で時間を過ごすことの多い部屋といえば、ベッドルームですよね。
人は、1日のうちの1/3を睡眠時間に当てていることが多いのですが、1日のうちの1/3を過ごすベッドルームが落ち着かない雰囲気だったり、なんだか寝心地が悪い、朝起きて疲れが取れていない、なんてことはありませんか?
そんな時はベッドルームの模様替え、ベッドカバーやシーツ等を替えるだけで体調が良くなることがあります。
まずは、色の持つ意味をしっかり理解することが重要です。
人は、睡眠前後に視界に入る色によって、「熟睡しやすい」、「朝起きたときに疲れが取れてやすくなっていた」などの効果が期待出来ます。
視覚から入る影響によって、脳が興奮状態になったり、リラックスして鎮静状態になったり変化が起きることがあるのです。
そこでオススメなのが、海外の映画に出てくるような、青系のベッドルームです。
青色は、血圧を下げて、まばたきを少なくする作用があります。
そのため、リラックスして眠りに入りやすくしてくれる効果があります。
青系ベッドルームと同じような効果は何色?
先ほど、ベッドルームには青系の色がオススメとお伝えしました。
ですが、他にも、青系のようにリラックスするベッドルームカラーがあります。
青の他には、緑やベージュなどがベッドルームには向いているカラーなのです。
なぜかというと、緑やベージュには、青い色と同じように副交感神経を優位にさせる作用があるからです。
そのため、自然と気持ちが落ち着くようになってきます。
特に、ベッドカバーやラグ、カーテンなどにこういった色を使うと安眠効果が期待出来るので、よく眠れないという方は、ぜひ取り入れてみてください。
また、最近では、北欧デザインのインテリアなどを取り扱う、海外輸入雑貨店や家具屋なども増えてきています。
そのため、一度こういったお店に足を運んで、参考にしてみるのもオススメです。
青系以外のベッドルームカラーの注意点
先ほどのお話で、青系以外にもリラックス出来るカラーがあるということがわかりましたね。
ですが、色によってリラックス出来るということは、反対に色によって興奮状態になってしまうものもあるということです。
皆さんは、ベッドルームに向かない色があるのをご存知でしょうか。
ベッドルームに向かない、興奮状態になってしまう色というのは、赤やオレンジなどです。
赤やオレンジというのは、日中のまぶしい太陽や人を元気にさせるというイメージがあるように、人を明るい気分にさせる効果があります。
そのため、その色をベッドルームに使用すると、「ゆっくり寝付けない」、または「睡眠時間が減る」ということがあると言われているのです。
ただし、電球のオレンジ色のような、夕日を思わせるような色はリラックス効果があるので、問題はありません。
ビビットなオレンジや赤というような色を避けた方が良い、ということです。
また、紫色も、ベッドルームには避けた方が良いカラーになります。
紫色は脳の芸術分野に働きかけるので、夢が鮮明になり、その結果、浅い眠りになるとも言われています。
または、悪夢を見たり、うなされるなども起きやすいとされています。
もし、どうしても紫色を使用したい場合は、淡い紫色にしたり、使用する範囲を少なくしたりするなどの工夫が必要です。
最近は、海外輸入雑貨店や家具屋などでも、ベッドルームのモデルとして紫色のアイテムが展示してあることがあるので、参考にしてみてください。
海外輸入店から学ぶ、青系のベッドルーム作り
海外輸入店に行くと、ベッドルームの空間を実際に演出しているコーナーがあると参考になりますよね。
もしくはカタログなどを見て参考にすると良いと思いますが、「いざ、自分のベッドルームを!」と思うとどこから手をつけて良いか悩んでしまいませんか?
そういう時はまず予算を決めてみたり、テーマを決めると始めやすいと思います。
壁紙を変えるとなると、大掛かりになるので、ラグやベッドカバー、シーツやカーテンを青系に変えるだけでも良いでしょう。
青系があまり好きではない方は他のカラーでもリラックス効果のある色を選ぶと良いと思います。
ただし、ベッドルームの空間を演出する時に気をつけたい点があります。
それは、色味を三つくらいを目安にしていくことが重要なのです。
なぜかというと、やはり何色もある空間はカラフルなイメージになります。
そのため、目に取り入れる情報がたくさんあることになり、一つのカラーの効果が薄れてしまうからです。
壁紙が白だとしたら、カバーやシーツの色と小物などでもう色味が三つくらいになってしまうと思うので、出来る限り同系色か同じ色の小物などで揃えるとぐっとオシャレな雰囲気が出ます。
海外のベッドルームの秘訣
海外映画のベッドルームや海外ホテルのベッドルームなどオシャレな空間に多いのが、ランプを上手く利用しているところです。
豪華なシャンデリアをベッドルームに飾っているのも素敵ですが、価格が高くて手が出しづらかったり、狭い部屋には不釣り合いだったり、またはシャンデリアが好きではない方もいます。
そういう時は枕元やサイドテーブルなどにランプシェードを置くというのも素敵です。
その理由は、真っ暗な中で眠るよりも、少し暗めなライトをつけていた方が安眠するにはオススメだからです。
ランプシェードと同じような効果なのですが、電気があたる場所などに透けるタイプのカーテンなどをかけるのもオススメです。
電球の光が直接視界に入るよりも一枚遮られることで優しい光に変わり、よりリラックス効果を得られるでしょう。
青系以外のベッドルームでも、部屋の色味の数に気をつけたり、ランプを上手く利用することで素敵なベッドルームを作り出すことは可能なのです。
海外のベッドルームやホテルのような空間作りの秘訣
海外のベッドルームのような空間を作るには、ランプシェードなどの間接照明が重要だということがわかりましたね。
その他に、何か足りないと感じている場合は、頭側の壁に絵を飾ったりオシャレな布を一枚飾ってみてください。
ベッドルームの頭側の壁に何かを飾るだけでもぐっとオシャレさが増しますので、手軽にチャレンジ出来ます。
あとは、枕の他にクッションをいくつか置くことで、海外のベッドルームやホテルのようなオシャレさが出るでしょう。
その際、クッションカバーや枕カバーは統一感があるように、同系色かもしくは同じ素材の組み合わせが好ましいです。
青や緑などを使うと更にリラックス効果が出るので、クッションを買い足すのであれば、リラックス効果の高い色を選んでみてはいかがでしょうか。
日本にいても快適オシャレベッドルームが作れる
色や照明など、視覚から得る影響を上手に利用して、海外のベッドルームのようなオシャレな空間を作り出すことが出来るとわかりましたね。
ベッドルームは人生の1/3を過ごす場所と言っても過言ではありません。
そんな大切な場所を、ちょっとした工夫や色の効果でリラックス出来る快適でオシャレな空間に変化させられるので、ぜひ、チャレンジしてみてください。