日々大きくなるお腹に、赤ちゃんの成長を感じ、幸せな気持ちになるものです。
でも、「出産準備は何が必要?」と不安になりませんか?
出産はママにとって一大事、必要なものをきちんと準備しておきたいものです。
今回は、その中でもベビー布団についてご紹介していきます。
少しでも赤ちゃんが快適に過ごせるよう、きちんと準備しておきたいもの。
「ベビー布団はどうしようかな?」とお悩みの方、ぜひ参考にしてみて下さい。
ベビー布団とベビーベッド、どちらがいい?
ベビー布団を用意するにあたり、つい考えてしまうのが「ベビー布団って本当に必要なもの?」、「ベビー布団とベビーベッド、どちらがいいの?」ということです。
特に、初めてのお子さんの場合、悩んでしまう方も多いと思います。
では、ベビー布団とベビーベッド、それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
《ベビー布団》
ベビー布団は、赤ちゃんや小さいお子さんのサイズに合わせて作られており、70x120cmサイズの標準タイプと、60×90cmサイズのミニタイプのものがあります。
■メリット
①ベビー布団は小さいので、寝室以外の部屋にも移動しやすいです。
②小さいサイズなので、洗濯や布団干しが楽にできます。
③フローリングの床や畳にじかに敷くため、転落の危険性がありません。
④パパやママもベッドではなくお布団を敷いて寝ている場合、ベビー布団の隣で寝られるため、赤ちゃんも安心して寝られます。
また、寝ながらの授乳がとても楽にできるというメリットもあります。
⑤ベビー布団の標準サイズは120cmと、7歳位の子どもの平均身長と同じなので、長く使えば就学前後まで使用できます。
■デメリット
①フローリングの床や畳の上にじかに敷くため、ホコリの影響を受けやすいです。
②寝返りを始めるようになると、お布団からはみ出すようになってしまいます。
③ペットを飼っているご家庭では、ペットが赤ちゃんに近づきやすいので、衛生的に心配という場合もあります。
④フローリングの床や畳という低い位置から赤ちゃんを抱っこしなければならないので、腰痛になる方もいらっしゃいます。
《ベビーベッド》
ベビーベッドには、120×70㎝の寸法の標準タイプ、90×60㎝ほどのミニタイプ、標準タイプのものより床板の高さが高く作られているハイタイプの3種類があります。
■メリット
①ベビーベッドは高い位置にあるため、ホコリやペットの接触から遠ざけやすいというメリットがあります。
②これはベビーベッドの種類によりますが、ベッドの下の部分が収納になっているものが多いため、ベビー用品の収納場所に困りません。
③ハイタイプのベッドだと、オムツ替えや抱っこをしやすく、腰を痛めにくいというメリットがあります。
■デメリット
①ベビーベッドだけでなく、ベビー布団も買わないといけないので、お金がかかります。
②場所を取るため、置けるスペースが限られます。
③高い位置にあるため、転落の可能性があります。
④ベビーベッドを使用しなくなった後、収納場所や処分方法に困ります。
ベビー布団とベビーベッドの違いを見てきましたが、どちらにもメリット・デメリットがありますが、いずれにしろベビー布団は必要なものです。
今回は、そんな必要性の高いベビー布団についてご紹介していきます。
ベビー布団で本当に必要なものって何がある?
ベビー布団と言ってもいろんなものがあります。
敷布団に掛け布団、枕など様々です。
その中でも、本当に必要なものって何でしょうか?
赤ちゃんが快適に過ごすために必要なものをご紹介しましょう。
①敷布団
1番下に敷くのが敷布団です。
敷布団と言っても、大人用のものとは少し違います。
大人用のものは柔らかさがありますが、赤ちゃん用の敷布団は固めのマットのようなものです。
これは、赤ちゃんの骨や股関節は未発達なので、柔らかい敷布団に寝ると、歪みや変形を起こす可能性があるからです。
また、首の細さに比べ、頭がとても大きいので、柔らかい敷布団だと窒息の可能性もあります。
大人とは違い、固めのマットを用意してあげて下さい。
②防水シーツ
敷布団の上に敷いておいた方が良いのが、防水シーツです。
赤ちゃんは、よくおしっこを漏らしたりウンチを漏らしたりするものです。
さらに、ゲップが上手にできなくてミルクを吐いたりもします。
そういう場合に防水シーツを敷いておけば、マットまで染み込まず安心です。
必ず必要なものという訳ではありませんが、あるととても便利です。
③キルトパット
防水シーツの上に敷くのが、キルトパットです。
吸湿性に優れたものですが、特に、汗を吸い取ってくれる点が重要です。
赤ちゃんは、生後2ヶ月頃から汗腺が発達し始めると、大人の2~3倍もの汗をかくと言われています。
そのため、吸湿性・放湿性に優れたパットを敷いておかないと、あせもの原因になってしまうかもしれません。
寝る時間が長い赤ちゃんが快適に過ごせるよう、キルトパットを用意してあげて下さい。
④フィッティングシーツ
キルトパットの上に敷くシーツです。
敷布団+防水シーツ+キルトパットをひとまとめで覆えるような、フィッティングシーツがおすすめです。
フィッティングシーツがなければ、ズレないようなフィットタイプのものを用意して下さい。
「シーツが外れて、赤ちゃんの顔にかかってる!」という状況は、窒息の原因ともなりかねません。
また、赤ちゃんがじかに触れるものになるので、肌触りが良く、優しい素材のものがおすすめです。
赤ちゃんの肌はデリケートな上に、汗っかきです。
肌を痛めないよう、あせもができないよう、オーガニックなものや天然素材のものがおすすめです。
⑤掛け布団など
赤ちゃんは、熱がこもりやすかったり、体温が下がりやすかったりと、体温調節が苦手です。
そのため、季節に応じて、何種類かを用意しておくのがおすすめです。
掛け布団や綿毛布、中綿が薄い肌布団などです。
気温や湿度などを見ながら、こまめに調節してあげることが重要です。
⑥枕
赤ちゃんは首の骨が柔らかいため、枕は必ずしも必要ではありません。
もし枕を用意するのであれば、低い幅広なものがおすすめです。
汗取り用に、タオルなどを頭の下に敷くのでもOKです。
季節によって必要なものはかわる?
赤ちゃんは体温調節が苦手なものです。
気温や湿度によって、その都度ベビー布団をかえた方が、赤ちゃんが快適に過ごせます。
では、どういったものが必要でしょうか?
季節ごとにご紹介していきましょう。
≪春に必要なもの≫
気温の寒暖差が激しいのが春の季節です。
日中は暖かいのに、夜になると冷えたりと、調節が難しい季節です。
そんな春はどんなものが必要でしょうか?
暖かい日には、綿毛布1枚でOKです。
吸汗性にも優れており、洗濯もしやすいので、とても便利です。
肌寒い日には、綿毛布+肌布団、もしくは肌布団1枚でOKです。
肌布団は中綿が薄いので、温度調節に便利なお布団です。
≪夏に必要なもの≫
夏は、タオルケット1枚でOKです。
赤ちゃんは体温調節が苦手ですので、できるだけ、通気性の良いタオルケットを選んであげるといいでしょう。
また、夏場はクーラーをつけていると思います。
できるだけ寝冷えしないよう、気をつけてあげて下さい。
≪秋に必要なもの≫
秋は季節のかわり目ということもあり、体調を崩しやすい時期です。
また、春と同じく、寒暖差が激しい季節でもあります。
秋も、暖かい日中はタオルケット1枚で大丈夫でしょう。
冷える夜や寒くなってきた時は、肌布団1枚、もしくは肌布団+綿毛布で過ごしましょう。
≪冬に必要なもの≫
赤ちゃんは大人に比べ、体温調節機能がまだまだ未熟です。
そのため、寒いからといって大人と同じようにお布団をかけてあげると、暑がってしまいます。
そこで、冬は、昼間は綿毛布、もしくはタオルケット、夜は綿毛布+掛布団で大丈夫でしょう。
もし寒そうにしていれば、綿毛布などをもう1枚かけるなどして調節してあげて下さい。
もしくは、スリーパーを着せてあげるのもおすすめです。
ベビー布団のお手入れはどうすればいい?
先程までは、ベビー布団で必要になるものや季節で必要なものをご紹介してきました。
しかし、寝る時間も長く、大人よりも赤ちゃんは汗をかきやすいです。
そこで、必要なものだけでなく、毎日使うベビー布団を常に清潔にする必要があります。
そこで、ベビー布団のお手入れ方法についてご紹介していきましょう。
≪敷布団≫
湿気がこもらないように、天日干しを定期的にして下さい。
「なかなか外に干せない」という方は、ベビーベッドの柵にかけたり、壁に立てかけるなど、できるだけ湿気を取ってあげて下さい。
また、敷布団が汚れた場合は、カビにならないようできるだけ早めに綺麗にして下さい。
汚れ別に、敷布団を綺麗にする方法を見ていきましょう。
■おしっこが漏れた時
スプレーボトルに入れた酢水(酢:水を1:1で薄めたもの)を、おしっこ痕に湿らせるほど吹きかけて、乾いたタオルで上から押さえ、水分をしっかりと取って下さい。
その後、天日干しをすればOKです。
■汗じみがひどい時
スプレーボトルに入れたセスキ炭酸ソーダ水(水500ccにセスキ炭酸ソーダ小さじ1を溶かしたもの)を、汗じみの所に湿らせるほど吹きかけて、乾いたタオルで水分を押さえるように取ります。
その後、天日干しをすればOKです。
≪防水シーツ・キルトパット・フィッティングシーツ≫
赤ちゃんは汗っかきな上に、フィッティングシーツは赤ちゃんの肌に直接触れるものなので、頻繁に洗って下さい。
また、中わたが、綿でできているキルトパットは縮みやすいので、洗い終わった後、洗濯シワを十分伸ばして干して下さい。
≪綿毛布・タオルケット・掛け布団・肌布団≫
綿毛布やタオルケットを洗う場合は、洗濯ネットに入れて洗って下さい。
掛布団や肌布団は、洗濯ネットに入れて、弱い水流で洗って下さい。
糸切れ、綿切れを防止するために、脱水も弱めにして下さい。
天日干しの時は、形を整えてから干して下さい。
お泊まりの時にベビー布団はどうする?
お正月やお盆に実家に帰ったり、家族旅行に出かけたりと、赤ちゃんがいても、お泊まりに出かける機会は多いと思います。
そんな時悩むのが、ベビー布団はどうするかということです。
お泊まりする時は、最低限必要なもの以外、できるだけ荷物は少なくしたいところですよね。
では、お泊まりの時はどうしたら良いでしょうか?
基本的には、大人用の布団で大丈夫です。
夜は、ママと同じ布団で添い寝すれば、赤ちゃんも安心です。
ただ、赤ちゃん用の布団と違って敷布団が柔らかめなので、窒息の危険性がないよう十分注意して下さい。
しかし、お昼寝時は、わざわざ大人用の布団を敷くのは面倒くさいものです。
そういう場合は、座布団をつなげて、その上にバスタオルなどを敷いて寝かせてあげてもいいです。
また、短期間の場合は、大人用布団などで代用可能ですが、長期間の帰省時などは、ちょっと心配になりませんか?
そういう場合におすすめなのが、ベビー布団のレンタルです。
ネットで手軽に頼める点も、おすすめポイントの1つです。
2週間4,000円ほどでレンタルできる所もあるので、長期間帰省する時などはぜひ検討してみて下さい。
お寝んねの時、ベビー布団以外で必要なものって何がある?
1才までの赤ちゃんは、1日のうち12時間以上は眠っているものです。
清潔で快適なベビー布団で、スヤスヤ眠ってくれるのは嬉しいですが、寝かしつけに時間がかかったり、まとまって眠ってくれなかったりするものです。
この時期のママは、慣れない育児と寝不足で大変な時期ですよね。
そんな時に、少しでも育児を楽にしてくれるベビーグッズは、本当に助かります。
しかし、お寝んねの時に役立つベビーグッズには、一体どんなものがあるのでしょうか?
そこで、ベビーグッズで必要なものを見ていきましょう。
≪メロディ機能付きのぬいぐるみ≫
赤ちゃんがなかなか眠ってくれないのは本当に困ったものです。
そんな時おすすめなのが、メロディ機能付きのぬいぐるみです。
オルゴールのような音色の子守唄や波の音などの自然の音、さらには胎内音まで流すことができるものもあります。
もちろん見た目も可愛らしいものが多いので、普通のぬいぐるみとしても、赤ちゃんのお気に入りになるかもしれませんよ。
≪ベッドメリー≫
赤ちゃんのおもちゃとして人気があるのが、ベッドメリーです。
可愛らしくカラフルなぬいぐるみが、クルクルと回るのを見ていると、いつの間にか眠っていたということもよくあります。
寝かしつけをしなくていいので、寝不足ママには格好のお助けアイテムです。
また、最近のものの中には、ベッドメリーからフロアメリーへと、月齢に応じて違うおもちゃとして遊べるものもあります。
長く使えるものはコスパも良く、おすすめです。
≪バウンサー≫
ママが家事をしている時にとても役立つのが、バウンサーです。
赤ちゃん自らの動きによっ、てゆらゆらと揺れるベビーチェアーなので、ママの手を煩わせません。
リクライニング機能が付いていたり、おもちゃを取り付けられるものもあったりと、いろんな機能が付いたものもあります。
最近では、新生児期から使えるものもあるので、忙しいママには嬉しいベビーグッズです。
また、折り畳んで持ち運びできるものもあるので、外出時に持って行ける点もおすすめポイントです。
≪ベビーモニター≫
寝室で一人赤ちゃんを寝かせている時にとても役立つのが、ベビーモニターです。
「赤ちゃんが寝ている間に家事をしたいけど、赤ちゃんが気になる!」という方におすすめです。
最近のものの中には、暗視機能が付いていたり、子守唄が内蔵されていたりと、いろんな機能が付いているものが売られています。
機能や価格と相談しながら、選んで下さいね。
赤ちゃんもママも、快適で安心な毎日を!
ベビー布団やベビーグッズなど、必要なものをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
初めての出産の人、上の子を育てながらの出産の人など、いろんな方がいらっしゃると思いますが、赤ちゃんが快適に過ごしてほしいと願うのは誰もが同じです。
それでも、なかなか眠ってくれなかったり、夜泣きをしたりと、大変な時も多いと思います。
ぜひ、その子その子にあったベビー布団やベビーグッズを選んで、少しでも、楽しく笑顔に溢れたママライフを送りましょう!