ベッドを購入するとき、国産のものか、または、アメリカなど外国産のものにしようか、悩む方もいると思います。
「国産とアメリカ産のベッドでは、サイズ表記が違うけど、どういう違いがあるの?」
「新しいベッドを購入したいけど、どういうベッドを選んでいいのかわからない!」
など、たくさんの疑問を解決していきます。
日本のベッドサイズとアメリカのベッドサイズは違う!?
日本とアメリカのベッドは、サイズが異なります。
それはなぜかというと、「日本ではcm」、「アメリカではインチ」と、単位に違いがあるからです。
1インチは2.54cmとなるので、日本の1cmとは、倍以上の差があります。
例えば、アメリカのベッドを購入するとします。
「測った数と同じだからこのベッドでいいや~!」などと「1インチ=1cm」と思い、勘違いしたまま購入してしまうと、部屋に収まりきらないなんてことも考えられます。
そのため、購入する際は、タグなどに書かれている単位をきちんと確認したり、インチをcmに計算し直してから購入するようにしましょう。
日本とアメリカのベッドサイズの呼び方とサイズの違い
日本とアメリカでは、ベッドサイズの呼び方が違います。
日本ではシングルやセミダブルといった呼び方ですが、アメリカではツイン、フル、クイーンなどの呼び方をします。
このように日本とアメリカのベッドサイズの呼び方に違いがあります。
そして、呼び方に違いがあるだけでなく、日本とアメリカのベッドサイズにも違いがあります。
それでは、サイズにどれほどの違いがあるのかをcmの表記で、幾つかを例に挙げていきましょう。
◯ツインとシングル
比較対象は、アメリカのツインとシングルです。
アメリカのツインのサイズは、99*190cmです。
それに比べ、日本のシングルは98*195cmとなっています。
◯フルとセミダブル
続いては、フルとセミダブルです。
アメリカのセミダブル相当のフルは、135*190cmです。
それに比べて日本のセミダブルは、122*195cmです。
ここまで聞くとそこまで違いはないように思います。
◯クイーンとクイーン
アメリカのクイーンは、152*203cmです。
そして、日本のクイーンは、170*195cmとなります。
こうして比べてみると、かなりの違いがありますね。
アメリカ夫婦のベッドの標準サイズはキング!
日本では、夫婦が別のお布団(もしくはベッド)で、離れて寝るという光景はよく耳にします。
ですが、アメリカなど多くの国では、「夫婦は一緒に寝るもの」という考えが一般的なので、「夫婦が離れて寝る」ことや、「寝室が別々」ということはありえない事だと言われています。
日本でも夫婦のベッドは、ダブルかクイーンベッドが主流ですよね。
しかし、さすがはアメリカ、夫婦2人が寝るベッドはキングサイズが一般なのです。
先程ベッドのサイズの違いについて触れましたが、アメリカのキングサイズは、日本のキングサイズよりも大きいです。
アメリカのキングサイズは、日本のシングルベッド2つ分の大きさがあります。
大人2人が寝ても、広々と寝れるということですね。
アメリカはベッドのサイズが自由!
日本では、「シングルベッドは1人用」などのように、固定観念が持たれてしまっています。
つまり、日本人は海外の人に比べて、自分が寝るために最低限必要なサイズのベッドを選ぶ傾向があると言えます。
ですが、アメリカなど、海外の人はベッドのサイズを自由に選びます。
1人で寝る場合でも、ダブルベッドのサイズで寝る人も非常に多いのです。
これは一度試してみたら分かるのですが、十分な広さのある大きなベッドで寝るということは、身体を思い切り休めて寝ることができるので、「睡眠の質」が上がります。
そのため、日々の疲れを癒やすことができ、仕事などにも集中ができるということですね。
今、寝具を買い換えようと考えている方は、普段より大きめのサイズを購入してみてください。
今までよりも質のよい睡眠が得られるのではないのでしょうか?
理想のベッドを選ぶ方法とは!?
日本とアメリカでは、ベッドのサイズに違いがあることが分かりましたね。
次は、ベッドを購入するときの、理想のベッドの選び方についてご紹介します。
理想のベッドの選び方で大切なのは、『ゆったり休めるサイズを選ぶ』ということです。
「1人だからシングルでいいや」という考えは捨てましょう。
一番ゆったり休めるサイズは、「自分の身体の幅+30cm」とされています。
たとえ30cmでなくても、シングルの幅は97cm、セミダブルは120cmです。
23cmも幅が違うということは、寝返りをうっても落ちる心配もなく、ゆっくり休むことができます。
ご夫婦で購入を考える際は、キングサイズ、もしくは、シングルかセミダブルを2つ使うのもいいでしょう。
また、「ベッドの長さ」も大事な決定ポイントです。
サイズも普通サイズ、ショート、ロングとありますので、自分にあった長さを購入しましょう。
身長の高い方はロングサイズを使うと、ベッドでゆっくりと休むことができるでしょう。。
マットレスの長さは一律195cmですが、身長が高い方は、長さが207cmあるロングサイズがおすすめです。
アメリカのベッドのおすすめメーカー
アメリカのベッドメーカーは数多く、日本で買えるものも多くあります。
その中でも人気があり、多くの支持を得ているメーカーをご紹介します!
●SIMMONS(シモンズ)
1870年にザルモン・シモンズが創設した老舗ブランドです。
高級感が漂うデザインが多く、高品質な寝具の提供でとても有名です。
シモンズのベッドは高価格で、マットレスだけでも20万円以上と、一生もののベッドをお探しの方にはぴったりかもしれません。
●Sealy(シーリー)
シーリーは30年間、米国ランキング1位の人気ブランドです。
2012年から日本規格サイズに統一されたので、一番手が出しやすいブランドだと思います。
シモンズが剛なら、シーリーは柔と言えるでしょう。
ふんわりとした柔らかい寝心地が人気で、30年間ランキング1位なのも頷けます。
価格は15万~30万あたりが多く、快適なベッドをお求めの方にはピッタリと思います。
●Serta(サータ)
米国のホテルベッドシェアは、サータがダントツのトップです。
20~40万円あたりの相場です。
高級ブランドというイメージが抜けないため、個人的な使用には向かず、知名度はシモンズやシーリーよりは低いですが、一流ホテルにも使われる実績を持つビッグメーカーです。
●フランスベッド
日本では最も知名度が高いので、一番身近なベッドブランドと言っても過言ではないでしょう。
1949年に日本のメーカーが創業し、日本の気候や体型に合わせて作っているので、日本人には長く愛用されています。
その特徴から、医療介護にも力を入れていることで知られています。
そして、日本のホテルのベッドでは、使用率1位を誇る程のブランドです。
リーズナブルなベッドから、高級ベッドまで幅広い品揃えなので、まずは、フランスベッドで調べてみるのもいいかもしれません。
●日本ベッド
日本人好みのシンプルなデザインが多く、日本人にはとても人気のブランドです。
値段は安いとは言えず、手の出しにくい価格となっています。
ですが、日本で一番歴史のあるベッドブランドであるのは変わりありません。
日本の誇れるベッドブランドだと言えます。
サイズに注意して自分に合ったベッドを!
購入するときは、まずはサイズに注意をしましょう。
そして、自分にはどのサイズがぴったり合うのか、自分の好みのマットレスはどういったものか、しっかり考えることが大事ですね。
現在は、販売店などではたくさんの種類のベッドやマットレスを展示していて、試し寝をすることができるお店も多いです。
是非一度試し寝をして、自分に合ったベッドを見つけてくださいね。