「ただいま!」と帰ってきて家族よりも一番に出迎えてくれる玄関灯のあかり。
暗い中歩いて帰ってきた時など、煌々と照らしてくれるのはとてもほっとして、あり難くさえ思われます。
とは言え、玄関灯の電球には寿命があります。
新しく付けたばかりであっても運が悪く玉が切れたり、長年使っているうちに寿命がきて交換しなければなりません。
玄関灯の電球が簡単に交換できるか、見てみましょう。
玄関灯の電球を交換しよう
カギを開けようとして、「あれ?なんだか暗いな・・・」となって初めて、玄関灯の電球が切れていた、と気づくことがあります。
このような時に、玄関の電気が消えているのに気づいたら、あなたはどうやって交換しますか?
玄関灯に使われている電球の交換時期は様々ですが、室内のライトに使われている電球とは違って、玄関灯の電球は長持ちするタイプのものを使っています。
これは玄関灯が高い位置に取り付けられているため、頻繁に交換する手間を省くためのものです。
しかし、どのような電球を使用していてもやがて寿命が訪れます。
見た目も電球の交換が難しそうなデザインの玄関灯が普及している中、素人が簡単に取り替えられるのかどうか、心配になりますよね。
もし自分で取り替えるなら、一般的にどのような問題が出てくるか、またどうしても取り換えが不可能な時に、どうやって対処すれば良いか、などを様々な観点から考えてみました。
この記事を読んで実行することで、少しは玄関灯の電球の交換に対する知識の足しになれば幸いです。
玄関灯の電球を交換するときに必要なこと
玄関灯の電球が切れていることに気づいたら、最初にすることがあります。
玄関灯の電球を交換するために、「何ワットのどういった電球が使われているか」を確認しなければなりません。
カバーを開けて現物を確認するのでも良いのですが、取扱説明書があるならそこに書かれている情報を参考にしましょう。
取扱説明書では、玄関灯の本体についての情報が書かれています。
例えば電球を交換するときには、電球を交換する前に外を覆っているカバーを取り外さなければなりません。
カバーの取り外し方が書いてありますので、説明の通りに取り外してから交換します。
交換するときに注意しておきたいのが、ブレーカーで電源をオフにするといった初歩的なことです。
実は意外に忘れがちなのが、ブレーカーの存在です。
室内にある電球や蛍光灯を交換する際にも、ブレーカーで電源をオフしておくことで感電などの事故を防ぎます。
玄関灯も同じで、通電した状態での電球の交換は避けましょう。
また、取扱説明書で確認しておきたいことが、もう一つあります。
玄関灯の型番です。
もし、説明書の通りに作業をしても電灯が点かないといった場合には、製造会社などに直接問い合わせる際に型番をお知らせしなければなりません。
手元にある電化製品などの場合には、すぐに商品自体に書かれているので確認できますが、玄関灯は高い場所にあるので取扱説明書で確認しておく必要があります。
もし、取扱説明書を紛失してしまった場合には、戸建て物件の場合には物件の引き渡しを行った建築業者や、賃貸の場合には大家さんなどに問い合わせて確認しましょう。
カバーが外れない!?玄関灯の電球を交換するときの問題
玄関灯の電球を交換する時に出てくる問題として多いのが、「玄関灯のカバーが外れない」といったことです。
もし取扱説明書などを見ても書いてない場合には、まずは玄関灯を良く見てみましょう。
カバーの近辺にネジが見えるかと思います。
製品にもよりますが、大抵の玄関灯のカバーはネジで止めてあります。
カバーの近くにあるネジは、カバーを固定するネジの可能性が大いにあります。
簡単に外せない時には、こういったネジを疑いましょう。
ネジはカバーの上部や下部に存在し、両方ある場合にはどちらも緩めることでカバーを外せます。
また、こういったインテリアを重視したカバーではなく、ダウンライト式のシンプルなカバーの場合には取り外し方が異なります。
ダウンライト式の場合には、カバーを止めるネジがないものがほとんどです。
プラスチックの枠を、下に引っ張ることで外せます。
ただし、ダウンライト式のカバーを外す時には、通常のカバーと違ってゆっくり静かに作業しましょう。
また、中にはバネがついているものがあります。
不用意に引っ張ることで、このバネを壊してしまう場合があります。
できるだけ、慎重に取り扱うようにしましょう。
LEDではだめなの!?玄関灯の電球を交換する際の注意点
玄関灯の電球を交換する時に、できれば節電を意識してLEDに替えたいということもあるでしょう。
室内で使用する電灯や蛍光灯にLEDを使用するといったことは珍しくありませんが、玄関灯でも使えるのでしょうか?
玄関灯は室内の電灯などと比べて、大きく異なる特色を持ち合わせています。
それは、人感センサーが搭載されている製品があるという点です。
人感センサーとは、人間が近づくと反応するセンサーのことです。
主電源を入れていれば、玄関のポーチが暗くても人が近づくとライトが付くような仕組みになっています。
人感センサーが搭載されていないタイプの玄関灯であれば、何の問題もなくLED電球に交換して普通に使用できますが、搭載されている場合には注意が必要です。
人感センサーが搭載されている玄関灯の場合で、LED電球を付けたいといった場合には、調光型LED電球を使用する必要があります。
また、電球の種類を日本製のLED電球にすれば、電球を取り替えても、ちらつきの影響を及ぼすことなく使用できます。
もし、電球自体に人感センサーが搭載されているものを使用した場合には、玄関灯のカバーが人感センサーを遮ってしまい、センサーが働かないといった事例が多くあります。
人感センサーを意識しつつも電球はLEDにしたいなら、玄関灯自体が人感センサーを搭載しているものを使用するようにしましょう。
玄関灯に使う電球は何を選んで交換するのか?
玄関灯に使う電球について、LED電球は使えるのかといったお話をしました。
センサーありなしでの用い方が変わるといった点を考慮に入れて置けば、交換して使えると言えます。
では、LED電球以外ではどういった電球が一般に使われているのでしょうか?
トイレなどの室内に電球を使う場合には、白熱灯を用います。
物件を購入したときや賃貸物件に引っ越した時に、玄関灯に取り付けられている電球は白熱灯も使われています。
しかし、ちょっと変わり種の電球を用いていることが多いものです。
その変わり種の電球とは、クリプトン電球というものです。
クリプトン電球は、白熱灯などより熱伝導率が低く、口金も小さいタイプのものです。
こちらの電球の方が通常の電球よりも寿命が長く、玄関灯など、交換するのに手間がかかる場所にある電灯によく使われます。
交換するときは、取扱説明書を見て、使用している電球の種類を確認しましょう。
もし、取扱説明書に使用している電球の種類が記載されていない時には、現物をあらかじめ取り外して電気屋さんに持って行って、同じものを購入して交換しましょう。
自分で玄関灯の電球球が交換できない時には
取扱説明書を無くしてしまってどうしてもカバーを外す方法がわからなかったり、玄関の足場が悪く高所の作業ができない環境にあったりして、自分で玄関灯の電球を交換できない時には、業者に頼んで作業してもらうと良いでしょう。
万が一玄関灯が壊れていた場合にも、対処できます。
頼む業者は、賃貸では「大家さんに相談して来てもらう方法」と、購入した物件では「建築業者経由で依頼する方法」があります。
また、もちろん町の電気屋さんや便利屋さんなどにお願いすることもできます。
町の電気屋さんなどに依頼するにしても注意しておきたいのが、どの方法で業者さんに来てもらって作業をするに際に、出張費や作業代金がかかることです。
これらを念頭に入れて置く必要があるでしょう。
不要な出費を抑えることを考えて、電球を交換するだけのことであれば、できるだけ自分で作業するに越したことはありません。
ただし、玄関灯自体が破損して交換しなければならない場合には、電気工事の資格を持つ業者に来て作業をしてもらわなければなりません。
このような時には決して素人で交換しようとしないで、専門の業者に交換してもらいましょう。
スムーズに電球を取り替えるには
玄関灯の電球を交換するうえで、注意しておきたいことなどを書きました。
電球が切れた時に最初にすることは、取扱説明書を読んでカバーの取り外し方を確認し、電球の種類なども見ておきます。
ブレーカーで電源をオフにしておき、カバーを取り外したら購入しておいた電球を取り替えます。
もし、カバーがうまく外せない時には、製造元に型番を知らせて問い合わせるなどの対策をしましょう。
取扱説明書を無くしてしまった場合など自分で電球を交換できない時には、業者さんを呼んで取り替えてもらいましょうね。