パソコンをお布団の上で使用した際の危険性と安全に使う方法

椅子や床に座ってパソコンを使用すると、体が疲れてしまうことが多いと思います。

お家でネットサーフィンをしたいとき、どうにかお布団の上で寝ながらできないかと挑戦した経験がある方も意外と多いかもしれません。

今回は、お布団の上でパソコンを使用する際の危険性とお布団の上でも安全に使用できる方法をご紹介します。

パソコンをお布団の上で使用したときの危険性

椅子に座って、膝の上にノートパソコンを置いて使用した経験がある方は、ご存じだと思いますが、パソコンは熱を持ちやすい性質を持っています。

パソコンの通信の高速化、大容量化などにより、発熱しやすくなっています。

また、パソコンの内部は、半導体などの精密部品が、すし詰め状態のようになっていて、何も対策をしなければ、回路がオーバーヒートしてしまうほどの熱を持ってしまいます。

最近のパソコンは、放熱作用がある部品が組み込まれていますが、それでも注意が必要です。

お家でリラックスした状態でネットサーフィンがしたい、とお布団の上でノートパソコンを使用した経験がある方はいるでしょうか。

お布団の上でノートパソコンを使用すると、放熱しにくい状態になってしまい、パソコン内部に熱がこもり、長時間になればなるほど発火の危険性が高まります。

長年、同じパソコンを使っている方は、経年劣化により熱を持ちやすくなっていることが考えられるので、特に注意が必要です。

パソコンをお布団の上で使用したときの事故例

最近では、パソコンの内部に「シートシンク」というCPUが持つ熱を冷却する効果のある部品が組み込まれていて、パソコンが発熱しにくい仕様になっています。

しかし、数年前はパソコンの発火による事故が度々、報告されました。

これは一例ですが、お布団の上にノートパソコンを置き、使用している途中で睡魔に襲われ寝てしまい、気づくとノートパソコンの底が溶けていたということがあったという事例があったそうです。

これは、お布団の上にノートパソコンを置いたことにより、パソコンの底が密閉され、熱がこもり、放熱できなくなってしまったことで、パソコン内部の回路がオーバーヒートし発火したということでしょう。

そして、その影響でノートパソコンが溶けてしまったと考えられます。

本来、パソコンには、パワーマネジメント機能という、熱の過上昇を抑える機能が備わっていますが、この事例では、パワーマネジメント機能を無効にして使っていたそうで、それが一番の原因だと考えられます。

パソコンは、お布団のある部屋で使用すると壊れやすい!

お布団の上で、ノートパソコンを熱がこもり発火の危険性が増すというのは、皆さん、なんとなく聞いたことがあるかもしれません。

しかし、お布団のある部屋でパソコンを使用しただけで、パソコンが壊れやすくなるというのは、あまり知られていないのではないでしょうか。

お布団はほこりを巻き上げやすく、お布団のある部屋は、無い部屋よりもほこりの量が多いです。

そのほこりをパソコンが吸い込んで、パソコン内部に溜まっていき、電気回路がショートし故障してしまいます。

パソコンを使用しないときは、カバーをかけておいたり、定期的にパソコン内部をエアダスターなどで掃除するなどの対策で、お布団のほこりによる故障は、未然に防ぐことができます。

お布団のある部屋でパソコンを使用している方は、ぜひ、参考にしてみてください。

寝ながらパソコン!お布団の上でもネットサーフィンが可能なグッズをご紹介

お布団の上でパソコンを使用すると、故障や発火の危険性が高まります。

それでもお仕事で疲れて帰ってきたときは、お布団の上で横になりながらネットサーフィンをしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

今、お布団の上でも安全にパソコンが使用できるように作られたデスクが発売されており、大手通販サイトで人気商品になっています。

膝の上を跨ぐように置いて、自分に合った高さに調節できるよう、デスクの脚の部分は曲がるようになっています。

また、ノートパソコンを置く部分は、角度を変えられるようになっており、お布団の上で寝ながらでも快適にネットサーフィンを楽しむことができます。

デスクの角度と脚の高さは、何段階にも調節することが可能なので、自分が一番リラックスできる姿勢でパソコンを使用することができます。

また、完全な仰向けの態勢で使用できる商品もあります。

価格も求めやすい値段の商品が多いので、試しに購入して使ってみる価値がありそうです。

パソコン作業をお布団の上でできるテーブルをご紹介

今、お布団やベッドの上でもパソコンが使用できるように作られたデスクが人気を集めています。

病室のベッドを思い浮かべてもらうとわかりやすいと思いますが、お布団やベッドの上を跨ぐように設置ができるテーブルです。

幅がお布団やベッドの横幅と同じなので、パソコンで作業をするときに、横に書類や飲み物を置くこともできます。

会社での事務作業をお家に持ち帰って行うことがある方や在宅でパソコンを使用したお仕事をしている方におすすめです。

あくまでテーブルなので、お布団の上で仰向けの状態でパソコンを使用することはできませんが、お布団やベッドの上での使用が可能というだけでも大きな価値があるといえると思います。

また、テーブルの片側だけに脚とキャスターも付いていて、ベッドの下のデットスペースにキャスター部分を入り込ませて使用することができるテーブルもあります。

これは、片手で移動が可能なので、寝る前にベッドの上でパソコンを使用したあと、片手でさっと、ベッドの横に移動させ、そのまま眠りに付くことができます。

ベッドのサイドテーブルとしても使用できる優秀な商品です。

長時間のパソコンは危険!お布団の上でのパソコンは短時間に!

お布団の上で寝ながらパソコンを使用したいという夢をかなえてくれる商品は、数多く発売されていますが、横になった状態でのパソコンの長時間の使用は、健康を害するおそれがあります。

パソコンを長時間使用し続けると、眼精疲労や肩こり首こりなどの諸症状が出る方もいると思います。

これは、首を前に突き出した状態でパソコンを長時間使用することで、首から肩にかけての筋肉が前にひっぱられこりが発生すると考えられます。

また、パソコンを見続けることで、目の筋肉も収縮し緊張した状態が長時間続くことで、眼精疲労が起こります。

お布団の上で、パソコンを使用するときは、背もたれを作り半分座ったような状態で首が前に突き出さないよう、なるべくリラックスした状態で行うといいでしょう。

時間を決めて、最長でも3時間程度におさえると、体への負担も最小限におさえることができるでしょう。

楽な態勢が実は、体に負担をかけているということを頭の片隅に置いてパソコンを使用すると、気をつけるようになると思います。

お布団の上でパソコンを使用する方は、時間を守ってリラックスできる態勢でおこないましょう。

パソコンをお布団の上で使用する際は、専用のグッズを使う!

お布団の上でパソコンを使用するときは、

・お布団の上に直接、パソコンを置かないこと。

・お布団やベッドの上に専用のデスクやテーブルを設置して、その上にパソコンを置いて使用すること。

・お布団の上では、時間を守って体の負担にならないリラックスした姿勢でパソコンを使用すること。

以上の三点を実践すると、お布団の上で快適にパソコンを使用することができるでしょう。