電球やそのカバーの種類によって、着脱方法は変わってきます。
この記事では、ご家庭・職場で主に使用される電球の外し方やカバーの種類についてご紹介し、交換・着脱方法について解説します。
電球のサイズについてもご紹介しますので、これを抑えておけば、いざというとき迷わず購入できます。
主な電球の種類と使用される場所
いまはLEDが主流となっている電球。
昔は白熱電球で、熱くて触れなかったり、すぐ切れたり・・という思い出があります。
疑問としてよくあるのが、「昔の白熱電球にLED電球を使用できるのか」ということですが、可能です。
交換方法は、白熱電球を使用していたソケット(電球をねじ込む口)にLED電球を取り付けるだけです。
外し方もクルクルと回すだけなので簡単でしょう。
交換する際は、口金(くちがね)と呼ばれる、電球の下部にある金属のネジ部分のサイズを確認し、同じものを使用します。
また、省エネのLED電球は、「電球色」「電球色」「電球色」の3色から選べます。
・電球色は、オレンジっぽく落ち着いた暖かみのある色で、リビングや寝室などに適しています。
・昼白色は、自然な色も、よくリビングで使用され、最も一般的な色味です。
・昼光色は、清清しく、勉強や読書に適した青みがかった色は、書斎やオフィスなどでも活躍します。
この色の名称は、メーカーによって変わってくる事があるので、パッケージの説明を確認してください。
また、形も様々です。
馴染みのある電球型、間接照明などに使われるミニクリプトン球、T型、ボール電球型、ハロゲン電球型、ビームランプ型、シャンデリア電球、などです。
この形についてもメーカーによって、多種多様な形状が選べます。
さらに光り方も選ぶ事ができます。
全方向タイプ、広配光タイプ、下方向タイプですが、メーカーによって表記が違う場合があるのでご確認ください。
上記のタイプは順に、約300°、約180°、約120°の光り方をします。
つまり、上まで照らすか、下方向のみ集中的に照らすか、といった違いです。
全体を明るく照らしていきたいリビングのような場所では全方向タイプがおすすめです。
お手洗いや階段のような狭い空間であれば、広配光タイプ下方向タイプで十分かもしれません。
また、ダウンライトや間接照明のようなポイントで照らすのであれば、下方向タイプが適しています。
そして、光り方はそのカバーによっても変えることができます。
次にカバーの種類について少し見ていきます。
カバーの種類いろいろ
電球のカバーの形状は、多種多様です。
レトロでおしゃれな裸電球のデザインの照明の場合は、電球の交換も楽です。
しかし、完全に被せてあるタイプなどであれば、外し方に手惑い、交換も一苦労です。
そこで、外してから取り付けるどんなタイプのカバーがあるのか、少しご紹介します。
まずは、主に作業現場や、ご家庭の駐車場・ガレージなどで使用されることの多いカバーなので、見たことのある方も多い「金属製の電球ガード」。
その他に「円柱状の電球用の筒型シーリングライトのカバー」や、作業灯に使用される「ドーム型の金属製電球保護カバー」があります。
また、「小さくて細い”鳥かご”のような形のカバー」もあり、アンティーク好きの間では人気のデザインとなっています。
これらのカバーは電球を囲んでいるので、電球を交換する際は取り外さなければなりません。
電球のサイズの特徴を知ろう!外し方はどれも一緒!
電球を交換するにも、電球のサイズを確認しておく必要があります。
そこで、「サイズの違いによって、外し方は変わるのか」という疑問を持つ方もいるでしょう。
それでは、電球のサイズの確認の仕方についてご説明していきます。
電球のサイズは、先にご紹介した〈口金〉の大きさで判断します。
口金には形状の違いはなく、すべて円柱形のねじれた形です。
日本国内でよく使われているのは3つで、『E26』『E17』『E11』で、それぞれの数字は『mm』を表しており、口金の直径の長さです。
『E26』は、おそらく最もよく使用されているサイズの電球で、ご家庭のメイン照明として浴室や洗面所などで用いられます。
『E17』は、シャンデリア球やミニクリプトン球など、シャンデリアのようにいくつかを同時に使用したり間接照明などに使用される電球のサイズで、電球の見た目がすっきりしているので、カバーを外さなくても交換できるよう丸見えになっている事も多いです。
『E11』は、ご家庭内ではあまり使用されないかもしれませんが、ハロゲン電球やスポット照明などに見られるサイズで、ソケットをすっきりさせるときにこれを使用する設計にします。
このサイズを間違えて購入すると、電気がつかないどころか、下手をすると電球が壊れたり、電流がショートしてブレーカーが飛ぶこともあり大変危険ですので、間違えたときは無理に取り付けようとしないでください。
外し方はどれも同じで、ねじり回して取り外し・取り付けを行います。
電球を交換する際のネジなしカバーの外し方
電球が囲われたタイプのカバーの外し方についてご紹介します。
これらはメーカーやブランドによって違いがありますので、確実な方法については取扱説明書をご覧頂くのが確かですが、説明書の紛失などでわからなくなった場合は、以下の手順をご参考にお試しください。
まず、カバー全体を見渡してみて、ネジや留め金などが見当たらない場合は、カバーを回してみます。
急に落ちてくる事もありますので、落ちてきても安全なように手を添えて行ってください。
シーリングライトのような回して外れるカバーの場合、内側にカバーキャッチ(引っ掛け)が付いていることが多いので、回す事で引っ掛ける部分がズレて外れます。
また、ペットボトルのキャップのように、外れるまで回して外れるものもあります。
ですから、半回転させて外れない場合は、一方方向に回し続けてみましょう。
浴室のライトに、このようなタイプが使用されることが多くあります。
また、ネジなしカバーに、ボタンが付いてはいないでしょうか。
回すタイプでなければ、プッシュボタンを押しながら取り外すタイプである可能性もあります。
まずは、カバーの周囲をよく観察してください。
ネジもない、ボタンもない、回せる形状でもない場合、スライド方式である事も考えられます。
横にまっすぐずらす事で外れるかもしれません。
電球を交換する際のネジありカバーとその他の電灯カバーの外し方
ものによっては、化粧ナット・化粧ネジといって、ドライバーを回して外すタイプのネジではなく、手で捻るタイプの外し方のネジが付いている事があります。
それは目に付くところにあるかもしれませんし、カバー内部に手を差し込んでねじるタイプかもしれません。
いずれも、カバーは片手で支えながらネジを回してください。
ネジが外れたとたんに、カバーが落ちて破損する恐れがあります。
また、和式のペンダントライトの場合はどうでしょうか。
和室に設置してあるようなカバーで、下から電球が見えないよう隠されたものの場合、少し面倒ですがカバーの天板を外します。
天板を確認して、留め金や回転器具、ネジなどがどうなっているかチェックします。
ネジをまわしていくと、カバーの下部が外れると思いますので、電球を替えます。
以上のどれにも該当しないような場合は、まずはカバーを下や前に引っ張ってから回したり、引っ張る事で引っ掛け金具が出現したりする事がありますので、この方法は最後に試してみてください。
もし、引っ張り方式でなかった場合、破損してしまう恐れもありますので、試すときは慎重な力で行う事をおすすめします。
賃貸の電球は同じ新品に替えるべき?退去のときは
電球の交換での疑問でよくあるのが、「賃貸の電球を交換するべきか」というところです。
お住まいが賃貸の場合、入居のときから灯っていた電球が切れたときはどうすれば良いでしょうか。
この答えは、廊下やエントランスなど共同の場所でなく、部屋の中の電球が切れた場合に関しては、基本的に借主の実費負担で交換します。
その際、メーカーが違ったり、白熱電球だったものをLEDにしても構いませんし、色も好みのものに変えても大丈夫です。
また、住んでいる間は、カバーを変えても大丈夫です。
しかし、退去の際は全てにおいて現状復帰が原則ですので、「あまりに特殊な電球に換えた」とか「カバーも変えてしまった」という場合は元に戻して引き渡する必要があります。
この現状復帰をするために、元あった電球をわざわざ購入してお返しするのかは、借主次第の判断と言えるところです。
例えば、メインの照明がある上で間接照明やポイントライトが付いていた場合の話です。
「どちらかが切れたがカバーの外し方が判らなかったので、交換せず片方だけで暮らしていた」と言うような場合、絶対に切れたほうの電球を購入して引き払わなければならないということはないのです。
詳しくは契約書類にあるかもしれませんが、細かな記載が無い場合はモラルに任せられていると言えます。
どうしてもそれぞれのカバーの外し方を忘れてしまう!
メーカーや古いもの、新しいものによって電球カバーの外し方はさまざまです。
いずれも無理に外そうとせず、一度この記事でご紹介した方法を試してみてください。
いろいろな外し方があるので覚えておくのは大変ですが、型番で検索すれば、取扱説明書がインターネット上にアップしてある商品も多くありますのでそちらも確認してみる事をおすすめします。
また、インテリアを考えカバーをDIYしてしまうこともできます。
細い竹を重ねてアジアンテイストにしてみたり、LEDであれば大きな熱を持たないので和紙を利用する事もできます。
色や模様のある厚手の和紙を筒状にするだけで、素敵なカバーになるうえ、電球交換も簡単です。
もっとも、LEDにしてしまえば10年以上は交換不要で便利です。