ベッドから出るギシギシ音・・・。
何とも気に障る音ですよね。
このギシギシ音に悩まされてる方は少なくありません。
安らかな睡眠が妨げられてしまうばかりでなく、「下の階にも聞こえてしまうのでは?」と心配してしまいます。
ここでは、このギシギシ音をすっきり解決する方法をご紹介します。
あなたの安眠のお役に立てれば幸いです。
ベッドのギシギシ音が気になって仕方ない!下の階にも聞こえてる?
ベッドから出るギシギシというきしみ音は、一度気になると眠れなくなるほど気になってしまうものです。
また、下の階の人に迷惑がかかってしまうかもしれないと思うと、余計に気になってしまいます。
実際、ギシギシ音は下の階にも聞こえてしまうことが多く、ご近所トラブルに発展してしまうケースも少なくありません。
そこで、「ギシギシ音の出ないベッドが欲しい」と思う方もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、どんな素材を使ったベッドでも、きしみ音は出てしまいます。
このきしみ音が出てしまうのには、必ず原因となっている箇所があります。
それがどこにあるのかを突き止めなければ対策がとれないため、音の出ている箇所を一つずつ点検して確認することが大事です。
例えば、ベッドフレームは購入後家で組み立てますが、その後も定期的なメンテナンスを行う必要があります。
長期間メンテナンスをせずに放っておくと、きしみ音の原因にもなってしまいます。
きしみ音の原因となる箇所を探し出して、必要なメンテナンスや処置を講じることが先決です。
ベッドのギシギシ音は、ベッドフレームの劣化が原因かも
ベッドからギシギシ音が出たら、ベッドフレームの劣化を疑ってみましょう。
次にご紹介するように、ベッドフレームを細かく確認してみてください。
【ベッドフレームの傷やひび割れを確認する】
ベッドフレームにできた傷やひび割れが、ギシギシ音の原因になる場合があります。
自分で修理する場合は、木工用パテで傷やひび割れを埋める作業を行います。
もし、大きくひび割れている場合は、新しいものに買い換えるか、購入した店舗に相談することをおすすめします。
【ねじや金具の汚れたや劣化を確認する】
取り付けられているねじや金具に汚れが付いてないか、また劣化していないかを調べます。
ねじや金具の汚れや劣化から、きしみ音が出てしまうことも考えられます。
「どうせなら徹底的に調べたい!」という場合は、全体をばらしてねじや金具を全部外します。
外したねじや金具はきれいに掃除し、劣化しているものは新しいものに取り換えます。
【金属同士が擦れていないか確認する】
特にパイプベッドを使っている場合によくあるケースですが、金属の擦れによって音が出てしまうことがあります。
ベッドの金具部分には、相当の負荷がかかっています。
この金具をきれいに掃除してきつく締め直すことによって、ギシギシ音が解消できます。
こまめにメンテナンスを行うことで、いやな音が解消できれば、下の階に気を使うこともなくなりますね。
ギシギシ音の原因は「マットレスの劣化」の可能性も
ギシギシ音や、ギュッギュッという金属がこすれるような音がしている場合は、マットレスのスプリングの劣化を疑ってみましょう。
マットレスは平均5年くらいで交換が必要になるといわれています。
しかし、お子さんがマットレスの上で跳んだり跳ねたりしていたり、そのベッドで寝ている人がぽっちゃりさんだった場合、交換時期は更に早まります。
仮に、丁寧なお手入れをしていたとしても、マットレスの寿命は10年程のようです。
また、ベッドフレームからマットレスがずれている時もギシギシ音が出てしまいます。
ベッドフレームを床板に乗せるだけのタイプだと、どうしてもずれやすく負荷に偏りができて、音が出る原因になります。
ベッド周りの掃除をしたついでに、マットレスがフレームにきちんと乗っているかをこまめに確認することが大切です。
スプリング式のマットレスには、ボンネルコイルとポケットコイルを使ったものがあります。
ポケットコイルを使用したマットレスは、それぞれのスプリングがポケットに納められているため、連結されているボンネルコイルよりも騒音が少ないようです。
いずれにしても、スプリングは自分で交換できないため、「マットレスは消耗品」と捉えて新しいものを購入する方がギシギシ音から早く解放され、下の階に迷惑をかけることも無くなるでしょう。
床材のゆがみやちょっとした隙間からもギシギシ音が出てる?
床材のゆがみや隙間が、床材とフレームの干渉を引き起こし、音が出てしまうことがあります。
しかしこれは、すのことフレームが接地している部分に、クッション性のあるものを取り付けることによって解決できます。
クッション性のあるものとは、振動防止ゴム、すき間テープ、手芸用のフェルトなどです。
すき間テープとは、窓のすき間を塞ぐスポンジ状のテープです。
これらのクッション性素材を両面テープを使って接地面全体に貼り付けます。
クッション素材が緩衝剤となり、ギシギシ音を防ぐことができます。
また、もっと安くできるのがクッション素材の両面テープを直接貼り付けて、すのことベッドフレームを固定する方法です。
この方法は、ギシギシ音の緩衝効果と固定効果が期待できます。
さらに、下の階にギシギシ音が聞こえていないか心配することもなくなります。
外す時も簡単に外せるので、一度試してみてはいかがですか。
そもそもフローリングのきしみは大丈夫?下の階にも影響が
ギシギシ音がどこから出ているのか、ベッドを注意深く確認するのも大切ですが、そもそもフローリングがきしんでしまっているという可能性も否定できません。
フローリングがきしんでいる場合、当然下の階にも音が聞こえてしまいます。
ベッドは4本の脚で人やベッド本体の重みを支えることなるため、床柱のないところにベッドを置いていると、フローリングがきしむ原因になってしまいます。
特に、フローリングにベッドを直接置いている場合は、一度きちんと確認しておく必要があります。
対策として、少し大変な作業ではありますが、音の出ない位置までベッドを動かしてみましょう。
ギシギシ音の解消のみならず、フローリングへの負担も軽減させる効果があります。
せっかくなので、ベッドの移動ついでに部屋の模様替えをしてみるのもいいですね。
また、音を軽減させるために、ラグマット・コルクマット・ゴムマットなどを敷くと効果的です。
ベッドの下に敷きものを敷くだけで、下の階に聞こえてしまう音もだいぶ制限できます。
ベッドのギシギシ音は、下の階とのトラブルの原因にも
ベッドのギシギシ音は、気になってしまうとなかなか眠れなくなってしまいます。
自分が嫌な思いをするだけでなく、下の階に住んでいる人も嫌な思いをしているケースが多いです。
実際マンションやアパートの場合は、特に下の階の人にもギシギシ音が想像以上に聞こえてしまっています。
騒音トラブルはよく耳にしますが、ギシギシ音も例外ではありません。
夜に数回位の音であればそれほど気にならないかもしれませんが、毎日のように長時間ギシギシ音がすると、下の階に住んでいる人も我慢ができなくなってしまいます。
下の人からすると防ぎようがないため、イライラが募ってしまいます。
直接苦情を言いに来るのはいい方で、悪質な嫌がらせをしてくるケースもあります。
例えば、ほうきの柄のようなもので床をドンドン下から突いて来たり、郵便受けにゴミを入れられたり・・・。または、ある事ない事大家さんに告げ口されたり・・・。
このような騒音トラブルに巻き込まれる前に、早めにギシギシ音問題を片づけておきたいですね。
ベッドのギシギシ音には、こまめなメンテナンスが効果的
マットレスやベッドフレームは、使用年数と共にギシギシ音が出るようになります。
ベッドは大きく重いので、メンテナンスをするのも大変ですが、不快な音から解放されるために、定期的に確認作業を行うことをおすすめします。
ギシギシ音に悩まさることなく快適な睡眠をとれるように、また下の階の人とのトラブルに巻き込まれないように、早めに対策をとることが大切です。