フラットなデザインでインテリアの邪魔をしないので、玄関や廊下の照明に使用されることの多いダウンライト。
ご家庭でベースライトとして使われることも多く、幅広いお部屋で使われています。
ダウンライトをLEDに交換することで効率よく省エネをしていきたいですね。
ダウンライトだけではシンプルすぎる、という方は、ダウンライトをペンダントライトに交換してみませんか。
ダウンライトとペンダントライトとの違いは?設置する際はよく考えて!
ペンダントライトは、チェーンやコードを使って天井から吊り下げて使うタイプの照明器具です。
吊り下げるという構造上、ペンダントライトの本体に高さを加減する装置がついていたり、ついていなくても市販されているコードリールやS字フックで代用したりすることも可能です。
ペンダントライトは、天井から吊り下げているので、照明を当てる範囲は狭くなります。
このようなペンダントライトの性質から、メインの照明として使うより、補助的な照明として使うのがおすすめです。
もし、メインの照明として使う場合は、ワット数や電球の数などを考慮し、生活する上で不便でないか吟味する必要があります。
また、ペンダントライトは、オレンジ色の電球色がついていることが多く、蛍光灯などの白い電球と比べて、暗く感じる傾向があります。
ペンダントライトは、シェードにホコリが溜まりやすく、まめに手入れをしなくてはいけないので、最近はダウンライトに交換する家庭も増えてきています。
ダウンライト(downlight)とは、天井に埋め込んで取り付ける小型の照明器具のことです。
天井に埋め込んで設置するので、天井がフラットになり圧迫感がなく、補助的に使われることが多い照明です。
照明の形には、角型や丸型があります。
また、照明の熱による火災を防止するため、ダウンライトの周辺には、できるだけ物を置かないようにしましょう。
ダウンライトをLEDに交換する際のポイント
最近、手入れの手間がかかるペンダントライトからダウンライトへの交換を検討しているという話をよく耳にします。
玄関や廊下などによく使用されているダウンライトの種類は大きく分けて3つあります。
蛍光灯タイプ、LED電球タイプ、LED内蔵タイプの3種類です。
このうちの蛍光灯タイプとLEDタイプは、電球のみ交換することが可能ですが、LED内蔵タイプは電球と照明器具が一体になっているため、電球が切れた時に器具ごと交換しなくてはいけません。
蛍光灯タイプは、他のタイプより安く電球だけ交換できますが、ほとんどLED電球には交換できません。
LED電球へ交換したい場合は、購入する前にメーカーに問い合わせておくことをおすすめします。
LED電球タイプは、LED内蔵タイプよりも高いのですが、電球だけ交換することができます。
しかし、天井が完全にフラットにはならないので、すっきりと見せたい場合は不向きでしょう。
LEDのダウンライトは、点灯や消灯を繰り返してもランプが長持ちして、点灯するとすぐに明るくなるのが利点です。
電気代を節約できて、部屋に合わせて電球色を選ぶこともできます。
LEDランプは、蛍光灯よりも値段が高いものですが、その分長持ちするので結果的には元が取れます。
点灯する時間が少しで済む場所では、本体のパーツが古くなって交換する場合を考えると、LED内蔵タイプのダウンライトを選ぶと良いでしょう。
電球が交換できないダウンライトもある?交換時の注意点
部屋の照明がペンダントライトかダウンライトかで印象は大きく変わります。
また、電球にもLEDと蛍光灯がありますが、節電効果が高く寿命も長いLEDを選ぶ人が増えています。
ダウンライトの電球をLEDに交換するのは簡単ですが、交換する時は注意すべき点があります。
まず、断熱材を使っているダウンライトには、専用のLED電球が必要です。
断熱材施工器具であれば、ダウンライト本体にマークの表示があります。
ソケットが合わずに取り付けられないというトラブルを防ぐため、前もって確かめておきましょう。
LEDは、他の電球よりも寿命が長く、短時間しか使用しない所にあるダウンライトであれば、さらに交換する頻度は減ります。
しかし、LED電球が長持ちしても照明器具本体の劣化が進み、本体は交換が必要な時期が来ます。
照明器具は安全性を考慮して10年を目安に交換するのがおすすめです。
最近は、電球の交換ができない一体型のダウンライトが主流になっています。
LED内蔵のダウンライトは電球だけ交換することができないので、メンテナンスに手間がかかると思われがちですが、LEDの寿命は約40,000時間と言われており、一度設置すれば、玄関など短時間しか使わない場所であれば100年以上もつ計算になります。
よって、通常の使用であれば、LED電球よりも照明器具本体が先に劣化するので他のタイプのものと手間は大きく変わりません。
お部屋によってLEDダウンライトの明るさと色を変えてみる
最近、ダウンライトやペンダントライトに使う電球を、蛍光灯や白熱電球からLED電球に交換する家庭が増えています。
LED電球には、昼白色という太陽光に近い自然な白っぽい光か太陽光よりも青味が強い昼光色のどちらかひとつと、温かみのある落ち着いた光の電球色の2種類があります。
消費電力と発光効率が同じであれば明るさは、昼光色、昼白色、電球色の順になっています。
LED電球の明るさは、ルーメン値で表記されており、LED電球のパッケージには、ルーメン値にあたる白熱電球のワット数が表記されているので、明るさの目安になります。
LED電球のダウンライトには様々な種類があり、様々な場所や用途で設置されています。
まず、室内や通路などに設置する一般的なLEDダウンライトをはじめ、防水機能を備えた軒下用のダウンライトや、浴室など湿気の多い場所で使用できる防湿機能付きのダウンライトがあります。
その他にも、和室に合う木材を使用したダウンライトや、傾斜した天井に設置できる光源が斜めに埋め込まれているダウンライトなどもあります。
白熱電球と同じように、LED電球にも色のバリエーションがあり、設置する場所によって変えるのも良いでしょう。
寝室に適している照明はリラックスできるオレンジがかった電球色で、自然な白い光の昼白色はキッチンやリビングに、青みがかった光の昼光色は勉強部屋や仕事部屋など、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
ダウンライトからおしゃれなペンダントライトに交換したい!
ペンダントライトは、コードやチェーンによって天井から吊り下げるタイプの照明器具です。
ペンダントライトには、シャンデリアのように部屋全体を照らす全体照明と、ダイニングテーブルの上などを照らす部分照明があります。
シャンデリアは、部屋の中心に設置されることが多く、華やかな存在感を楽しむことができます。
部分照明として使われるペンダントライトのシェードは、ダイニングテーブルの上など限られた場所を効率的に照らすため、下を向いた傘のようなタイプがよく見られます。
最近は、シンプルなデザインのモダンタイプや、遊び心や存在感を楽しめるデザインタイプの他、ノスタルジックなアンティークタイプなど様々なタイプのものがあります。
そこで、ダウンライトからペンダントライトに交換する方法をご紹介します。
まず準備するものは、セパラボディ、引掛けシーリングアダプタ、ソケットアダプタです。
これらはホームセンターで購入できます。
セパラボディの値段は120円前後で、電球用ソケットに取り付けて、コンセントとして使用できる電気配線器具です。
購入する前にソケットの口金の大きさを確認しておきましょう。
これに引掛けシーリングアダプタを取り付けますが、電球ソケットが深い時にはソケットアダプタを継ぎ足してください。
サイズが合っていれば、ソケットアダプタは不要です。
また、注意点ですが、取り付ける時には必ず電源を切り部品に記載されている注意事項を守って行ってください。
これらを準備して、取り付ければダウンライトからペンダントライトに交換することが出来ます。
お部屋に合わせておしゃれなペンダントライトを選ぼう
ダウンライトをペンダントライトに交換する時に、どのような基準でペンダントライトを選べば良いのでしょうか。
ペンダントライトの形状は好きなタイプを選ぶのが良いと思いますが、部屋のインテリアや場所に合わせて大きさや明るさを選ぶと良いでしょう。
シンプルな部屋であればモダンタイプ、アンティーク調ならレトロスタイル、北欧風などのインテリアの雰囲気に合わせるのがおすすめです。
ペンダントライトは、シェードの形状が円柱形やガラス製のデザインであれば、下方向だけでなく天井のあたりを照らすことも出来るので、間接的なあかりも楽しめます。
そして、3灯やシャンデリアなど1つの電源からいくつかの電球がついている多灯タイプは色々な方向へ光を散らばらせることもできるので、簡単に部屋の雰囲気をアレンジ出来ます。
照明の形は、モダンなドーム型、可愛らしい球形タイプ、薄型タイプ、和風テイストデザインなど様々な物がありますので、部屋の雰囲気や用途によって選んでみてはいかがでしょうか。
ダイニングテーブルの上を照らすペンダントライトを選ぶ時は、ダイニングテーブルの広さや部屋の雰囲気、生活のスタイルや照明の明るさ、シェードのデザインなど様々な視点から見て決めると良いでしょう。
お部屋や生活環境に合わせて照明をダウンライトとペンダントライトを使い分けよう
ダウンライトはシンプルでお部屋のインテリアを邪魔しない分、いろいろなシーンで使われています。
設置されている場所も多いので、ダウンライトをLED化出来れば、大きな省エネ効果が期待できます。
ペンダントライトはここ!というポイントで使うと、お部屋のアクセントになり、おしゃれに演出してくれます。
両方を上手に使い分けて、省エネとおしゃれを両立してみましょう。