お部屋の壁に設置された電気スイッチ。
使用頻度の高いリビングやトイレなど、毎日オン・オフを繰り返していると突然故障する、なんてことも起こります。
故障して修理が必要になった場合、自分で修理しようとする方もいらっしゃるかと思いますが、よほど電気に詳しい方でない限りは困難です!
プロに修理をお任せする前に、自分で確認する事や、便利な機能が付いたスイッチなどもご紹介します。
壁の電気スイッチが故障?修理を頼む前に確認する事
壁のスイッチの調子が悪いと感じたら、故障しているのかどうかを確認して下さい。
単に電球や蛍光灯が切れているだけという可能性もあるので、最初はそちらから調べるのが良いでしょう。
この場合は、スイッチの点灯と消灯をどれだけ繰り返しても、電気が点くことはありません。
次は光らない電球や蛍光灯を違う場所に取り付けてから、再び点灯させてみましょう。
それでも点かなければ、原因は故障ではなく寿命を迎えているだけなので、新しいものと交換すれば明かりが点きます。
もうひとつはブレーカーのチェックです。
日が暮れていれば他の部屋の電気や電化製品もまとめて消えるため、ブレーカーが落ちているかどうかがすぐ分かります。
しかし、日が出ていると、ブレーカーに気が付くまで時間が掛かります。
スイッチを押しても反応がなかったら、必ずブレーカーも確かめて下さい。
もし、故障していた場合は、絶対に自分の手で修理しようとはしないで下さい。
感電する確率が非常に高く、命に関わる危険性があります。
基本的に専門的な知識や技術を習得したプロでなければ修理は行えないので、早めに業者へ連絡を入れましょう。
壁の電気スイッチが故障したら、修理はプロにお任せ?
壁に付いている電気のスイッチが故障した場合、自分で修理を試みようとする人も多くいると聞きます。
しかし、基本的に電気関連の修理は、資格を取得していない限り行ってはいけないと決められています。
そのため、電気工事士の資格を持っていない人は、業者に修理を頼んで下さい。
例え電源コードを延長させる作業だけでも素人にとっては危険です。
完全に絶縁しなければショートを起こし、酷くなると火災が発生する可能性があります。
漏電から感電してしまう可能性もあります。
どんなに些細なことでも違和感を覚えたのなら、まずはブレーカーを落として下さい。
それから業者へ連絡を入れましょう。
念のために異常が見られるコンセントやスイッチ、コード類、配電盤などの近くには寄らず、離れたところで待機して下さい。
今はネットで調べればあらゆることが分かります。
そして、それは電気修理に関しても例外ではありません。
だからといって「やっても良い」「実行しても平気である」とは限りません。
手先の器用さにどれだけ自信があったとしても、大怪我や事故を防ぐため、絶対に触らないで下さい。
壁の電気スイッチ・あるある!困りごと
壁に設置されているスイッチに関して、意外と悩みを抱えている人は多いです。
例えばドアが2箇所以上に取り付けられている場合、スイッチがひとつしかなければそのたびにスイッチのある場所まで移動しなければなりません。
すると暗がりの中を進むことになったりするので、非常に面倒臭くなります。
場所によっては、スイッチの位置をすぐに特定出来ず、つまずいて転んでしまったり、落ちているものを踏ん付けて怪我を負う可能性もあります。
照明や換気扇など、使う頻度の高いスイッチは消し忘れも増えることが多いため、無駄に電力を消費してしまいます。
そうなると余計な電気代が掛かるので、自動的にオンとオフが切り替えられるタイプにしたいところです。
また、壁紙を張り替えたばかりなら、スイッチとコンセントも新しくしたいと考える人もいるかと思われます。
スイッチやスイッチプレートを最新型のものに変更するだけで、室内の雰囲気は、がらりと変わります。
お洒落さにこだわるならおすすめです。
点検や修理も自分で行いたいと思う人もいるかもしれませんが、これは資格がなければ出来ない作業なので、プロに任せておきましょう。
壁の電気スイッチ修理時に、便利なスイッチプレートに交換するなら
壁のスイッチを修理する際、いっそのこと全く新しいスイッチプレートに交換してしまうのもひとつの手です。
今回は、便利な機能を搭載したスイッチをいくつかお教えしたいと思います。
まずは「パイロットスイッチ」です。
点けると赤に、消すと緑色に変化するようになっていて、消し忘れを防ぐことが出来ます。
また、暗闇の中でも淡い光を発するものが「ほたるスイッチ」です。
玄関などに取り付ければ、暗闇でも迷わずスイッチのところに辿り着けます。
このほたるスイッチとパイロットスイッチの機能を併せ持ったタイプも存在します。
また、明るさを調節出来るのは「調光器付きスイッチ」です。
光量を部屋の雰囲気に合わせられますが、調光機能に対応する照明器具を使わないと機能が十分に発揮されません。
その他に最近人気を誇っているスイッチは「センサー付きスイッチ」でしょう。
人の気配を察知することで点灯と消灯を自動で行ってくれるものです。
遅い時間の帰宅や、夜中にトイレへ行く時などに役立ちます。
取り外しが可能なので、リモコンのように使うことも出来ます。
寝室におすすめの電気スイッチ
寝室は寝るためだけに使うのではなく、軽く本を読んだり、着替えや身だしなみを整えたり、机を置いて書き物をしたりとあらゆる用途に使われます。
時には子供が遊ぶこともあるかもしれません。
このように意外と使用する頻度が高い部屋が寝室です。
そのため、電気のスイッチはなるべく使いやすい位置に設置されている方が良いでしょう。
そこで、スイッチは壁のどの辺りに取り付けられているのか、リモコンはあるのかという点が重要になってきます。
特にスイッチの位置は使い勝手の良さや、配線などによって修理のしやすさにも影響を及ぼします。
また、リモコンがあると、わざわざ立ち上がらなくてもベッドに寝転がったままで、点灯と消灯が行えます。
リモコンがないなら3路スイッチを使えば2箇所以上の場所で電源を切り替えられます。
ベッドのヘッドボード付近にもスイッチがあると、手を伸ばすだけで電気が消せます。
移動する手間が省けるのは非常に便利と言えるでしょう。
リモコンには「とったらリモコン」というものもあり、これがあるとスイッチそのものを直接持ち運ぶことが出来ます。
工事不要!スイッチをおしゃれに変身
壁のスイッチは特に目立った柄などがあるわけではないので、何処か味気ない雰囲気を醸し出しています。
そんな時は、100円ショップで売っているステッカーを貼り付けて、お洒落な見た目に変えてしまいましょう。
余計な修理や点検、専用の工事などといったややこしい作業は一切必要ありません。
スイッチに合わせて貼るだけです。
また、マスキングテープも有効なアイテムのひとつです。
インテリアの強い味方とも言える存在であり、柄や模様が豊富なので、初心者でも簡単に、見違えるようなものへと生まれ変わらせることが出来るでしょう。
スイッチに取り付けるカバーは、好みのデザインを見つけるまで時間が掛かり、家にあるスイッチと同じ数だけ手に入れるとそれなりの出費になってしまいます。
しかし、マスキングテープならそんな心配も無用です。
貼ってもすぐに剥がせる上に、値段は数百円程度で済みます。
複数のマスキングテープを組み合わせて、コラージュのように貼り付ければ芸術作品のような仕上がりになることでしょう。
電気スイッチの修理はプロにお任せ
突然お部屋の電気がつかなくなったら、まずは蛍光灯や電球が切れていないかを確かめましょう。
ブレーカーが落ちていないかも必ず確認してくださいね。
スイッチが壊れてしまったら、自分で修理するのは感電の恐れがあり危険です。
また、自分でスイッチを壁から無理に外そうとすると、壁を傷つけてしまうこともありますので、業者に連絡して、修理や交換をしてもらうのが良いでしょう。