寝室にダウンライトを設置したけれど「眩しくて眠れない!」なんて方のために、シーリングライトへの変更は可能なのかどうかをお教えします。
また、シーリングライトを選ぶ際に気をつけたいポイントや、おすすめの寝室照明についてもご紹介します!
寝室のダウンライトが眩しい!シーリングライトに変更できる?
ホテルの素敵な寝室に憧れて、自宅の寝室をダウンライトにしてみたら、眩しくて眠れなくなってしまったという人は、いらっしゃるかもしれませんね。
そのような時、設置したダウンライトをシーリングライトに変更はできるのでしょうか。
ある質問を例にご説明していきます。
Q.寝室の天井のダウンライトが眩しくて眠れません。
シーリングライトに交換は可能ですか。
また、費用はどのくらいになりますか。
A.変えることはできます。
ただ、ダウンライトを外した時に丸い穴が開いてしまいます。
穴をボードなどでふさいでクロスで補修するということになりますが、部分補修のクロスが気になるようでしたら、天井全体を張り替えてもよいです。
シーリングライトをとりつけるために、引っ掛けローゼットという部品などを天井に取り付けますが、荷重に耐えられる下地が必要になるので、今の位置からずれると思います。または、希望の位置に下地を入れることもできます。
シーリングライトからダウンライトの埋め込みをする場合は、注意が必要になります。
コンクリート躯体の天井には埋め込みはできません。
予算は概算ですが、器具の変更で、3,000円程度になるでしょう。
その他は補修金がかかるので、業者との打ち合わせになります。
変更したい!なんてなる前に、ダウンライトの設置場所は慎重に選ぼう
ダウンライトを取り付ける時は、位置を変更することがないように気を付けましょう。
ダウンライトの設置する場所には、向き不向きがあるのでご紹介します。
ダウンライトは、狭い空間にとても向いています。
また、演出効果もあり、洗面所での使用に適していますし、広くない洗面所は、ダウンライトのような、集中配灯でも光源として十分です。
ダウンライトで自分が鮮明に鏡に映るため、ヘアスタイルのチェックやメイクの仕上げもでき、嬉しいメリットです。
それでは、ダウンライトが不向きな場所はどこなのでしょうか。
洗面所や納戸など、狭い空間にはダウンライトの集中配灯の光源は適していますが、リビングや寝室には向きません。
広い部屋には光源不足ですし、寝室でダウンライトの下に寝ると明るすぎて寝れなくなります。
新築時に、ダウンライトを寝室に設置した場合は、ベッドの置き場所が限られてしまいます。
部屋によって、シーリングライトやダウンライトを使い分けるほうがよいです
近頃はダウンライトが人気で、新築の家にダウンライトを設置する家庭が多いです。
ただ、ダウンライトにもメリットもあり、デメリットもあります。
新築にダウンライトの設置を考えている場合、ダウンライトのデザインに惹かれて、気軽な気持ちでダウンライトを設置してしまうと、後悔することもあるので、設置する場所は十分に考えましょう。
日本の住宅はシーリングライトが多い!?
シーリングライトは乳白色カバー付きの蛍光灯で天井に直付けする照明ですが、白熱電灯用のシーリングライトもあります。
日本の住宅では、シーリングライトは一般的な照明で蛍光灯用の普及圧倒的に多く、部屋全体を明るくすることができます。
住宅を購入する時に、サービスとして部屋全体を照らす照明器具がついている場合がありますが、ほとんどの場合は、蛍光灯のシーリングライトが付いていることが多いです。
また、マンションでも初めからついている照明器具は、蛍光灯シーリングライトが多いですし、オプション購入する場合も、住宅会社に勧められるのは蛍光灯シーリングライトが多いです。
このように日本の住宅にはシーリングライトを付けていることが多いです。
更にシーリングライトのメリットとして、今のシーリングライトを別のシーリングライトに変更する場合に、ダウンライトの変更時のような手間もいらず、簡単に付け替えることができます。
たいていの住宅は、配線が天井の中央まできていて埋め込みローゼットや引っ掛けシーリングなどが設置されています。
これらのあるところに、シーリングライトを簡単に取り付けることができるのです。
また、8畳用や10畳用などの表記があり、これらを参考にすることで蛍光灯シーリングライトを選ぶことができます。
これもメリットと言えるでしょう。
シーリングライトの賢い選び方①
寝室に設置したダウンライトをシーリングライトに変更するには、手間や費用がかかります。
初めから寝室でシーリングライトを使う場合、どのようなものを選べばよいのでしょうか。
寝室でシーリングライトを使う場合は、調光機能付きが便利です。
8畳~10畳用でしたら、ネットで1万円前後で購入できます。
ただ、調光機能付きの商品で安い場合は、何か理由があるのかもしれません。
一方、10万円を超えるような高価な商品もあります。
それでは、蛍光灯シーリングライトを選ぶ時に、注意する点についてもご説明します。
1.部屋の明るさ…点灯した蛍光灯シーリングライトの器具を真下で見た明るさと、斜めから見た明るさの輝きが違って見えますが、その違いが大きければ部屋の隅が暗くなります。
部屋の隅が明るくなくてよい場合はいいですが、部屋の端に置いたソファーなどで、雑誌や新聞を読む人は、スタンドなどの別の照明の併用をおすすめします。
2.省エネ…器具には省エネのマークが付いていて、エネルギー達成率が100%を超えているものには緑の省エネマークが付いています。
これは、器具に内臓している蛍光ランプの発酵効率を表していて、器具自体の光の総量が高いかを表しているわけではないので注意しましょう。
3.ランプの寿命…内臓している蛍光ランプ寿命は長いほどよいです。
また、短いものは6000時間で、長いものでは15000時間を超えるものまであります。
シーリングライトの賢い選び方②
続いては素材や重量などについてご説明していきましょう。
4.素材…シーリングライトの乳白色カバーの多くは、アクリル素材です。
光の透過性や耐候性などにも優れているアクリル素材は、蛍光灯器具のカバーには最適といえます。
ただ、乳白色カバーの中のランプの影が見えるのは、高級感に欠けるので、ランプの影が出ないものを選ぶとよいです。
5.重量と大きさ…器具の重量と大きさを考慮しましょう。
自分で取り付ける場合は、部屋の広さと条件に合うもので、できるだけ小さくて軽い器具を選びましょう。
蛍光灯シーリングライトは普通2kg~4kgくらいで、取り付けやすくなっていますが、天井が2mを超える場合、イスやテーブルなどを台にして、天井を見ながらの作業は大変ですし、特に高齢者は注意したほうがよいです。
6.虫の入りにくさ…周りに木や緑の多い家に取り付ける時は、虫が入りにくい構造になっているか確認をしましょう。
また、虫が寄ってこない波長を出すシーリングライトもあるので、そのようなものがよいでしょう。
7.調光機能…調光機能で、明るさや光色を変更できる器具がおすすめです。
これらのことを考えてシーリングライトを選びましょう。
また、ダウンライトは、デザイン性などで人気がありますが、最近はシーリングライトにもおしゃれでデザイン性のあるものが出てきていますので、選択の幅も広がりますね。
寝室をおしゃれに変更!ダウンライトやシーリングライト以外の寝室照明
寝室照明でシーリングライトやダウンライト以外の照明についてご紹介していきましょう。
寝室にモロッカンスタイル(モロッコのインテリアスタイル)を取り入れるのもよいです。
色合いが鮮やかで、タイルやラグにも使われているアラベスク模様が特徴です。
オレンジや紫、グリーン等のエスニックカラーの照明は、心が癒されます。
また、寝室は間接照明がよく、クローゼットはスポットライトで照らすと、雰囲気が素敵になります。
壁や絵画、家具などもスポット的に照らすとより雰囲気も出るので、寝室の照明に取り入れてもよいでしょう。
照明の色は、オレンジ色が癒す色としてよいので、寝室やリビングの間接照明やスポットライトをオレンジ色にするもよいです。
また、フロアランプを使うとおしゃれな空間にできます。
しかし、日本では浸透していないこともあり、探すのが面倒とか、電気代が気になるなどの疑問があります。
電気代に関しては、LED電球に変更すれば省電力で温かみのある灯りを楽しむことができます。
また、エキゾチックな雰囲気のランプシェードもおしゃれなアイテムです。
シックな雰囲気がよい場合、ジュードという天然麻素材のシェードがあり、経年劣化による色の変化も楽しめます。
寝室の風水的には、寝室にシーリングライトだけでは運気が落ちるといわれているので、灯り2つはつけたいところです。
その場合、寝室は暗いほうがよいので、スポット的なものでもよいでしょう。
ダウンライトからシーリングライトに変更できる!
寝室のダウンライトが眩しいと感じている方、我慢できなくなったらシーリングライトへの変更するのもいいかもしれませんね。
新築でダウンライトを検討されている方は、洗面所などの狭い場所だけに設置するようにしましょう。
寝室照明にはシーリングライトとランプを使って、おしゃれで快適な空間を作りたいですね。