電球の色や種類の数はどれくらい?寝室に合うのはどれ?

電球の色や種類って、数多くありますよね。
それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

お部屋のインテリアにこだわっていても、電球にはあまりこだわりがないという方は多いのではないでしょうか。
インテリアを変えなくても、電球の色を変えるだけでお部屋の雰囲気はがらりと変わりますよ。

今回は、電球の色の違いや、お部屋や場所に合わせた選び方をご紹介します。

数が多くてわかりづらい!電球の種類や特徴

お店に並ぶ電球は、種類も色も多数ありますよね。
電球による違いは何かあるのでしょうか。

代表的な電球は、LED電球・電球型蛍光灯・白熱電球の3つです。
それぞれの特徴をご紹介します。

【LED電球】
他の電球と比べて、耐久年数が圧倒的に長いです。
LED電球は、蛍光灯の寿命と比べると、およそ3倍から5倍ほど寿命が長く、物によっては11年も持つとも言われています。

また、熱量も蛍光灯の約半分であり、省エネルギーです。
このため、初期投資は高くなりますが、結果的に電気代の節約になります。

他にも、LED電球の利点として、熱くならないことや、虫が集まりづらいことが利点と言えるでしょう。

ただ、問題点もあります。
熱に弱くお風呂場では使用不可であることや、やや重いことなどです。

【白熱電球】
白熱電球はすぐに明るくなるのですが、その分消費電力が高いです。
このため、他の電球より比較的安価に購入することができるものの、電気代がかかります。

また、電球自体が熱くなるので使う場所を選びます。
現在は生産中止のメーカーが増えています。

【電球型蛍光灯】
白熱電球よりも長持ちで、消費電力が少ないため節約になります。
ただ、LED電球と比べると寿命は短いです。

なお、点けたり消したりを繰り返し行うことで電球の持ちが悪くなります。

数多くある光の色の違い①

品揃いが豊富なホームセンターなどで販売されている蛍光灯を見ると、数多くの種類の色が用意されているかと思います。

実はこれらの色には名前があり、それぞれ性質も異なります。
なお、光には色温度というものがあり、数値が低いほど低温で赤っぽく、高いほど高温で青白っぽくなります。

【電球色】・・・色温度:約2,800K
市販されている蛍光灯の中では一番色温度が低く、赤みのある色となっています。
白熱電球に近い色なので、白熱電球と同じような色を蛍光灯で実現したい時におすすめです。

落ち着きのあるお部屋の演出などに向いています。

現在市販されている蛍光灯の中で最もケルビン値の低い蛍光灯です。

【温白色】・・・色温度:約3,500K
温白色は電球色と白色の間の色温度を持つ蛍光灯であり、電球色よりもやや白っぽい、名前の通り温かみがあります。

このため、電球色では赤すぎるけれど、昼白色や白色では明るすぎるという場合に好んで使用されることが多い色となっています。

数多くある光の色の違い②

引き続き、蛍光灯の色の種類についてご紹介します。

【白色】・・・色温度4,200K
白色は、蛍光灯の中で色温度の数値が中間に位置し、名前の通り白い色味となっています。

集中力を高める色といわれ、単純作業の多い職場で使われることが多い蛍光灯です。
ただ一方で「自然な色味」とは少し言い難いです、

【昼白色】・・・色温度:約5,000K
昼白色は、後述する昼光色の次に色温度が高い蛍光灯です。

自然な風合いの色味となっているため、素材そのものをありのまま見せたい場面に向いています。
一方で、展示品をかっこよく、シャープに見せたい場合などにはあまり向いていない光です。

【昼光色】・・・色温度:約6,500K
市販されている蛍光灯の中で色温度が最も高く、青白い色味が特徴的です。

青白い光のため、爽やかで涼しげな雰囲気を出すことができるだけでなく、集中力を出すことができます。

寝室やリビングなど、部屋に合った照明の色や種類とは①

電球の色の違いや色温度の数値を知ったところで、実際の使い方や、どの部屋にどの色や種類の照明が合うのかが分からなければ選べないですよね。

これから、お部屋ごとに合う電球の色をいくつかご紹介しますので、参考にしてください。

【リビング】
おすすめは、電球色・温白色・白色です。
リビングは、くつろいだり、リラックスをする場所なので、橙系の光が向いています。

なお、天井の照明だけでなく間接照明を取り入れることをおすすめします。
間接照明を取り入れることで、優しい光でよりリラックス効果を得られますよ。

【玄関】
好みにもよりますが、おすすめは温白色・白色です。
橙の色味の方が、白色よりも帰宅時に心が落ち着くのではないでしょうか。

【キッチンやダイニング】
キッチンやダイニング周り、電球色・温白色・白色がおすすめです。
調理をするキッチンや食事をするダイニングには、料理を美味しく見える照明を設置したいものですよね。

橙色の光は、優しい立体感を生むことで、料理を美味しく見せる効果があります。
また、食事をするダイニングテーブルは、上にペンダントライトを置くと良いでしょう。

「食事関係は橙色の光」と覚えておいてくださいね。

寝室やリビングなど、部屋に合った照明の色や種類とは②

引き続き、部屋ごとに合う照明の色や種類をご紹介していきます。

【書斎】
在宅勤務の方や、自宅にお仕事を頻繁に持って帰る方だけでなく、本が好きな方の家には書斎があると思います。

書斎には昼白色や昼光色が合います。
その理由は、集中したい場合に、白色の光がおすすめだからです。
これらの光を取り入れることで、作業効率が上がります。

なお、ご自宅に書斎がない場合は、白色の電球の入った電気スタンドを利用することで似た空間をつくる工夫をすると良いでしょう。

【寝室】
寝室には、色温度の数値が低い電球色や温白色がおすすめです。
快適な睡眠に導くためにも寝室は橙色の光が良いですよ。

また、足元に間接照明を置くと、さらに安心感が増します。

ただ、寝る前に必ず本を読む人にとっては、白っぽい光の方が向いている気がしますよね。
しかし先ほども申し上げたように、白色の光は集中力を高める効果があります。
本を読む習慣があるからといって寝室の照明を白色にすると、頭が冴えて眠れなくなってしまうかもしれません。

なので、寝室の照明は橙色にして、しっかり本を読みたい時は書斎で読むように習慣づけると良いでしょう。

それぞれのお部屋に合う電球の色をご紹介させていただきましたが、好みやライフスタイルによっても、選ぶ色は変わってきます。

寝室照明選びのポイントは、色や種類以外にも

先ほどまでで照明の色や種類による違いをご紹介させていただきましたが、寝室照明を決めるときの注意点は、それだけではありません。
照明の取り付け位置やスイッチの位置も重要なポイントです。

例えば、寝室の照明の色を温白色や電球色にしているのに、あまりよく眠れないという方もいらっしゃると思います。
その場合は、もしかして照明がまぶしすぎるのではないでしょうか。

ベッドに横たわって頭の真上に照明がくる場合は、照明の位置を少しずらすと良いでしょう。
光の角度を変えて、目に入る光の量を調節するという手もあります。

また、壁掛け照明を利用しているのであれば、その光が発する方向には注意しましょう。
ベッドに直射していたらまぶしいですからね。

なお、寝室の照明には光の強さを調節する機能をつけると、照明の角度や位置を変える手間が省けます。

照明の位置だけでなく、スイッチの位置や数も重要です。
スイッチが部屋の入口の一ヶ所だけだと、ベッドで寝ころんだまま明かりを消すことが難しいですよね。

横になった後にスイッチを切れるよう、スイッチの位置は部屋の入口とベッドの近くの二ヶ所にするのがおすすめです。

電球選びでお部屋の雰囲気が変わる

いかがでしたか?
電球の世界は、なかなか奥が深いことが分かって頂けたかと思います。

寝室やリビング、書斎など、お部屋に合った電球と照明器具を選べば一気にお部屋の雰囲気がお洒落になります。
それだけでなく、ゆっくりとリラックスできるようになったり、仕事の効率が上がったりするかもしれません。

ぜひ、インテリアだけでなく、電球にもこだわってください。